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スパイスの賞味期限は?保存方法:鮮度を保つコツ

スパイスの寿命と保存方法についての知識は、料理の質を大きく左右します。
スパイスは、料理に独特の風味と香りをもたらす重要な要素ですが、その効果を最大限に引き出すためには、正しい保存方法と使用期間を守ることが必要です。
スパイスをたくさん家に置いていると、賞味期限はいつなのか分からないことも多いのではないでしょうか。スパイスは乾燥しているので、長く時間が経っても見た目にはあまり変化がありません。そのため、古いものは食べられないのかよく分からないという方も多いはずです。
スパイスをおいしく保つためには、保存の仕方もとても重要です。実はスパイスの日持ちを作用するのは保存方法だといっても過言ではありません。今回は、スパイスの賞味期限や保存方法について詳しく紹介します。

賞味期限はいつ?スパイスの保存方法を知ろう

スパイスの寿命とその保持方法

スパイスは料理に豊かな風味を与える重要な要素ですが、その効果を最大限に引き出すためには適切な保存方法と使用期間を守ることが重要です。 ここでは、スパイスの持続期間や保存方法について詳しく解説します。

スパイスの持続期間についての基本知識

スパイスの持続期間は、その種類や保存状態により異なります。 スパイスは腐ることはありませんが、時間が経つと風味や香りが劣化します。 これを防ぐためには、適切な知識と方法を身に付けることが重要です。

スパイスの賞味期限の目安

スパイスの賞味期限は一般的には約2〜3年とされています。 しかし、これは未開封の場合の目安であり、開封後は風味が徐々に落ちていきます。 例えば、粉末状のスパイスは揮発性が高いため、より早く風味を失う傾向があります。

開封後の適切な使用期間

開封後のスパイスは、約半年を目安に使い切ることが推奨されています。 開封後は空気や湿気に触れることで風味が劣化しやすくなるため、短期間で使用するのが理想的です。 また、香りが弱くなったと感じたら、風味が落ちている証拠なので、早めに使い切るよう心掛けましょう。

スパイスを保存するための基本原則

スパイスを長期間保存するためには、いくつかの基本原則を守ることが重要です。 これらの原則を実践することで、スパイスの風味や香りをより長く保てます。

乾物食品と同様の保存方法

スパイスの保存方法は、他の乾物食品と同様にするのが基本です。 乾燥した状態を保つことが重要であり、湿気を避けるために密閉容器を使用するのがおすすめです。 また、直射日光を避け、暗所に保管することで、光による劣化を防げます。

温度変化の少ない場所での保存

スパイスの保存には温度管理も重要です。温度変化の少ない場所で保存することで、スパイスの品質を保てます。 例えば、キッチンのコンロ付近や冷蔵庫のドア付近など、温度変化が激しい場所は避けるべきです。 これにより、スパイスの風味や香りを長期間維持できます。 スパイスの持続期間と保存方法についての基本知識を理解することで、料理に使用するスパイスの風味を最大限に活かせます。

スパイスの選び方と品質管理

スパイスは料理の味を引き立てるだけでなく、健康にも多くのメリットをもたらします。 しかし、その効果を最大限に引き出すためには、適切な選び方と品質管理が重要です。 ここでは、スパイスの購入時のポイントや、購入後の品質管理方法について詳しく解説します。

購入時に気をつけたいポイント

スパイスの品質を保つためには、購入時にいくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。 これにより、風味豊かなスパイスを選び、料理に最大限の効果をもたらせます。

フレッシュなスパイスの見分け方

フレッシュなスパイスを選ぶためには、以下のポイントに注意してください。  色 新鮮なスパイスは鮮やかな色をしています。 色がくすんでいる場合は、鮮度が落ちている可能性があります。  香り スパイスの香りを確認することも重要です。 香りが強く、鮮やかであるほど新鮮です。 香りが弱い場合や、不快な匂いがする場合は避けましょう。  形状 ホールスパイスは粉末よりも風味を長く保つため、可能であればホールスパイスを選びましょう。 また、ホールスパイスは形が整っており、砕けていないものが良い品質の証です。

スパイスの品質を保つためのチェックポイント

スパイスの品質を維持するためには、購入時に以下のチェックポイントを確認することが重要です。  パッケージ 密閉されたパッケージを選びましょう。 開封されていたり、パッケージが破損していたりするものは避けるべきです。  賞味期限 賞味期限が明記されているスパイスを選び、できるだけ新しいものを購入することが望ましいです。 賞味期限が近いものは風味が落ちている可能性があります。  保存状態 店頭での保存状態も確認しましょう。 スパイスが直射日光にさらされていたり、湿気の多い場所で保管されていたりする場合は品質が劣化している可能性があります。

購入後の品質管理方法

スパイスの品質を長期間維持するためには、購入後の適切な保存方法と取り扱い方が重要です。 開封前と使用中のスパイスの管理方法を詳しく解説します。

開封前の保存方法

開封前のスパイスは、適切に保存することで品質を維持できます。 以下のポイントを守るようにしてください。  冷暗所に保管 スパイスは光や熱に弱いため、直射日光が当たらない冷暗所での保管が重要です。 これにより、風味や香りを長期間維持できます。  密閉容器に入れる スパイスは湿気を吸収しやすいため、密閉できる容器に入れて保管するようにしましょう。 元のパッケージのまま保存する場合は、パッケージがしっかりと密閉されていることを確認してください。

使用中の取り扱い方

スパイスを使用する際にも、品質を維持するための取り扱い方に注意する必要があります。  清潔なスプーンを使用 スパイスを取り出す際には、清潔なスプーンを使用し、直接手を入れないようにしましょう。 これにより、スパイスに雑菌が混入するのを防ぎます。  直火を避ける スパイスを鍋やフライパンに直接振りかけることは避けましょう。 これにより、スパイスが湿気や熱にさらされるのを防げます。  再密閉 スパイスを使用した後は、しっかりと密閉し直して保管することが重要です。 これにより、空気や湿気が入るのを防ぎ、風味を保てます。 スパイスの選び方と品質管理についての知識を身につけることで、料理に使用するスパイスの効果を最大限に引き出せます。 適切な方法でスパイスを選び、保存し、取り扱うことで、毎日の料理が一層美味しく、健康的になることでしょう。

スパイスの風味を最大限に引き出す工夫

スパイスは料理の味を引き立てるだけでなく、その香りや健康効果も楽しめます。 しかし、スパイスの風味を最大限に引き出すためには、使い方や保存方法に工夫が必要です。 ここでは、スパイスの風味を損なわずに活かす方法について詳しく解説します。

風味を損なわない使い方

スパイスの風味を保つためには、適切な使い方が重要です。 特に、スパイスを加えるタイミングや調理方法には注意が必要です。

スパイスを加えるタイミング

スパイスを加えるタイミングは、料理の風味を大きく左右します。 スパイスの種類や料理の種類によって、最適なタイミングは異なります。 最初に加えるスパイス  ホールスパイス クミンシードやマスタードシードなどのホールスパイスは、油で炒めることで香りを引き出すため、調理の最初に加えることが一般的です。 これにより、スパイスの香りが油に移り、料理全体に行き渡ります。 途中で加えるスパイス  パウダースパイス カレー粉やガラムマサラなどのパウダースパイスは、調理の途中で加えることが多いです。 野菜や肉を炒めた後にスパイスを加えることで、均一に風味を行き渡らせられます。 最後に加えるスパイス  フレッシュハーブやミックススパイス 新鮮なバジルやパセリ、あるいは仕上げに使うガラムマサラなどは、調理の最後に加えることで、その新鮮な香りを最大限に楽しめます。

調理方法と風味の関係

調理方法によってもスパイスの風味は変わります。 適切な調理法を選ぶことで、スパイスの風味を最大限に引き出せます。 焙煎 スパイスを軽く焙煎することで、風味が増します。 ホールスパイスをフライパンで乾煎りすることで、香りが立ち、風味が強くなります。 油での炒め スパイスを油で炒めることで、香りと風味が油に移り、料理全体に行き渡ります。 特にインド料理では、この方法がよく使われます。 煮込み 煮込み料理では、スパイスの風味が時間とともに全体に行き渡ります。 カレーやシチューなどの料理では、長時間煮込むことで、スパイスの深い風味を楽しめます。

風味を保つための調理後の工夫

料理が完成した後も、スパイスの風味を保つための工夫が必要です。 特に、残った料理の保存方法や再加熱時の扱い方には注意が必要です。

残った料理の保存方法

残った料理を保存する際には、スパイスの風味を保つためにいくつかのポイントがあります。  密閉容器に入れる 料理を保存する際は、密閉容器に入れることで、スパイスの香りが飛ぶのを防ぎます。 また、冷蔵庫の中で他の食材の匂いが移るのも防げます。  冷蔵保存 スパイスの風味を保つためには、冷蔵保存が効果的です。 特に、生のスパイスやハーブを使用した料理は、冷蔵庫で保存することで、その風味を長持ちさせられます。  短期間で消費 スパイスの風味は時間とともに薄れてしまうため、残った料理はできるだけ早く消費することが望ましいです。

再加熱時のスパイスの扱い

再加熱する際にも、スパイスの風味を保つための工夫が必要です。  低温での加熱 再加熱する際は、低温でじっくりと温めることで、スパイスの風味を損なわずに済みます。 急激に高温で加熱すると、スパイスの香りが飛びやすくなります。  追加のスパイス 再加熱時に、必要に応じてスパイスを少量追加することで、風味を補えます。 特に香りの強いスパイスやハーブを追加することで、新鮮な風味を楽しめます。  電子レンジの使用 電子レンジを使用する際は、蓋を少し開けて蒸気を逃がすことで、スパイスの風味を保てます。 完全に密閉した状態で加熱すると、スパイスの香りが逃げやすくなります。 スパイスの風味を最大限に引き出すためには、適切な使い方や保存方法、再加熱時の工夫が重要です。 これらのポイントを押さえることで、スパイスの豊かな風味を長く楽しめます。 毎日の料理にスパイスをうまく取り入れて、その魅力を存分に活用しましょう。

スパイスの保存容器の選び方

スパイスを長期間にわたって新鮮に保つためには、適切な保存容器の選び方が重要です。 スパイスの香味成分を最大限に引き出すためには、密閉できる容器や風味を守るための工夫が必要です。 ここでは、スパイスの保存容器の選び方について詳しく解説していきます。

密閉できる容器の使用

スパイスの香りや風味を保つためには、密閉できる容器の使用が不可欠です。 密閉容器を選ぶことで、スパイスが空気や湿気に触れるのを防ぎ、鮮度を保てます。

香味成分を保つための容器の特徴

スパイスの香味成分を最大限に保つためには、以下のような特徴を持つ容器を選ぶことが重要です。 遮光性のある容器 スパイスは光に弱く、長時間光にさらされると風味が劣化してしまいます。 したがって、遮光性のある容器を選ぶことで、光の影響を受けにくくし、スパイスの風味を保てます。 遮光瓶やアルミ箔で覆われた容器が理想的です。 空気を遮断する密閉性 空気はスパイスの香味成分を失わせる大敵です。 密閉性の高い容器を使用することで、空気との接触を最小限に抑え、スパイスの鮮度を保てます。 シリコンシール付きのガラス容器やスクリューキャップ付きのボトルがおすすめです。 耐湿性 湿気はスパイスの風味を損なうだけでなく、カビの原因にもなります。 耐湿性のある容器を使用することで、湿気からスパイスを守り、長期間新鮮に保てます。 特に密閉度の高いプラスチック容器やガラス容器が効果的です。

スパイスの風味を守るための方法

スパイスの風味を長期間保つためには、適切な保存方法も重要です。 ここでは、冷凍保存や空気を抜いて密閉する方法について詳しく解説します。

冷凍保存の効果

スパイスを冷凍保存することで、風味を長期間保てます。 冷凍保存は、特に大量のスパイスを一度に使用しない場合に有効です。 冷凍保存のメリット 冷凍保存の最大のメリットは、スパイスの香味成分を封じ込めることができる点です。 低温により酸化が遅れ、風味が劣化しにくくなります。 また、冷凍保存することで、湿気やカビのリスクも軽減されます。 冷凍保存の手順 冷凍保存を行う際は、まずスパイスを小分けにして密閉容器に入れます。 この際、できるだけ空気を抜いて密閉することがポイントです。 密閉容器を冷凍庫に入れ、使用する際は必要な分だけ取り出して使います。 冷凍保存されたスパイスは、必要な分だけすぐに取り出せるため、便利です。

空気を抜いて密閉する方法

スパイスの保存において、空気を抜いて密閉することは風味を保つために非常に効果的です。 空気を抜いて密閉する具体的な方法を紹介します。

真空パックの使用

真空パックを使用することで、スパイスを空気と完全に遮断できます。 専用の真空シーラーを使用し、スパイスを真空パックに入れて密閉します。 この方法により、スパイスの風味を長期間保てます。

ストローを使った手動の方法

真空パックがない場合でも、簡単な手動の方法で空気を抜くことが可能です。 まず、ジッパーバッグにスパイスを入れ、ストローを使って空気を吸い出します。 その後、ストローを引き抜きながらジッパーを閉じることで、簡易的に真空状態を作れます。 この方法でも、風味を保つ効果があります。

シリコンシール付きの容器の使用

シリコンシール付きの容器を使用することで、空気の侵入を防げます。 シリコンシールは柔軟性があり、密閉性を高めるため、スパイスの風味を長期間保つのに効果的です。 スパイスの保存容器と適切な保存方法を選ぶことで、スパイスの風味を長く楽しめます。 遮光性、密閉性、耐湿性のある容器を選び、冷凍保存や空気を抜いて密閉する方法を取り入れることで、スパイスの香味成分を最大限に保てます。 これらの工夫を取り入れて、スパイスの豊かな風味を楽しみましょう。

保存場所に関する注意点

スパイスの風味と香りを最大限に保つためには、適切な保存場所の選択が重要です。 不適切な場所に保管すると、スパイスの劣化を早める原因となることがあります。 ここでは、スパイスを保存する際に注意すべきポイントについて詳しく解説します。

コンロ付近での保存リスク

スパイスをコンロ付近に保存することは、多くの家庭で一般的に見られる光景ですが、これはスパイスの品質を保つためには避けるべき場所です。 コンロ付近にはいくつかのリスクが存在します。

温度変化と湿気の影響

コンロ付近は調理中に温度が上昇しやすく、湿気も発生しやすい環境です。 これらの要因がスパイスに与える影響について詳しく解説していきます。 温度の上昇 調理中にコンロ付近の温度が急上昇することは珍しくありません。 高温はスパイスの香味成分を揮発させ、風味を損なう原因となります。 また、温度変化が頻繁に起こる環境では、スパイスの品質が急速に劣化します。 湿気の影響 調理中には蒸気や湯気が発生し、湿気がスパイスに直接触れることがあります。 湿気はスパイスの結露を引き起こし、カビの発生や香味成分の劣化を招きます。 特に粉末状のスパイスは湿気を吸収しやすいため、湿気の多い場所での保存は避けるべきです。

火災の危険性

スパイスの保存場所としてコンロ付近を選ぶことは、火災のリスクも考慮しなければなりません。 火災リスクの増加 スパイスは乾燥した状態で保存されるため、非常に燃えやすいです。 コンロ付近に置いておくと、調理中に火が移る危険性があります。 特に油を使った料理をする際には、スパイスが火元に近いと引火するリスクが高まります。 したがって、火災防止の観点からも、スパイスをコンロ付近に保存することは避けるべきです。

冷蔵庫での保存についての注意点

一部のスパイスは冷蔵保存が推奨されることもありますが、冷蔵庫にもいくつかの注意点があります。 ここでは、冷蔵庫でのスパイス保存に関するポイントを詳しく解説します。

冷蔵庫の環境が与える影響

冷蔵庫は低温であるため、スパイスの保存には適しているように思われますが、実際には注意すべき点がいくつかあります。 結露の発生 冷蔵庫内の温度と外気温との差が大きい場合、スパイス容器の内部に結露が発生することがあります。 結露が発生すると、スパイスが湿気を含み、カビが生えやすくなるため、風味が損なわれます。 冷蔵庫内の匂い移り 冷蔵庫内にはさまざまな食品が保存されており、強い匂いを持つ食品が多い環境です。 スパイスは非常に敏感で、他の食品の匂いを吸収しやすい性質があります。 そのため、スパイス本来の香りが失われることがあります。

適切な冷蔵保存の方法

冷蔵庫でスパイスを保存する場合には、いくつかの工夫をすることで品質を保てます。 密閉容器の使用 冷蔵庫内でのスパイス保存には、密閉容器の使用が必須です。 密閉容器を使用することで、結露の発生を防ぎ、他の食品の匂い移りを防げます。 特にガラスやステンレススチール製の容器は、匂い移りが少なく、冷蔵保存に適しています。 小分け保存 冷蔵保存する際には、スパイスを小分けにして保存することをおすすめします。 必要な量だけを取り出すことで、結露のリスクを最小限に抑えられます。 また、小分け保存により、使用時に新鮮な状態を保てます。 スパイスの風味と品質を長く保つためには、適切な保存場所を選ぶことが重要です。 コンロ付近や冷蔵庫の特性を理解し、それぞれの環境に適した保存方法を取り入れることで、スパイスを新鮮な状態で楽しめます。 これらのポイントを参考に、日常のスパイス保存方法を見直してみましょう。

スパイスの賞味期限

賞味期限はいつ?スパイスの保存方法を知ろう

スパイスは、賞味期限はどのようになっているのでしょうか。まずはスパイスの賞味期限の考え方について確認しておきましょう。

スパイス自体は腐らないが風味が落ちる

スパイスは乾燥しているため、そのものが腐るということはありません。ただし、時間の経過とともに風味は少しずつ落ちていきます。そのため、スパイスはできるだけはやめに使い切ったほうがおいしく食べることができるでしょう。保存方法に注意しても、あまりにも長い時間が経ってしまうとどうしても風味は飛んでしまうので要注意です。

開封後は半年を目安に

では、スパイスを購入して封を切ったら、具体的にはどの程度の期間で使い切ったほうがよいのでしょうか。目安としては半年程度で使い切るべきだと考えておくとよいでしょう。半年程度であれば、風味をあまり落とさないうちにスパイスをおいしく食べることができます。

スパイスを保存する基本

スパイスを保存するときは、その保存方法に注意が必要です。保存方法をどうするかによってスパイスの日持ちが変わってきます。ここでは、スパイスを保存するときの基本について紹介します。

基本は乾物の食品と同様

スパイスの保存方法は、基本的にはかつお節や昆布などの乾物と同様です。密封できる容器に入れて保存するとよいでしょう。

3つの基本

スパイスの保存の仕方について具体的なポイントをあげると、以下の3つとなります。保存方法によっては味が落ちてしまう恐れも無いとはいえないので、スパイスを保存するときはきちんと方法を守ったうえでしまうようにしましょう。

*直射日光は避ける

スパイスを保存するときは、直射日光に当たらない場所を選ぶようにしましょう。窓辺の戸棚にしまうなら、ガラス戸ではない場所を選ぶべきです。

*熱を避ける

スパイスをしまう場所としては、熱が当たらないというのも重要な条件です。スパイスはコンロのまわりなどには置かないように注意しましょう。熱が当たるとスパイスの風味が落ちる速度を加速させる恐れがあります。また、熱によって容器に水滴がつくとスパイスが湿気ってしまう原因にもなります。

*湿度を避ける

湿気が多いところにスパイスを置くとスパイスが湿気る原因となります。そのため、なるべく乾燥した場所を選んでスパイスを仕舞ったほうがよいでしょう。

温度変化の少ない場所で保存する

スパイスをしまう場所として最適なのは、温度変化の少ない場所です。戸棚などではそういった条件が満たせないようであれば、冷蔵庫にしまうのが無難です。冷蔵庫の中であれば、直射日光や熱、湿気も避けることができますし、温度を一定に保つことが可能です。スパイスは少量ずつ保存することが多いので、冷蔵庫に入れておいても場所を取らないでしょう。

スパイスの保存容器

スパイスを保存するときは、どういった容器に入れるのがよいのでしょうか。容器がきちんとしたものでないと、せっかく好条件の場所を選んでしまってもあまり効果がないこともあるので要注意です。スパイスの保存に適した容器について説明します。

密閉できる容器に入れる

スパイスを保存するときは、密閉できる容器を選ぶようにしましょう。密封しておけば、仮に少し湿気が多い環境に置いてしまうことがあっても、中身を湿気させる心配がありません。

香味成分を揮発させない入れ物で保存

スパイスの保存容器としては、香味成分を揮発させないような入れ物を選ぶことも重要です。周りの食材にスパイスの香りがついてしまわないように配慮しましょう。

風味をよりしっかり守りたい場合

スパイスの風味を守るためには、さらに保存方法を工夫することが必要です。スパイスが大量にある場合や風味が飛びやすいスパイスをしまう場合は、特別な保存方法でしっかりと風味を守りましょう。

冷凍保存が効果的

スパイスの風味をしっかり守りたいときは、冷凍保存がおすすめです。スパイスは乾燥しているため、冷凍庫に入れても凍るということはありません。より冷えた環境に置くことで風味を閉じ込めて保存し続けることができます。冷凍用の保存袋などにスパイスを移し替えてしまっておきましょう。

空気を抜いて密閉する

スパイスの風味を少しでも守るためには、容器の中の空気を抜いて密封することが大切です。そういった点から考えると、冷凍庫に限らずスパイスを保存するときは袋状の入れ物を使用するのがおすすめです。

気をつけたい保存場所

スパイスを保存するときは、気をつけたほうがよい保存場所があります。保存場所として選んではいけないということではありませんが、スパイスの風味を損なう恐れがあるということを頭に入れておくようにしましょう。

コンロ付近

コンロの近くにスパイスを置くと、火の熱で劣化してしまう恐れがあります。スパイスは料理中にサッと手に取れると便利なので、コンロまわりなどにスパイスを置いているという人も多いのではないでしょうか。取りやすい場所にスパイスを置いておきたいという人は、コンロのすぐ近くは避けて配置するようにしたほうがよいです。

冷蔵庫

スパイスの保存場所として冷蔵庫を選んでいる人も多いでしょう。冷蔵庫であれば、基本的には熱や湿気を避けることが可能です。ただし、冷蔵庫にスパイスをしまう場合は、条件によっては結露してしまう可能性があるということに注意しましょう。たとえば、冷蔵庫の温度よりかなり温度が高い状態のものを入れると、結露してしまう場合があります。冷蔵庫にスパイスをしまうときは、スパイスや容器の温度が上がり過ぎていないかよく確認するようにしてください。仮に温度が高すぎるような場合には、よく冷ましたうえでしまうようにすべきです。

スパイスを保存するときは注意が必要!

スパイスを保存するときは注意が必要!

スパイスの風味を守るためには保存方法に注意が必要です。保存方法が悪ければ、期間的にはそれほど長い時間が経っていないとしても、風味や味わいが劣化してしまう恐れもあります。そういった状況を防ぐためにも、スパイスを保存するときは容器の種類や保存する場所に注意を払いましょう。なお、そういった点から考えれば、スパイスはなるべく小分けになったものを購入したほうがよいです。普段使用するスパイスの量を考慮しつつ、半年以内で余裕をもって使い切れるような分量のものを選ぶのがおすすめです。
スパイスを上手に使用すれば、ひと振りするだけでも食事をおいしく変化させることができるでしょう。そして、その効果を高めるには保存方法はとても大切な要となります。おいしいスパイスを購入したのに、すぐにその風味が落ちてしまったらがっかりしますよね。おいしいスパイスの味や効果をできるだけ長く楽しみたいのであれば、保存方法にしっかり注意するようにしましょう。

まとめ

スパイスは料理の風味を引き立てるために欠かせない存在ですが、その効果を最大限に活かすためには適切な保存と使用が重要です。 スパイスの持続期間は種類や保存方法により異なりますが、一般的には未開封で2〜3年、開封後は約半年が目安です。 風味を保つためには、乾燥した冷暗所での保存が推奨され、湿気や温度変化を避けることが大切です。 また、密閉容器を使用することで、風味を長期間保てます。 これらの基本的な保存方法を守ることで、スパイスの香りと味を長く楽しめるでしょう。

通信講座のSARAスクール編集部
心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。
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