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高卒でも心理カウンセラーになれる!心理カウンセラーとして活躍するためのポイントとおすすめ資格について解説

「心理系の大学を卒業していなくでも心理カウンセラーになれるの?」
「心理カウンセラーになるための方法を知りたい」
「高卒でも心理カウンセラーとして働くことはできるの?」
心理カウンセラーを目指す方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
高卒でも心理カウンセラーを目指せます。
しかし、高卒では要件を満たさず取得できない資格もあります。
心理カウンセラーの求人では、有資格者や経験者が優遇されることがあるため、未経験から心理カウンセラーを目指すには、心理カウンセラーの資格取得などの対策が必要です。
この記事では、高卒から心理カウンセラーとして活躍するためのポイントや、おすすめの心理カウンセラー資格について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

一般的な心理カウンセラーは高卒でもなれる

心理カウンセラーになるには、大学や大学院などへの進学が必要と思っている人も多いかもしれませんが、高卒でも心理カウンセラーになれないわけではありません。
具体的に、心理カウンセラーになるときの学歴の必要性は、個々の求人票にて確認する必要があります。
以下のケースでは、高卒では心理カウンセラーとして採用されません。
・学歴の要件として「大学卒業・専門学校卒業」などのように指定されているケース
・必要資格の要件として、高卒では取得できない資格が設定されているケース
逆にいえば、一般的な営業職・販売職・事務職などと同様、求人票に上記の記載がなければ心理カウンセラーの求人に応募できます。

高卒であることが心理カウンセラーの仕事に不利に働くこともある

高卒であっても心理カウンセラーとして働くことは可能ですが、高卒では心理カウンセラーとして就職や転職をする際に不利になることもあります。
この章では、心理カウンセラーにとっての高卒であることのデメリットについて解説します。

高卒ではなれないのは大学卒業資格を必要とする心理カウンセラー

公認心理士と臨床心理師の資格は、どちらも大学卒業や大学院卒業が資格取得要件であるため、高卒では取得できません。
この2つの資格の違いは、公認心理士は国家資格であるのに対して、臨床心理師は民間資格であることです。
詳しく見ていきましょう。

公認心理師

公認心理士は2017年の公認心理士法施行にともない設立された、心理系唯一の国家資格です。
公認心理士の資格取得要件は次の通りです。
・心理系の大学と大学院を卒業していること
・心理系の大学を卒業後2年以上の実務経験を積んでいること
どちらかの条件を満たすと受験資格が与えられ、さらに国家資格に合格してはじめて公認心理士と名乗ることができるのです。
まだ歴史の浅い公認心理士ですが、国家の後ろ盾がある資格が誕生したことで、心理系の職業が社会的に広く認知されてきています。
公認心理士の需要は今後さらに高まっていくと考えられます。

臨床心理師

臨床心理師は日本臨床心理士資格認定協会が主催する民間資格です。
臨床心理師になるには、4年制の大学を卒業後、心理学を学べる指定大学院や専門職大学院を修了する必要があります。
4年制の大学は、心理学系の学部でなくてもかまいません。
求人にあたり、臨床心理師資格を条件としている企業や病院は少なくありません。
国家資格である公認心理士資格ができるまでは、臨床心理師が心理職を担っていたこともあり、臨床心理師の信頼度は高いと言えます。
臨床心理師資格を取得すると、心理カウンセラーとして働ける可能性は広がるでしょう。

一般企業での転職・キャリアアップは学歴があった方が有利

一般的に、就職・転職において高倍率になったときには、学歴は高いほうが有利です。
社会におけるニーズの高まりとともに、心理カウンセラーの就職・転職市場での人気も高まっているため、就職・転職市場においては学歴があったほうが有利です。
特に心理カウンセラーとして未経験の方の場合には、高い学歴や直接的に役立つ資格がある方が、アピールポイントになるでしょう。
ただし、あくまでも一般論において有利・不利であり、実際には意欲や姿勢などを総合的に判断する必要があります。

高卒で心理カウンセラーとして活躍するためのポイント

高卒でも実務経験を積む、資格を取得するなどのポイントを押さえておくと、将来心理カウンセラーとして活躍できる場面は増えるでしょう。
この章では、高卒でカウンセラーとして活躍するためのポイントをご紹介します。

実務経験を積む

実務経験を積むことで、より実践的なスキルを身につけることができます。
具体的には、メンタルケアのボランティアやアルバイトとして働くことで実務経験を積むことができます。
実践を通して、自分がどのようなカウンセラーになりたいのか、自分に合ったカウンセリング方法も確立することができ、心理カウンセラーとして働く自分の基礎を作ることができるでしょう。

資格を取得する

心理カウンセラーの資格がなくても心理カウンセラーと名乗り、カウンセリングを行うことはできます。
しかし、実際にカウンセリングを行うためには、心理学やカウンセリングの専門的な知識やスキルは欠かせません。
資格取得を通して、心理カウンセラーとして必要な一定のスキル・知識を身につけられます。
また、心理系職種の求人の場合、資格要件がなくても、資格がある人とない人では、資格を保有している人の方が採用される可能性が高くなることもあります。
心理カウンセラーとして働きたい人は資格取得しておくと安心です。

高卒でも高スキル心理カウンセラーは活躍できるフィールドが多い

心に悩みを抱える人は年々増加しています。
そのため、心理カウンセラーは、学校、福祉施設、病院・クリニック、地方自治体、民間企業など幅広いフィールドで活躍の場が広がっています。
心理カウンセラーとして働かない場合でも、教師、看護師、ホームヘルパーなどで心理学の知識やカウンセリング技術を仕事面で活かすこともできます。

教育・更生関連施設

教育施設におけるスクールカウンセラーは、学校において児童・生徒が抱えるさまざまな問題について、解決に導くためのアドバイスや指導を行う専門家です。
文部科学省が定めている、スクールカウンセラーの役割には次のようなものがあります。
・児童・生徒に対する相談・助言
・保護者や教職員に対する相談(カウンセリング、コンサルテーション)
・校内会議への参加
・教職員や児童生徒への研修や講話
・相談者への心理的な見立てや対応
・ストレスチェックやストレスマネジメント等の予防的対応
・事件・事故等の緊急対応における被害児童生徒の心のケア
引用|文部科学省
心理カウンセラーは学校以外にも、更生施設や刑務所、家庭裁判所、児童養護施設などでも活躍しています。
身寄りのない入居者の心のケアや問題を起こした人の更生だけでなく、施設を出た後の就労サポートなど、業務内容は多岐に渡ります。

医療・介護・リハビリ関連の施設やサービス

心理カウンセラーは、医療機関、介護施設、リハビリ関連施設などでも必要とされています。
主な仕事は、治療の際に医師がフォローしきれない患者や要介護者の心のサポート、家族の心のケア、医療・介護従事者メンタルケアです。
介護福祉施設では、精神保健福祉士・社会保険士・介護福祉士・ケアマネージャーなどと連携をとりながら支援を行うため、心理学だけでなく医療や介護など幅広い知識が必要となることもあります。
また、精神疾患の一種である認知症は、精神医学や臨床心理学の専門知識をもつ心理カウンセラーが重要な役割を担うこともあります。
高齢化による認知症患者の増加などの社会的問題に対しても、心理カウンセラーの専門性が求められていると言えます。

一般企業

一般企業で働く心理カウンセラーは産業カウンセラーと呼ばれるケースが多く、業務内容としては次のようなものがあります。
・従業員の仕事に関するストレスチェック
・人間関係における悩みに対するカウンセリング
・メンタルヘルスケアに関する社内セミナー講師
企業の相談室などに駐在し、働く人のメンタルヘルスやキャリアに関するカウンセリングを行うこともあります。

高卒でも受験できる心理カウンセラー関連資格4選

高卒で心理カウンセラーを目指すために、まずは資格取得することをおすすめします。
はじめて心理学を学ぶ方でも、資格取得を通して必要な知識・スキルを身につけられます。
ここでは、高卒でも受験できるおすすめの心理カウンセラー資格を4つご紹介します。

メンタル士心理カウンセラー®資格

メンタル士心理カウンセラー®資格は、心理学の基礎知識、さまざまな症状における治療方法など学べるため、はじめて資格取得する方におすすめの資格です。
主に、学校、医療、介護施設、一般企業などで働けるメンタル士心理カウンセラーは、心理学とカウンセリングの力で、悩みを抱える人の問題を解決していくスペシャリストです。

チャイルド心理カウンセラー®資格

チャイルド心理カウンセラー®資格は、子どもの心理や発達段階における悩みや問題に対してカウンセリングを行える資格です。
主な活躍の場は、学校、児童養護施設などになります。
また、チャイルド心理カウンセラー®資格は、子育てをするうえでも非常に役立ちます。
親がどのように子どもに関わるかは、その子の成長に大きく影響します。
子どもの体と心の成長は別物なので、赤ちゃんから思春期まで、段階に応じた子供の心理を理解したうえで接することが大切です。

福祉心理カウンセラー資格

福祉心理カウンセラー資格は、福祉に関する知識と心理学の基礎知識、医療に関する知識などを必要とする資格です。
近年はストレス社会と言われており、ストレスを抱えている人は多く、自分のストレスとうまく付き合えず悩んでいる人もいます。
例えば高齢者施設では、家族と離れて過ごす人や、身寄りのない利用者もいるため、心の病を抱える高齢者も少なくありません。
そのような施設では、福祉心理カウンセラーは心強い存在となるでしょう。

行動心理カウンセラー®資格

行動心理カウンセラー®資格は、人の行動から相手の気持ちを読み解く行動心理学を学ぶ資格です。
人付き合いを円滑にしたいと思っている人にも、行動心理学カウンセラー®資格はおすすめです。
表情やしぐさから、相手の気持ちを読み取ることで、トラブルに発展するのを防ぐことができます。
行動心理学は、友人や家族との人間関係、ビジネスシーン、恋愛などあらゆる場面で活かすことのできる知識といえます。

高卒から心理カウンセラーに役立つ学歴を取得する方法

高卒から心理カウンセラーになるために役立つ学歴取得には、次のような方法があります。
・心理学系の大学に通う
・医療系・心理系の専門学校に通う
それぞれの具体的なポイントについて詳しく解説します。

心理学系の大学

大学の心理学系の学部では、心理学を体系的に学べます。
また、学術的に学べるため、実用的なスキルとあわせて、総合的・多角的に心理学を学べることも大学ならではの大きなメリットです。
とはいえ、4年間大学に通うのは、時間も費用も大きな負担になります。
比較的気軽に通える通信制コースが設けられている大学もありますが、それでも総額で100万円程度の学費がかかるケースが大半です。
心理学系の大学の卒業は国家資格の受験資格にもつながるため、通学するか否かは将来の目標から逆算して考える必要があります。

医療系・心理学系の専門学校

医療系・心理学系の専門学校では、実用的・実務的な心理学のスキルを学べます。
目指す進路によっては、大学で学ぶよりも仕事に直結するスキルを習得できる場合もあります。
専門学校は2~3年でカリキュラムが組まれているケースが一般的です。
週末や夜間のみ開講している講座もあるため、学習と既存の日常業務を両立したい社会人にもおすすめです。

まとめ

高卒でも心理カウンセラーになることはできます。
高卒であることが不利に働くケースもありますが、実務経験を積む、資格取得をするなどの対策をすると、心理カウンセラーとして活動できる場面は増えるでしょう。
近年心理カウンセラーの需要は高まっており、学校・病院・介護・更生施設・一般企業など活躍のフィールドは広がっています。
高卒で心理カウンセラーとして働くためにおすすめの資格取得ですが、公認心理士や臨床心理師資格は、大学卒・大学院卒の資格が必要です。
大学進学を検討される方は、通信制の大学・大学院を選ぶと、仕事と両立しながら資格取得を目指せるでしょう。
大学に入るのはハードルが高いという方は、心理カウンセラーの民間資格の取得をおすすめします。
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