マットピラティスの基本とは?効果・特徴・メリット
記事更新日:2024年8月30日マットピラティスは効果的でバランスの取れた全身運動として注目されています。
体の均衡と柔軟性の向上、筋力強化、姿勢改善など、多様な効果が期待できます。
特に低負荷の運動のため、関節への負担が少なく初心者でも取り組みやすいのが特徴です。
また、様々な器具を活用して個人の体力レベルや目的に合わせてカスタマイズできるのも魅力的です。
このように、マットピラティスは健康的な身体づくりのための最適な選択肢となっています。
ピラティスにはいくつか種類がありますが、なかでもマットピラティスは初心者でも始めやすいです。それでいてしっかりとした効果を感じることができます。マットピラティスはメジャーなピラティスなので、イメージしやすいでしょう。初めてピラティスをおこなうなら、マットピラティスからはじめてみてはいかがでしょうか。
今回は、マットピラティスの基本や特徴について紹介します。ピラティスに少しでも興味がある方は、マットピラティスについて理解して、ぜひ挑戦してみてください。
目次
マットピラティスとは?
マットピラティスとは、ピラティスの代表的な練習方法の1つです。
ピラティスは、体幹を中心とした筋力強化と柔軟性向上を目的とした運動法ですが、マットピラティスはその中でも、マット上で行う静的な練習を指します。
具体的には、マットの上で様々な体位をとり、呼吸法と連動させながら、ゆっくりとした動作で筋肉を鍛えていき、バランス感覚や正しい姿勢の習得にも効果的で、初心者でも取り組みやすい方法です。
マットピラティスの特徴は、重力に逆らって行う静的な動作で、体の芯(コア)の筋肉を鍛えられることです。
また、ストレッチも取り入れており、柔軟性の向上にも役立ちます。
有酸素運動とは異なりゆっくりとした動作ですが、着実に筋力アップを実現できる優れたトレーニング法といえます。
マットピラティスの基本
マットピラティスの基本は以下の通りです。
・ピラティスの歴史と起源
・マットピラティスの基本動作
・マットピラティスに必要な道具
こちらを順にご紹介します。
ピラティスの歴史と起源
ピラティスは20世紀初頭にドイツ人のジョセフ・ピラティスによって開発されたエクササイズシステムです。
ジョセフ・ピラティスは体操や瞑想などの様々な技法を組み合わせて、体の柔軟性、筋力、集中力を高めるための運動プログラムを考案しました。
ピラティスは当初は主に怪我の回復や矯正に用いられていましたが、のちにスポーツパフォーマンスの向上やストレス管理のためにも活用されるようになりました。
マットピラティスは、ピラティスの基本的な動作をマットの上で行うタイプのピラティスです。
専用の器具を使わずにマット一つあれば実践できるため、自宅でも手軽に行えるのが特徴です。
マットピラティスは呼吸法と動作の連動を重視し、コアの安定性を高めることで、全身の筋肉を効果的に鍛えることができるでしょう。
有酸素運動とは異なる静的な運動であるため、リラックスしながら集中力を高めることができるのも魅力の一つです。
マットピラティスの基本動作
マットピラティスの基本動作は主に5つあります。
・ブリッジ
仰向けになり、肩甲骨から臀部までを床から持ち上げる動作です。
コアの筋肉を強化し、腰痛の予防にも効果的です。
・プランク
腕立て伏せのような姿勢を保ち、全身の筋肉を引き締めます。
コアの安定性を高め、上半身と下半身の連動性を高めることができます。
・サイドプランク
脇の筋肉を強化するための動作です。
体重を片腕と足に乗せ、体を横に持ち上げます。
・クランチ
仰向けになり、肩甲骨を少しだけ床から浮かせる動作です。
腹直筋を中心に効果的に鍛えることができます。
・レッグサークル
仰向けになり、足を円を描くように動かします。
股関節の柔軟性を高めるのに役立ちます。
これらの基本動作を組み合わせることで、全身の筋力強化とコアの安定性向上が期待できるでしょう。
マットピラティスに必要な道具
マットピラティスを行う上で、最も重要な道具はピラティスマットです。
厚さ約1cmのクッション性の高いマットを使用します。
マットは適度な硬さがあり、足腰への負担を和らげてくれます。
また、滑り止め加工がされているものが理想的です。
次に、必要になるのがヨガブロックやボルスターなどの補助アイテムです。
これらは動作の補助や体のアライメントを整えるのに役立ちます。
例えば、クランチ時にヨガブロックを背中に置くと腰への負担が軽減されます。
さらに、サークルや柔軟性を高める運動では、ループ状のリングが活用され、このリングを使うことで、より深い動きが可能になります。
その他にも、ピラティス専用のウェアを用意すると良いでしょう。
動きやすく伸縮性のある服装を選ぶと、快適にエクササイズできます。
これらの基本的な道具を揃えることで、自宅でも本格的なマットピラティスを楽しむことができるでしょう。
マットピラティスの効果とは?
マットピラティスの効果とは?以下の通りです。
・筋肉強化
・姿勢改善
・ストレス解消
・集中力の改善
こちらを順にご紹介します。
筋肉強化
マットピラティスは、筋肉の強化やコア(腹筋、背筋、臀筋)の強化に大変効果的です。
ピラティスの動作では、体重を支える筋肉群を集中的に使うため、全身の筋肉が引き締まり、特に腹筋と背筋は鍛えられ、姿勢の改善にも役立ちます。
また、ゆっくりとした動作を通じて筋肉の持久力も高まり、関節の可動域も広がり、柔軟性が向上するでしょう。
バランス感覚も養われるため、日常生活や sportでの動作がスムーズになります。
さらに、深呼吸を伴うピラティスは、心肺機能の向上にも寄与します。
ストレス解消効果も期待でき、継続的に行えば、全身の筋力アップと引き締まったボディラインを手に入れることができるでしょう。
このように、マットピラティスは効果的な筋力トレーニングの一つであり、健康的な身体づくりに役立ちます。
初心者でも無理なく続けられ、目標に合わせてプログラムを調整できるのが特徴です。
姿勢改善
ピラティスは、体幹(コア)の筋力強化に重点を置いた運動です。
コアの筋肉が鍛えられることで、自然と良い姿勢を保つことができるようになります。
特に、背筋や腹筋、臀筋といった体幹の主要筋群が鍛えられるため、猫背や肩こりなどの姿勢の歪みを改善することができるでしょう。
また、関節の可動域も広がるため、スムーズな動きが可能になります。
さらに、ピラティスの呼吸法では、深い腹式呼吸を行い、これにより肩甲骨周りの筋肉がほぐれ、上半身の力まない自然な姿勢が保てるようになります。
加えて、ピラティスには集中力が必要とされ、動作に集中することで、自然とよい姿勢を保とうとする意識が身につくでしょう。
このように、マットピラティスは体幹の筋力強化、関節可動域の改善、呼吸法の習得など、様々な要素が姿勢改善に寄与します。
継続的に行えば、自然とよい姿勢を保てるようになり、肩こりや腰痛の予防にも効果が期待できます。
ストレス解消
ピラティスは、身体と心のリラックスを目的とした運動です。
ゆっくりとした動作と呼吸法によって、心身の緊張をほぐすことができます。
特に、ピラティスでは深い腹式呼吸を行い、これにより、自律神経のバランスが整い、ストレスホルモンの分泌が抑えられ、同時に、リラックスホルモンの分泌も促進されるため、心の安定につながります。
また、ピラティスは集中力を必要とする運動です。
動作に集中することで、日頃の雑念から気を逸らすことができ、心の落ち着きが得られます。
さらに、ゆっくりとした動作と伸張運動によって筋肉の疲労が取れ、身体的なリフレッシュ効果も期待できるでしょう。
加えて、ピラティスはグループで行うこともできるため、仲間との交流によるストレス解消効果も期待できます。
このように、マットピラティスは心身のリラックスと、ストレス解消に大変効果的です。
日頃のストレスを溜め込まずに、継続的にピラティスを行うことで、心身の健康維持に役立てることができるでしょう。
集中力の改善
ピラティスは、正しい動作を行うためには高い集中力が必要とされる運動です。
呼吸法を意識しながら、徐々に動作を行っていく必要があるため、自然と集中力が養われます。
特に、ピラティスの基本動作では、体の各部位を意識的に動かす必要があり、この際、正しい姿勢を保ちつつ、呼吸とリズムを合わせて動作を行うことが重要です。
この一連の動作に集中することで、注意力が高まります。
また、ピラティスには高い精神的集中も求められるでしょう。
動作の正確性を保つためには、自身の身体感覚を研ぎ澄ませ、絶えず意識を向上させる必要があり、この精神的集中力は、日常生活や仕事などでも応用できる汎用的なスキルといえます。
さらに、ピラティスには一定の記憶力も必要とされます。
次の動作を予習・記憶しながら、スムーズに動作を連続して行うことが求められ、この記憶力の向上も、集中力の改善に寄与します。
このように、マットピラティスは、身体的・精神的な集中力を高める効果的な運動です。
継続的な実践により、集中力の向上が期待できるでしょう。
マットピラティスの特徴は?
マットピラティスの特徴は?以下の通りです。
・全身の筋肉を鍛える
・低負荷で安全性が高い
・経験レベルにあわせ調整できる
こちらを順にご紹介します。
全身の筋肉を鍛える
マットピラティスは全身の筋肉を鍛えることができる有効な運動方法です。
ピラティスは、コア(腹筋、背筋、臀筋)の強化を中心とした動作で構成されており、これらの筋肉の強化によって、姿勢の改善や柔軟性の向上、さらには全身の筋力アップにつながります。
また、ピラティスは呼吸法にも重点が置かれており、深い腹式呼吸を意識しながら行うことで、心身のリラックスと集中力の向上も期待できるでしょう。
このように、マットピラティスは単なる筋力トレーニングにとどまらず、体の機能性と調整力を高めることができる総合的なエクササイズといえます。
さらに、マットピラティスは道具を使わずにマットの上で行うため、特別な器具は必要ありません。
自宅でも気軽に取り組めるのが魅力の一つです。
ゆっくりとした動作で行うピラティスは、初心者でも無理なく続けることができ、体への負担も少ないのが特徴です。
低負荷で安全性が高い
ピラティスは、主に自重を使った動作で行われるため、関節への負担が少なく、初心者でも無理なく取り組むことができます。
重量を使うウェイトトレーニングとは異なり、関節を痛めるリスクが低いのが大きな利点です。
特に腰痛や膝痛のある人にもおすすめの運動といえます。
また、ゆっくり行うシンプルな動作が中心なので、怪我のリスクも非常に低くなっています。
呼吸法を意識しながら行うピラティスは、心身のリラックス効果も期待でき、ストレス解消にも効果的です。
さらに、マットさえあれば自宅でも手軽に行えるのも魅力の一つです。
専用の器具は必要なく、ジムに通う必要もないため、続けやすい運動だといえます。
このように、マットピラティスは初心者から上級者まで、幅広い層が無理なく続けられる、安全性の高い運動方法なのです。
ゆっくりとした動作で全身の筋肉を鍛えながら、心身のリフレッシュにも効果的です。
経験レベルにあわせ調整できる
ピラティスは基本的に簡単な動作から始まり、徐々に難易度を上げていくことができます。
初心者でも無理なく続けられるよう、動作の強度や回数を調整することが可能です。
例えば、コアの筋力が弱い人は膝をついたり、両手で支えを取ることで動作を簡単にすることができます。
一方で、経験者は、より難しい動作にチャレンジしたり、動作の強度を上げることで、さらなる効果を得ることができるでしょう。
このように、ピラティスはフレキシブルなエクササイズだといえます。
自分のレベルに合わせて、無理なく続けられるよう、動作を柔軟に調整することができます。
さらに、ピラティスは呼吸法にも重点が置かれているため、深い腹式呼吸を意識しながら行うことで、心身のバランスを整えることも可能です。
このように、マットピラティスは、誰でも無理なく続けられる運動方法であり、経験レベルに合わせてきめ細かくカスタマイズできるのが大きな特徴といえます。
マットピラティスのメリットとは?
マットピラティスのメリットとは?以下の通りです。
・初心者でも取り組みやすい
・自宅で簡単に始められる
・さまざまな目的に合わせ実践できる
こちらを順にご紹介します。
初心者でも取り組みやすい
マットピラティスは、初心者でも比較的取り組みやすい運動方法です。
まずはマットの上で行うため、器具を使う必要がありません。
体重だけを負荷にして、ゆっくりとしたテンポで動作を行うため、関節への負担が少ないのが特徴です。
また、マットピラティスは呼吸法を重視した運動なので、集中力を高めることができ、同時に、コアの筋肉を鍛えながら、全身のバランス力と柔軟性も向上させることができ、クビの痛みや腰痛の改善にも効果的です。
さらに、マットピラティスは自分のペースで行えるため、無理なく続けられるのも魅力の一つです。
初心者でも無理なく続けられ、徐々にレベルアップしていくことができ、ストレス解消にも良いとされており、心身ともに健康的な生活を送れるでしょう。
このように、マットピラティスは初心者にも取り組みやすく、体の機能改善や心の健康維持にも効果的な運動方法といえます。
自宅で簡単に始められる
マットピラティスの大きなメリットの1つは、自宅で簡単に始められることです。
特別な器具は必要ありません。
マットさえあれば、自宅のリビングやベッドルームなど、狭い空間でも実践できます。
自宅でできるということは、通勤の時間や費用がかからず、自分のペースで続けられるというメリットがあり、忙しい現代人にとって、わざわざジムに行く時間と労力を省けるのは大きなアドバンテージです。
また、マットピラティスは初心者でも取り組みやすい運動法なので、自宅で気軽に始められます。
ゆっくりとしたテンポの動作なので、関節への負担も少なく、無理なく続けられます。
さらに、マットピラティスは呼吸法を重視した運動なので、集中力を高められ、日々のストレス解消にもつながり、心身ともに健康的な生活を送れるでしょう。
このように、マットピラティスは自宅で簡単に始められ、続けやすい運動法です。
特別な器具は必要ありませんし、初心者でも無理なく取り組めます。
忙しい現代人にとって、マットピラティスは理想的な運動方法といえるでしょう。
さまざまな目的に合わせ実践できる
マットピラティスの大きな魅力の1つは、さまざまな目的に合わせて実践できることです。
ピラティスは、コアの筋力強化、柔軟性の向上、姿勢の改善など、様々な効果が期待できる運動方法です。
例えば、コアの筋力を鍛えたい人は、腹筋や背筋を中心に強化する動作を行います。
一方で、関節の可動域を広げたい人は、関節を優しく伸ばすストレッチングを重点的に取り入れます。
さらに、リラックスしたい人は、ゆっくりとした呼吸法を意識しながらポーズを行うのがよいでしょう。
このように、マットピラティスは目的に合わせて、きめ細かく実践できるのが特徴です。
初心者から上級者まで、それぞれのレベルや目的に沿ったプログラムを組むことができます。
また、マットピラティスはけがの予防にも効果的です。
関節への負担が少ないため、リハビリの場面でも活用されています。
このように、マットピラティスは多様な効果が期待でき、目的に応じて柔軟に実践できる優れた運動方法といえるでしょう。
マットピラティスの基本の行い方とは?
マットピラティスの基本の行い方とは?以下の通りです。
・姿勢とアイラメントを意識する
・基本動作をゆっくりとコントロールよく行う
こちらを順にご紹介します。
姿勢とアイラメントを意識する
マットの上に座った状態から始め、背筋を伸ばし、骨盤は中立な位置に保ちましょう。
そして、腹部の筋肉を締めつつ、呼吸に意識を向けます。吸う時は横隔膜を下げ、吐く時は腹筋を引き締めるイメージです。
次に、腕の位置を体の側面に沿わせ、手のひらを床に付け、肩甲骨を引き寄せて、上背部の筋肉を締め、頭の後ろに軽く手を添えることで、首の筋肉の緊張を和らげることができます。
続いて、足を肩幅に開き、膝は軽く曲げ、重心は踵に移し、足の裏全体で床を感じるようにしましょう。
膝が内側に倒れ込まないよう、膝を外側に向けて保ちます。
このようにしっかりとした基本のアイラメントを意識しながら、ゆっくりとしたテンポで呼吸を整えつつ、様々な動作を行っていきます。
姿勢とアイラメントを大切にすることで、ケガの予防にもつながります。
マットピラティスを通して、心と体のバランスを整えていきましょう。
基本動作をゆっくりとコントロールよく行う
マットピラティスの特徴は、ゆっくりとコントロールよく動作を行うことです。
急な動作は避け、呼吸とリズムを大切にしながら、筋肉の収縮と弛緩をコントロールすることが重要です。
まず、ブリッジのポーズから始めましょう。
背中を丸めて床に置き、膝を曲げて足を肩幅に開き、吸い込みながら、腰を上げて体を真っ直ぐに伸ばします。
ゆっくりと呼吸をコントロールし、30秒ほど保持します。
次に、クランチを行い、背中を丸めて膝を立て、手を頭の後ろにそっと置き、吐き出しながら、肩甲骨を少しずつ床から離していきます。
その際、背中が丸まらないよう気をつけましょう。ゆっくりと10回繰り返します。
続いて、レッグサークルを行い、仰向けに寝て、両手を体の横に置き、吸い込みながら、右足を上に上げ、ゆっくりと円を描くように回します。
同じ動作を左足でも行い、それぞれ10回ずつ繰り返します。
このように、基本動作をゆっくりとコントロールよく行うことで、筋肉の持久力と柔軟性を養うことができるでしょう。
呼吸とリズムを大切にしながら、自分のペースで動作を行っていきましょう。
マットピラティスのメリット
マットピラティスにはさまざまなメリットがあります。ピラティスをおこなうなら、まずはマットピラティスを選べば間違いはありません。それほど、マットピラティスにはたくさんの利点が詰まっています。ここでは、マットピラティスのメリットについて紹介します。
自宅でも手軽にできる
マットピラティスはマットさえあればおこなうことができるため、自宅でも手軽に取り組めます。マットを敷くくらいのスペースがあるなら、不自由に感じることはまったくありません。もちろん、直接インストラクターから指導を受けられないというのはネックになりますが、ある程度ピラティスをこなしている人であれば問題なくエクササイズできるでしょう。
身一つでおこなえる
マットピラティスは道具を使用しなくてもおこなえます。そのため、どんなときでも身一つでおこなえるのが魅力です。マットだけは用意する必要がありますが、それさえ用意すれば本格的なエクササイズがすぐに始められます。ちょっとした道具が手元にあれば、より幅広いエクササイズをおこなうことも可能です。
初心者でも気兼ねなく始められる
マットピラティスは体だけを使っておこなうのが基本であるため、初心者でも気兼ねなく始めることができます。試しにやってみたいという場合でもすぐに実践できるのが魅力です。動きやすい格好であればウェアも指定は特にありません。やりたいと思ったらすぐにできる点もまた、マットピラティスの大きな特徴です。
マットピラティスの特徴
マットピラティスにはほかにはない特徴がいくつかあります。ここでは、マットピラティス特有の特徴についてチェックしてみましょう。
自重を使ったトレーニング
マットピラティスは自重を使ったトレーニングが基本です。重力を感じながら、自分の体の重さを活かして負荷を調整していきます。さらに、ボールやチューブなどの小物を使用して工夫を加えることもあります。
マットピラティスでは全体的に鍛える
ピラティスの種類としては、マットピラティスの他にマシンピラティスというものもあります。マシンは各部位を集中的に鍛えることができるのに対し、マットピラティスにおいては体を全体的に鍛えることができます。そのため、マットピラティスをおこなうのは、全身をまんべんなく鍛えたいという人がおすすめです。他にも、「とりあえずピラティスを始めてみたいけど、どこを鍛えたらいいか分からない」という場合は、マットピラティスを選ぶとよいでしょう。
マットピラティスの基本のおこない方
では、最後にマットピラティスの基本的なおこない方について確認してみましょう。マットピラティスは基本的にマットに体をつけた状態でおこなっていきます。基本をおさえてスムーズにエクササイズができるようにしましょう。
基本はニュートラルポジション
マットエクササイズの基本は、ニュートラルポジションです。ニュートラルポジションでは、マットの上仰向けになった状態で膝を立てて、骨盤を床のほうに押し付けます。体を反らせ過ぎると腰に負荷がかかるので注意が必要です。骨盤とマットを密着させることを意識してニュートラルポジションをとりましょう。
マット上で流れるようにポーズを変えていく
マットピラティスでは、流れるようにポーズを変えていきます。このリズム感がとても重要です。もちろん、最初のうちはスムーズにポーズをとるのは難しいかもしれません。その場合は少しずつポーズのとり方を覚えて慣れていきましょう。
呼吸を意識しながら徐々にレベルをあげていく
これはピラティス全般に言えることですが、ピラティスにおいては呼吸がとても重要です。ピラティスには独特の呼吸法があります。そのため、エクササイズを始める前にこの呼吸法をマスターするのが理想です。胸のあたりで息の出し入れをおこなう呼吸法なので、肋骨を意識しながら呼吸するとうまくいきます。実際に呼吸の練習をして、慣れた上でピラティスのポーズに入っていきましょう。
マットピラティスは始めやすくて効果的!
マットピラティスは初心者でも気軽に始めやすいピラティスです。それでいてしっかりとした効果を期待できます。マットに体を付けながらおこない、自分の体重を使ってエクササイズしていくため、自分で調整しやすいという点も大きな特徴です。マシンを使ったピラティスには少し抵抗があるという場合でも、マットピラティスなら無理なくエクササイズができます。自宅でもおこなえるので、試しにやってみることも可能です。
ピラティスをおこなえば、簡単に体の調子をしっかり整えることができます。呼吸まで正しい方法でおこなうことができれば、体内の循環にもしっかりと働きかけることが可能です。そうすれば、健康と美容の両方を効率的に実現することもできるでしょう。マットピラティスの効果を実感できるようになるには少し時間が必要ですが、継続的にしっかり取り組んでいけば確かな結果を得られます。ピラティスを始めるなら、まずはマットピラティスを選んで取り組んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
マットピラティスの魅力は、その多様な効果と実践のしやすさにあります。
まず、全身の筋肉を均等に鍛えることで、体の均衡と柔軟性の向上が期待できます。
さらに、姿勢の改善や腰痛の予防にも効果的です。
低負荷の運動なので、初心者でも無理なくマスターできるのも魅力の1つです。
また、様々な器具を活用して、自分のレベルや目的に合わせて個性的なメニューを組むことができます。
呼吸法を意識しながらゆっくりとした動作を心がけるので、心身ともにリラックスできるのも大きなメリットです。
このように、マットピラティスは健康的な身体づくりに最適な運動法であり、無理なく続けられるのが魅力です。
ぜひ自分に合った方法で楽しみながら続けていきましょう。
- 通信講座のSARAスクール編集部
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心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。