狭い庭でもガーデニングはできる?効果的なガーデニングのテクニック!
記事更新日:2024年10月22日狭い庭には限られたスペースがあるものの、その可能性は無限大です。
ガーデニングのテクニックを駆使することで、小さな空間でも豊かで魅力的なガーデンを作り上げることができます。
「広い庭があればガーデニングを楽しめるのに…」と思っていませんか。狭い庭でもガーデニングを行うのは十分可能です。ただし、狭い庭でガーデニングを楽しむためには、意識的に工夫すべきポイントがあります。空間を広く見せられるような植物の配置を行いましょう。
とはいえ、ガーデニングの専門的な知識がなければ難しいということはありません。コツを掴めば誰でも気軽に狭い庭で美しいガーデニングを行うことが可能です。今回は、狭い庭でも取り組むことができるガーデニングのアイデアについて紹介します。
目次
狭い庭を最大限に活用するための基本ポイント
狭い庭は限られたスペースをうまく利用することで、魅力的で機能的なガーデンに変えることができます。 狭い庭でも工夫次第で広がりを感じさせ、様々な植物や装飾品を効果的に取り入れることが可能です。 ここでは、狭い庭を最大限に活用するための基本的なポイントを詳しく解説していきます。
空間を立体的に演出する方法
狭い庭では、平面的なレイアウトだけでなく、立体的な工夫をすることで空間に奥行き感を与えられます。 高さを取り入れることで、視覚的に広がりを感じさせるとともに、さまざまな種類の植物や装飾品をうまく配置することが可能になります。
レンガや石を使った高さの作り方
レンガや石を使うことで、庭に立体感を加える方法は非常に効果的です。 例えば、レンガで作った花壇や石を積み上げたプランターは、庭の中で高さを持たせるための良い手段です。 これにより、視線が自然と上に向かい、狭い空間を広く感じさせることができます。 レンガや石を使用する際は、色や形を統一することで、庭全体の統一感が出ます。
高さのある家具や装飾品の効果的な配置
高さのある家具や装飾品も、狭い庭での空間を立体的にするために役立ちます。 例えば、高めのスツールや棚、垂直に取り付けられるランプなどは、空間に立体感を持たせるだけでなく、実用性も兼ね備えています。 これらのアイテムをうまく配置することで、庭にアクセントを加えつつ、視覚的な広がりを作り出せます。
壁面を利用した植物のディスプレイ
壁面を利用したガーデニングは、限られたスペースを有効に使うための優れた方法です。 壁を使うことで、地面のスペースを節約しながら、さまざまな植物を楽しめます。 また、壁面に取り付けることで、庭全体のデザインに深みを加えられます。
壁面プランターの設置と活用法
壁面プランターを設置することで、狭い庭のスペースを効果的に活用できます。 壁面プランターは、壁に取り付けることで地面のスペースを節約し、視覚的にも広がりを持たせることができます。 設置の際は、プランターの素材やデザインを選ぶことで、庭のテーマやスタイルに合わせると良いでしょう。 プランターに取り入れる植物は、垂直に成長するものや比較的管理が簡単なものがおすすめです。
壁に取り付けるためのアイデアとコツ
壁に植物を取り付ける際のアイデアとしては、吊り下げ式のポットや壁掛けのラックなどがあります。 これらのアイテムを使うことで、植物を縦に配置し、スペースを有効活用できます。 また、壁に取り付ける際は、壁の強度や取り付け方法に注意し、植物の重さに耐えられるようにすることが大切です。 さらに、壁面に取り付けた植物の周りに小さな装飾品を加えることで、より魅力的なディスプレイを作ることができます。
収納棚で庭のスペースを有効活用
収納棚を活用することで、狭い庭のスペースを効率的に使いながら、整理整頓されたガーデンを作れます。 棚を使うことで、植物やガーデンツールなどをコンパクトに収納し、見た目にもすっきりとした印象を与えられます。
棚を使ったガーデンアイテムの整理法
ガーデンアイテムを収納棚に置くことで、庭全体の整理整頓がしやすくなります。 棚には、植木鉢やガーデンツール、肥料などを整然と配置できます。 棚のデザインや配置を工夫することで、庭のデザインに調和させつつ、実用的な収納スペースを確保することが可能です。 例えば、棚の下段には大きなアイテムを置き、上段には小さなアイテムを配置することで、使い勝手が良くなります。
植物の配置におけるバランスと美しい見せ方
棚に植物を配置する際は、バランスを考慮することが重要です。 高さや大きさの異なる植物を混ぜて配置することで、視覚的に楽しさを加えられます。 また、同じ種類の植物をグループで配置することで、統一感を出すこともできます。 さらに、棚に飾る植物の種類や色を選ぶことで、庭全体のデザインに合わせた美しい見せ方が可能です。
玄関前や通路のガーデニング活用術
玄関前や通路も、狭い庭の一部として活用することで、庭全体の印象を大きく変えられます。 これらのエリアは、通行の妨げにならないようにしつつ、視覚的に楽しめるデザインを考えることが重要です。
玄関前に緑を取り入れる方法
玄関前に緑を取り入れることで、家の入り口をより良い雰囲気にできます。 プランターや鉢植えを使って花やグリーンを配置することで、玄関の印象が一変します。 玄関前のスペースが限られている場合は、小さなプランターや壁面を利用する方法もおすすめです。 選ぶ植物は、季節ごとに変化を楽しめるものや、常緑植物を選ぶと、年間を通じて美しい玄関を保てます。
通路を華やかにするためのデザインアイデア
通路に花や植物を取り入れることで、庭全体のデザインに一体感を持たせられます。 通路の両側に花を植えることで、歩くたびに色とりどりの花を楽しめます。 また、通路の端に照明を取り入れることで、夜間にも美しい景色を楽しめ、実用性と美しさを兼ね備えたデザインになります。 通路のデザインは、庭全体のテーマに合わせて、適切な植物や装飾品を選ぶことが重要です。
狭い庭を広く見せるための工夫
狭い庭でも、工夫次第で広く見せることができます。 空間を広く感じさせるためのデザインやレイアウトのテクニックを活用することで、庭全体の印象を大きく変えられます。 ここでは、狭い庭を広く見せるための具体的な方法について、花の配置やアクセントの使い方、一か所に集中した飾り方などを詳しく解説します。
花の配置で広がりを演出するテクニック
狭い庭を広く見せるためには、花の配置に工夫を凝らすことが非常に重要です。 花壇のレイアウトや高低差を利用することで、視覚的な広がりを生み出すことができます。
花壇のレイアウトで視覚的な広がりを作る
花壇のレイアウトを工夫することで、狭い庭でも広がりを感じさせることができます。 例えば、花壇をV字型や曲線型にすることで、視覚的に空間が広がって見えます。 中央に高い植物を配置し、周囲には低めの植物を配置することで、奥行き感を演出することが可能です。 このレイアウトにより、視線が自然に奥へと向かい、狭い空間でも広く感じられます。 また、花壇の縁にローズマリーやラベンダーなどの香りのよい植物を使うと、視覚だけでなく嗅覚でも広がりを感じられ、リラックスした雰囲気を作り出せます。
高低差を利用した植栽の工夫と効果
高低差を利用することも、狭い庭を広く見せるための効果的なテクニックです。 高い植物を後方に配置し、低い植物を前方に配置することで、庭全体に立体感を持たせられます。 さらに、吊り下げプランターや棚を利用することで、垂直方向に植物を配置でき、床面のスペースを有効活用しつつ、視覚的に広がりを持たせることが可能です。 このように、空間の立体感を活かすことで、狭い庭でも広々とした印象を与えられます。
目立つ花を使った庭のアクセント
庭の中で目立つ花を取り入れることで、狭いスペースでも印象を大きく変えられます。 特に、主役になる花や季節ごとの花をうまく配置することで、庭全体の魅力を引き立てることができます。
主役になる花の選び方と配置
主役になる花を選ぶ際には、色や形が際立つものを選ぶと良いでしょう。 例えば、鮮やかな赤や青の花を中心に配置することで、視線を集めやすくなります。 主役となる花を庭の中心部や目立つ場所に配置することで、視覚的なアクセントを作り出せます。 また、花の高さや形状をバランスよく配置することで、庭全体の調和が取れ、狭いスペースでもインパクトのあるデザインが実現します。
季節ごとの花を効果的に取り入れる方法
季節ごとの花を取り入れることで、庭の印象を常に新鮮に保てます。 春にはチューリップやパンジー、夏にはひまわりや朝顔、秋にはコスモスやダリアなど、季節に応じた花を植えることで、庭に変化を持たせられます。 また、花の開花時期を考慮して、長期間楽しめるようにすることもポイントです。 例えば、早春に咲く花と晩秋まで楽しめる花を組み合わせることで、季節感を長く楽しめます。
一か所に集中した飾り方で印象を変える
庭の一か所に集中して飾りを施すことで、その部分が特に目立ち、狭いスペースでも印象を大きく変えられます。 集中ディスプレイや焦点を作るためのテクニックを活用することで、庭全体の印象を強調できます。
集中ディスプレイのためのデザインアイデア
集中ディスプレイを作るためには、庭の中で特定のエリアにテーマを持たせることが有効です。 例えば、小さなガーデンシンクやベンチを中心に、周囲にアクセントとなる植物や装飾品を配置することで、そのエリアが主役となります。 また、庭の角や目立つ位置に花壇や装飾品を集めることで、その部分が特に強調され、狭い庭でも広がりを感じさせられます。 色や形を統一することで、ディスプレイ全体の統一感が生まれ、より一層引き立てられます。
主な焦点を作るための植栽テクニック
焦点を作るためには、特定の植物や装飾品を中心に配置し、その周囲にアクセントを加える方法が効果的です。 例えば、高い植物や目立つ花を中心に配置し、その周りに低い植物や緑を配することで、視線が自然とその焦点に集まります。 また、焦点となる部分に照明を追加することで、昼夜を問わずそのエリアが強調され、より一層印象的な庭が実現します。 焦点を作る際には、周囲とのバランスを考慮し、全体の調和を保ちながらデザインを進めることが重要です。
狭い庭にぴったりなアレンジメント方法
狭い庭を魅力的にするためには、限られたスペースをうまく活用するためのアレンジメントが重要です。 狭い庭でも素敵な空間を作るための方法として、多肉植物の寄せ植え、カラフルな小鉢のデコレーション、垂れ下がる植物の利用があります。 これらのテクニックを駆使することで、コンパクトながらも個性的で魅力的なガーデンを作り上げることができます。 ここでは、それぞれのアレンジメント方法について詳しく見ていきましょう。
多肉植物の寄せ植えで魅力的な庭作り
多肉植物はその独特の形状と色合いから、狭い庭でも視覚的な興味を引く要素になります。 寄せ植えの方法を工夫することで、多肉植物の特性を最大限に生かした美しい庭を作れます。
大きめのプランターでの多肉植物の配置法
大きめのプランターを使うことで、多肉植物の魅力を引き立てられます。 広めのプランターに多肉植物を寄せ植えすることで、密集感が出て立体感が生まれます。 プランターの底には排水穴をしっかりと作り、適切な排水ができるようにしましょう。 植え付けの際には、まず底に軽石や小石を敷き、その上に多肉植物専用の土を入れます。 植物を配置する際は、背の高いものを中心に置き、周囲に低いものを配置することで、視覚的なバランスを保ちます。 カラフルな多肉植物や、異なる形状のものを組み合わせることで、プランター全体に動きと興味を持たせられます。
多肉植物の種類と組み合わせのコツ
多肉植物はその多様な種類によって、庭に個性を加えられます。 例えば、厚みのある葉を持つ「エケベリア」や「セダム」、細長い葉が特徴の「アロエ」、そしてロゼット型の「ハオルチア」などを組み合わせることで、さまざまなテクスチャーと色合いを楽しめます。 植物を組み合わせる際は、色や形のコントラストを考慮し、視覚的に興味深いレイアウトを心がけましょう。 また、多肉植物は乾燥に強いですが、直射日光にはあまり強くないため、適切な場所に配置することも大切です。
カラフルな小鉢でのデコレーション
小鉢を使ったデコレーションは、狭い庭でも鮮やかさをプラスするための効果的な方法です。 さまざまな色とデザインの小鉢を活用することで、庭全体にアクセントを加えられます。
小鉢の選び方と配置の工夫
小鉢を選ぶ際には、庭のテーマや色調に合わせたものを選ぶと良いでしょう。 例えば、明るい色合いの鉢を選ぶことで、狭いスペースでも華やかな雰囲気を演出できます。 また、小鉢のサイズや形状も考慮し、バランス良く配置することが大切です。 鉢を並べる際には、同じ高さで並べるのではなく、高低差をつけて配置することで、視覚的に動きが出ます。 さらに、鉢の色をグラデーションにすることで、より立体感を出すことも可能です。
色とデザインで楽しむ庭のアクセント
小鉢の色やデザインによって、庭の雰囲気を大きく変えられます。 例えば、ビビッドな色合いの鉢を使用することで、庭全体に元気な印象を与えられます。 一方で、シンプルなデザインの鉢を選ぶことで、落ち着いた雰囲気を作り出すことも可能です。 デザインに関しては、マットな仕上げや光沢のある仕上げ、さらには模様入りの鉢など、多様な選択肢があります。 これらの鉢を上手に組み合わせることで、庭のアクセントとなり、より一層魅力的な空間を作れます。
垂れ下がる植物を使った庭の演出
垂れ下がる植物は、狭い庭に動きと奥行きを加えるための優れた方法です。 吊るすことで垂れ下がる植物を使うと、空間を立体的に演出できます。
吊るすための器具と設置方法
垂れ下がる植物を吊るすためには、適切な器具と設置方法が必要です。 吊るすための器具には、フックや吊り下げ用のワイヤー、鉢カバーなどがあります。 フックを使う場合は、耐荷重を確認し、強固に取り付けることが重要です。 また、吊り下げ用のワイヤーを使う場合は、調整可能なものを選ぶと、植物の高さを簡単に調整できます。 設置する場所としては、日光が適度に当たる場所や風通しの良い場所が適しています。 植物が成長するに従い、定期的に位置を調整することで、より良い育成環境を維持できます。
垂れ下がる植物の選び方と育て方
垂れ下がる植物には、見た目の美しさと育てやすさを兼ね備えたものが多くあります。 例えば、「ペペロミア」や「ポトス」、「アイビー」などは、垂れ下がるスタイルで美しく成長します。 これらの植物は、比較的手間が少なく育てやすいので、狭い庭にも最適です。 育て方としては、適切な水やりと肥料の管理が重要です。 過度な水やりは根腐れの原因となるため、土が乾いたら水を与えるのが基本です。 また、成長に応じて鉢のサイズを変えることも考慮しましょう。 垂れ下がる植物をうまく活用することで、庭に動きと奥行きを加え、視覚的な楽しさを提供できます。
狭い庭のメンテナンスとケアのコツ
狭い庭はスペースが限られている分、効率的なメンテナンスとケアが重要です。 小さなエリアでも、適切な手入れを行うことで植物を健やかに育て、庭全体の美しさを保つことができます。 狭い庭に特有のメンテナンスのコツやケアのポイントについて詳しく見ていきましょう。
植物の選定と配置
狭い庭では、植物の選定と配置が特に重要です。 空間に合わせた植物の選び方と、効果的な配置方法を理解することで、限られたスペースを最大限に活用できます。
適切な植物の選び方
狭い庭には、成長が遅く、コンパクトにまとまる植物が最適です。 例えば、多肉植物やハーブ、コンパクトな花壇向けの低木などは、限られたスペースでも育てやすいです。 また、つる性の植物も空間を有効に活用できるため、フェンスや壁面を利用して垂直に広がる植物を選ぶとよいでしょう。 選ぶ際には、日光の条件や土壌の種類を考慮し、庭の環境に合った植物を選ぶことが大切です。
効率的な配置方法
植物を効率的に配置するためには、空間の使い方を工夫する必要があります。 背の高い植物を後方に配置し、前方には低い植物を配置することで、視覚的な奥行きが生まれ、庭が広く感じられます。 また、鉢やプランターを使って植物を立体的に配置することで、限られたスペースでも豊かな緑を楽しめます。 垂直に使える空間も大切にし、壁面やフェンスを活用して植物を育てる方法も検討しましょう。
水やりと肥料管理
狭い庭では、限られたスペース内で植物の水やりと肥料管理を効率よく行うことが求められます。 適切な水やりと肥料の使い方を理解し、植物にとって最適な環境を整えましょう。
水やりのポイント
狭い庭では、植物が十分な水分を得るために、効率的な水やりが必要です。 土壌の乾燥具合を定期的にチェックし、過剰な水やりを避けることが重要です。 特に鉢植えの植物は、水はけが悪いと根腐れを起こしやすいため、排水が良好な土壌を使用することが求められます。 自動灌漑システムを導入することで、水やりの手間を減らし、効率的に管理できます。
肥料の適切な使い方
肥料は植物の成長をサポートするために重要ですが、過剰に使うと逆に植物に悪影響を及ぼすことがあります。 狭い庭では、肥料の量と頻度を適切に管理することが必要です。 一般的に、成長期には液体肥料を与え、肥料の種類は植物の種類に応じたものを選ぶと良いでしょう。 また、堆肥やオーガニック肥料を使うことで、土壌の質を向上できます。
除草と病害虫の対策
狭い庭では、雑草や病害虫の管理も大切です。 これらの問題を早期に発見し、適切な対策を講じることで、庭の美しさと植物の健康を保てます。
雑草対策
雑草は植物の栄養や水分を奪うため、定期的に除去することが重要です。 手作業での除草のほか、マルチングを利用することで雑草の発生を抑えられます。 マルチングは、土の表面に有機物やプラスチックシートを敷くことで、雑草の成長を防ぎ、土壌の保湿効果も高めます。 また、庭の隅やプランターの中に生える雑草には、適切な除草剤を使うのも一つの方法です。
病害虫の管理
病害虫の発生は、植物の健康に悪影響を及ぼします。 定期的に植物をチェックし、異常が見られた場合は早めに対処することが大切です。 自然由来の防除剤や、捕虫トラップを使って、害虫を抑えられます。 病気の予防には、適切な間隔を保つことや、風通しの良い配置を心がけると良いでしょう。 また、剪定を行うことで、病気が広がるのを防ぐこともできます。
狭い庭でのガーデニングのポイント
狭い庭でガーデニングを行うときは簡単な工夫を取り入れるだけで、最初にイメージしていた以上に植物を並べることができたり、素敵な印象にしたりすることが可能です。まずは、取り入れやすい工夫について紹介します。
レンガや椅子などで高さをだす
横の空間が狭いのであれば、縦の空間を有効活用しましょう。レンガを積み上げた部分や椅子のうえに鉢植えを置くと、それだけでも空間が立体的になります。とくに4つ足の椅子なら、椅子の下にも鉢植えなどを配置することが可能です。鉢植えを乗せず、ただ配置するだけでも庭のアクセントになるので、積極的に取り入れたいアイテムです。
壁を使って植物を飾る
縦の空間を使う方法としては、壁を利用するのもおすすめです。庭の中に壁となる部分がないような場合には、すのこを立てて壁を作ってみてください。この壁に、金具を使って植物の入った鉢などを引っ掛けると、たくさんの植物を縦の空間に並べることができます。ただし、すのこを立てる際は、すでにある塀の高さよりも高くならないようにしましょう。それ以上の高さのすのこを立ててしまうと、塀の高さが増すのと同じような効果が生まれます。そうなると、庭の狭さがより強調されることになるので、NGです。すのこを立てる目的は、あくまでも横の狭さをかき消すことなので、主張し過ぎない配置のしかたを考えてみてください。
収納棚に並べる
縦に植物を配置するなら、収納棚も活用できます。太陽の光を遮らないよう、隙間が多い棚を使用するとよいでしょう。鉢植えを棚に配置すれば、狭い庭でもたくさんの数の鉢植えを楽しむことが可能になります。また、ガーデニングに使用する移植ゴテなどちょっとした小物を収納するのにも役立ちます。とくに、イングリッシュガーデンを目指す場合などは、そういった雰囲気のある道具を用意していると、庭の印象をアップさせるアイテムとして活用することもできます。
玄関前や通路も活用する
庭が狭いなら、家の外の空間を最大限利用してみてください。玄関の前や庭につながる通路なども、アレンジ次第で素敵な庭に見立てることができます。ただし、あまりものを置きすぎると通りづらくなってしまうので、要注意です。通りやすさに注意して鉢植えなどを配置しましょう。また、道路と面している部分に何か物を置く際は、道路にはみ出して通行人の邪魔にならないよう気を配る必要もあります。
庭を広く豪華に見せるコツ
庭が狭い場合は、なるべく広く見せたいですよね。また、狭い空間ではどうしても小さくまとまった印象になりがちなので、できるだけ豪華な印象を出したいものです。そういった悩みを解消するコツについて紹介します。
花の配置を工夫する
花の配置を考えるときは、手前に背の低い花を置き、奥に高さのある花をもってくるようにするのがおすすめです。こうすることによって奥行きが強調されるので、庭がより広く見えます。背の高い植物がない場合は、レンガなどを積み上げることで高さを出すとよいでしょう。
目立つ花を取り入れる
庭の印象を豪華に見せたいなら、目立つ花を取り入れることも重要です。たとえば、赤や黄色など明るい色の花を積極的に取り入れるようにするとよいでしょう。また、めずらしい色や形をした植物を取り入れるのも効果的です。目を引くものがあると、庭の狭さに対する印象がおさえられるというポイントを覚えておきましょう。
一か所に集中して飾る
豪華な印象を出す方法としては、花を一か所に集中的に飾るという方法があります。花は1つでも素敵ですが、いくつも合わせるとかなり豪華な印象になります。こうすれば、庭を見る人の視点を花に集めることができるので、庭の狭さが感じにくくなるという効果も期待できるでしょう。同系色でまとめればインパクトがありますし、色の組み合わせ方に自信がなくても大丈夫です。反対に、さまざまな色の花を取り入れれば、アートのようなおしゃれな印象を出すこともできます。
狭い庭でできるガーデニングのアレンジ方法
狭い庭でもガーデニングは楽しめます。最後に、狭い庭でも取り入れることのできる、素敵なアレンジ方法について紹介します。なお、これら以外にも、アイデア次第でさまざまなアレンジをすることが可能です。こちらのアイデアを参考に、自分の庭に合ったアレンジ方法を考えてみるのもおすすめです。
多肉植物を大きめのプランターに寄せ植え
小ぶりな多肉植物は大きめのプランターに寄せ植えを行いましょう。こうすることによって、狭い庭の中でも多肉植物を目立たせつつ、コンパクトに飾ることができます。葉に厚みがあってぽってりとした印象の多肉植物は、複数を集めることでかわいらしさがより際立ちます。
カラフルな小鉢に1種類ずつ植えて飾る
狭い庭のガーデニングを美しく見せるためには、小鉢などガーデニングのアイテムにこだわることも大切です。カラフルな色の小鉢にそれぞれ違った種類の植物を植えて飾れば、明るく素敵な印象になるでしょう。花の色に合わせたり、反対にランダムにしてみたり、組み合わせ方は工夫次第です。
垂れ下がる植物を吊るしておく
狭い庭のガーデニングでは、縦の空間を利用することが重要です。そのため、ツルなど垂れ下がる植物を吊るすのもおすすめです。垂れ下がる植物があると、自然に縦の広さを強調することができます。すのこなどで作った壁に植物のツルを絡ませておけば、自然と伸びていきます。
狭い庭でもガーデニングを思い切り楽しもう
ガーデニングは狭い庭でも楽しむことが可能です。ちょっとした工夫を取り入れることで、庭を広く見せることもできるようになります。狭い庭はどうしても窮屈な印象になりがちですが、縦の空間をうまく活用すればたくさんの植物をのびのびと育てることも不可能ではありません。なお、狭い庭にも利点はたくさんあります。狭ければ配置できる植物が必然的に少数になるため、世話をする手間も少ないです。また、ガーデニングに必要なものも少なくて済むので、低コストで始めることができます。もちろん、庭にテーブルなどを配置するのは難しいですが、室内の窓際にテーブルを持ってくれば、庭を楽しみながら休憩することが可能です。
狭い庭のガーデニング方法を工夫して、オリジナルの素敵な空間を作ってみてはいかがでしょうか。今回紹介した方法なら、中庭や外のちょっとしたスペースやベランダにも応用することができます。バランスが難しいと感じる場合は、簡単にできそうなものから少しずつ取り入れてみてください。美しい花や植物は、疲れているときもそっと心を穏やかにしてくれる癒しの存在となるはずです。
まとめ
狭い庭を最大限に活用するためには、工夫次第で広がりを感じさせることができます。 立体的な空間作りやレンガ・石を使ったデザイン、高さのある家具や装飾品の配置は、狭い庭をより魅力的にするための重要なテクニックです。 これらの方法を駆使することで、限られたスペースでも奥行き感と美しさを持つガーデンを作れます。 狭い庭でのガーデニングに挑戦し、新しいアイデアで素敵な空間を実現してみてください。
- 通信講座のSARAスクール編集部
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心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。