いつもイライラ…!感情コントロールをする6つの方法とは?
記事更新日:2024年6月11日些細なことですぐカッとしてしまったり、乱暴な言動をしてしまったりと、感情的になりやすい人は意外と多いもの。自分の感情コントロールができないと、不用意に相手を傷付けたり、周囲とトラブルになったりすることも。反対に、感情をうまくコントロールすることができれば、日常生活をより円滑に過ごせるようになるでしょう。
感情をコントロールするためには、いくつか押さえておくべきポイントがあります。普段すぐにイライラしてしまうという人は、この機会に感情コントロールをするための方法をマスターしましょう。
目次
感情とは?
人は生きていく中で、日々いろいろな感情が生まれます。この感情とは、人が物事や対象に対して抱く気持ちのことです。喜び、悲しみ、怒り、驚き、恐れ、憧れ、不安、嫉妬、愛しさなど、人の感情には数多くの種類があります。感情の表れ方は人それぞれであり、たとえ同じ物事に直面したとしても、すべての人が同じ感情を抱くわけではありません。
感情は、本人や周りにとってプラスにもマイナスにも働きます。例えば「喜び」「楽しさ」「感謝」といったポジティブな感情は、自分自身を前向きにし、周りの人たちを明るい気分にさせます。反対に、「怒り」「不安」「憎しみ」「悲しみ」というようなネガティブな感情は、自分の心を落ち込ませるだけでなく、周囲まで嫌な気持ちにさせてしまうものです。
しかし、感情にのみ込まれることなく上手にコントロールができれば、ネガティブな感情も自分にとってプラスに変えていくことができるのです。
感情コントロールをするメリット
感情コントロールができるようになると、人間関係がうまくいったり、心が穏やかになったりします。続いては、感情コントロールをすることで得られるメリットについて見ていきましょう。
円滑にコミュニケーションがとれる
感情コントロールができれば、相手のちょっとした言動に惑わされることがなくなるため、どんな会話をしていてもスムーズに話を進めることができます。
相手の態度や言葉にすぐイライラしていては、円滑なコミュニケーションをとることすら難しくなるでしょう。感情コントロールをし、冷静になることで、他人との会話もスムーズに行えるようになります。
良好な人間関係を築ける
たとえ苦手だと感じる相手であっても、その気持ちをコントロールすることで、親しく会話をすることができます。特に、ビジネスの場などでは、苦手な相手とやりとりしなければならない場面も少なくありません。そのようなときも感情コントロールをするすべを身に付けていれば、戸惑うことなく信頼関係を構築することができるでしょう。
感情コントロールができない人の特徴
感情コントロールができない人のタイプには、いくつかの特徴が見られます。感情をコントロールしたいと考えるなら、これらのポイントを確認しておきましょう。
怒りのコントロールができない
感情コントロールができない人は、怒りの制御ができないことが多いでしょう。他人から見れば些細なことでイライラが爆発し、怒りを抑えられなくなってしまいます。冷静になろうとしても、すぐに気持ちが高ぶってしまい、物にあたったり口調が荒っぽくなったりする傾向があります。
ホルモンバランスが乱れている
感情コントロールができない人は、ホルモンバランスが乱れている可能性があります。ホルモンのバランスが崩れていると、イライラしたり落ち込んだりしやすくなります。このような場合は、単純に自分の意思で感情コントロールをしようと思っても、なかなかそのとおりにはいきません。そのことがさらに、感情の起伏に影響を与えてしまう可能性もあります。
ストレスや悩みを抱えている
ストレスや悩みを抱えている人も、感情コントロールができない場合が多いです。ストレスや悩みがいつも頭から離れず、何かをしているときでもそのことが思い出され、ついイライラしたり落ち込んだりしてしまいます。
感情コントロールができる人の特徴
では、感情コントロールができる人には、どのような特徴があるのでしょうか。感情コントロールのポイントを知り、自分自身の感情とうまく付き合っていきましょう。
自分の感情を理解している
感情コントロールができる人は、自分がいつどのような気持ちなのかを理解しています。少しでも気持ちに変化があればすぐに気付くことができるので、自分の感情に対して的確に対処できます。
適度に手を抜くことができる
物事に対して適度に手を抜くことができる人も、感情コントロールができる人に該当します。がんばる必要のない場面では肩の力を抜いてリラックスしているので、余計なストレスを溜め込むことがありません。心に余裕があるため、いざというときでも感情をうまくコントロールできるのです。
自分を客観視できる
感情コントロールができる人は、自分自身を客観的に見るのが得意です。どんな状況でも自分を第三者の立場から見て、判断を下すことができます。感情と実際の思考を分けて考えるため、感情に流されない冷静な判断ができるでしょう。
他人を思いやれる
常に他人を思いやっている人も、感情コントロールが得意です。自分のことばかり考えていると感情の起伏も激しくなりますが、周囲の立場や気持ちも考慮できると、自ずと感情の高ぶりは収まります。
例えば、相手が遅刻してきたことに腹を立てそうになっても、相手の顔色が悪そうなことに気が付き、それを心配することができれば、怒りは自然とやわらぐはずです。
感情コントロールをする方法
感情コントロールをしたいと頭では考えていても「どうしてもイライラする」「ついカッとなってしまう」という人もいるかもしれません。そのような場合は、すぐに実践できる下記のような方法に取り組んでみましょう。
イライラしてもいったん待つ
何かにイライラしたら、深呼吸していったん気持ちを落ち着かせましょう。怒りの感情のピークは6秒だといわれています。6秒以上数えて待つことができれば、怒りの感情は自然と収まっていくはずです。深呼吸することによって、怒りや不安で緊張状態にある体をほぐすこともできます。
怒る価値があるのか考える
どうしてもイライラしてしまう場合は、怒ることで状況が改善するかどうかを考えてみましょう。もしも自分が怒ったところで何も変わらないのであれば、イライラするのはとても無意味なことといえます。怒るという行動は、それなりにエネルギーを使うので疲れます。意味のない行動だと考えれば、余計なことにエネルギーを使うのはもったいないと感じられるようになるでしょう。
自分の感情を認めて受け入れる
人は誰でも、「自分の感情は自分が一番理解している」と考えがちです。しかし、「怒っていない!」と言いながら、言葉とは裏腹に感情的になってしまうケースはよく見られます。感情コントロールをするには、自分の感情を否定せず、認めることが大切です。自分自身の気持ちを受け入れることで、感情が行き場をなくして衝動的になったり、イライラを人にぶつけたりといった行動を抑えることができるでしょう。
溜め込まずに日頃から好きなことで発散していく
イライラしないようにするためには、日頃から好きなことをして感情を発散させることが大切です。普段から感情を外に発散していると、怒りを感じても、負の感情がそこまで大きくはならないでしょう。
ポジティブな考え方をする人と接する
イライラしたり落ち込んだりしやすい人は、ネガティブな考え方が癖になってしまっている可能性があります。そのような場合は、いつも穏やかな人やポジティブな考え方をする人と身近に接してみましょう。同じ物事に対しても、「自分とは違うこんな考え方があるのか」という、新たな気付きがあるかもしれません。
感情的になりそうなときのルールを決めておく
「イライラしたら一度その場から離れる」「怒りに任せて発言しそうになったら6秒黙る」など、自分なりのルールをあらかじめ決めておくのも効果的です。ネガティブな感情が生まれやすい状況がわかっているなら、日頃からその状況を避けることもひとつの方法です。
感情コントロールできない人も訓練すれば気持ちを抑えられる
感情コントロールをすることができれば、人間関係やコミュニケーションなどをよりスムーズにさせることが可能です。すぐにイライラしてしまうという人でも、意識することで感情のコントロールができるようになります。
また、ストレスやホルモンバランスの乱れがある場合は、まずはゆっくりと休んで体調を整えることが大切です。体の健康は心の状態にも直結します。心と体の健康にしっかりと配慮しながら、少しずつ感情コントロールをする訓練をしていきましょう。
- 通信講座のSARAスクール編集部
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