色の好みでわかる性格や心理とは?年齢別の変化も!
記事更新日:2024年10月22日あなたは、どんな色が好きですか。実は、好みの色によってその人の性格を判断することができます。これは、色がもつイメージや印象に基づいた考え方によるものです。好きな色はその人の内面を反映しているといわれています。そのため色の好みを聞けば、初めて出会った人でも性格をイメージすることができるでしょう。
好きな色と性格には具体的にどのような関係があるのでしょうか。今回は、色の好みが性格をあらわすことの仕組みとともに、実際に色と性格がどのように関係しているのか見てみましょう。
目次
色の好みと性格の関係性
色の好みは、その人の内面を反映していると言われています。これは、色が持つイメージや印象に基づいた考え方によるものです。例えば、赤が好きな人は活動的で情熱的な性格であることが多く、青を好む人は冷静で理性的な傾向があるとされています。 このような色と性格の関係性は、心理学の分野でも研究されており、「色彩心理学」という専門分野も存在します。色彩心理学では、人間の心理と色彩の関係性を科学的に分析し、その知見を様々な分野で活用しているのです。 色の好みが性格を表す理由として、以下の3つが挙げられます。 ・無意識の願望の表れ ・精神状態や性格の反映 ・なりたい自分の表現 まず、好きな色は無意識の願望を表していると考えられています。自分では気づいていない内面的な欲求が、色の好みという形で表出することがあるのです。 次に、色の好みには精神状態や性格が反映されます。各色には固有のイメージがあり、その印象と個人の内面が密接に関連しているのです。例えば、明るい色を好む人は楽観的な性格であることが多いといった具合です。 最後に、好きな色は「なりたい自分」を表現していることもあります。憧れの人物像や理想の自分を無意識のうちに色で表現しているのかもしれません。
各色の好みから読み取れる性格傾向
それでは、具体的に各色の好みからどのような性格傾向が読み取れるのか、詳しく見ていきましょう。ただし、これらは一般的な傾向であり、個人差があることをあらかじめご了承ください。
赤を好む人の性格傾向
赤を好む人は、活動的で情熱的な性格の持ち主です。エネルギッシュで、常に前向きな姿勢を持っています。目立つことを好み、リーダーシップを発揮する傾向があります。人を思いやる気持ちが強く、義理人情に厚いという長所も備えています。赤が好きな人は、周囲の人々を引っ張っていく力があり、組織や集団の中心的存在になることが多いでしょう。 ただし、短気な面もあり、感情的になりやすい傾向も見られます。衝動的な行動をとることもあるため、時には冷静さを保つ努力が必要かもしれません。また、強い自己主張が周囲との軋轢を生むこともあるので、他者への配慮を忘れないようにすることが大切です。
青を好む人の性格傾向
青を好む人は、冷静沈着で理性的な性格であることが多いです。論理的思考が得意で、感情に流されずに物事を判断する能力に長けています。信頼感があり、周囲からの信頼も厚いでしょう。平和を好み、争いを好まない傾向があります。青が好きな人は、安定した人間関係を築くことができ、長期的な視点で物事を考えることができます。 しかし、時として感情表現が苦手で、本音を言えないこともあるかもしれません。内面に秘めた感情を適切に表現する方法を学ぶことで、より豊かな人間関係を築くことができるでしょう。また、慎重すぎるあまり、新しいことに挑戦するのを躊躇することもあるかもしれません。
緑を好む人の性格傾向
緑が好きな人は、協調性があり、人の話を上手に聞くことができます。バランス感覚に優れており、周囲との調和を大切にします。安定志向で、周囲に安心感を与える存在です。緑を好む人は、自然や環境への関心が高く、持続可能な生活や社会に対する意識も強いでしょう。 また、忍耐強さや粘り強さを持ち合わせており、長期的な目標に向かって着実に進んでいく力があります。ただし、周りに合わせすぎて自分の意見を抑えてしまうこともあるでしょう。時には自己主張をすることも大切です。また、変化を好まない傾向があるため、新しい環境や状況に適応するのに時間がかかることもあるかもしれません。
黄色を好む人の性格傾向
黄色を好む人は、明るく楽観的な性格の持ち主です。周囲に活気と元気を与える存在で、その前向きな態度は多くの人を魅了します。好奇心旺盛で、新しいことに積極的にチャレンジする傾向があります。 コミュニケーション能力が高く、人々との交流を楽しむことができます。黄色が好きな人は、創造性豊かで、独創的なアイデアを生み出す力を持っています。また、困難な状況でも希望を見出し、前向きに取り組む姿勢があります。 しかし、時として軽率な判断をしてしまうこともあるかもしれません。物事を深く考えずに行動してしまうことがあるため、重要な決断を下す際には慎重さも必要です。
紫を好む人の性格傾向
紫を好む人は、個性的で創造性豊かな傾向があります。独特の感性と洞察力を持ち、常に新しい発想や表現方法を追求しています。芸術的な才能を持っていることも多く、音楽や美術などの分野で力を発揮することがあるでしょう。 紫が好きな人は、精神性を重視し、深い思索や創造を好む傾向があります。また、直感力が鋭く、物事の本質を捉える能力に長けています。 しかし、現実離れした考えに走ることもあり、周囲とのギャップに悩むこともあるかもしれません。時として、理想と現実のバランスを取ることが難しく、実践的な面で苦労することもあるでしょう。
白を好む人の性格傾向
白を好む人は、潔癖で完璧主義な傾向があります。清廉潔白なイメージを大切にし、誠実さを重視します。物事を整理整頓する能力に長け、論理的で秩序立てた思考ができます。白が好きな人は、公平性や正義を重んじ、公私の区別をきちんとつけることができるでしょう。 また、新しいアイデアや可能性に対してオープンな姿勢を持っています。しかし、その完璧主義的な性格ゆえに、時として現実的でない高い基準を設定してしまうことがあります。融通が利かない面もあるかもしれず、柔軟性を持つことが課題となる場合もあるでしょう。
黒を好む人の性格傾向
黒を好む人は、クールで知的な印象を与えます。洗練された美意識を持ち、シンプルさや質の高さを重視する傾向があります。内面的な強さを持っており、困難な状況でも動じない精神力を備えています。黒が好きな人は、独立心が強く、自立した生活を好みます。また、深い思考力を持ち、物事の本質を見抜く力に長けています。 しかし、時として周囲から距離を置きがちな面もあるでしょう。感情表現が苦手で、他者との深い関係性を築くのに時間がかかることもあります。また、過度に自己抑制的になりすぎて、本来の自分を表現できない場合もあるかもしれません。 これらの傾向は、あくまで一般論であり、個人の経験や環境によって大きく異なる場合もあります。また、好きな色が複数ある場合は、それぞれの色の特徴が混ざり合って表れることもあります。
年齢による色の好みの変化
色の好みは、年齢とともに変化していくことも知られています。この変化は、人生経験の積み重ねや社会的立場の変化、そして心理的成熟度と関係していると考えられています。
幼少期の色の好み
幼少期は一般的に、原色や明るい色を好む傾向があります。これは、視覚的な刺激に敏感で、鮮やかな色彩に強く反応するためです。赤や黄色、青などの原色が特に人気です。この時期の子どもたちは、色を通じて世界を探索し、感情を表現します。 明るい色は子どもたちの好奇心を刺激し、学習意欲を高める効果があります。また、色の識別能力も発達段階にあるため、はっきりとした色の違いを認識しやすい原色が好まれます。 幼児教育の現場でも、この特性を活かし、カラフルな教材や遊具が多く使用されています。ただし、個々の子どもによって好みの色は異なり、早い段階から独自の色の嗜好を示す子どももいます。
10代の色の好み
10代になると、個性を表現したい欲求が強まり、より複雑な色彩や個性的な色を好むようになります。この時期は、自己表現の手段として色を使う傾向が強まります。従来の原色だけでなく、パステルカラーや蛍光色、メタリックカラーなど、多様な色彩に興味を示します。 これは、自我の確立や他者との差別化を図りたいという心理が反映されています。また、ファッションや音楽、アートなどのサブカルチャーの影響を受け、特定の色やカラーパレットに強い愛着を示すことも多いです。 この時期の色の好みは、友人関係や所属するグループの影響を受けやすく、流行に敏感に反応する傾向があります。しかし、同時に自分らしさを追求する過程で、独自の色の組み合わせや使い方を発見していくこともあります。
20代から30代の色の好み
20代から30代にかけては、社会人としての立場や仕事上の必要性から、落ち着いた色調を好むようになる人が増えます。ネイビーやグレー、ベージュなど、大人っぽい色彩が好まれます。この年代では、プロフェッショナルとしてのイメージを意識し、信頼感や安定感を与える色を選ぶ傾向が強いです。 同時に、個人的な好みと社会的な期待のバランスを取ろうとする姿勢も見られます。例えば、ビジネスシーンではフォーマルな色を選びつつ、プライベートではより個性的な色使いを楽しむといった具合です。 また、この時期はライフスタイルの変化も大きく、結婚や出産、住宅購入などのライフイベントに伴い、インテリアや日用品の色選びにも影響が出ます。落ち着いた色調を基調としつつも、アクセントカラーを効果的に使用するなど、洗練された色使いを好む傾向が強まります。
40代以降の色の好み
40代以降になると、より深みのある色や渋い色調を好む傾向が出てきます。これは、人生経験の蓄積や精神的な成熟を反映していると考えられています。ボルドーや深緑、ダークブラウンなどが人気です。 この年代では、自己の内面や価値観がより明確になり、それを反映した色選びをする傾向があります。豊かな経験に裏打ちされた自信や落ち着きが、深みのある色彩への嗜好につながっているのかもしれません。また、社会的な地位や役割が確立されてくるこの時期、より洗練された印象を与える色を好む人も増えます。 ただし、この年代の色の好みは個人差が大きく、若々しい印象の色を好む人もいれば、より保守的な色を選ぶ人もいます。健康への関心が高まるこの時期、色彩が心身に与える影響を意識して色を選ぶ人も増えてきます。
高齢期の色の好み
高齢になると、若い頃に好んでいた明るい色に再び惹かれる人も多くなります。これは、活力を取り戻したいという無意識の欲求の表れかもしれません。明るい色彩は気分を高揚させ、心理的な若さを保つ効果があると言われています。 また、視力の変化に伴い、コントラストの高い色の組み合わせを好むようになることもあります。一方で、落ち着いた暖色系の色を好む傾向も見られ、これは安心感や居心地の良さを求める心理と関連しているかもしれません。 この時期の色の好みは、個人の生活スタイルや価値観、健康状態などによって大きく異なります。また、若い世代との交流を通じて新しい色の組み合わせに興味を持つ人もいれば、昔から親しんできた伝統的な色彩を好む人も少なくありません。色を通じて過去の記憶を呼び起こし、懐かしさを感じる傾向も強くなります。 このような年齢による色の好みの変化は、個人の成長や社会的立場、そして心理状態の変化を反映していると言えるでしょう。ただし、これらの傾向はあくまで一般論であり、個人差が大きいことには注意が必要です。
色の好みと性格診断の活用法
色の好みから性格を読み取る方法は、自己理解や他者理解のツールとして活用できます。ただし、これを絶対的な判断基準とするのではなく、コミュニケーションのきっかけとして捉えることが大切です。 例えば、新しい人間関係を築く際に、相手の好きな色を聞いてみるのも良いでしょう。それをきっかけに会話が弾み、相手の性格や趣味嗜好について知るヒントになるかもしれません。 また、自分の好きな色の特徴を知ることで、自己の長所や短所を客観的に見つめ直すきっかけにもなります。例えば、赤が好きな人が自分の短気な面に気づき、感情コントロールを意識するようになるといった具合です。 職場や学校でのグループ分けや席順を決める際にも、色の好みを参考にすることができます。似た色を好む人同士で組むと相性が良い可能性が高く、逆に補色関係にある色を好む人同士だと、お互いの長所を引き出し合える可能性があります。 ファッションやインテリアの選択にも、色の心理効果を活用できます。例えば、プレゼンテーションで自信を持ちたい時は赤系の服を着る、リラックスしたい時は部屋に緑系の小物を置くなど、目的に応じた色使いを意識することで、心理的な効果を得られる可能性があります。 ただし、色の好みと性格の関係性は絶対的なものではありません。個人の経験や環境、その時々の心理状態によっても大きく変わる可能性があります。したがって、これらの知識はあくまでも参考程度に留め、固定観念を持たずに柔軟に活用することが大切です。
色の好みで性格・心理を判断する際の注意点
色の好みから性格や心理状態を推測することは興味深い試みですが、これを絶対的な判断基準とすることには慎重になる必要があります。以下に、色の好みで性格や心理を判断する際の重要な注意点をいくつか挙げます。
状況によって変化する可能性
人の色の好みは、その時々の気分や環境、ライフステージによって変化することがあります。一時的な好みと長期的な好みを区別し、全体的な傾向を見る必要があります。
複数の色を考慮する
多くの人は複数の色を好みます。単一の色だけでなく、好きな色の組み合わせや順位なども考慮に入れることで、より多角的な視点から性格を推測できます。
エビデンスの薄さを認識する
色の好みと性格の関連性については、科学的なエビデンスが十分ではありません。多くの研究が行われていますが、一貫した結果が得られていない分野でもあります。したがって、色の好みによる性格判断は、あくまで参考程度に留めるべきです。 色の好みは性格や心理状態を知る一つの手がかりに過ぎません。これを参考にしつつも、実際のコミュニケーションや行動観察を通じて、総合的に人を理解することが大切です。また、色彩心理学の知見を活用する際は、常に最新の研究結果に注目し、批判的思考を持って解釈することが重要です。
色彩心理学を深く学びたい方へ
色彩心理学の学びは、自己理解や他者理解を深めるだけでなく、私たちの生活をより豊かで彩り豊かなものにする可能性を秘めています。興味のある方は、資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ここでは特に注目されている2つの資格について紹介します。
日本デザインプランナー協会【JDP】認定 カラーアドバイザー資格
カラーアドバイザーは、色の性質や特質を理解し、的確な助言を行う専門家です。この資格は、日本デザインプランナー協会が認定しており、色彩に関する幅広い知識と実践的なスキルを身につけることができます。 カラーアドバイザーの活躍の場は多岐にわたります。ファッション、インテリア、プロダクトデザイン、建築など、色彩が重要な役割を果たす様々なビジネスシーンで活用できます。資格取得後は、自宅やカルチャースクールなどで講師として活動することも可能です。 この資格を取得するためには、協会指定の講座を受講し、試験に合格する必要があります。講座では、色彩理論の基礎から実践的なカラーコーディネートまで、幅広く学ぶことができます。
日本メディカル心理セラピー協会【JAAMP】認定 カラーセラピー資格
カラーセラピーは、色の生理的・心理的効果を利用して心身のバランスを整える療法です。日本メディカル心理セラピー協会が認定するカラーセラピー資格は、この分野のエキスパートとして活動するための重要な証明となります。 資格取得のための試験では、色の効果や原理、活用方法などが問われます。合格すると、カラーセラピストとして活躍することができます。カラーセラピストは、クライアントの心身の状態を色を通じて分析し、適切なアドバイスを提供します。 これらの資格は、色彩に関する専門知識を体系的に学び、実践的なスキルを身につけるのに最適です。色の好みと性格の関係を知るだけでなく、その知識を実際のビジネスや人々の健康増進に活かしたい方にとって、大変有意義な選択肢となるでしょう。
好きな色と性格の関係とは?
好きな色は、その人の性格をあらわしているといわれています。それにはどういった理由があるのでしょうか。色と性格の具体的な関係についてみる前に、まずはその仕組みについて理解しておきましょう。
好きな色は願望の無意識の表れ
好きな色は「自分はこうなりたい」という願望のあらわれです。これは無意識のうちに頭の中にある願望なので、もしかすると自分では気がついていない場合もあるでしょう。
精神状態や性格が反映される
好きな色にはその人の精神状態や性格が反映されます。色にはそれぞれ何らかのイメージがありますよね。好みの色はその人の内面をあらわしており、その色がもつ印象と密接な関係があります。好きな色にはその人の本質的な内面だけでなく、悩み事も反映されている場合があります。
好きな色はなりたい自分をあらわす
好きな色はその人がなりたいと思っている自分の姿でもあります。憧れのイメージ像にもまたそれをあらわす色があるので、そういった状態に近づくために自然とその色を求めているのです。
色の好みから分かる性格
それでは、それぞれの色の好みによる性格はどのようになっているのか見てみましょう。色によってイメージや印象は多種多様です。自分やまわりの人の好みの色と照らし合わせながら、読み進めてみてください。
赤
赤は非常に存在感が強い色でとても目立ちます。そのため、赤が好きな人は目立ちたがりであり、人から注目されることを好む傾向があります。また、積極的で強いエネルギーをもっており、活動的です。そのことから、リーダーシップを発揮する人も多いです。人を思いやる気持ちが強く、義理人情に厚いという長所も備えています。ただし、直感的に動く性質をもっており、短気な部分があります。なので、怒りっぽい印象が強いです。自分自身の強いエネルギーのせいで、疲れてしまっている可能性もあります。
ピンク
ピンクは優しさや母性を表現する色です。そのため、ピンクを好む人は思いやりがあり、世話好きです。ただし、その反面、愛情を強く求め過ぎたりひがみやすかったりする傾向があります。
オレンジ
オレンジは社交的で親しみやすい人柄を示しています。常にポジティブな考え方をするタイプで、陽気で明るいという特徴があります。加えて洞察力もあるので、まわりの人の様子をしっかり考えながら行動をとることができます。その反面、少し周囲に依存しやすいという短所があります。つい他人の顔色をうかがってしまい、愛想笑いばかりしている人も少なくないようです。また、何となくオレンジを好むようになったという場合は、何かショックなことがあって落ち込んでいるという可能性も高いです。
黄色
黄色は明るさをあらわす色で、ユーモラスな雰囲気をしめしています。好奇心が旺盛で、さまざまなことを知りたいという知識欲を感じさせます。そのうえで、判断力も備わっているので、さまざまな選択肢の中から自分の道を選べる人です。その反面、一度何かを考え始めると神経質になって必要以上に考え込んでしまうパターンも多いです。自己中心的な側面があり、少し自分に甘いところもあります。
緑
緑は安らぎを与える色で、人を癒せるタイプの人を示しています。協調性があり、人の話を上手に聞くことができます。また、緑が好きな人は礼儀正しくて謙虚です。ただし、まわりに合わせすぎて八方美人になりがちです。他人の意見に耳を傾けすぎて優柔不断になってしまう場合もあります。さらに、自分に自信がなく、まわりの人よりも自分は劣っていると感じやすい部分があります。
青
青は冷たさをあらわす色なので、冷静な様子を示しています。青を好む人はまじめで常に冷静に物事を見ています。非常に理性的で我慢強さも兼ね備えています。そのため、まわりの人からの信頼も厚いです。争いを好まず、平和を望みます。こういった性格をもっている反面、常に孤独だと感じています。また、平静さを求めるあまり自分の本当の気持ちが言えず、権力には屈服してしまう場面も多いです。
紫
紫は高貴な色とされており、神秘的なイメージを持ち合わせた色です。そのため、紫が好きな人はカリスマ性があるか、そういった人に憧れを抱いています。感受性が強くロマンチストで、まわりの人に精神的な癒しを与えることができます。しかし、その分現実逃避を求める気持ちが強い可能性があります。喪失感や憂鬱な状態である恐れもあるので、気持ちを落ち着かせることが重要です。
白
白は全くけがれのない様子を表しており、純粋さや繊細さを示しています。また、正直さや正義感の強さもみてとれます。一方で、完璧主義な部分があり、少しでも気に入らない部分があるとすぐに落ち込んでしまいます。潔癖なところもあり、こだわりが強すぎるのが難点です。
黒
黒は権威や強い意思を表しています。黒を好む人は気持ちが強いですが、その分プライドが高くて頑固です。クールな印象があり、まわりの人はなかなか感情を読み取れません。また、黒を好む人はストレスがたまっていたり、心を閉ざしてしまっていたりする可能性があります。深い悲しみを抱えている恐れもあるといえるでしょう。
茶色
茶色を好む人は落ち着きがあり、まわりにも安心感を与えられます。包容力もあるといえるでしょう。ただし、茶色が好きな人は堅実で保守性が強です。そのため、新しいことを始めるのは苦手です。また、茶色を好む人は、人生の辛さを強く感じている可能性があります。
ゴールド
ゴールドは、位や価値の高さをあらわす色です。ゴールドを好む人は自己評価が高く、自尊心もあります。また、実際に知恵があり、社会的地位が高い場合もあります。ただし、ゴールドが好きな人はプライドがとても高くて自己顕示欲も強い傾向にあります。さらに、成果主義にこだわり過ぎる部分もあるようです。
好きな色でその人の性格をみてみよう
好きな色を把握すれば、その人の性格をイメージすることができます。もちろん、好きな色があらわす性格が全てそのまま当てはまるわけではないですが、おおよそのイメージや目安をつけることは可能です。その人の悩みを知れる可能性もあるので、様子が気になる人がいれば好きな色を聞いてみるとよいでしょう。そうすれば、ただ話をするだけでは気付けなかった一面を知るためのきっかけとなるかもしれません。
好きな色は自然と身のまわりに集めたくなる色です。色は、本人は無意識でもさまざまな影響を与えます。そのため何かなりたいイメージがあるなら、そのイメージに合った色を積極的に身のまわりに置くようにすると効果的です。好きな色や身のまわりに置く色を意識的に考えることで、自分やまわりの人の性格への影響も考慮してみましょう。
まとめ
色の好みから性格や心理状態を読み取ることは、自己理解や他者理解を深める上で有効な手段となります。しかし、これはあくまでも一つの指標に過ぎず、個人の複雑な内面を完全に理解することは困難です。色の好みは年齢とともに変化し、その時々の心理状態によっても左右されます。したがって、色彩心理学の知識は、コミュニケーションのきっかけや自己分析の手段として柔軟に活用することが大切です。色彩が持つ不思議な力を理解し、日常生活に取り入れることで、より豊かな人間関係や充実した生活を築くことができるかもしれません。色の世界に興味を持った方は、さらに深く学んでみてはいかがでしょうか。
- 通信講座のSARAスクール編集部
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心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。