マクロビオティック実践者必見!外食後のリセット方法と体調管理
記事更新日:2024年8月30日マクロビオティックを実践する際に、外食は特に注意が必要です。
外食は楽しみの一つですが、普段の食事と異なり、食材や調理法が自分の基準に合わないこともあります。
そのため、外食後に適切なリセット方法を取り入れることが重要です。
マクロビをおこなっていると、外食時にどのようなメニューを頼んだらいいか分からないという人も多いのではないでしょうか。外食をすると、どうしてもマクロビのルールにそぐわない食事になってしまうことが多いです。それを防ぐためには、ちょっとしたポイントに気を付けることが大切になります。また、マクロビのルールから逸脱した食事をしたときは帰宅後にリセットすることも重要です。
今回はマクロビ中に外食する際に気を付けたいことや注意点について紹介します。マクロビ中の外食について悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
目次
マクロビオティックの基本理念を再確認
マクロビオティックは、健康と調和を追求するライフスタイルであり、食生活を通じて心身のバランスを整えることを目指します。
ここでは、マクロビオティックの基本理念である「一物全体」「身土不二」「陰陽調和」について詳しく解説します。
それぞれの理念が持つ意味と、その具体的な実践方法を学びましょう。
「一物全体」とは?その意味と実践方法
「一物全体」は、食材を余すことなく全て利用するという考え方です。
これは、食材の栄養価を最大限に活かし、無駄を省くことを意味します。
食材を丸ごと使う意義
食材を丸ごと使うことには多くの利点があります。
例えば、野菜の皮や根には多くの栄養素が含まれています。
これを捨ててしまうと、せっかくの栄養を無駄にしてしまうことになります。
実践方法
「一物全体」を実践するためには、以下の方法があります。
皮付きの野菜を使う
にんじんやじゃがいもなど、皮付きのまま調理することで、栄養素を逃さず摂取できます。
葉や根も利用
大根の葉やにんじんの葉など、普段は捨ててしまう部分も料理に活用します。
これにより、食材全体の栄養を取り入れられます。
骨付き魚や肉を使う
魚や肉も骨付きで調理することで、カルシウムなどの栄養素を摂取できます。
「身土不二」の考え方とその重要性
「身土不二」は、身体と土地は一体であるという考え方です。
これは、地元で採れた旬の食材を食べることが健康に良いとされる理由を示しています。
地元の食材を選ぶ意義
地元の食材は、その土地の気候や風土に適応して育っています。
そのため、その土地に住む人々にとって最も適した栄養を提供してくれます。
また、地元の食材を選ぶことは、環境負荷の軽減にもつながります。
実践方法
「身土不二」を実践するためには、以下の方法があります。
地元産の食材を選ぶ
地元の市場や農家から新鮮な食材を購入します。
これにより、地域経済にも貢献できます。
旬の食材を食べる
旬の食材は、その時期に最も栄養価が高く、体に必要な栄養素を提供します。
季節ごとに食材を変えることで、バランスの取れた食生活が実現します。
自分で育てる
可能であれば、自宅で野菜やハーブを育てることもおすすめです。
これにより、新鮮で無農薬の食材を手に入れられます。
「陰陽調和」の原則と日常生活への応用
「陰陽調和」は、陰と陽という二つの相反するエネルギーのバランスを取ることを重視する考え方です。
食材や調理法を陰陽に基づいて選ぶことで、心身のバランスを保ちます。
陰陽とは?
陰と陽は、全てのものに存在する相反するエネルギーです。
陰は冷たい、柔らかい、軽いなどの特性を持ち、陽は温かい、硬い、重いなどの特性を持ちます。
陰陽調和の実践方法
陰陽調和を日常生活に取り入れるためには、以下の方法があります。
食材の選び方
陰性の食材(果物、葉物野菜)と陽性の食材(根菜、塩、肉)をバランスよく組み合わせます。
調理法の工夫
蒸す、煮る、焼くなどの調理法をバランスよく取り入れます。例えば、夏には蒸し料理や生野菜、冬には煮物や焼き物が適しています。
季節と体調に合わせる
季節や自分の体調に合わせて、陰性と陽性のバランスを調整します。
寒い季節には陽性の食材を多めに、暑い季節には陰性の食材を多めに摂取するよう心がけます。
マクロビオティックの基本理念である「一物全体」「身土不二」「陰陽調和」は、健康と調和を追求するための重要な要素です。
これらの理念を実践することで、心身のバランスを保ち、自然との調和を図れます。
日常生活に取り入れることで、より健康的で持続可能なライフスタイルを実現しましょう。
マクロビオティックを実践する際の外食の工夫
マクロビオティックを実践する上で、外食時の食事選びは特に難しいと感じることが多いでしょう。
外食の機会が多い現代社会では、外食時にもマクロビオティックの基本原則を守りつつ、健康的な食生活を維持する工夫が求められます。
ここでは、マクロビオティックの基本原則「一物全体」「身土不二」「陰陽調和」を外食時に実践する方法について詳しく解説します。
マクロビの基本原則「一物全体」を外食で実践する方法
「一物全体」とは、食材を余すことなく全て利用するという考え方です。
外食時にもこの原則を実践するためのポイントを紹介します。
食材の選び方と調理法
外食時でも、可能な限り食材を丸ごと使った料理を選ぶことが「一物全体」を実践する鍵です。
皮付きの野菜や果物を使った料理
レストランでは、サラダやスープなど、皮付きの野菜を使ったメニューを選びましょう。
皮には多くの栄養素が含まれているため、栄養価を逃さず摂取できます。
骨付きの魚や肉
魚や肉料理を注文する際は、骨付きのものを選ぶと良いでしょう。
骨にはカルシウムなどのミネラルが豊富に含まれており、スープなどにするとさらに栄養価が高まります。
全粒穀物を選ぶ
主食として白米や白いパンではなく、玄米や全粒粉のパンを選びましょう。
これにより、食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に摂取できます。
実践例
外食時に「一物全体」を実践するための具体的な例は、以下の通りです。
和食レストラン
和食は比較的一物全体の考え方に沿った料理が多いです。
煮物や焼き魚、野菜の天ぷらなど、皮や骨を活用したメニューを選びましょう。
サラダバー
サラダバーでは、皮付きの野菜や果物を選び、ドレッシングはシンプルなものを選びます。
野菜の栄養を最大限に活用できます。
スープや煮物
スープや煮物は、骨付き肉や魚、皮付き野菜を使った料理が多いです。
これらの料理を選ぶことで、一物全体を実践しやすくなります。
「身土不二」を意識した外食の選び方
「身土不二」は、身体と土地は一体であるという考え方であり、地元の食材を選ぶことの重要性を説いています。
外食時にもこの考え方を取り入れることで、健康的な食事を楽しめます。
地元の食材を選ぶ意義
地元で採れた食材は、その土地の気候や風土に適応して育っており、最も新鮮で栄養価が高い状態で提供されます。
また、地元の食材を選ぶことで、地元経済の活性化にも貢献できます。
実践方法
「身土不二」を外食時に実践するための具体的な方法を紹介します。
地元のレストランを選ぶ
地元産の食材を使用しているレストランを選びましょう。
これにより、新鮮で栄養価の高い食事を楽しめます。
旬の食材を選ぶ
メニューを選ぶ際には、旬の食材を使用した料理を選びましょう。
旬の食材は、その時期に最も栄養価が高く、体に必要な栄養素を豊富に含んでいます。
地元の市場やファーマーズマーケット
地元の市場やファーマーズマーケットに併設されたレストランやカフェを利用することで、新鮮な地元食材を楽しめます。
実践例
外食時に「身土不二」を意識した食材選びの具体例は、以下の通りです。
ファーム・トゥ・テーブルのレストラン
地元の農場から直接仕入れた食材を使用するレストランを選ぶと、新鮮で栄養価の高い食事を楽しめます。
地元の旬の食材フェア
レストランが開催する地元の旬の食材フェアに参加することで、地元の新鮮な食材を使った特別メニューを楽しめます。
郷土料理のレストラン
その地域特有の郷土料理を提供するレストランでは、地元の食材が多く使われています。
これにより、地元の食文化を楽しみながら「身土不二」を実践できます。
「陰陽調和」を保つための外食時のポイント
「陰陽調和」は、陰と陽のエネルギーのバランスを保つことを重視する考え方です。
外食時にもこのバランスを意識することで、健康的な食事を楽しめます。
陰陽のバランスを取る意義
陰と陽のバランスを取ることで、体内のエネルギーの調和が保たれ、健康が維持されます。
食事においても、このバランスを意識することが重要です。
実践方法
外食時に「陰陽調和」を保つための具体的な方法を紹介します。
陰陽の食材をバランスよく選ぶ
メニューを選ぶ際には、陰性の食材(果物、葉物野菜)と陽性の食材(根菜、塩、肉)をバランスよく組み合わせます。
調理法の工夫
調理法も陰陽に影響します。
蒸す、煮る、焼くなどの調理法をバランスよく取り入れた料理を選ぶと良いでしょう。
季節と体調に合わせた選び方
季節や自分の体調に合わせて、陰陽のバランスを調整します。
寒い季節には陽性の食材を多めに、暑い季節には陰性の食材を多めに摂取するよう心がけます。
実践例
外食時に「陰陽調和」を意識したメニュー選びの具体例は、以下の通りです。
和食レストラン
和食は陰陽のバランスを取りやすい料理が多いです。
例えば、刺身(陰性)と煮物(陽性)を組み合わせることで、バランスの取れた食事が楽しめます。
ベジタリアンレストラン
ベジタリアンレストランでも陰陽のバランスを意識できます。
葉物野菜(陰性)と豆類や根菜(陽性)をバランスよく選びます。
中華レストラン
中華料理は、炒め物(陽性)とサラダ(陰性)など、調理法を組み合わせることで陰陽のバランスを取りやすいです。
例えば、蒸し野菜(陰性)と炒め物(陽性)を組み合わせると良いでしょう。
外食時にマクロビオティックを実践するためには、「一物全体」「身土不二」「陰陽調和」の基本原則を意識することが重要です。
これらの原則を実践することで、健康的な食事を楽しみながら、自然との調和を保てます。
日常生活に取り入れることで、持続可能でバランスの取れたライフスタイルを実現しましょう。
マクロビ実践者のための外食時の注意点
マクロビオティックを実践している方にとって、外食時の食事選びは特に注意が必要です。
外食は便利ですが、自分の健康方針を守りつつ楽しむためには、事前の準備と知識が不可欠です。
ここでは、外食時にマクロビオティックの原則を守るための具体的な注意点を紹介します。
外食前に玄米を食べることで暴食を避ける
外食の際、ついつい食べ過ぎてしまうことがあります。
これを防ぐためには、事前に玄米を少量食べておく方法が効果的です。
玄米の効果
玄米は、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、消化もゆっくり進むため、満腹感が持続します。
これにより、外食時に過度な食欲を抑えられます。
実践方法
少量の玄米を食べる
外食前に、お茶碗半分ほどの玄米を食べておくと良いでしょう。
これにより、食欲をコントロールしやすくなります。
おにぎりを持参
玄米のおにぎりを作って持ち歩き、外食前に食べるのも一つの方法です。
これなら、急な外食の予定が入っても対応できます。
油を使わないメニューの選び方
マクロビオティックでは、過剰な油の摂取を避けることが推奨されています。
外食時にも、この原則を守るためには、油を使わないメニューを選ぶことが重要です。
油の健康影響
過剰な油の摂取は、消化不良や肥満、心臓病などのリスクを高めます。
特にトランス脂肪酸や飽和脂肪酸の摂取は避けるべきです。
実践方法
蒸し料理や茹で料理を選ぶ
蒸し野菜や茹でた魚など、油を使わない調理法を採用しているメニューを選びましょう。
生野菜のサラダ
ドレッシングに注意しながら、生野菜のサラダを選ぶと油の摂取を抑えられます。
オリーブオイルなどの健康的な油を使ったドレッシングを選ぶと良いでしょう。
スープ
油を多用しないスープ類もおすすめです。
特に野菜スープや味噌汁は、栄養価が高く、消化にも良いです。
穀物や野菜を中心としたメニューの選択
マクロビオティックの食事法では、穀物や野菜を中心としたバランスの取れた食事が重要です。
外食時にもこの原則を守るための工夫が必要です。
穀物と野菜の重要性
穀物や野菜は、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、体に必要な栄養素を豊富に含んでいます。
また、消化吸収も良く、体内のエネルギーのバランスを保つのに役立ちます。
実践方法
全粒穀物を選ぶ
白米や精製された小麦ではなく、玄米や全粒粉のパンなどを選びましょう。
これにより、食物繊維やビタミン、ミネラルをしっかり摂取できます。
野菜たっぷりのメニュー
サラダ、蒸し野菜、野菜炒めなど、野菜が豊富に使われているメニューを選びます。
できるだけ多くの種類の野菜を摂取することで、バランスの取れた栄養補給ができます。
豆類の利用
豆腐、納豆、豆サラダなど、豆類を含むメニューを選ぶと良いです。
豆類は植物性タンパク質が豊富で、栄養価が高いです。
具体的なメニュー例
和食
ご飯、味噌汁、野菜の煮物、豆腐など、穀物や野菜、豆類をバランスよく摂取できるメニューが豊富です。
ベジタリアンレストラン
全粒穀物や新鮮な野菜を使ったメニューが多く、マクロビオティックの原則に合った食事がしやすいです。
エスニック料理
インド料理のダル(豆カレー)やタイ料理の野菜たっぷりのサラダなど、穀物や野菜が中心のメニューを選びましょう。
調味料の選び方にも注意
マクロビオティックでは、自然な調味料を使い、化学調味料や過剰な塩分、砂糖を避けることが推奨されています。
外食時にもこの点に注意することが大切です。
調味料の健康影響
化学調味料や過剰な塩分、砂糖の摂取は、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
これらは、高血圧や糖尿病、肥満などのリスクを高める原因となります。
実践方法
自然な調味料を選ぶ
醤油、味噌、酢など、自然発酵の調味料を使った料理を選びましょう。
これにより、化学調味料を避け、健康的な食事を楽しめます。
ドレッシングの選び方
サラダを注文する際には、ドレッシングに注意します。
市販のドレッシングには砂糖や添加物が多く含まれていることがあるため、オリーブオイルやレモン汁を使ったシンプルなものを選びます。
塩分のコントロール
料理の塩分が気になる場合は、別に塩をつけてもらい、自分で調整することも可能です。
これにより、過剰な塩分摂取を防げます。
具体的な実践例
和食レストラン
和食は自然な調味料を使うことが多いため、醤油や味噌を使った料理を選ぶと良いです。
イタリアンレストラン
オリーブオイルやバルサミコ酢を使った料理を選ぶことで、健康的な食事が楽しめます。
トマトソースも自然な調味料を使っていることが多いです。
自家製ドレッシング
サラダバーでは、自分でドレッシングを作れる場合もあります。
オリーブオイル、レモン汁、塩少々で簡単にヘルシーなドレッシングを作りましょう。
マクロビオティックを実践する際の外食時の注意点として、外食前に玄米を食べることで暴食を避け、油を使わないメニューを選び、穀物や野菜を中心としたバランスの取れた食事を心がけ、調味料にも注意することが挙げられます。
これらのポイントを意識することで、外食時にも健康的なマクロビオティックの原則を守りながら食事を楽しめます。
日常生活に取り入れ、持続可能でバランスの取れたライフスタイルを実現しましょう。
外食後のリセット方法と体調管理
外食は便利で楽しみの一つですが、マクロビオティックを実践する方にとっては、その後のリセットと体調管理が重要です。
外食後に体内のバランスを整えるための方法を知ることで、健康的な生活を維持できます。
ここでは、外食後に役立つリセット方法と体調管理のポイントについて詳しく解説します。
極性を中和する食材の選び方
マクロビオティックでは、陰性と陽性のバランスを取ることが重要です。
外食で偏った食事を摂った場合、極性を中和する食材を選ぶことで体内のバランスを整えられます。
陰性と陽性のバランス
陰性の食材は体を冷やし、陽性の食材は体を温めます。
極性を中和するためには、陰性と陽性のバランスを取ることが必要です。
陰性の食材
l 果物:りんご、バナナ、メロンなど
l 葉物野菜:ほうれん草、レタス、キャベツなど
l 冷たい飲み物:ジュース、冷たいお茶
陽性の食材
l 根菜類:にんじん、大根、さつまいもなど
l 発酵食品:味噌、醤油、漬物など
l 温かい飲み物:ほうじ茶、紅茶、しょうが湯
極性を中和する食材選びのポイント
バランスを取る
外食で陰性の食材を多く摂った場合は、陽性の食材を取り入れてバランスを取ります。
逆に、陽性の食材を多く摂った場合は、陰性の食材を取り入れます。
自然の調味料を使う
自然発酵の調味料を使うことで、極性を中和しやすくなります。
醤油や味噌、酢などを利用しましょう。
調理法にも注意
蒸し料理や煮物など、油を使わない調理法を選ぶと、体への負担を減らせます。
毒消しに効果的な大根おろしの利用法
大根おろしは、体内の毒素を排出する効果があり、外食後のリセットに最適な食材です。
ここでは、大根おろしの効果と利用法について詳しく解説します。
大根おろしの効果
消化促進
大根おろしには、消化酵素が豊富に含まれており、食べ過ぎや消化不良を和らげる効果があります。
解毒作用
大根には、体内の毒素を排出する効果があり、特にアルコールや重金属の解毒に有効です。
抗炎症作用
大根には抗炎症作用があり、体内の炎症を抑える効果があります。
大根おろしの利用法
食後に摂取
外食後に大根おろしを摂取することで、消化を助け、体内の毒素を排出する効果が期待できます。
ドレッシングとして
大根おろしをサラダのドレッシングとして利用することで、日常的に取り入れられます。
醤油やポン酢を加えると、さらに美味しく摂取できます。
薬味として
大根おろしを薬味として、そばや焼き魚に添えることで、消化を助ける効果が得られます。
食材の組み合わせで健康を保つ方法
マクロビオティックでは、食材の組み合わせも重要なポイントです。
正しい組み合わせを選ぶことで、健康を維持しやすくなります。
食材の組み合わせの基本
穀物と野菜
穀物と野菜をバランスよく組み合わせることで、必要な栄養素をバランスよく摂取できます。
タンパク質と炭水化物
植物性タンパク質(豆類やナッツ)と炭水化物(玄米や全粒穀物)を組み合わせることで、エネルギー供給を効率よく行います。
発酵食品と野菜
発酵食品(味噌や漬物)と野菜を組み合わせることで、腸内環境を整え、消化吸収を助けます。
実践例
玄米と野菜の組み合わせ
玄米と季節の野菜を使ったサラダや炒め物は、バランスの取れた食事になります。
ドレッシングには自然発酵の醤油や酢を使うと良いでしょう。
豆腐と野菜のスープ
豆腐と野菜を使ったスープは、消化が良く、栄養価が高いです。
味付けには味噌を使うと、さらに健康的です。
納豆と海藻のサラダ
納豆と海藻を使ったサラダは、タンパク質とミネラルが豊富で、腸内環境を整える効果があります。
外食後のリセットにおすすめの「梅醤番茶」の効果と作り方
梅醤番茶は、梅干しと醤油、番茶を組み合わせた伝統的な飲み物で、外食後のリセットに最適です。
ここでは、梅醤番茶の効果と作り方について詳しく解説します。
梅醤番茶の効果
体を温める
梅醤番茶は、体を温める効果があり、特に寒い季節や冷え性の人に適しています。
消化促進
梅干しと醤油の組み合わせは、消化を助け、胃もたれや消化不良を和らげます。
解毒作用
梅干しにはクエン酸が豊富に含まれており、体内の毒素を排出する効果があります。
また、醤油の発酵成分も解毒を助けます。
免疫力向上
梅干しのクエン酸は、免疫力を高める効果があり、風邪予防にも役立ちます。
梅醤番茶の作り方
1.材料を準備する
● 梅干し1個
● 醤油小さじ1
● 番茶1カップ
2.梅干しを潰す:梅干しを手で潰し、種を取り除きます。
3.醤油を加える:潰した梅干しに醤油を加え、よく混ぜます。
4.番茶を注ぐ:梅干しと醤油の混ぜ物に、温かい番茶を注ぎます。
5.よく混ぜる:全体をよく混ぜて、完成です。
実践のポイント
新鮮な梅干しと自然醤油を使用
梅干しは無添加のもの、醤油は自然発酵のものを使うことで、健康効果が高まります。
温かいうちに飲む
体を温める効果を得るために、温かいうちに飲むことが重要です。
食後に摂取
外食後に梅醤番茶を摂取することで、消化を助け、体内のバランスを整えます。
マクロビ中の外食は?
マクロビの食生活をとり入れているときに外食をするときは、マクロビの基本にもとづいたメニューを注文することが大切です。マクロビには3つのルールがあります。これらを意識しつつ、メニューを選ぶようにするとよいでしょう。
一物全体
マクロビでは、使用する食材に対して一物全体という考え方をします。身だけでなく、皮や種などもすべて食べることでその食材を食べたということになります。そのため、マクロビ中に外食するときは1つの食材のすべての要素を使用しているメニューを選ぶようにしましょう。
身土不二
マクロビの考え方としては、身土不二も重要です。身土不二とは、生まれた場所でとれた食べ物がその人の体にはいちばん合っているという考え方です。そのため、地元でとれたものを使用しているメニューを選ぶようにすべきです。産地にこだわりをもっている飲食店なら、食材の産地も表記されています。
陰陽調和
マクロビでもっとも基本となる考え方が陰陽調和です。食べ物にはすべてに陰陽の要素が含まれています。食事全体の陰陽のバランスを考慮することにより、陰陽を調和させることがとても大切になります。それぞれの食材の陰陽を理解し、メニューに記載されている品の陰陽のバランスを考慮するようにしましょう。
外食時の注意ポイント
では、マクロビ中に外食するときは、具体的にどのようなポイントに注意するとよいのでしょうか。マクロビ中に外食するときは、メニューをよく見て適切なものを選ぶことが大切です。また、事前に準備できることもあります。ここでは、外食時にマクロビを意識するために注意したいポイントについて紹介します。
外食前の玄米で暴食を避ける
マクロビ中に外食するときは、暴飲暴食に注意が必要です。外食となるとさまざまなメニューがあるので、つい食べ過ぎてしまうこともあります。外食での暴飲暴食を防ぐには、外食前に玄米を食べるというのがおすすめです。空腹にならないようにしておけば、外食する際に不要なものを注文したり口に運んだりする危険を避けられます。玄米は腹持ちがいいので、普段の食事の際に食べる量の6~8割程度を食べていけばよいでしょう。
油を使わないメニュー
外食でマクロビを意識するなら、油を使用しないメニューを意識しましょう。揚げ物は避けてさっぱりとしたものを選んでください。お肉はなるべく避けて、大豆などを使用したメニューを選ぶとよいでしょう。飲食店は和食のお店を選ぶようにすると、マクロビを意識しやすくなります。
穀物や野菜を中心に
マクロビ中は、穀物や野菜を中心に摂取します。肉類はなるべくなら避けるべきですが、食べてはいけないということはありません。肉類を摂取するときは、穀物や野菜を多めに摂取するようにしましょう。肉を食べるときは炭水化物も多めにするのがポイントです。そうすると自然と肉を食べる量は少なくなります。
調味料にも注意
マクロビを意識して外食するときは、調味料にも注意が必要です。なるべく味付けがシンプルなものを選ぶようにしましょう。また、なるべくなら添加物が入っていない調味料を使っているお店を選びましょう。塩こうじなどの発酵調味料を使っているメニューは積極的に選んでください。
極を中和する食材
マクロビでは、食材のバランスがとても大切です。外食をするとどうしてもバランスが崩れやすくなるため、バランスを保つための方法を意識すべきです。マクロビのルールに適したメニューがあまりない飲食店に行く場合でも、ちょっとしたポイントを意識することでマクロビに沿った食事ができる可能性があります。具体的な方法としては以下のような事柄があげられます。
毒消しにおすすめなのは大根おろし
外食をするときは、毒消しになる大根おろしやレモンがついているメニューを選ぶとよいでしょう。特に大根はおろすことによって、消化酵素が4倍程度になるといわれています。
組み合わせて食べる
外食では肉類を摂取する機会も多いです。マクロビでは肉類をあまり食べないことが多いですが、決して食べることを禁止しているわけではありません。マクロビ中に肉を食べる機会があるなら、他の食材と組み合わせを意識するとバランスを整えやすくなります。たとえば、牛肉なら、ブロッコリー、ピーマン、じゃがいもなどと合わせるのがおすすめです。また、豚肉なら生姜、鶏肉ならネギやしいたけなどと一緒に摂取するとよいでしょう。
帰宅後のリセット方法
いくらマクロビのルールに気を付けていても、外食をするとバランスが崩れてしまうことも多いです。その場合は、帰宅後にリセットをおこないましょう。リセットとはいえ、もちろんその日に食べた物がすべてなかったことになるわけではありません。とはいえ、マクロビ的にバランスがとれるようにリセットすることは重要です。気持ちの面でもリセットになるので、それ以降のマクロビに対するモチベーションも整えることができるでしょう。
梅醤番茶を飲む
外食後にリセットするためには、マクロビのお茶としても有名な梅醤番茶がおすすめです。梅醤番茶は番茶を用意しておくと自宅でも簡単に飲むことができます。普段の飲み物としても重宝するので、マクロビを始めるなら用意しておきましょう。
つくり方
梅醤番茶をつくるときは、三年番茶のほかに梅干し、しょう油、ショウガを用意します。湯呑に梅干しを入れて細かくし、そこに醤油をたらします。そして、ショウガのおろし汁を2滴ほどたらしましょう。そこへ熱い番茶を注いだら完成です。
マクロビを始めたら外食にも気を使おう
マクロビの食事を始めたら、外食時も口に運ぶものについてしっかりと意識しましょう。マクロビのルールに適したものを選んで摂取することができれば、外食を避ける必要はありません。メニューの内容をしっかりと吟味できるようになると、外食も自由にすることができるようになります。最近ではマクロビを専門に扱うお店も増えてきています。可能ならそういったお店を選ぶことで、外食時もストレスなくマクロビ料理を選ぶことができるようになるでしょう。
もちろん、なかにはマクロビ中のメニュー選びが困難なお店もあるかもしれません。どうしてもマクロビを意識できない場合には、割り切って食事を楽しむことがあっても構いません。その分、普段の食事でマクロビを意識するようにすれば、健康的な生活をしっかりと保つことができます。梅醤番茶を活用すれば、気分もリセットすることができるので、また新たな気持ちで正しい食生活を始めるようにすれば問題はありません。無理をし過ぎず、楽しみながらマクロビ中の食事をとっていきましょう。
まとめ
マクロビオティックを実践する中で外食は楽しみの一つですが、普段の食生活と異なるため、リセット方法が重要です。
外食後の体調管理には、極性を中和する食材選びや、消化促進と解毒効果がある大根おろしの利用が有効です。
また、食材の組み合わせを工夫し、健康を保つことが求められます。
特に、体を温め消化を助ける「梅醤番茶」は外食後のリセットに最適です。
これらの方法を取り入れることで、外食を楽しみつつも、マクロビオティックの理念を守り、健康的な生活を維持しましょう。
- 通信講座のSARAスクール編集部
-
心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。