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ヨガの基本知識!ポーズの意味と基本ポーズを覚えよう

「ヨガの基礎知識を学びたい」
「ポーズってどんな意味があるんだろう」
ヨガに興味がある方なら、上記のような疑問をお持ちではないでしょうか。

ヨガは古代インドで発展した心身の調和を目指す総合的な実践方法です。ヨガには様々なポーズ(アーサナ)があり、それぞれに特徴的な効果があります。バランス感覚を高めるポーズ、柔軟性を高めるポーズ、集中力を養うポーズなど、ポーズごとに独自の効果が期待できます。ヨガを始める際は、まずはこれらの基本ポーズを学び、自身に合ったポーズを見つけていくのがおすすめです。
ポーズを通してからだの使い方を理解し、心身のリフレッシュにつなげていきましょう。ポーズごとに様々な効果が期待できます。
ヨガにはさまざまなポーズがあります。ヨガのポーズのそれぞれの違いはきちんと把握できているでしょうか。ヨガをおこなうなら、それぞれのポーズの意味や違いをしっかりとおさえておきたいところです。とはいえ、ヨガのポーズはいろいろなタイプがあるので、なかなか自分で調べるのが難しい部分もあるかもしれません。
今回はヨガの基本知識について紹介していきます。ヨガの基本やポーズがよく分からないという方は、この機会にヨガについてしっかりとした知識をおさえておきましょう。

ヨガの基本知識!基本のポーズについて覚えよう

ヨガとは?

ヨガの言葉の意味は「結び付ける」「統一する」などで、心と体、自己と宇宙の調和を目指すことが特徴的です。

ヨガには様々な要素があり、代表的なものに呼吸法、瞑想、ポーズなどがあります。呼吸法では深い呼吸を行い、心身のリラックスを促し、瞑想では自己観察と集中力を養います。そしてポーズでは、筋力、柔軟性、バランス感覚などを高めることができます。

これらの要素を組み合わせて実践することで、心と体の調和が図られ、ストレス解消や心の安定など、多様な効果が期待できます。特に、ポーズの実践は身体的な効果が大きく、有酸素運動としての側面もあります。

ヨガは誰もが気軽に始められる運動で、経験者から初心者まで、自分のレベルに合わせて無理なく続けられるのが魅力です。心身の健康維持や改善に役立つ、総合的なマインド&ボディ・プラクティスといえるでしょう。

基本の座法とは?

ヨガにおいて、座法は非常に重要なポーズの1つです。正しい座位を取ることで、呼吸の調整や集中力の向上、心の安定につながります。
詳しく説明していきますね。

● 安楽座
● 蓮華座
● 達人座

安楽座

安楽座はスクハーサナと呼び、ヨガの基本的な座位の一つで、心身の調和を促す非常に重要なポーズです。

安楽座は、両足を伸ばして座る簡単な姿勢ですが、その中に深い意味が隠されています。
まず、両足を伸ばすことで下半身の筋肉が緩み、血流が改善されます。これにより、下半身のリラックスが促され、心身ともにリフレッシュされる効果が期待できます。

また、背筋を伸ばし、肩甲骨を寄せて背筋を伸ばすことで、呼吸の円滑化が図られます。深い腹式呼吸が可能になり、酸素を十分に取り入れることができるため、集中力の向上や心の安定にもつながるのです。

安楽座は瞑想の際の基本的な座位としても知られています。膝を曲げずに両足を伸ばした安定した座位は、長時間の瞑想にも適し、背筋を伸ばし、自然な呼吸リズムを保つことで、心を落ち着かせ、瞑想に集中しやすくなります。

安楽座は簡単な姿勢ながら、心身の調和を深める上で非常に重要なポーズなのです。ヨガの基礎を学ぶ際は、まずはこの安楽座から始めることをおすすめします。

蓮華座

蓮華座はパドマーサナと呼び、ヨガの代表的な座位の一つで、瞑想やヨガ実践において非常に重要なポーズです。

蓮華座は、両足を組んで座る姿勢で、足の裏が太腿に触れる状態になります。この姿勢は安定感があり、長時間の瞑想に適しています。背筋を伸ばし、肩甲骨を寄せることで、呼吸が円滑になり、心身の集中力が高まります。

蓮華座は、足を組むことで、下半身の血流が改善され、内なる「エネルギー」の循環が促されます。また、両膝が開いた状態になるため、骨盤の開きも良くなり、内臓機能の向上にもつながります。

この座位は、瞑想やプラーナヤーマ(呼吸法)の際に欠かせません。静座して心を落ち着かせ、自然な呼吸リズムを見出すことができるからです。長時間の実践にも耐えられるよう、柔軟性を高めることが重要です。

蓮華座は、ヨガの基本中の基本とも言えるポーズです。心身のバランスを整え、自己との調和を深める上で、非常に意義深い座位なのです。

達人座

達人座はシュキャーサナと呼び、ヨガの中でも最も高度な座位の一つと考えられています。これは、完全な集中力と深い柔軟性を要求される、非常に難易度の高いポーズです。

達人座の特徴は、両脚を180度に開き、上体を前に倒し、両手で足先や地面を掴むというものです。この姿勢を保つには、股関節、膝関節、足関節の非常に高い柔軟性が必要とされます。また、腰や背中の筋肉の柔軟性も重要です。

達人座を行うことで、下半身の筋肉が大きく伸張され、循環が促進されます。
これにより、下半身の柔軟性と筋力が向上し、上半身を前に倒すことで、背中や肩のストレッチにも効果があります。

さらに重要なのは、このポーズを正しく行うためには、極めて高い集中力と精神的な安定が必要だということです。両脚を完全に開いた姿勢を保ち続けるには、絶えず自身の体の状態を意識し、バランスを保つ努力が欠かせません。

このように、達人座は単なる柔軟性の向上だけでなく、集中力や精神的な統一といった、ヨガの究極の目的にも通じるポーズなのです。初心者にはなかなか難しいかもしれませんが、ヨガの極意に触れる良い機会となるでしょう。

ヨガポーズの意味と効果は?

ヨガポーズには、それぞれ深い意味と効果があります。ヨガポーズを実践することで、心身の健康的なバランスを保つことができます。
詳しく説明していきますね。

● 柔軟性の向上
● 筋肉の強化
● 姿勢の改善
● ストレス解消
● 集中力の向上

柔軟性の向上

ヨガのポーズを行うことで、特に股関節や背骨、肩関節といった、日常生活で使う主要な関節の可動域が広がります。これは、ポーズを行うことで関節周辺の筋肉が伸び、滑りが良くなるためです。

たとえば、前屈のポーズを行うと、ハムストリングス(太もも裏の筋肉)が伸び、大腿部の柔軟性が高まります。
また、背中や肩周りのポーズを行うと、背骨の可動域が広がり、上半身の柔軟性が向上します。

ヨガのポーズは体の各部位の柔軟性を段階的に高め、関節の可動域が広がることで、日常生活での動作が楽になるだけでなく、怪我のリスクも減少します。

さらに、ヨガの呼吸法と組み合わせることで、より深い柔軟性の向上が期待できます。呼吸のタイミングに合わせてポーズを行うことで、筋肉の緊張がほぐれ、より深くポーズに入れるようになります。

つまり、ヨガは身体の柔らかさを段階的に高めていく、非常に効果的な方法なのです。継続的な実践によって、驚くほど柔軟になれるでしょう。

筋肉の強化

ヨガのポーズには、体重を支えるために様々な筋肉を使うものが多数あります。
例えば「プランク」のポーズでは、腹筋や背筋、腕の筋肉を強化することができます。
また「戦士のポーズ」では、大腿四頭筋や臀部の筋肉を鍛えられます。

これらのポーズを行うことで、日常的に使わない筋肉にも刺激が加わり、徐々に筋力が向上していくのです。特に体幹の筋肉は、ヨガを通して強化されることが多く、姿勢の改善にも役立ちます。

さらに、ヨガには静的な筋収縮と動的な筋収縮の両方が含まれているため、持久力の向上にも効果的です。ポーズを保持するだけでなく、スムーズな動作を意識することで、筋肉のコントロール力も高まっていきます。

つまり、ヨガは単なる柔軟性の向上だけでなく、体の中心となる筋肉群を効果的に鍛えられる素晴らしい方法なのです。

姿勢の改善

ヨガは、姿勢の改善に大きな効果を発揮します。
これは、ヨガのポーズが身体の各部位の筋肉を均等に鍛えるためです。

まず、ヨガのポーズには、背骨の柔軟性を高めるものが多数あります。
「猫のポーズ」や「ウシのポーズ」のように、背中を丸めたり反らしたりする動作を繰り返すことで、背骨の可動域が広がっていきます。
これにより、日常生活での姿勢の歪みが改善されます。

同時に、ヨガは体幹の筋肉を強化することでも、姿勢の改善に寄与します。プランクなどのポーズなどは、腹筋や背筋、臀部の筋肉を鍛え、これらの筋肉が強化されることで、自然と背筋が伸び、肩甲骨が安定するようになります。

さらに、ヨガには関節の可動域を広げるポーズも多数あり、それらが姿勢改善に役立ちます。例えば、股関節の柔軟性が高まれば、骨盤の位置が安定し、腰痛の改善にもつながります。また、肩関節の可動域が広がれば、手足を自由に動かせるようになり、スムーズな動作が可能になります。

ストレス解消

ヨガは、ストレス解消に非常に効果的な方法の1つです。ヨガでは深い腹式呼吸を行うことで、自律神経のバランスが整います。交感神経優位な状態から、副交感神経優位な状態へと切り替わるので、心身ともにリラックスできるのです。

ヨガのポーズは様々な姿勢を取ることで、筋肉を伸ばしたり収縮させたりします。これにより、身体の歪みが改善され、筋肉の緊張が和らぐのです。ストレスによって固くなった筋肉が柔らかくなり、心地よい開放感が得られるのです。

最後に、ヨガには瞑想の要素も含まれています。ポーズを行う際に、自分の呼吸や感覚に集中することで、思考が整理され、心が落ち着き、日常生活で溜まったストレスを解消し、精神的な安定を得ることができるのです。

このように、ヨガには呼吸、姿勢、瞑想の3つの要素が含まれており、それらが相乗効果を発揮してストレス解消に役立っているのです。

集中力の向上

ヨガの呼吸法は、深い腹式呼吸を行うことで自律神経のバランスが整います。これにより、副交感神経が優位な状態になり、リラックスした心身の状態を維持できるのです。集中力の高い状態を保つには、このようなリラックス状態が重要です。

ヨガのポーズでは、様々な姿勢を取るためには、自身の身体を細かく感じ取り、それを意識的にコントロールする必要があります。ポーズを行う際は、自分の呼吸や筋肉の動きに集中しなければならず、このプロセスが集中力の向上に繋がります。

また、ヨガには瞑想の要素も含まれています。ポーズ中に自身の内面に注目することで、思考が整理され、集中力が高まります。外部からの刺激を遮断し、内なる声に耳を傾けることが重要なのです。

このように、ヨガには呼吸法、姿勢制御、瞑想の3つの要素が含まれており、それらが相互に作用して集中力の向上に寄与しているのが特徴です。ヨガを継続的に行うことで、自然と集中力が養われていくでしょう。

ヨガの基本のポーズは?

ヨガのポーズは、基本的な動作を習得するのに適しており、ヨガの入門者から上級者まで幅広く取り入れられています。
詳しく説明していきますね。

● 山のポーズ
● 前屈ポーズ
● ツイストポーズ

山のポーズ

山のポーズ(タダサナ)は、ヨガの基本的なスタンディングポーズの1つです。このポーズは、ヨガの基礎を築き上げる上で重要な役割を果たします。

まず、足を揃えて立ち、体重を均等に両足に乗せます。両足の内側を少しずつ寄せ合い、足の指が少し開いた状態でキープします。これにより、下半身の筋肉が適度に緊張し、安定した立ち位置が得られます。

上半身については、背骨を伸ばし、肩甲骨を下に引き寄せ、胸を開くように意識します。顎は少し引き上げ、視線は水平か少し上を向くように保ちましょう。この動作により、背筋が伸び上がり、胸郭が広がります。

腕は体の両脇に自然と下ろし、掌は軽く閉じた状態にし、指先には僅かな力を込め、体全体にわたって穏やかな筋肉の緊張感を保ちます。

このようなポジショニングにより、身体全体が一直線に伸び上がるような感覚が得られます。まるで山のようなシルエットを描いているかのようです。

山のポーズは、立位の基礎を培う重要なポーズです。安定した立ち位置と、伸び上がる姿勢は、後のポーズへと活かされていきます。さらに、深い呼吸とともに行うことで、精神的な安定やリラックス効果も期待できますよ。

前屈ポーズ

前屈ポーズ(ウッタナアーサナ)は、ヨガの基本的なスタンディングポーズの1つです。このポーズは、体の柔軟性を高め、精神的なリラックス効果も期待できる重要なポーズです。

まず、山のポーズから始め、両足を肩幅に開き、膝は少し曲げ、重心を前に移動させるように意識します。そして、ゆっくりと上半身を前に倒していきます。

手は床に着くか、足の付け根に置くことができます。手が届かない場合は、ベルトやストラップを使うと良いでしょう。重要なのは、背中を丸めず、背骨の線を保ちながら前に倒すことです。

前屈すると、太ももの裏側や背中の筋肉が伸びていくのを感じられます。同時に、頭部が下がることで、脳への血流が良くなり、リラックス効果も期待できます。

呼吸に意識を向けながら、ゆっくりと5-10回程度、前屈と後退を繰り返します。吐息とともに前に倒れ、吸息とともに上体を起こすイメージです。

前屈ポーズは、柔軟性の向上や心身のリラックスに加えて、集中力の向上にも役立ちます。静かな呼吸と体の動きに意識を集中することで、瞑想的な状態に入ることができるのです。

ツイストポーズ

ツイストポーズ(パリヴリッタ・パルシュヴァコーナーサナ)は、ヨガの代表的なツイストポーズの1つです。このポーズは、体の柔軟性を高め、内臓機能の活性化や体のデトックス効果が期待できます。

まず、山のポーズから始め、両足を肩幅に開き、体重は両足に均等にかかるよう意識します。次に、左足を少し後ろに踏み出し、左膝を90度に曲げます。右足は直立したままキープします。

上半身は、ゆっくりと左へ向きを変えていきます。左手は右ひざの外側に置き、右手は左肩の後ろに持っていきます。この動作によって、背骨がねじれるように捻れていきます。

頭部も左に向けて、視線は左肩に向けます。この時、背中が丸まらないよう、背筋を伸ばし続けることが大切です。ツイストの深さは各自の柔軟性に合わせて調整しましょう。

ゆっくりと5-10回、呼吸に合わせてツイストを繰り返し、吐息とともに捻り込み、吸息とともにゆっくりと元の位置に戻します。

ツイストポーズは、血行を促進し、内臓機能の改善にも役立ちます。

初心者でも簡単にできるヨガポーズ

初心者でも簡単にできるヨガのポーズについて、説明していきますね。

● 猫背のポーズ
● 子供のポーズ

順番にご紹介していきます。

猫背のポーズ

猫のポーズはマルジャリアーサナと呼びます。
このポーズは四つん這いの姿勢から始めます。両膝は肩幅に開き、両手は肩幅に置きましょう。ゆっくりとお腹を膨らませるように背中を反らせていきます。背骨が天井に向かって伸びるように意識しましょう。続いて呼息では、背中を丸めるように猫背になり、肩甲骨が近づくように背中を丸め、最下部の背骨まで沈み込むように動きます。

このポーズを何度も繰り返すことで、脊柱の可動域が広がっていきます。特に胸椎部分の柔軟性が高まり、肩甲骨まわりの筋肉がほぐれていきます。猫背と反らせる動作によって、背骨全体を優しくマッサージするような感覚が得られるのです。

また、このポーズはストレス解消にも効果的で、背中を丸めることで副交感神経が優位になり、リラックスした状態に導かれます。同時に、反らせる動作によって前屈の柔軟性も養われていきます。

呼吸とリズムを大切にしながら、ゆっくりとしたテンポで繰り返しましょう。

子どものポーズ

子どものポーズはバーラサナと呼びます。
このポーズは膝立ちの姿勢から始めます。まず、両膝を肩幅に開き、ゆっくりとゆっくりと上体を膝の上に乗せていきます。両手は肩の幅に置き、額を膝につけるように前傾させていきましょう。

この姿勢では、背中が丸まるように意識することが大切です。背骨がゆっくりと伸び、背中の筋肉が伸びきった状態になります。同時に、両肩甲骨が近づき、肩周りの筋肉もリラックスしていきます。

呼吸のタイミングにも注目しましょう。ゆっくりと深い呼吸を心がけ、吸息では上体をゆっくりと膝の上に乗せ、呼息では体をさらに沈めていきます。この呼吸のリズムに合わせて、体をさらにゆったりとさせていくことができるのです。

このポーズは、疲れた心身をリフレッシュさせるのに最適です。背骨や肩の筋肉をしっかりとストレッチでき、心地よい開放感が得られ、深い呼吸によって副交感神経が優位になり、リラックスした状態に導かれます。

無理のない範囲で行い、心地よい伸びを感じられるよう心がけましょう。このポーズを続けることで、ストレス解消や心身のバランス調整に効果的です。

ヨガの基本

ヨガとはそもそもどのようなものなのでしょうか。最初に、ヨガの基本となる考え方について、おおまかなところをおさえておきましょう。

ヨガの考え方

ヨガはそもそも自分と向き合うためのものです。ポーズをとるのは、心と体をつなぐためです。体のさまざまな部分に働きかけをおこなうことで、自分と向き合うための流れを作っていきます。

呼吸法に重きをおく

ヨガで特に重要視されているのは、呼吸法です。ヨガにはさまざまな呼吸法があり、それぞれやり方が異なります。ヨガのたくさんの呼吸法のなかでもとくに基本となっているのは、腹式や鼻呼吸です。基本の呼吸法を覚えることで、しっかりとヨガの効果を高めていくことができるようになります。

基本の座法

ヨガにはさまざまなポーズがあります。そのなかでも、座るときの基本姿勢はとても大切です。どのようなヨガをおこなうときでも座法は必ずおこなうことがほとんどです。ここでは、基本的な座法についてみておきましょう。

安楽座(スカーサナ)

ヨガの安楽座(スカーサナ)とは、あぐらの座り方です。ヨガの座り方の中でも基本となっています。安楽座(スカーサナ)のポーズをとるときは、足首を90度になるように曲げてすねをクロスするようにします。そして、太ももの内側を足の内側に置くようにしましょう。気を抜くと骨盤が後ろに倒れやすくなってしまうので、そのようなときには座骨の下に毛布をたたんで敷くようにするとバランスがとりやすくなります。

蓮華座(パドマーサナ)

蓮華座(パドマーサナ)で座るときは、足首を曲げずにまっすぐにした状態で、片方の脚を反対側の鼠径部に乗せます。これを両足ともおこないます。蓮華座(パドマーサナ)は仏像の座り方でもあり、座禅や瞑想に向いている座り方です。上手にこの座り方ができると、鼠径部から下半身の血行を促すことができるので、エネルギーがうまく放出されやすくなります。

達人座(シッダアサナ)

達人座(シッダアサナ)の座り方をするときは、まず足を延ばして座りましょう。その状態で右足を曲げて、くるぶしを会陰部に置きます。そして、左足を曲げたら、ふくらはぎが右足の親指にあたるくらいの場所におきましょう。左右の座骨に均等に体重をかけえるようにして土台を整えます。あごはひいて視線は前方または鼻先を見つけるようにしてください。呼吸をしっかり整えたらOKです。このポーズをとると股関節がやわらかくなり。姿勢が整います。瞑想の準備のための座法でもあります。

基本のポーズ

ヨガにはさまざまなポーズがあります。それぞれ名前がついており、いろいろな効能があります。ここでは、基本となるヨガのポーズを紹介します。

山のポーズ(ターダアーサナ)

山のポーズ(ターダアーサナ)にはリラックス効果や姿勢を矯正する効果があります。太陽礼拝など立っておこなうポーズの始まりの姿勢です。まっすぐに立っているだけに見えますが、実際は足をそろえて体の重心のバランスが偏らないように注意する必要があります。意外と難しいので、最初はインストラクターの指示をしっかりと聞く必要があります。

手を上にあげるポーズ(ウルドゥハスタアーサナ)

手を上にあげるポーズ(ウルドゥハスタアーサナ)は、体全体の姿勢を整えることができ、体感を強化する効果をもっています。まずは山のポーズで立ち、息を吸いながら両手を上にあげます。このとき、手のひらを合わせるようにしても構いません。耳と肩を離して腹部に力を入れ、尾骨を下げるようにしましょう。息を吸って背筋を伸ばしたら、息を吐きながら両手をもとの位置に戻します。

深い前屈のポーズ(ウッターナアーサナ)

深い前屈のポーズ(ウッターナアーサナ)は、内臓の調子を整える効果があります。沈んだ気持ちを改善するのにも役立つといわれています。山のポーズの状態から、息を吐いて前屈をして手のひらを床につけるようにしましょう。さらに手を両足の横にもっていき、さらにかかとの後ろ側へ移動していきます。ひざはできるだけ曲げないように気を付けます。頭を上げて背筋を伸ばしつつ、お尻を頭の方向へ移動します。足が床と垂直になるようにするのがポイントです。息を吐きながら上体を足に近付けていき、頭を膝につけます。内ももを引き上げるようにしながら両膝を引き締めていきます。深く息を吸いながら手を放して元の姿勢に戻りましょう。

簡単にできるおすすめポーズ

ヨガのポーズの中には、初心者でも比較的に簡単におこなえるものもあります。ヨガの本格的なポーズが難しいと感じるなら、簡単なポーズから始めてみてはいかがでしょうか。

子供のポーズ

子どものポーズは、脳を休めて心を落ち着かせるのに役立ちます。脚全体のストレッチにもなるポーズです。まず、床の上にひざまずくようにして両足の親指を合わせてかかとの上に座るようにしましょう。そして、両膝を腰幅程度に開きます。息を吐きながら胴体を太ももの間におろすようにします。尾骨を骨盤の後ろから離すようにして伸ばしていき、頭の先端を首の後ろから遠ざけるようなイメージでも持ち上げます。両手は床の上に胴体と平行にするようにしておき、手のひらを上向きにしましょう。そして、肩の前側を緩めてください。

コブラのポーズ

コブラのポーズは、背骨を強化したり、腹部をストレッチしたりする効果のあるポーズです。まず床の上にうつぶせになって両足を後ろに引き伸ばし、両足の甲を床の上に置きましょう。そして、両足の指を広げて肩の下に置きます。肘を体の後ろに引き寄せるようにしましょう。さらに、両足の甲と太ももを床につけたら、恥骨は床のほうに引いていきます。息を吸いながら両腕を伸ばして、胸を床から持ち上げましょう。尾骨を恥骨のほうに押して、恥骨のほうへ持ち上げてください。さらに、肩甲骨を背中のほうに引き締めて、肋骨の脇を前方に押すようにします。呼吸に合わせて背骨全体を後屈していきます。

ヨガを始めるなら基本のポーズをしっかりとおさえよう

ヨガを始めるなら基本のポーズをしっかりとおさえよう

ヨガのポーズにはたくさんの種類があり、それぞれ意味や効果が異なります。今回紹介したヨガのポーズはほんの一部なので、基本となるヨガのポーズはほかにもたくさんあります。しっかりとひとつひとつのポーズの違いをおさえてしっかりとそのポーズをとることができれば、正しいヨガのしかたをマスターすることが可能です。反対にヨガのポーズについて意味や効果をよく分かっていないと、正しくヨガをおこなっていくことが難しいかもしれません。せっかくヨガを始めるなら、なるべく効果的におこなっていきたいですよね。正しいヨガの方法を理解して、ヨガの効果を最大限に引き出せるように準備を整えておきましょう。

まとめ

今回はヨガの基本知識やポーズの意味と基本ポーズを学ぶ事について解説していきました。
ヨガはサンスクリット語で「つなぐ」や「統合する」という意味を持っています。身体の様々な部位を「つなぐ」ことで、心身ともに統合された健康的な状態を目指すのがヨガの目的です。

ヨガのポーズ(アーサナ)には、それぞれ意味や効果があります。
基本的なポーズには、立位、座位、腰かけ、四つん這い、仰臥位などがあり、これらの基本ポーズを組み合わせることで、様々な展開ポーズが生み出されていきます。

ポーズを行う際は、呼吸とリズムを大切にすることが重要です。ゆっくりとした深呼吸に合わせて体を動かすことで、リラックスした状態を保ちながらも、心身ともに鍛えることができます。

ヨガを続けることで、柔軟性の向上、ストレス解消、心身のバランス調整などの効果が期待できます。初心者の方も無理のない範囲から始めて、自分に合ったペースで続けていくことをおすすめします。

通信講座のSARAスクール編集部
心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。
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