保育士資格を取得するには、「保育士養成学校を卒業する方法」と「保育士試験を受験する方法」があります。ここでは保育士試験を受験するにあたり知っておきたい基礎知識や、無理のないペースで勉強するスケジュールの立て方などを紹介していきます。
保育士になるためには「保育士資格」が必要です。保育士資格は、大学・短大・専門学校の保育科などを卒業すると取得できますが、その他にも「保育士試験の受験」という方法があります。
保育士試験は保育科以外の大学・短大・専門学校を卒業した方でも受験することができ、合格後に「保育士登録簿」へ登録手続きを行うと保育士として働くことができます。
最短で保育士資格を取りたいなら、保育士試験を受験するのがおすすめです。
ここでは「保育士資格」を取るために、保育士試験の受験資格・難易度・自分に合ったスケジュールの立て方などを解説していきます。
保育園や児童福祉施設で子どもの世話をしたり、心身のすこやかな成長をサポートしたりする職業が「保育士」です。
以前は「保母さん」「保父さん」と呼ばれていましたが、1999年に児童福祉法が改正され、2003年に施行されたことで「保育士資格」は国家資格となりました。
ちなみに「保育士資格」を取得しただけでは「保育士」として働くことはできません。
「保育士資格」取得後に、都道府県知事に登録申請を行い、「保育士証」の交付を受けて初めて「保育士」として働くことができます。
それでは、「保育士資格」を取得するにはどうしたらいいのか見ていきましょう。
保育士資格を取得するには、「養成学校を卒業する」「保育士試験を受験する」という2つのルートがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
養成学校(専門学校・短大・4年制大学)を卒業すると、卒業と同時に保育士資格を取得することができます。
「保育士」と「幼稚園教諭」のダブル取得ができる学校も多いため、2つの資格を取得できると保育園だけでなく幼稚園でも働くことができます。養成学校は卒業するまでに2~4年かかり、費用も高額になります。
ですが卒業すると保育士資格の取得ができるため、確実に保育士資格を取りたいと思ったら、養成学校で学ぶという選択肢があります。
保育士資格の取得方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
養成学校を卒業 | 卒業と同時に取得可能 | 最短で2年、費用が高額 |
保育士試験を受験する場合、年2回実施の保育士試験(筆記・実技)に合格することで保育士資格の取得ができます。
独学・通信講座受講・スクールに通学などで保育士試験対策を行うと、合格する可能性が上がります。
保育士試験対策 | 方法 |
---|---|
独学 | 保育士試験の参考書・問題集を購入して学習 |
通信講座受講 | 保育士試験対策の通信講座を受講(SARAスクール資格講座など) |
スクールに通学 | 保育士試験対策の通学講座を受講 |
保育士試験は合格すると保育士資格の取得となりますので、最短で取得したいときには「保育士試験で合格」を目指すといいでしょう。
独学では挫折しそう、でも忙しくてスクールには通えないという場合は、「SARAスクールジャパン」などの通信講座がおすすめです。
SARAスクール資格講座なら自分のペースで学習できるので、社会人として働いている方でも、仕事と両立しながら保育士資格の取得を目指すことができますよ。
保育士資格の取得方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
保育士試験を受験 | 最短で取得可能、費用の負担が軽い | 試験に合格しなければ取得できない |
それでは保育士試験について掘り下げていきましょう。
保育士試験の受験資格と合格率を見る前に、試験内容について触れておきます。
保育士試験は筆記試験と実技試験があります。
筆記試験では上記9科目を2日間にわたって受験します。
保育士試験は「6割以上の得点で、その科目は合格」なので、満点を目指す必要はありません。
また「一度合格した科目は3年間有効」なので、1回で9科目すべての合格を狙わなくても、3年かけて合格を目指すこともできます。
保育士試験の実技試験は、筆記試験ですべての科目に合格すると受けることができます。
3科目のうち2科目を自分で選択し、2科目それぞれで60%以上の得点が必要です。
試験内容について分かったところで、受験資格について見ていきましょう。
保育士試験を受けるには、年齢制限はありません。以下を満たすと受験資格があります。
実務経験は児童福祉法に基づいて設立された認可施設のみが対象になります。
無認可保育園は実務経験として認められません。
保育士試験の受験資格は細かく決められていますので、自分に受験資格があるのか迷ったときには保育士試験事務センターで確認しましょう。
保育士試験の合格率は、厚生労働省のデータによると例年20%前後です。
試験実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
平成29年度 | 62,555人 | 13,511人 | 21.60% |
平成30年度 | 68,388人 | 13,500人 | 19.74% |
令和元年度 | 77,076人 | 18,330人 | 23.78% |
合格率が20%前後と聞くと難易度が高いように思えますが、合格率が低い原因には以下が考えられます。
つまり1科目でも落としてしまうと合格することはできませんし、試験の難易度に関わらず合格点が60点なので合格者が多い年と少ない年が出てきます。
確実に保育士試験に合格しようと思ったら、「SARAスクールジャパン」などのカリキュラムに従って、効率よく勉強していくことがポイントです。
効率よく勉強するためには、合格までのスケジュールを立てることも重要です。
スケジュールを立てるときには、保育士試験は年2回(4月・10月)あり、科目別合格制という点を意識しましょう。
早く保育士資格を取りたい場合は、短期集中の1回で9科目に挑戦しましょう。
今の仕事と両立しながら確実に保育士資格を取りたい場合は、長期戦の3年以内で9科目に挑戦しましょう。
1回で保育士試験の筆記試験に合格するためには、1日1時間程度の勉強時間を確保しましょう。
合格者の勉強時間を見ると、60時間程度という方もいれば、250時間程度という方もいます。
保育士試験は範囲が広いため、人によって事前に知識のある科目もあれば、初めて勉強する科目も出てきます。
例えば、これまでに福祉系の学校で学んでいたという方であれば、「社会福祉」「子ども家庭福祉」の科目は楽に勉強できますし、看護系の学校で学んでいたという方であれば「子どもの保健」「子どもの食と栄養」の科目は勉強しやすいでしょう。
そういった事前知識のある方なら勉強時間も短く済みますし、全科目を初めて勉強する方であれば勉強時間は長くなります。
全科目を初めて勉強するのであれば、早めにスタートを切り、とにかく問題集を解いて、解答を覚えていきましょう。
「SARAスクールジャパン」を利用すると、ポイントを押さえた問題集で効率よく勉強することができます。
1日1時間も勉強時間が確保できないという方でも、スムーズに勉強を進めることができます。
実技試験は6月下旬もしくは7月上旬に行われます。詳しくは「保育士試験事務センター」のホームページをチェックしましょう。
保育士試験は一度合格した科目は3年間有効です。
長期戦で考えると、保育士試験は年2回ありますので、連続6回の受験で9科目に合格すればいいのです。
ただし、計画を立てるときには最後の1年は予備にとっておき、2年で9科目に合格するように計画しましょう。
2年で4回の受験チャンスがあります。例えば1回目に3科目、2・3・4回目は2科目に力を入れて、少しずつ合格科目を増やしていきます。もちろん受験するときには全科目を受験し、本命以外は受かればラッキーという感覚です。
本命科目以外だから勉強していないという状況でも、受験することで「次はこんな勉強をするんだな」という見通しが立ち、やる気にもつながります。
保育士試験は60点で合格ですので、勉強しなくても事前知識でほぼ解ける科目があれば、その科目はあまり勉強しなくても合格点が狙えます。
長期計画で合格を狙うなら、自信のある科目を先に受けて科目数を減らしていくと、残った科目をじっくり勉強することができます。
「SARAスクールジャパン」なら無料で何度でも質問ができるので、苦手科目も安心して取り組めますよ。
ここまで見てきた通り、保育士資格を取得しようと思ったら、養成学校を卒業する方法と保育士試験を受験して合格する方法があります。
最短で保育士資格を取得したいと思ったら、保育士試験を受験して1回で9科目に合格しましょう。
そのためには効率よく勉強することが重要です。
「SARAスクールジャパン」なら選ばれる3つの理由があります。
「SARAスクールジャパン」では、初めて学習する方でも無理なく理解できるように作られています。
気軽に楽しく学べる工夫もいっぱいありますので、安心して学習を始めることができます。
勉強する時間がなかなか取れない方でも1日30分でOKです。自分のペースで学べるので、忙しい方にもピッタリです。
そして1発合格を目指すなら、理解できなくて放置するのは避けたいところです。
「SARAスクールジャパン」なら受講期間中は講師に何度でも無料でメール質問ができます。
保育士試験は独学でも学ぶことができますが、自分のペースで確実に合格したいと思ったら「SARAスクールジャパン」で学ぶという選択肢もあります。
保育士資格取得に向けて頑張っていきましょう!