「今の自分が好きになれない」「周りばかりが素敵に見える…」。
もっと自信のある女性になりたいけれど、自分を変えるために何から手をつければいいかわからないと、モヤモヤした思いを抱えていませんか?
そんなときに参考にしたいのが、経験を積み重ねてきた女性たちの言葉です。多くの人が憧れる女優やアスリートも、初めから華やかな舞台に立っていたわけではありません。一人の女性として、悩み迷いながら歩んできた跡が見えるからこそ、彼女たちの言葉は私たちの胸に響くのです。
自分磨きをしたいと思っているあなたに向けて、10人の女性たちの言葉をベースに、理想の自分に近づくヒントをお届けします。
自分の思考や行動を
見つめ直す
「思考に気を付けなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気を付けなさい、それはいつか行動になるから。行動に気を付けなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気を付けなさい、それはいつか性格になるから。性格に気を付けなさい、それはいつか運命になるから」(マザー・テレサ/修道女)
自分が周囲からどんな風に見えているか、あなたは知っていますか?「本当はこうありたいのに…」と現状を憂いてばかりでは、いつまでも理想の自分に近付くことはできません。自分磨きを始める第一歩として、まずは自分の思考の癖や言葉、行動などを客観的に分析してみましょう。その中で改善したいポイントを探し、改善に向けたフローを作成することで、何から手を付ければいいか見えてくるはずです。
マザー・テレサの言葉にあるように、自分の性格や運命は、日々どんなことを考えて、どんな言葉を使い、どんな習慣を実践するかによって形成されていきます。自分を見つめ直すことが、これから自分磨きをする上での土台となるのです。
感性を磨く
「これまでの人生で、テクニックに裏打ちされた自信を持ったことは一度もありません。でも、感性さえ磨いておけば、どんな事でもやってのけられるものです」(オードリー・ヘプバーン/女優)
感性とは、人の気持ちをくみ取る力や、物事を心に深く感じ取る力のことです。この力は、頭の中で考えを深めるだけでは磨くことができません。人と話したり、芸術にふれたり、本を読んだり、映画を観たり…。さまざまな考え方にふれ、それを否定せずに受け止めることで磨かれていくものなのです。
感性を磨きたいと思うなら、友達におすすめの本を10冊紹介してもらいましょう。その10冊の中には、自分では選ばない分野の本も含まれているはずです。「こんな本、読む気になれない」と放り投げずに、最後まで読んでみることで、新しい考え方にふれることができ、感性を磨く助けになります。
また、普段何気なく見ているものを、違う視点から観察してみることも、感性を磨く有効な方法です。例えば、色の効果を学ぶことで、街にあふれる色を今までとは異なる視点から見ることができるでしょう。SARAの「カラーセラピー資格講座」なら、配色のコツやそれぞれの色が心理に与える効果まで、色に関して総合的に学ぶことができます。
経験することを
おそれない
「たくさん経験をしてたくさん苦しんだほうが、死ぬときに、ああよく生きたと思えるでしょう。逃げていたんじゃあ、貧相な人生しか送れませんわね」(瀬戸内寂聴/小説家・尼僧)
今まで経験したことのない課題に挑むときは、悪い結果を予想して不安が募りますよね。しかし、自分磨きをしたいあなたにとって、新しい経験は決してマイナスにはならないはずです。「これをやり遂げたあの人は、私とは違うから…」なんて、人と比べたり自分を卑下したりするのは時間のロス。たとえ失敗しても「それも経験のひとつ」ととらえるくらいのマインドで、おそれずに向かっていきましょう。
普段から小さな挑戦を繰り返すことで、経験したことのない課題を目の前にしたときも、前向きに取り組むことができます。例えば、仕事では出会わない業界の人と話をしてみたり、今までふれたことのない芸術分野にふれてみたりするなど、できることから始めてみましょう。新しい扉を開けた先には、きっと美しい世界が待っています。なぜなら、経験は目に見えないけれど、あなたをより魅力的に見せてくれる魔法のようなものだからです。
美しくあることを
心掛ける
「美とは嘘だわ。芸術を美そのものと思っている人も多いけど芸術には少しの嘘が必要よ。外見の美も同じ自分を表現する嘘」(レディー・ガガ/歌手)
「きれいにしたって誰かが褒めてくれるわけではない」と考えている人を、魅力的だと称賛してくれる人はいませんよね。あれこれ言い訳をして、美しさを磨く努力を怠ってしまっては、あなたが本来持っている美しさまで失うことになりかねません。
いつもより10分早く起きて丁寧にベースメイクをしたり、デパートで新しいリップを探したり、人気の美容室で髪を切ったり…。美しくあろうと努力することで、おのずとポジティブな気持ちになれたり、人に対して積極的になれたりするものです。
恋愛にとらわれない
「恋人はいなくても幸せ。恋人がいないと半人前に感じてしまうなんて絶対にイヤでしょう?」(ペネロペ・クルス/女優)
「恋人がいないなんてつまらない」「休日はデートをするのが当たり前」と、恋人と過ごす時間にウェイトを置きすぎていませんか?二人で過ごす時間はすばらしいものですが、そればかりでは、一人きりのときに何をすればいいかわからなくなることも…。また、恋愛志向に偏りすぎると、友達と会っていても恋人の話ばかりして、うんざりされてしまう場合もあります。
恋人を大切にすることと、自分の時間を犠牲にすることは、イコールではありません。一人のときの時間や、恋人以外との人間関係も大切にすることで、あなたの魅力は増していきます。自分の時間を楽しみ、幸せそうにしているあなたの姿を見て、恋人もあなたのことをより知りたいと思うことでしょう。
自分に似合う
ファッションを知る
「美しさは女性の”武器”であり、装いは”知恵”であり、謙虚さは”エレガンス“である」(ココ・シャネル/ファッションデザイナー)
トレンドのアイテムやファッションの傾向は、雑誌やSNSなどを見ればすぐにわかりますが、「自分に似合う服」を知っている人は案外少ないものです。たとえ無地のTシャツでも、その人にぴったり合うカラーや襟ぐり、サイズの物を着ていると、「洗練された人」という印象を与えます。
もちろん、自分にぴったり合うカラーやサイズを知るには、トライアンドエラーを繰り返すしかありません。ココ・シャネルの「装いは知恵」という言葉には、さまざまな服を試すことで、自分にふさわしい装いを知ることができるという意味も含まれているでしょう。
自分に似合うファッションを知るには、おしゃれな友人に服を選んでもらったり、パーソナルカラー診断で似合う色を調べたりする方法もあります。また、「なりたい自分はどんな服を着ているか?」を基準に、ファッションアイテムを選ぶのもいいでしょう。背伸びをして身に着けているうちに、いつの間にか装いに見合った自分になっていくものです。身に着ける服ひとつで、あなたの印象はガラリと変わりますよ。
自分のセンスに自信を持ちたい人は、ファッションに関する資格を取ってみるのはいかがでしょうか?SARAスクールでは、初心者からスタートできる「スタイリスト講座」を用意しています。ファッションを深く知ることで、雑誌のスタイリストやセレクトショップのバイヤーなど、女性の魅力を引き出す仕事にもつながるかもしれません。
美しい靴を履く
「ふさわしい靴を与えれば女の子は世界を征服することだってできる」(マリリン・モンロー/女優)
「靴にお金をかける余裕がない」「ヒールのお直しは面倒」と、適当に靴を選び、すり減ったヒールのまま過ごしていませんか?どれだけきれいにメイクをしていても、ボロボロの靴やヒールのすり減った靴を履いていては、魅力が半減してしまいます。反対に、服装が無難でも美しい靴を履いている人は、洗練されたイメージを与えることができます。
アッパーからソールまで、職人の手で丁寧に作られた靴は、履きやすく足になじみます。靴ずれもしづらく、絆創膏だらけの足になることもありません。少し背伸びをしても、信頼できるブランドの靴を買い、定期的にお手入れをしながら長く履き続けましょう。自分の足に合う靴を選べば足どりも軽くなります。「いい靴は素敵な場所に連れていってくれる」といわれるように、あなたにとってプラスになる場所へ導いてくれるはずですよ。
花を飾る
「花を愛することでいろんな可能性が開けました。多くの友人ができたのも花に対する情熱によるもの」(グレース・ケリー/女優)
花がいくらで買えるか知っていますか?季節の花を一輪と小さな一輪挿しだけなら、1食分のランチ代で買うことができます。植物を育てるのは手間暇がかかりたいへんですが、花を飾るだけならすぐにできますよね。
部屋に一輪あるだけで、豊かな気持ちになれるのが花の魅力です。部屋の中は誰かが見ているわけではありませんが、普段どう暮らしているかは、その人の仕草や態度からにじみ出るものです。自分のために花を選ぶというちょっとした贅沢が、あなたの心にゆとりを与えてくれるはずです。
また、フラワーアレンジのスキルを身に付ければ、誰かの誕生日や記念日に、自分で作ったブーケやアレンジメントを贈ることもできます。SARAの「フラワーアレンジ講座」で学べば、レストランやパーティー会場で見るような、豪華なアレンジメントも自分で作れるようになりますよ。
食事を
おろそかにしない
「生きることは食べること、食べることは生きることです。しっかり生きるには、しっかり食べないとだめ!」(鈴木登紀子/料理研究家)
忙しい働き女子の中には「料理をする余力がない」「毎日、外食で済ませている」という方も少なくないのでは?また、「ダイエット中だから食べない」「ご飯の代わりにスイーツで済ます」など、食をなおざりにしている方もいるでしょう。
食べないダイエットは必ずリバウンドしますし、塩分や添加物の多い食事は、肌や体に負担をかけてしまいます。食事は一生続くものであり、今日食べる物が明日のあなたの体を作っていきます。一瞬の満足を得るために口にするものを選んでいれば、いつか後悔する日が来るかもしれません。
料理は手間がかかりますが、休日に出汁を取ったり、野菜の下茹でをしたりしておけば、火入れや味付けをするだけで済みます。ダイエット中ならば、和食中心の食生活を心掛けたり、食べる順番を意識したりしてみましょう。また、季節に応じて、その土地でとれる食べ物をまるごといただくという「マクロビオティック」を実践するのもおすすめです。SARAの「マクロビオティック資格講座」は、食品からレシピまで総合的に学びながら、マクロビオティックを毎日の生活に無理なく取り入れることができます。
あきらめずに続ける
「昨日の自分は、決して今日の自分を裏切らない」(浅田真央/フィギュアスケーター)
目標に向かって走り続けていたつもりなのに、ふと何のためにがんばるのかわからなくなって、立ち止まってしまうことはありませんか?そんなときは、「自分のため」にがんばっていることを思い出してください。誰かに勝つためでも、自分の存在をアピールするためでもなく、あなたは自分の人生をより充実させるために、日々走り続けているのです。
浅田真央さんが言うように、昨日までがんばってきた自分は、今日の自分を決して裏切ることはありません。「スタート地点からここまで走ってきた」という自負は、あなたを前へ押し進める追い風となってくれるでしょう。
自分磨きを続けることで理想の自分に近づく
自分磨きを始めようと思っている方のヒントになりそうな、「愛される女性の10の言葉」をお届けしました。どんな小さな心掛けも、あなたを磨く材料になります。「こんなことで何かが変わるの?」と思わずに、まずは実践してみることが大切です。
あきらめずに続けることで、現実の自分と理想の自分との距離がグッと縮まっていることに気付く日が来るでしょう。