ダイエットのおすすめ資格8選!人気の資格を徹底比較!気になる無料の資格は?
記事更新日:2025年3月13日ダイエットは単なる減量ではなく、食事や栄養学の知識を生かした健康的な生活づくりの手段です。近年の生活習慣の乱れによる肥満や生活習慣病の増加に伴い、正しい知識を持つ専門家への需要が高まっています。
この記事では、ダイエットのおすすめ資格を8種類厳選して紹介します。人気の資格の紹介と、無料で取得できる資格があるかについても詳しく解説します。
健康づくりのプロフェッショナルを目指す第一歩として、ぜひこの記事をご活用ください。

目次
ダイエット資格の選び方
ダイエット資格を選ぶ際は、まず大きく2つのアプローチから検討することがおすすめです。
食事管理や栄養指導を行う専門家として、身体の内側からアプローチするものと、運動指導など身体の外側からアプローチするインストラクター系の資格です。求められるダイエットへのアプローチ方法によって取得すべき資格を選ぶことができます。
資格選びのポイント
資格選びで重要なポイントは、自分のライフプランに合わせることです。プライベートでの知識習得が目的なのか、それともキャリアチェンジを見据えているのかで、選ぶべき資格は変わってきます。費用や取得期間に加え、資格の知名度や業界での評価も確認し、将来のキャリアパスを見据えた選択をすることが大切です。
ダイエットのおすすめ資格8選!
ダイエットに関連するおすすめの資格8選を紹介します。運動、美容、食事(栄養)、医療など多様な分野からダイエットにアプローチできる資格があります。
1. ダイエット検定
ダイエット検定は、日本ダイエット健康協会が認定するおすすめの資格です。この資格は1級、2級に分かれ、さらに上位資格のインストラクター資格があります。運動・食事・メンタルといった多角的な視点から構成された、総合的な指導を行うアプローチが人気です。
ダイエット検定は難しい?
ダイエット検定の合格率は日本ダイエット健康協会の公表によると70〜80%となっており、そこまで難しくはないと言えるでしょう。
公式オンラインショップからは検定テキストが購入でき、過去問が特典としてもらえるため、独学で目指すことも十分可能な初心者にもおすすめの資格です。しかし、記述問題や計算問題もあるためしっかりとした対策が必要です。
資格の特徴と費用は?
ダイエット検定は芸能人の取得者が多いことが特徴です。たとえば、人気モデルの舟山久美子(くみっきー)さん、小島よしおさん、城咲仁さんが資格を取得しています。
資格取得には会場での講座受講と会員登録が必要です。入会金は11,000円、受講料は96,800円(税込)と民間資格の中では費用は比較的高額です。
2. ダイエットアドバイザー

ダイエットアドバイザーは、日本生活支援協会が認定するおすすめの資格です。栄養学、生理学、心理学、食事計画、ダイエットに関する多方面のアプローチを学びます。
学習を通し、個々のニーズに合わせた適切なダイエット指導ができる専門家を目指します。資格取得後は、自宅やカルチャースクールでの講師活動も可能です。
資格の取得方法と費用は?
ダイエットアドバイザー資格の取得には、特別な条件は必要ありません。誰でも気軽に受験できます。受験料は10,000円(税込)と比較的安く、インターネットから申し込みが可能です。試験は在宅で受けられるため、都合の良い時間に自分のペースで取り組めます。
試験内容は、有酸素運動、スクワット、ストレッチ、リンパケア、リバウンド防止法など幅広い分野に及びます。合格基準は70%以上と初心者にもやさしいおすすめの資格です。
参考:ダイエットアドバイザー|日本生活支援協会
3. シェイプアップインストラクター
シェイプアップインストラクターは、日本インストラクター技術協会が認定する人気の資格です。この資格では、シェイプアップの基本知識から食事バランスや栄養素、ダイエットに関する専門知識も学べるため、美容や健康に関心のある方におすすめです。
参考:シェイプアップインストラクター(ダイエット資格)|日本インストラクター技術協会
通信講座でダブルライセンスが目指せる!
特にSARAスクールの通信講座、プラチナコースを受講することで、ダイエットアドバイザーとのダブルライセンスが取得可能です。通信講座の費用は79800円ですが、2つの資格の受験料計20000円が免除されます。ダブルライセンスの保有により、クライアントへのサポート力と信頼性が向上します。美容と健康のプロフェッショナルとして、幅広い活躍が期待できる資格です。
4. ダイエットインストラクター
ダイエットインストラクターは、正しいダイエットの知識と指導技術を証明する資格です。一般財団法人日本能力開発推進協会 (JADP)が認定しています。
主にダイエットにおける体と心の関係について深く学び、効果的な食事の摂り方を習得します。さらに、ダイエットエクササイズの理論と実践についても学習します。
どんな人におすすめ?
この資格は美容関係の仕事やスポーツクラブ、トレーニングジムなどで働く方に特におすすめです。ダイエットに関する正しい知識を持つ専門家として、クライアントの健康的な体づくりをサポートすることができます。
資格取得の方法は?
資格の取得には受験の前に、協会指定の認定教育機関でカリキュラムを修了することが必要です。試験は在宅で受験可能で、受験料は5,600円(税込)です。講座受講料は68,800円〜と比較的高いと言えるでしょう。合格基準はこちらも70%以上で、初心者にはおすすめです。
5. JOPHダイエットアドバイザー
JOPHダイエットアドバイザーは日本肥満予防健康協会が認定する資格です。医療機関の知見に基づいた健康的なダイエット指導法を学べる実践的な内容です。6時間のカリキュラムはバランスの良い食事、効果的な脂肪燃焼のための運動法、意識療法(ダイエット・カウンセリング技術)などで構成されています。
資格取得の方法は?
資格の取得方法は2つあります。
1. 通学講座(オンライン可):38,500円
2. 動画会員による自習:年会費11,000円+試験料22,000円
完全な独学ではなく、動画教材で自分のペースで進められる方法も選べます。
合格後、JOPH会員(年会費11,000円)として認定されます。年会費が必要な点は注意が必要です。
資格の特徴は?
JOPHダイエットアドバイザー資格は、エステティシャン、栄養士、美容師、フィットネスインストラクター、医療従事者など幅広いフィールドで生かせるのが特徴です。資格取得後は、個別指導やダイエットスクールの開講も可能です。
6. 肥満予防健康管理士
肥満予防健康管理士は、最新の肥満学に基づいて、メタボリックシンドロームの予防や健康的なダイエットを指導できる専門家を育成する資格です。肥満のメカニズムや予防法から、栄養・運動の知識、そして様々なダイエット方法の効果検証まで、健康的な体づくりに必要な総合的な知識を学ぶことができます。
資格取得の方法は?
JOPHダイエットアドバイザー資格同様、日本肥満予防健康協会が認定する資格で、取得方法も通学と自習方式の2つから選ぶことができます。
通学講座は165,000円、通信講座は110,000と取得の費用は比較的高くなっています。
資格の特徴は?
肥満予防健康管理士の講座は30時間のカリキュラムとなっており、学校法人においても導入実績がある点が特徴です。入門者向けには、同協会の肥満予防健康指導員講座もあり、基礎的な内容を5時間のカリキュラムで学ぶことができます。自身や家族の健康に役立てたい人におすすめです。
7. NESTA ダイエット&ビューティースペシャリスト

NESTA(ネスタ) ダイエット&ビューティースペシャリストは、現代女性の美と健康を総合的にサポートする専門家を育成する資格です。このプログラムでは、美しさを実現するために必要な要素を、心(MIND)、体(BODY)、生活習慣(LIFESTYLE)という3つの観点から学ぶことができます。運動・食事・休養の基本を踏まえながら、科学的なアプローチで美と健康をサポートする方法を習得します。
NESTA資格とは?
NESTAは全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(National Exercise and Sports Trainers Association)が認定する資格であり、フィットネス業界での信頼性も高く評価されています。同協会では、フィットネスニュートリションスペシャリストやウェイトマネジメントスペシャリスト、ストレッチスペシャリストなど、専門性の高い資格を多数提供しており、キャリアアップを目指す方に幅広い選択肢を用意しています。
どんな人におすすめ?
この資格は特に、女性の身体や健康について深い理解を持ちたい方など、女性向けのサポートをしたい方におすすめです。資格取得後は、目標設定や、カスタマイズされたトレーニングプランの作成などのサービスを提供できるようになります。取得難易度は比較的低く、初心者でも挑戦しやすい内容となっていますが、費用は7万円程度必要となります。開業支援やビジネス面でのサポートも充実しているため、将来的な独立開業を視野に入れている方にもおすすめです。
8. インナービューティーダイエットアドバイザー
インナービューティーダイエットアドバイザー資格は、食事面からのアプローチを中心にダイエットの基礎を1日で学べる実践的な資格です。認定講座では、栄養学的に「太る・痩せる」の仕組みを学びながら、実践的な調理技術までを習得できます。費用は食材費・認定料などを含めて50,000円となっています。
資格の特徴は?
インナービューティーダイエットアドバイザー資格はその名の通り、身体の内側からのアプローチである栄養学や腸活について学ぶことができる点が特徴です。料理未経験者でも1日で基礎から学べ、自身のダイエットや他者へのアドバイスにすぐ生かせます。合格後は、より上級のインナービューティープランナー育成コースへの受講資格も得られます。
無料のダイエット資格は?
2025年現在、無料で取得できるダイエットの資格は残念ながらありません。
しかし、基礎知識を無料で学べる方法はいくつか存在します。ここでは代表的な2つをご紹介します。
1. 厚生労働省e-ヘルスネットを利用する
厚生労働省が運営するe-ヘルスネットでは、栄養・食生活に関する基礎知識を無料で学ぶことができます。専門家が監修した信頼性の高い情報が豊富に掲載されており、食事バランスや栄養素の基礎など、体系的に学習できます。
修了証は発行されませんが、資格取得の準備段階として活用できる優れた教材です。
参考:厚生労働省e-ヘルスネット
2. オンライン学習プラットフォームを利用する
二つ目は、MOOC(ムーク)と呼ばれるオンライン学習プラットフォームを利用する方法です。
ここでも無料で栄養学を学ぶことができます。世界最大級のプラットフォームであるCoursera(コーセラ)をはじめ、edX、Swayam、FutureLearnなど、様々なサービスが利用可能です。
基本的な講義動画は無料で視聴でき、大学レベルの専門知識を学べます。ただし、無料コースでは、課題の採点やメンターによるサポート、修了証の発行などが制限される場合があります。
参考:コーセラ|栄養士になる方法
ダイエットの国家資格は?

ダイエットや栄養学に関連する国家資格には、管理栄養士と栄養士があります。管理栄養士は栄養管理や指導に関する高度な専門知識と実務経験が必要です。栄養士も基礎的な栄養知識を生かして、保健所や学校などで指導を行います。これらの資格は大学や専門学校での学習が必要なため、民間の資格と比べ取得には時間や費用がかかります。
独学で目指せるダイエット資格は?
市販の教材を活用すれば、独学でダイエット資格の取得を目指すこともできます。ただし資格によっては特定の講座受講が必要な場合があるため、事前の確認が重要です。
認定講座が不要な資格には、日本生活支援協会の「ダイエットアドバイザー」や日本インストラクター技術協会の「シェイプアップインストラクター」などがあります。これらは試験の合格のみで取得できる資格です。費用を抑えながら自分のペースで学べるため、独学したい方にもおすすめです。
ダイエット資格の費用
ダイエットの資格は主に民間資格で、資格によって費用は大きく異なります。一般的な取得費用は、教材費と受験料を合わせて1万円から15万円程度となっています。国家資格の場合は、大学や専門学校など各種教育機関の学費が必須になり、トータルで民間資格の10倍以上の費用がかかる場合があります。
ダイエット資格の比較一覧表
資格名 | 特徴・魅力 | 取得費用 | 費用比較 |
---|---|---|---|
管理栄養士・栄養士 | ダイエットの国家資格。大学や専門学校での学習が必須。 | 学校により異なる | 高い |
ダイエット検定 | 1級、2級、インストラクター資格に分かれる。芸能人の取得者も多い。 | 10万円以上〜 | |
肥満予防健康管理士 | 学校法人においても導入実績があるカリキュラム | 10万円以上〜 | |
NESTAダイエット&ビューティースペシャリスト | 女性向けのサポートをしたい方におすすめ | 7万円〜 | やや高い |
ダイエットインストラクター | 協会指定の認定教育機関でカリキュラムを修了することが必要 | 7万円〜 | |
インナービューティーダイエットアドバイザー | 食事面からのアプローチを中心にダイエットの基礎を1日で学べ | 5万円〜 | 中程度 |
JOPHダイエットアドバイザー資格 | 医療機関の知見に基づいた健康的なダイエット指導法を学べる | 4万円〜 | |
ダイエットアドバイザー | 受験資格は特になしで誰でも気軽に取得可能。自宅やカルチャースクールでの講師活動も可能。 | 1万円〜 | 安い |
シェイプアップインストラクター | 受験資格は特になしで誰でも気軽に取得可能。美容や健康に関心のある方におすすめ。 | 1万円〜 |
上記表を見てわかるように、ダイエット関連の資格は様々な種類があり、費用も大きく異なります。コスパ良く目指したい方から、国家資格を取得したい方まで、目的に合った学習方法でスキルアップを目指すことができます。
ダイエット資格とは

ダイエットの資格とは、健康的な体づくりを支援する専門的な知識を身につけられるものです。ダイエット(diet)とは英語で「健康のための食事」という意味があります。栄養学と密接に関連するダイエット資格は、単なる減量だけでなく、健康的な生活全般をサポートする知識と技術を証明するものです。
一般的にダイエットは痩せるためのものと捉えられがちですが、本来は健康づくりを目的としています。たとえば、BMI(Body Mass Index:ボディマス指数)では、肥満より痩せている人の方が短命というデータもあり、痩せすぎのリスクにも目を向け、適切なサポートを提供することが重要です。
ダイエット資格を生かせる仕事
ダイエット業界では、資格を生かした多様な働き方が可能です。代表的な選択肢として、パーソナルジムやスポーツクラブでトレーナーとしての仕事があります。また、インストラクターとしてそれぞれの体型や目標に合わせた運動指導を行い、お客様の健康づくりをサポートする仕事もあります。ヘルスコーチやアドバイザーとして、食事指導や生活習慣の改善をトータルにサポートすることも可能です。
資格を持つことで、専門家としての信頼度が高まり、他のトレーナーとの差別化も図れます。
近年の働き方
近年では、フィットネスクラブやパーソナルトレーニングジムでの対面指導に加え、オンラインでの活動の場も広がっています。Zoomなどのビデオ通話を活用した個別指導や、SNSを通じたクライアント獲得など、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方が可能です。
さらに、自宅サロンの開業や副業としての個人コンサルティング、ダイエット講座の開催など、フリーランスとしての独立も視野に入れることができます。パーソナルトレーニングの需要は年々高まっており、ダイエットの専門家として活躍できるチャンスが広がっています。
仕事の将来性は?
ダイエット関係の仕事の将来性について、厚生労働省の調査データを見てみましょう。
令和5年の調査によると、日本人の健康状態は二極化が進んでおり、BMIが18.5未満の「やせ」が20.2%、BMIが25以上の「肥満」が31.5%と、どちらも増加傾向にあります。栄養・食生活や運動に関する状況も年々悪化しており、専門家による介入の必要性が高まっています。
個人の健康や生活習慣の改善ができる専門家への需要は、将来的にさらに拡大すると予測されるでしょう。
参照:令和5年「国民健康・栄養調査」の結果|厚生労働省
ダイエットのおすすめ資格まとめ

ダイエットや栄養学、食事の資格には民間の資格が多数あり、費用も大きく異なります。おすすめや人気の資格を紹介しました。また無料で学べる講座も紹介しました。これらを比較して自分に合ったダイエット資格を選びましょう。
健康の二極化が進む現代に必須のダイエット資格は、人と向き合う仕事に必須の資格です。現代の都市社会に置いて需要も伸びていて、AIに代替されない分野でもあります。気になる人は、ぜひ資格の取得を検討してみてください。
- 通信講座のSARAスクール編集部
-
心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。