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心理カウンセラーに年齢制限はなし!心理資格の取得ルートもあわせて解説

心の問題が叫ばれる現代においてますます需要が高まっている心の専門家「心理カウンセラー」に、年齢制限はありません。
また、心理系の国家資格や一部の民間資格では、認定試験の受験資格に大学・大学院での指定科目の履修などが含まれていますが、年齢の下限・上限が明記されている資格はありません。
つまり、心理カウンセラーは年齢に関係なく誰でも目指せる職業といえます。
本記事では、心理カウンセラーに年齢制限がない理由や、カウンセリング業務に生かせる資格の取得ルートについて詳しく解説します。
大学や大学院に通うことなく取得できるおすすめの資格もご紹介しますので、心理カウンセラーの仕事に興味のある方はぜひ参考にしてください。

心理カウンセラーに年齢制限はない!何歳からでもチャレンジできる

心理カウンセラーに年齢制限はないため、何歳からでもチャレンジできます。
カウンセリングを受けに訪れる相談者の悩みはさまざまです。
・学校で友人との人間関係がうまく築けない
・今の仕事に将来性が見えず不安を感じる
・子どもに手をあげてしまう
・介護疲れで親につらく当たってしまう など
心理カウンセラーには、幅広い悩みに対応し、相談者に寄り添いながらともに心の問題の解決をサポートしていくことが求められます。
そのため、年齢を重ねていることはマイナスではなく、むしろこれまで経験してきたことが、相談者への共感や的確なアドバイスに生かせる可能性もあるのです。

心理カウンセラー関連の資格も年齢制限なしでいつでも取得できる?

心理カウンセラーに年齢制限がないのと同様に、心理カウンセラーの仕事に生かせる関連資格の取得条件にも、年齢の上限は設けられていません。
また、受験資格が特に定められていない資格に関しては年齢の下限もないため、中高生でも挑戦できます。
ただし、国家資格や一部の民間資格では、大学・大学院での指定科目の履修や実務経験が受験条件に含まれており、取得までに数年かかるケースもあります。
資格取得者のみが従事できる医療施設などでカウンセラーとして活動したい方や、国家資格の取得で心理カウンセラーとしての信頼性を高めたいと考えている方は、取得までのルートや必要な年数も確認しておきましょう。
心理学の基礎知識を有することの証明となる民間資格の中には、通信講座の受講のみで取得可能なものもあります。
特定の資格を必要としない場所でのカウンセリング業務や、企業でメンタルケアのサポート業務などに携わりたい方には、気軽に取得を目指せる資格からチャレンジするのもおすすめです。心理カウンセラー資格はこちら

年齢制限なし・短期間で初心者からチャレンジできるおすすめ心理系7資格

心理カウンセラーとして活動するうえで、資格は必須ではありませんが、心理学やストレスマネジメントなどに関する知識やスキルの習得は欠かせません。
ここでは、心理学について初めて学ぶ方でも、通信講座の受講をとおして無理なく知識を身につけながら短期間で取得を目指せるおすすめの心理系資格を7つご紹介します。

メンタル士心理カウンセラー資格

メンタル士心理カウンセラー」は、心理学の基礎知識やさまざまなストレスによって起こる症状について十分に理解し、カウンセラーとして活動するレベルに至っているとされた方に与えられる資格です。
心理学に初めて触れる方や、心理学に関する知識の基礎固めをしたい方は、まずこちらの資格から取得してみてはいかがでしょうか。

資格検定試験内容 ・心理的ストレスによる症状・原因
・回復するための治療法
・治療に関して知っておくこと など
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験・期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度により異なる)

ストレスカウンセラー資格

「ストレスカウンセラー」は、ストレスの原因や対処法をはじめとする、ストレスに関する知識を有していることの証明となる資格です。
ストレスをうまくコントロールしながら心身の健康を守るストレスマネジメントの知識は、学校や職場、家庭でのさまざまなストレスによって心の不調を訴える相談者へのカウンセリングに役立つでしょう。

資格検定試験内容 ・心理トレーニングの方法
・能力を発揮するエンパワーメントを作り上げる方法
・パフォーマンスを高めるために効果的なメンタルトレーニング など
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験・期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度により異なる)

アンガーカウンセラー資格

「アンガーカウンセラー」は、怒りの本質や怒りと向き合うトレーニング法などに関する知識を有していることの証明となる資格です。
怒りの感情をうまく管理するアンガーコントロールに関する知識やスキルは、怒りが原因となって現れている心の問題の解決や、怒りを処理できないことに悩む相談者への対応に生かせるでしょう。

資格検定試験内容 ・後悔しない怒り方
・怒りを溜め込まない考え方
・イライラを消す方法 など
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験・期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度により異なる)

行動心理カウンセラー資格

「行動心理カウンセラー」は、人の行動から相手の気持ちを読み解く行動心理学の基本的な知識を有していることの証明となる資格です。
行動と気持ちの関連性や、特定の行動から精神状態を察知するスキルは、相談者への適切な声掛けや的確なアドバイスに役立つでしょう。

資格検定試験内容 ・アンダーマイニング効果
・単純接触効果
・類似性の法則 など
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験・期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度により異なる)

福祉心理カウンセラー資格

「福祉心理カウンセラー」は、心理学の基礎知識に加え、福祉に関する知識も十分に理解している者に与えられる資格です。
福祉心理の知識は、介護老人施設やリハビリテーション施設に通う方や、それに寄り添う家族の心の問題の解決サポートに役立ちます。

資格検定試験内容 ・クライアントと家族の関係性
・理解とサポート
・障害者の心身の特性 など
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験・期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度により異なる)

チャイルド心理カウンセラー資格

「チャイルド心理カウンセラー」は、胎児期から思春期までの子どもの心理や発達を十分に理解し、悩みや問題に対してカウンセリングを行う知識やスキルを有していることの証明となる資格です。
子どもの心理に関する知識は、学校でのいじめや友人関係、先生との関係などに悩む児童生徒や、家庭での子育てや親子関係に悩む保護者へのカウンセリングに生かせるでしょう。

資格検定試験内容 ・子どもの話の聞き方
・思春期心性
・友だちをめぐる問題 など
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験・期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度により異なる)

夫婦心理カウンセラー資格

「夫婦心理カウンセラー」は、夫婦関係や家族関係の問題解決や関係構築に関する知識を有し、適切なアドバイスやカウンセリングを行えるレベルに至っている者に与えられる資格です。
心理学の知識に加え、夫婦や親子間で起こりうる問題に関する知識を備えておくことは、浮気や家庭内暴力、虐待などのセンシティブな問題を抱える相談者と向き合う際、大いに役立つはずです。

資格検定試験内容 ・夫婦関係の問題解決・関係構築
・家族関係の問題解決・関係構築
・夫婦間の問題が子供に与える影響 など
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験・期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度により異なる)

【大学・大学院での履修が必須】心理系の国家資格・民間資格の取得ルート

心理系の国家資格や一部の民間資格の中には、大学や大学院、短大での履修が認定試験の受験資格、あるいは認定条件に含まれているものがあります。
「心理カウンセラー」を名乗るうえで必須となる資格はありませんが、これらの資格は信頼性が高く、働き方や従事する場所によっては採用条件となっている場合があるため、取得することで活動の幅を広げられる可能性も期待できるでしょう。
ここでは、心理学に関する深い知識やカウンセリングスキルの証明となる3つの国家資格と、2つの民間資格をご紹介します。

国家資格

心理カウンセラーとしての信頼性向上や、活動の幅の拡大につながる心理系の国家資格は、次の3つです。
・公認心理師
・精神保健福祉士
・社会福祉士
特に、医療機関ではこれらの有資格者が求められるケースが多いため、クリニックや病院、保健所などで心理カウンセラーとして働きたい方は、受験条件を把握しておきましょう。

公認心理師

「公認心理師」は、保健医療・福祉・教育そのほかの分野において、心理学に関する専門的な知識や技術を用いて相談者への対応や助言、支援、心の健康に関する知識の普及活動などを行う、日本で最初の心理職の資格です。
以下の受験条件を満たしたうえで、「一般財団法人 日本心理研修センター」が実施する認定試験に合格することで、認定を受けられます。
【受験資格】
・大学および大学院で、心理学そのほかの公認心理師となるために必要な科目を修了した者、またはそれに準ずる者
・大学で心理学その他の公認心理師となるために必要な科目を修めて卒業した者、またはそれに準ずる者で、一定の施設において心理に関する支援の業務に従事した者
・上記2つに掲げる者と同等以上の知識・技能を有する者
【取得ルートの一例】
大学卒業(4年)→大学院修了(2年)またはプログラム施設での実務経験(2年)→認定試験合格

精神保健福祉士

「精神保健福祉士」は、精神障害者の保健や福祉に関する専門的知識や技術を用いて、精神障害の医療を受けている方や治療を経て社会復帰を目指している方への助言やサポートを行う専門職です。
以下の受験資格を満たしたうえで、「公益財団法人社会福祉振興・試験センター」が実施する認定試験に合格することで、認定を受けられます。
【受験資格】
・四年制の保健福祉系大学等で指定科目を修了した者
・保健福祉系短大等(3年・2年)で指定科目を修了し、一定の施設で相談援助の実務(1年・2年)に従事した者
・四年制の福祉系大学等で基礎科目を修了したのち、短期養成施設等(6月以上)を修了した者
・福祉系短大等(3年・2年)で基礎科目を修了し、一定の施設で相談援助の実務(1年・2年)に従事したのち、短期養成施設等(6月以上)を修了した者
・社会福祉士登録者で、短期養成施設等を修了した者 ※一部試験科目免除
・四年制の一般大学を卒業後、一般養成施設等(1年以上)を修了した者
・一般短大等(3年・2年)を卒業後、一定の施設で相談援助の実務(1年・2年)に従事したのち、一般養成施設等(1年以上)を修了した者
・一定の施設で相談援助の実務(4年)に従事したのち、一般養成施設等(1年以上)を修了した者
【取得ルートの一例】
保健福祉系大学(4年)→認定試験合格

社会福祉士

「社会福祉士」は、福祉の専門的知識や技術を用いて身体、もしくは精神上に障害がある方や、環境上の理由で日常生活を送るのに支障がある方の相談に応じ、助言や指導、医師や保健医療サービスとの連携のサポートなどを行う専門職です。
以下の受験資格を満たしたうえで、「公益財団法人社会福祉振興・試験センター」が実施する認定試験に合格することで、認定を受けられます。
【受験資格】
・四年制の福祉系大学等で指定科目を修了した者
・保健福祉系短大等(3年・2年)で指定科目を修了し、一定の施設で相談援助の実務(1年・2年)に従事した者
・四年制の福祉系大学等で基礎科目を修了したのち、短期養成施設等(6月以上)を修了した者
・福祉系短大等(3年・2年)で基礎科目を修了し、一定の施設で相談援助の実務(1年・2年)に従事したのち、短期養成施設等(6月以上)を修了した者
・社会福祉主事養成機関を修了したのち、短期養成施設等(6月以上)を修了した者
・児童福祉司・身体障害者福祉司・査察指導員・知的障害者福祉司・老人福祉指導主事のいずれかの実務経験(4年以上)を有し、短期養成施設等(6月以上)を修了した者
・四年制の一般大学を卒業後、一般養成施設等(1年以上)を修了した者
・一般短大等(3年・2年)を卒業後、一定の施設で相談援助の実務(1年・2年)に従事したのち、一般養成施設等(1年以上)を修了した者
・一定の施設で相談援助の実務(4年)に従事したのち、一般養成施設等(1年以上)を修了した者
【取得ルートの一例】
福祉系大学(4年)→認定試験合格

民間資格

心理系の民間資格の中でも、次の2つは信頼性が高い資格とされています。
・臨床心理士
・認定心理師
通信講座で取得可能な資格とは異なり、受験資格が厳格に定められているため、取得までに国家資格と同等の月日を要する場合もあります。

臨床心理士

「臨床心理士」は、臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて、人間の心の問題にアプローチする専門家です。
学校で児童生徒、保護者、教職員のメンタルケアや心の問題の解決サポートを行うスクールカウンセラーの資格要件にも含まれており、心理系資格として信頼性の高い資格といえます。
認定を受けるには、以下の受験資格を満たしたうえで、「公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会」が実施する認定試験に合格することが必須です。
【受験資格】
・指定大学院(1種・2種)を修了し、所定の条件を充足している者
・臨床心理士養成に関する専門職大学院を修了した者
・諸外国で指定大学院と同等以上の教育歴があり、修了後の日本国内における心理臨床経験2年以上を有する者
・医師免許取得者で、取得後、心理臨床経験2年以上を有する者 など
【取得ルートの一例】
大学卒業(4年)→指定大学院修了(2年)→認定試験合格

認定心理師

「認定心理師」は、「公益社団法人 日本心理学会」によって、「心理学の専門家として仕事をするために必要な最小限の標準的基礎学力と技能を修得している」と認定されたものに与えられる資格です。
認定心理師には認定を受けるための試験はなく、四年制大学で一定数の心理学の単位を修得したうえで、申請書類を提出することで取得できます。
【認定基準】
・四年制大学での指定の基礎科目・選択科目の履修と、卒業論文・研究の提出
【取得ルートの一例】
大学卒業(4年)→書類申請

まとめ

心理カウンセラーは、何歳からでも挑戦できる仕事です。
心理カウンセラーの仕事に役立つ国家資格や一部の民間資格の取得には、大学・大学院での履修や実務経験が必要ですが、カウンセラーとしての心構えや心理学の基礎を身につける目的で気軽に取得できる資格もあります。
本記事でご紹介した初心者でも気軽に取得できる7つのおすすめ資格は、「SARAスクールジャパン」のプラチナコース、「諒設計アーキテクトラーニング」のW資格取得講座の受講で、認定試験を受けることなく取得が可能です。
「心理学の世界に触れてみたい」「心理カウンセリングに興味がある」という方は、ぜひご検討ください。

通信講座のSARAスクール編集部
心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。
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