エステ開業をするには?開業の流れと押さえるべきポイント
記事更新日:2024年7月22日「エステってどうやって開業するの?」「エステティシャンで独立して開業したい」
「エステの開業する流れが知りたい」など、開業を検討していらっしゃる方も多いでしょう。
そこで今回は、エステ開業の流れと押さえるべきポイントについて解説していきますね。
初めてでも安心して取り組めるよう、具体的な手順と注意点を丁寧にご紹介します。
エステ開業の夢を現実のものにするための必須情報をお届けします。
ぜひ、参考に最後まで読んでみてくださいね。
目次
エステサロン開業に必要な資格や条件とは?
エステサロン開業に必要な資格や条件について詳しく解説していきますね。
エステサロンを開業するにあたって必見の内容になっておりますので、ぜひ読んでみてくださいね。
資格がなくても開業できる
エステサロンの開業には、法定の必須資格はありません。
場所と資金さえあれば、誰でも開業でき、保健所への届出も不要です。
開業に際してはコンセプトやターゲットを明確にし、他店との差別化が重要です。フェイシャルやボディケアなどのサービスでは、業界団体の認定資格を取得することをおすすめします。
技術力と知識が証明され、お客様の信頼を得やすくなりますよ。
しかし、認定資格取得には研修や実務経験が必要で、費用と時間がかかる可能性があります。
法定の必須資格はないものの、顧客の信頼と自身の技術力向上のために、可能な範囲で関連資格の取得を検討してみてくださいね。
場合によっては資格が必要
エステサロンの開業には、一般的に法定の必須資格はありません。
ただし、提供するサービスによっては、関連する国家資格の取得が求められる場合があります。
具体的には、以下のような例が考えられます。
● まつ毛パーマやまつ毛エクステンションを行う場合は、美容師の資格が必要
● フェイシャルケアの一環で顔の産毛をシェービングする場合は、理容師の資格が必要
理容師や美容師の資格を活かしてエステサロンを経営する場合は、保健所に「理容所」「美容所」の届出を行う必要があります。
エステサロンを開業する際は、提供するサービスの内容に応じて、必要な資格の有無を確認し、事前に取得しておく必要があるということです。
エステ開業の具体的な手順
エステ開業の具体的な手順は以下の通りです。
1. 事業計画と策定
2. 必要資金の確保
3. 店舗選定と設備投資
4. 許認可取得と行政手続き
5. 効果的なマーケティング
順番に解説していきますね。
①事業計画の立案
事業計画の立案では、まず自社の事業内容、目的、強みなどを明確にする必要があります。エステサロンの場合、提供するトリートメントやサービスの特徴、競合他社との差別化ポイントを丁寧に検討します。
次に、市場分析を行い、潜在的なお客様の需要動向や市場規模、競合環境を把握します。エリアの人口動態・競合店の立地や価格設定などを分析し、自社の事業モデルの妥当性を検討します。
設備投資や人件費、原価、広告宣伝費などの収支予算を立てます。
開業時の初期投資から、月次の収支、損益計算書、キャッシュフロー計画まで、詳細な試算を行います。これにより、事業の採算性と資金計画の裏付けを得ることができます。
最後に、これらの分析結果を踏まえて、具体的な経営戦略や実施計画を策定します。
開業時期、店舗展開、人材育成、マーケティング施策などを盛り込み、実現性の高い事業計画書を作成します。
この計画書を作成することで、開業後の運営管理やさらなる事業拡大に活用できるでしょう。
必要資金の確保
エステサロンの開業に際しては、初期投資の見積もりと適切な資金調達がポイントとなります。
初期投資の主な内訳としては、店舗・設備の賃貸費用、施術に必要な備品の購入費用、許認可取得に関する諸費用、広告宣伝費などが考えられます。
詳細に見積もり、最低限必要な資金を算出する必要がありますよ。
例えば、店舗タイプの場合は月額家賃や敷金、内装工事費などが、在宅型の場合は個室の確保や備品購入費が主な支出となります。
また、オンラインサービスの立ち上げには、ウェブサイト構築費やシステム導入費などが発生します。
初期費用を見積もった上で、自己資金や金融機関からの融資、補助金の活用など、最適な資金調達方法を検討することが大切です。
特に、自治体や国の各種支援制度の活用は、開業資金の確保に大きな助けになるでしょう。
事前に投資見積もりを立て、適切な資金調達を行うことで、無理のない開業資金の確保が可能になりますよ。
店舗選定と設備投資
エステサロンを開業する際には、サービスを提供する場所や必要な設備の選定が重要な検討ポイントとなります。
場所の選定では、アクセス性や駐車場の有無、周辺環境などを考慮する必要があります。
顧客の利便性が高く、リラックスできる雰囲気の場所を選ぶことが望ましいでしょう。
自宅を活用する在宅型の場合は、プライバシーの確保や衛生面に気をつける必要があります。
また、必要な設備については、最低限のリラクゼーション空間と施術スペースを確保することです。
ベッド、マッサージチェア、シンク、収納スペースなどの基本設備に加え、音響設備やアロマディフューザー、温熱機器などもあると良いでしょう。
清潔感と心地よい空間づくりにも気をつけてください。
場所と設備の選定には初期投資がかかりますが、顧客満足度の向上につながる重要なポイントです。
自身のサービス内容や提供形態を踏まえ、効果的な投資計画を立てることが肝心ですよ。
許認可取得と行政手続き
エステサロンを開業するには、さまざまな許認可の取得と行政手続きが必要になります。
店舗の開設に際して、所轄の自治体に対して「建築確認申請」や「営業許可申請」などを行い、必要な許可を得る必要があります。建築確認では、店舗の構造や設備が建築基準法に適合していることを確認してもらいます。また、営業許可では、エステ業の認可を得ることになります。
「開業届」の提出が必要です。これは、税務署や社会保険労務士に対して行う手続きで、事業の開始を届け出ることになります。同時に、必要な社会保険への加入手続きも行います。
「衛生管理票の提出」が義務付けられています。これは、エステに使用する機械や器具の衛生管理状況を所轄の保健所に報告するものです。
「建築物衛生管理業の登録」や「特定サービス提供事業者の届出」など、業界団体への登録手続きも重要です。
これらにより、適切な衛生管理体制と消費者保護が確保されます。
このように、エステサロンの開業には多くの行政手続きが伴います。
関係法令を十分に理解し、行政との連携を密にしながら、確実に進めていく必要があります。
マーケティング活動
エステサロンにとって、効果的なマーケティング活動は非常に重要です。
限られた予算の中で、お客様の心を掴み、競合他社との差別化を図るには、工夫が必要となります。
まず、ターゲット顧客の細分化と、的確なニーズ把握が欠かせません。年齢層、職業、住居地域など、顧客属性ごとの嗜好や支払意欲の違いを分析し、最適なサービスを提供できるよう戦略を立てます。
また、店舗の立地や外観、店内演出などのフィジカル・エビデンスに注力しましょう。
潜在顧客の関心を引き付け、信頼感を醸成することが重要です。
SNSを活用したオンラインプロモーションも有効ですよ。
リピート率の向上にも取り組みます。顧客の嗜好に合わせたパーソナライズされたサービスの提供や、ポイントカード、友達紹介制度などのロイヤルティプログラムを活用します。
顧客ニーズに合わせた最適なマーケティング施策を組み合わせ、効果的に展開することが、エステサロンの集客と競争力向上につながります。
開業後の運営面での留意点
開業後の運営面での留意点は以下の通りです。
● 顧客獲得と施術メニューの設計
● 適切な値段設定と収支管理
順番に解説していきますね。
顧客獲得と施術メニューの設計
顧客獲得については、ターゲットとなる層を明確にし、効果的な広告・集客活動を行うことが不可欠です。
ウェブサイトの活用やSNSでの情報発信、地域密着型のPR活動などを組み合わせることで、潜在顧客の関心を引きつけられるでしょう。
また、施術メニューの設計においても、ターゲット顧客のニーズを丁寧に把握し、それに合ったメニュー設計が求められます。
一般的なエステ施術のほか、コース設定やオプションサービスの用意など、顧客の要望に柔軟に対応できる体系を構築しましょう。
さらに、施術の質の高さも重要な要素です。
専門知識と技術を備えた優秀な施術者の確保、徹底した衛生管理体制の構築など、サービスの安全性と信頼性を担保することが必要。
顧客の満足度を高めるためには、アフターフォローの充実も欠かせません。
施術後のアドバイスや、定期的なメンテナンス提案など、顧客の悩みに寄り添い、リピート率の向上につなげていくことが重要です。
このように、ターゲット顧客の理解に基づいた効果的な集客と、質の高い施術メニューの設計、そして顧客満足度の向上に取り組むことで、エステサロンの安定的な経営につなげていくことができますよ。
適切な値段設定と収支管理
価格設定では、まず地域の相場を把握し、サロンのサービス水準や立地条件などを総合的に勘案する必要があります。
ターゲット顧客の支払い能力も考慮し、適正な価格帯を設定することが重要です。
同時に、原価管理の徹底も欠かせません。
施術に要する人件費、消耗品費、設備投資費用など、あらゆるコストを細かく把握し、適切な価格設定につなげていきましょう。
収支管理についても、きめ細かな管理体制を構築することが大切です。
売上と各種コストの月次管理はもちろん、キャッシュフローの把握や資金繰りの管理など、経営状況を常に見える化し、的確な意思決定につなげていくことが肝心です。
また、サービスの付加価値を高めるための投資も重要です。
新たな施術メニューの開発や設備の刷新など、適切な先行投資を行うことで、顧客満足度の向上と収益性の改善を両立できます。
こうした価格設定と収支管理の取り組みを通じて、サロンの経営基盤を安定化させ、持続可能な事業展開につなげていくことが可能になりますよ。
エステを開業する時の注意点って?
エステを開業する時の注意点については以下の通りです。
● 個人情報を公開しないといけない場合も
● 施術の値段設定が割高になりやすい
● 機材にお金がかけられない場合も
順番に詳しく解説していきますね。
個人情報を公開しないといけない場合も
店舗型サロンとは異なり、自宅サロンでは自身の居住空間を営業スペースとして使用することになるため、プライバシーの保護がより難しくなるからです。
自宅サロンで開業をしようと検討中の方は、顧客情報の管理に加えて、自身のプライバシーの保護にも気を配る必要があります。サロン利用客の個人情報はもちろん、自身の住所や家族構成など、自宅に関する情報も慎重に取り扱わなければなりません。
電話番号なども公開しないとお問い合わせが出来ないので、お客様にとって不安要素になります。
自宅で開業する場合は、しっかりと防犯対策を行うことが大切ですよ。
施術の値段設定が割高になりやすい
個人でエステサロンを開業する場合、施術の値段設定が割高になりがちな傾向があります。これは、店舗型サロンと比べて、設備投資や家賃、人件費などの固定費が相対的に高くなるためです。
しかし、施術料金が高すぎると、顧客の集客に悪影響を及ぼす可能性があります。価格競争力の低さから、お客様が遠のいていってしまうのです。
そのため、個人サロンを開業する際は、近隣の同業他社の料金動向を十分に調査し、適正な価格設定を検討することが重要です。
自身のコストを適切に見積もった上で、競争力のある料金体系を構築する必要があります。
大手サロンでは味わえないサービスを行えるのが個人サロンの強みです。
自分にしか出来ない特化した施術やサービスをしっかり考えてみてください。
機材にお金がかけられない場合も
店舗型サロンと比べて、設備投資に充てられる予算が限られていることが多いのです。
大手サロンだと、最新の機械をすぐに買い替えられる予算がありますが、個人サロンだと高性能な最新機器を導入するのは難しいかもしれません。
しかし、決して見劣りするサービスを提供することはできません。
そこで重要なのは、限られた予算の中で、効果的な機材を選定することです。中古品の活用や、機能に特化した製品の選択、オンラインショップでの購入など、様々な方法で工夫する必要があります。
最新の機材でなくともお客様を満足させることは出来ますよ。
エステサロン開業費用を抑えるコツ!
エステサロンの開業費用を抑えるコツは以下の通りです。
● 自宅でサロンを開業する
● 補助金や助成金を活用する
● 無料で集客する
上記を順番に解説していきますね。
自宅でサロンを開業する
自宅サロンのメリットは、賃料が不要なため初期投資が抑えられることです。
店舗賃料がかからないため、固定費用を大幅に削減できます。一般的なサロンであれば、月額数十万円以上の賃料が必要になりますが、自宅サロンではこれを回避できます。
また、設備投資も最小限に抑えられます。自宅の一部を改装して使用するため、新規の内装工事や設備導入費用が不要となります。必要最小限の備品さえあれば、開業できるでしょう。
さらに、集客のための広告宣伝費用も、自宅サロンの場合は軽減できます。口コミ効果や、SNSなどのインターネット広告を活用すれば、大きな予算を割く必要がありません。
このように、賃料や設備投資、広告費など、サロン開業の主要コストを大幅に抑えられるのが自宅サロンの大きなメリットです。初期投資が抑えられるため、小規模でも開業しやすく、経営の柔軟性も高まります。
ただし、立地条件の制約や家事との両立など、デメリットにも注意が必要です。慎重な検討が不可欠ですが、自宅サロンは初期費用を最小限に抑えられる有力なオプションといえます。
補助金や助成金を活用する
エステサロンを開業する際に、補助金や助成金を活用することには以下のようなメリットがあります。
まず、初期投資の負担を軽減できるという点が大きなメリットです。サロンの開業には、内装工事や備品購入など、多額の初期費用がかかります。ここで補助金を活用すれば、自己資金を抑えられるため、資金繰りが楽になりますよ。
また、事業計画の立案と実行力の向上にも効果があります。多くの補助金では、事業計画書の作成が必須条件となっています。この過程で、自身の事業構想を具体化し、実現可能性を吟味することができます。結果として、より現実的で実行可能な事業計画が立案できるでしょう。
さらに、行政や支援機関との連携により、経営アドバイスなども得られる可能性があります。補助金申請の過程で、専門家のサポートを受けられる場合があり、事業立ち上げ時の貴重な助言となります。
このように、補助金や助成金の活用には、初期投資の軽減だけでなく、事業計画の精度向上や経営支援など、様々なメリットがあります。エステサロン開業の際は、積極的に活用を検討することをおすすめします。
無料で集客する
エステサロンを開業する際、集客は大きな課題の1つですが、費用をかけずに集客する方法もあります。
SNSを上手に活用しましょう。
Instagramやfacebookなどのソーシャルメディアを活用し、サロンの雰囲気や施術の様子、スタッフの紹介など、魅力的なコンテンツを発信していきましょう。
適切なハッシュタグを使ってアカウントを立ち上げれば、無料で顧客の関心を集めることができます。
次に、地域密着型の集客手段にも注目しましょう。近隣の商店街や地域コミュニティとの連携は、無料で新規客を呼び込めるチャンスです。サロンのチラシを設置したり、地域イベントに参加するなどして、地元に根付いた存在感を築いていきます。
さらに、口コミ効果も大きな集客源となります。リピーター客の獲得や、感動的な体験を提供することで、お客様自身にサロンの魅力を広めてもらえます。ぜひ、サービスの質の向上に力を入れましょう。
これらの取り組みを通じて、大きな初期投資をすることなく、着実に集客基盤を築くことができます。
ただし、継続的な情報発信と、きめ細やかなサービス提供が成功の鍵となります。
無料で集客できる手法を最大限に活用し、着実に顧客を増やしていきましょう。
リンパケアセラピストとして独立・開業するには?
リンパケアセラピストとしての独立や開業をするためには、どのようなことが必要なのでしょうか。自分の店をもつからには、さまざまな準備が必要だというイメージをもっている人も少なくないはずです。ここでは、リンパケアセラピストとして独立・開業するために必要なことについて、具体的に詳しく説明をおこないます。まずは基本についてきちんと押さえておきましょう。
開業するのに資格は必要ない
リンパケアセラピストとして、開業するためにはどのような資格が必要なのか知りたいと思っている人も多いでしょう。しかしながら、リンパケアセラピストとして開業する場合、特に必要な資格はありません。そのため、無理にリンパケアに関する資格を取得しなくても、独立して自分の店をもつことは十分に可能です。
知識や技術を磨く必要がある
ただし、リンパケアセラピストとして活躍したいのであれば、リンパケアに関する知識や技術はしっかりと磨いておく必要があるでしょう。特に実践的なノウハウを身につけておくことは必要不可欠であると言えます。そのため、できれば既存のサロンに勤務してしっかり学んだうえで開業することをおすすめします。
経営ノウハウも少なからずもっていたほうがいい
自分の店を開業するのであれば、サロンに関する経営のノウハウも少なからず必要です。たとえば、集客はどのようにおこなえばいいかについては、マーケティングの知識によって考えなければなりません。さらに、価格設定や従業員給与のバランスについても経営者として考えなければならない重要な事柄のひとつです。
リンパケアサロン開業の手順
リンパケアサロンを開業する場合、どのような手順を踏む必要があるのでしょうか。リンパケアサロンの開業を目指すなら、さまざまな手順を踏む必要があることを覚えておきましょう。ここでは、リンパケアサロンを開業するための手順についての基本を紹介します。
開業スタイルを決める
リンパケアサロンを開業するなら、まずは開業スタイルを決めるところから始めましょう。そのうえで、開業する場所についても決定します。さらに、他のセラピストとどのように差別化するかも重要なポイントです。サロンの個性を出すための工夫などを開業前にある程度イメージしておきましょう。
必要な設備・備品を揃える
開業する際は、必要な設備や備品もきちんと揃える必要があります。たとえば、店を構えるのであれば施術ベッドやタオル類なども必要です。何が必要化をピックアップして用意しましょう。
スタッフを確保する
開業する場合、店の規模にもよりますが、スタッフの確保が必要なケースもあります。店の規模に応じて必要な人員を確保してください。
法的手続きをきちんとおこなう
店を構えるときは、法的な手続きも必要です。まず、税務署へ個人事業の開業届を出しましょう。ただし、自宅でサロンを始めるのであれば、必ずしも開業届を提出する必要はありません。年間の所得が38万円未満になるようであれば、開業届は不要です。
リンパケアサロンの開業スタイルと初期費用
リンパケアサロンを開業する場合、どのようなスタイルを選ぶとしても、同様に初期の広告宣伝費が必要となります。なぜなら、開業すれば自動的に客が来るわけではないからです。店を運営しながら、少しずつ知名度を上げる方法を模索していきましょう。ここでは、各開業スタイルごとの初期費用の考え方について説明します。
自宅開業
自宅で店を開く場合、家賃がかからないため初期費用は安く押さえられます。自宅の余っている1室をサロンにするといいでしょう。この場合、通勤のための時間やコストも抑えられます。
出張・訪問専門
出張・訪問専門のリンパセラピストは、最も初期費用を抑えやすい開業のスタイルです。移動のための車さえあれば、10万円以下の初期費用での開業することも無理ではありません。折り畳み式のベッドかマットとともに、枕・シーツ・タオル・問診票・領収証・印鑑などをそろえれば十分でしょう。さらに、ベッドやタオルはお客様のものを利用するのであれば、初期費用は、ほとんどかかりません。ただし、 店舗がないとなると認知がされにくいというデメリットもあります。
物件を借りて開業
物件を借りて開業する場合、マンション・アパートを借りるケースも珍しくありません。その場合、かかる初期費用は物件の状態によるでしょう。基本的には、家賃10万円であれば合計で100万円程度の費用が必要となります。簡単に内装を整えたり、引っ越ししたりするための費用がかかることを覚えておきましょう。また、敷金・礼金の支払いも必要です。さまざまなことにお金がかかることを理解し、計画的に資金を用意してください。
店舗用物件を借りて開業
より本格的にサロンを開業するなら、店舗用の物件を借りて開業する方法もあります。賃料(テナント料)は、マンションやアパートよりも高くなるためハードルは高めです。さらに、保証金や敷金も割高であることに注意が必要です。店舗用物件の場合、10~15カ月分の保証金や敷金が必要となるケースも少なくありません。たとえば、テナント料が10万円なら、初期費用として200万円程度が必要となるでしょう。
リンパケアサロンを自宅で開業する場合の注意点
リンパケアサロンを開業する場合、注意点もあります。まず、マンションで開業するのであれば場合、そのマンションが営業活動を禁止でしていないかどうかを確認しましょう。さらに、サロンで商品を販売する場合、薬事法についての知識も身につけておかなければなりません。加えて、資格をとってすぐ開業するのではなく、開業に必要なノウハウをしっかり身につけたうえで始めることが大切です。自宅開業のハードルは低いですが、セラピストとしての知識や技術がダイレクトに集客に影響することを忘れてはいけません。よって、まずはサロンに勤務して経験を積み、十分に準備を整えてから自宅開業するのが最も理想的だと言えます。
リンパケアセラピストとして開業を目指そう
リンパケアセラピストになれば、たくさんの人の役に立てる仕事ができる可能性が高いです。自分の店をもてば、自分自身の考え方に基づく施術をより提供しやすくなるでしょう。開業するためには、さまざまな準備が必要です。リンパケアセラピストになるには、特別な資格は必要ないですが、それなりにしっかりと勉強しなければやっていけないことを理解しておいてください。サロンはライバルも多くいるため、自分の店ならではの特徴もしっかりアピールしていかなければなりません。心のこもった施術を提供しつつ、多くの人に選んでもらえるような店作りを意識的におこなっていきましょう。
まとめ
今回は、開業に向けた流れや注意点について詳しく解説しました。
エステサロンの開業にあたっては、様々なステップを踏まえる必要があります。
まずは事業計画の立案から始まり、立地選定、資金調達、許認可の取得、店舗設計・施工、そして最終的な集客対策まで、一つひとつ着実に進めていく必要があります。
この複雑な開業プロセスを乗り越えるためには、計画性と粘り強さが不可欠です。事業計画の策定では、市場分析や競合状況の把握を徹底し、サービスの差別化を図りましょう。
資金調達では、自己資金のみならず、補助金や助成金の活用も検討しましょう。また、開業時期の見極めや、集客施策のタイミングなども見落とすことなく、綿密に管理していくことが重要です。
何より大切なのは、自身の “夢” を見失わないことです。
エステサロンの開業は並大抵の努力では実現できません。夢に向かって粘り強く進み続けることで、必ず目標は達成できるはずです。
夢の実現に向けて、開業への道のりは険しいかもしれません。
諦めずに前に進み続ければ、必ず理想のサロンを開いてくださいね。
夢の実現に向けて、ぜひ最後まで諦めずに取り組んでいきましょう。
- 通信講座のSARAスクール編集部
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心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。