資格を通して健康な体に！健康・ボディケア業界で活躍できる資格とは

健康意識が高まっている背景

近年は、健康な体づくりを目的とした消費やサービスが増え、ジョギングやウォーキングをする人の姿も多く見られるようになりました。世の中の健康意識が高まっている背景には、どのような要因があるのでしょうか。

少子高齢化による医療費負担の増加

現代の日本は少子高齢化社会であり、この傾向は今後ますます加速するといわれています。このまま少子高齢化が進めば、国民が負担する医療費も増加の一途をたどるでしょう。そのため、多くの人が高齢になっても元気で過ごしたいと考えており、健康に気を配るようになっていると考えられます。

食生活の乱れや運動不足の悩み

ファストフードやレトルト食品といった栄養の偏った食事や無理なダイエットなど、食生活の乱れを問題視する声が高まっています。また、長時間のデスクワークなどにより、運動不足やそれに伴う体の不調を感じる人も増えています。

感染症予防や免疫力向上への関心

感染症予防などの観点から、免疫力アップの重要性が、これまで以上に注目されるようになってきました。免疫力を高めるため、栄養バランスの良い食事や規則正しい生活リズムを心掛けようとする人が増えています。

健康に関する資格を取得するメリット

世間の健康意識の高まりとともに、健康に関する資格に対するニーズも増加傾向を見せています。健康に関わる資格を取得すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

自分や家族の健康を守ることができる

資格を通して、健康な体づくりに役立つ正しい知識が身に付きます。資格で得た学びを日常生活で実践すれば、自分や家族の健康を守ることができるでしょう。

無理なく食生活を改善できる

健康づくりのためには、日々の食事でしっかりと栄養を摂取することが大切です。健康に関する資格を取得すると食事や栄養の知識も学べるので、スムーズに正しい食生活へと改善していくことができます。

就職や転職に活かせる

ワークライフバランスという言葉が広く知られているように、今や健康な体を維持することは企業にとっても重要課題となっています。資格は専門知識の証明にもなるため、就職や転職の際にも有利に働くでしょう。

幅広いフィールドで活躍できる

健康支援の仕事以外にも、資格を活かして活躍できるフィールドはたくさんあります。例えば、美容やスポーツ、福祉、医療、飲食などの分野でも、健康に関する知識やスキルが役立ちます。

仕事につながる

資格を活かしてサロンや教室、セミナーなどを開業することも可能です。健康に役立つ知識を多くの人に伝えていくこともできるようになるでしょう。

健康・ボディケアに関する資格とは？

ここからは、初心者からでも取得しやすい、健康やボディケアに関する資格をご紹介しましょう。

ウォーキングに関する資格

ダイエットや体力づくりのために手軽に取り組めると人気のウォーキング。ウォーキングの資格を取得すれば、歩き方やコース選びなど、すぐに実践できる知識をしっかりと身に付けることができます。

ウォーキングアドバイザー

ウォーキングアドバイザーは、日本生活環境支援協会（JLESA）の認定資格です。資格取得によって、ウォーキングの有酸素運動効果や心身に与える影響、健康増進、ダイエット、生活習慣病の予防といった幅広い知識を理解していることが証明されます。

歩き方インストラクター

歩き方インストラクターは、日本インストラクター技術協会（JIA）の認定資格です。ウォーキングの基礎知識をはじめ、ウォーキングの効果や正しいフォームを理解した人に認定される資格です。

筋トレに関する資格

筋トレのスキルを身に付ければ、自身の健康や美容に役立つほか、多くの人に適切なトレーニングのアドバイスができるようになります。

筋トレインストラクター

筋トレインストラクターは、日本インストラクター技術協会（JIA）の認定資格です。筋肉を鍛えるために必要な道具や実践的かつ効率的なトレーニングの方法について、手順やポイントを理解していることが証明されます。

トレーニングサポーター

トレーニングサポーターは、日本生活環境支援協会（JLESA）の認定資格です。筋トレの基礎知識をはじめ、トレーニングに適した食事やプロテインの選び方のほか、筋トレと組み合わせると効果的な有酸素運動やストレッチについての知識などが身に付きます。

整体に関する資格

子供から高齢者まで幅広い世代の不調改善に役立つ整体は、自分自身や家族の体調管理にも役立ちます。資格を活かして整体師として施術をするほか、講師やインストラクターとしての活動も可能です。

整体セラピスト

整体セラピストは、日本メディカル心理セラピー協会（JAAMP）の認定資格です。整体の基本や実践知識を持っていることが証明されます。整体の歴史や開業方法などのほか、体の構造や脳の働き、骨格、関節、神経に関わる詳しい知識が身に付きます。

ゆがみ矯正インストラクター

ゆがみ矯正インストラクターは、日本インストラクター技術協会（JIA）の認定資格です。資格取得によって、年代別の整体テクニックの知識のほか、施術用の器具の種類や使用方法、整体と美容の関係についての知識を有していることが証明されます。

マクロビオティックに関する資格

健康志向の高まりから、マクロビオティックに関する食品が世の中に多く流通しています。「健康に良さそうだけど選び方がよくわからない」という人も多く、マクロビオティックの資格者はさまざまなシーンで活躍が期待されています。

マクロビオティックマイスター

マクロビオティックマイスターは、日本安全食料料理協会（JSFCA）の認定資格です。マクロビオティックの基礎知識や実践するときの注意点、使用する食品、季節ごとの食材といった知識が身に付きます。また、食材の効果やメリットなども学べます。

マクロビソムリエ

マクロビソムリエは、日本インストラクター技術協会（JIA）の認定資格です。マクロビオティックの三大理論である野菜の選び方、季節に応じた食材、油の使い方についての知識が身に付き、マクロビオティックを実践するために必要なスキルを習得できます。

スーパーフードに関する資格

スーパーフードはサプリメントと食品の中間的な栄養価を持ち、健康や美容に特に効果が高い食品の総称です。便秘の改善やダイエットのサポート、美肌づくり、栄養素の補給などの面でもメリットがあります。

スーパーフードアドバイザー

スーパーフードアドバイザーは、日本安全食料料理協会（JSFCA）の認定資格です。スーパーフードには具体的にどのような食品や種類があるのかを把握し、それぞれの食品の健康・美容効果があるのかを理解した人に認定されます。

スーパーフードソムリエ

スーパーフードソムリエは、日本生活環境支援協会（JLESA）の認定資格です。どんな食品をどれくらい食べればいいのかなど、スーパーフードの取り入れ方についてマスターした人に与えられます。

健康・ボディケアに関する資格を選ぶときのポイントとは？

「健康やボディケアに興味があるけれど、どの資格を目指せばいいか迷う」という場合は、次のような点を資格選びのポイントにしてみましょう。

実際に取り組みやすいものを選ぶ

健康に関する資格は、自分が「やってみたい」と思えるものを選んでください。実際にセルフケアに取り入れることで、自信の健康に役立つ上、学びがより深いものになります。

将来の目標に合った資格を選ぶ

資格取得を目指す際には、将来、その資格をどのように活かしたいかを考えることが大切です。就職に活かす、開業する、家族の健康づくりに活かすといった、将来の目標につながる資格を選ぶといいでしょう。

実践的なスキルが身に付く資格を選ぶ

せっかく健康に関する勉強をしても、具体的な実践方法がわからなければ、学んだ内容を活用することができません。知識を身に付けることはもちろんのことですが、実践レベルまできちんと学べるものを選ぶのがおすすめです。

自分のペースで勉強できる資格を選ぶ

勉強方法に無理があっては、資格を取得する前に挫折してしまいがちです。健康に関する資格には、通信講座で取得可能なものも多くあります。「隙間時間を活用したい」「自分のペースで勉強を進めたい」という人は、通信講座を利用するのがおすすめです。

正しい健康知識を資格で身に付けよう

近年の健康意識の高まりによって、健康に関する資格保有者が活躍できるフィールドはますます広がりを見せています。さらに、自分や家族の健康を守るためにも、専門的な知識は大いに役に立ちます。
仕事や家事、育児などで忙しい人でも、通信講座を活用すれば無理なく資格を取得することも可能です。健康な体づくりに役立つ、健康に関する資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。