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編み物に使う毛糸の種類は?初心者向けの編みやすい毛糸の選び方!

編み物を始める際、毛糸の種類選びはとても重要です。
毛糸にはウール、アクリル、コットンなどさまざまな素材があり、それぞれ特性が異なります。
初心者にとっては、扱いやすさや手触りが大切です。
特にアクリル糸は、軽く、色も豊富で、洗濯も簡単なため、気軽に使えます。
また、太さや撚りのかかり具合も考慮すると、よりスムーズに編めるでしょう。
編み物をするときは、使用する毛糸の選び方が重要です。編み物に使用できる毛糸には、たくさんの種類があります。そのため、正しい選び方をしないと、編み物の作品の仕上がりに影響が出る可能性もあります。毛の種類によって作品の表情は大きく変化することを意識しておきましょう。
今回は編み物に使用する毛糸の種類について紹介します。あわせて正しい選び方についても説明するので、編み物を始めてみたいと思っている人はぜひ参考にしてみてください。

編み物に使う毛糸の種類は?正しい選び方って?

編み物に使う毛糸の種類

編み物に使う毛糸の種類は以下の通りです。 ・毛糸の基本的な種類とは? ・人気の毛糸ブランドとおすすめ商品 ・素材別の毛糸の特徴と選び方 こちらを順にご紹介します。

毛糸の基本的な種類とは?

編み物に使う毛糸には、主に以下の基本的な種類があります。 ・ウール 羊毛から作られ、暖かく、伸縮性があります。 冬物のニットに最適ですが、手洗いが必要なことがあります。 ・アクリル 合成繊維で、軽く、色が豊富で、洗濯が簡単です。 初心者にも扱いやすく、コストパフォーマンスが良いです。 ・コットン 100%天然素材で、通気性が良く、夏物のアイテムに適しています。 肌触りが良く、洗濯にも強いです。 ・リネン さらっとした風合いが特徴で、夏にぴったり。 使うごとに柔らかくなりますが、編み方にコツが必要です。 ・ブレンド糸 これらの素材を組み合わせた糸で、特性を活かした製品が作れます。 例えば、ウールとアクリルのブレンドは、暖かさと扱いやすさを兼ね備えています。 それぞれの特性を理解し、自分のニーズに合った毛糸を選ぶことで、編み物がより楽しくなります。

人気の毛糸ブランドとおすすめ商品

編み物に使う毛糸には、さまざまな人気ブランドがあります。 以下はおすすめのブランドとその商品の特徴です。 ・ダルマ毛糸 日本の老舗ブランドで、質の高いウールやアクリルの糸が揃っています。 特に「ダルマウール」は柔らかく、編みやすいと評判です。 ・オリムパス 色とりどりの毛糸が特徴で、特に「オリムパスアクリル」は、軽量で扱いやすく、初心者にもぴったりです。 ・スピニングパーティー 手染めの毛糸が魅力で、独特の色合いが楽しめます。 特に「スピニングウール」は、質感が良く、作品に深みを与えます。 ・シュゲー エコに配慮した素材を使用したブランドで、「シュゲーコットン」は、肌に優しく、夏物に最適です。 これらのブランドは、それぞれの特性を活かした商品を提供しており、初心者から上級者まで幅広く楽しめる毛糸が揃っています。 自分の好みに合った毛糸を選んで、楽しい編み物ライフを始めましょう。

素材別の毛糸の特徴と選び方

編み物に使う毛糸の素材には、さまざまな特徴があります。 以下のポイントを参考に、自分に合った毛糸を選びましょう。 ・ウール 保温性が高く、伸縮性があります。 寒い季節に最適ですが、洗濯に注意が必要です。 初心者には、手洗いできるウール混のものがおすすめです。 ・アクリル 軽くて色が豊富で、洗濯も簡単です。 コストパフォーマンスが良く、初心者向けです。 手軽に試せるので、まずはアクリル糸から始めるのも良いでしょう。 ・コットン 通気性が良く、夏物にぴったりです。 肌触りが良く、洗濯にも強いですが、伸縮性が少ないため、編み方に工夫が必要です。 ・リネン 独特の風合いが魅力で、使うごとに柔らかくなります。 夏に最適ですが、編む際は注意が必要です。 素材ごとに特性が異なるため、目的や季節に応じて選ぶことが大切です。 自分のニーズに合った毛糸を見つけて、楽しい編み物を楽しんでください。

初心者向けの編みやすい毛糸

初心者向けの編みやすい毛糸は以下の通りです。 ・初心者におすすめの価格帯と種類 ・チクチクしない毛糸の選び方 ・編み方による毛糸の選定ポイント こちらを順にご紹介します。

初心者におすすめの価格帯と種類

初心者にとって、編みやすい毛糸の選び方は重要です。 まず、価格帯としては、1玉あたり500円から1,500円程度のものが手頃で、質も良いためおすすめです。 この価格帯では、アクリルやウール混の毛糸が多く揃っています。 おすすめの種類。 ・アクリル毛糸 軽くて色が豊富で、手触りも良好。 洗濯も簡単なので、初心者には最適です。 特に、太さが中細から太めのものを選ぶと、編みやすさが増します。 ・ウール混毛糸 ウールとアクリルのブレンドは、温かさと扱いやすさを兼ね備えています。 初心者でも編みやすく、冬物のアイテムにぴったりです。 ・コットン毛糸 夏物に適した素材で、肌触りが良く、通気性も抜群です。 編み目がはっきりと出るため、初心者でもきれいな仕上がりになります。 これらの毛糸を使って、楽しく編み物を始めてみましょう。

チクチクしない毛糸の選び方

初心者が編み物を楽しむためには、チクチクしない毛糸の選び方が重要です。 肌に優しい素材を選ぶことで、快適な編み物ライフが実現します。 ・アクリル糸 アクリルは柔らかく、チクチク感が少ないため、初心者におすすめです。 色も豊富で、洗濯も簡単です。 ・ウール混毛糸 ウールとアクリルをブレンドした糸は、温かさを保ちながらも、アクリルの柔らかさを兼ね備えています。 チクチクしにくく、初心者でも扱いやすいです。 ・コットン糸 コットンは天然素材で、肌触りが非常に良いため、敏感肌の方にも適しています。 通気性も良く、夏物のアイテムに最適です。 ・スムースな撚り 糸の撚りがスムースなものを選ぶと、編み進める際に引っかかりにくく、快適に編むことができます。 チクチクしない毛糸を選ぶことで、ストレスなく楽しく編み物を始められるでしょう。 自分に合った素材を見つけて、ぜひ試してみてください。

編み方による毛糸の選定ポイント

初心者が編み物を始める際、編み方によって毛糸の選定ポイントが変わります。 以下のポイントを参考にして、自分に合った毛糸を選びましょう。 ・使用する編み方 簡単なガーター編みや表編み・裏編みから始める場合は、太めの毛糸を選ぶと編みやすいです。 特に、アクリルやウール混の太糸は、目が揃いやすく、初心者向けです。 ・編み目のはっきりした糸 編み方が複雑になる場合は、糸の撚りがしっかりしていて、編み目がはっきり出る毛糸を選びましょう。 こういった糸は、模様編みをする際に編み目がわかりやすくなります。 ・滑りの良い糸 編み針との相性も重要です。 滑りが良い毛糸を選ぶと、編む作業がスムーズになります。 特に、アクリル糸は滑りが良く、初心者に適しています。 ・色の選定 明るい色や複数の色が混ざった毛糸は、編み目が見やすく、楽しく編むことができます。 これらのポイントを考慮して、自分に合った毛糸を選んで、楽しい編み物を始めてみてください。

毛糸の番手とサイズの違い

毛糸の番手とサイズの違いは以下の通りです。 ・番手の基準とそのメリット ・サイズ別の編み物プロジェクト ・番手の選び方と注意点 こちらを順にご紹介します。

番手の基準とそのメリット

毛糸の「番手」とは、糸の太さを示す基準で、番手が小さいほど糸は太く、大きいほど細くなります。 例えば、「太番手」はしっかりとしたボリューム感を持ち、「細番手」は繊細で軽やかな仕上がりになるでしょう。 一般的には、番手は糸の長さに対する重さで決まります。 日本では「中細」「太」「極太」といった表記がよく使われています。 番手のメリットには、以下の点があります。 ・仕上がりの違い 番手によって編み物の仕上がりが大きく変わります。 太い糸は暖かくしっかりした作品に、細い糸は軽やかで繊細なアイテムに仕上がります。 ・編みやすさ 初心者には太番手の毛糸が扱いやすく、編み目が見やすいため、スムーズに編むことができます。 ・時間の効率 太い毛糸を使うと、編む時間を短縮できるため、短期間で作品を完成させたい場合に便利です。 このように、番手を理解することで、自分に合った毛糸選びができるようになります。

サイズ別の編み物プロジェクト

毛糸のサイズは、実際の太さや質感を示す重要な要素であり、これに応じて適切な編み物プロジェクトを選ぶことができます。 以下に、サイズ別の編み物プロジェクトを紹介します。 ・太番手(例:極太糸) 太番手の毛糸は、編むのがとても簡単で、初心者に最適です。 このサイズの毛糸を使ったプロジェクトには、スカーフやブランケットが挙げられます。 短時間で大きな作品が完成し、達成感を得やすいです。 ・中細番手(例:中細糸) 中細番手の毛糸は、一般的なニットアイテムに適しています。 このサイズの毛糸を使ったプロジェクトには、セーターやカーディガン、帽子などがあり、様々な模様やデザインを楽しむことができるでしょう。 ・細番手(例:レース糸) 細番手の毛糸は、繊細な作品に向いています。 このサイズの毛糸を使ったプロジェクトには、レースのショールやドイリー、細かい模様のセーターなどがあります。 時間はかかりますが、完成すると美しい仕上がりになるでしょう。 このように、毛糸のサイズに応じてプロジェクトを選ぶことで、より楽しく編み物を楽しむことができます。

番手の選び方と注意点

毛糸の「番手」とは、糸の太さを示す指標で、選び方が編み物の仕上がりに大きく影響します。 番手の選び方と注意点を以下に紹介します。 番手の選び方 ・プロジェクトに合わせる 編みたいアイテムに適した番手を選びましょう。 例えば、セーターやカーディガンには中細から太番手、繊細なショールには細番手を選ぶと良いです。 ・使用する針のサイズ 番手によって適切な針のサイズも異なります。 太い糸には太い針を、細い糸には細い針を使うことで、編みやすさが向上します。 注意点 ・洗濯やケア 番手や素材によって洗濯方法が異なるため、毛糸のケア方法を確認しておきましょう。 ウールは手洗いが必要な場合が多いです。 ・ゲージの確認 編み始める前に、ゲージを確認することが大切です。 同じ番手でも、メーカーや素材によって異なることがあるため、試し編みをすることをおすすめします。 これらのポイントを考慮して、適切な番手を選ぶことで、満足のいく編み物作品が作れるでしょう。

毛糸の保管と管理方法

毛糸の保管と管理方法は以下の通りです。 ・毛糸の保管に適した環境とは? ・劣化を防ぐための保管方法 ・毛糸の管理に便利な道具とケース こちらを順にご紹介します。

毛糸の保管に適した環境とは?

毛糸の保管には、適切な環境が重要です。まず、湿気の少ない場所を選びましょう。 湿気は毛糸を劣化させ、カビの原因になります。 温度は涼しいところが理想で、直射日光は避けるべきです。紫外線は色褪せを引き起こします。 収納方法としては、通気性のある袋や箱を使い、毛糸が絡まらないように整然と収納しましょう。 また、虫害を防ぐために、防虫剤を使用するのも効果的です。 最後に、定期的に毛糸の状態を確認し、必要に応じて整理整頓することが大切です。 これらのポイントを守ることで、毛糸を長持ちさせることができます。

劣化を防ぐための保管方法

毛糸の劣化を防ぐための保管方法には、いくつかのポイントがあります。 まず、湿気の少ない場所を選びましょう。 湿気はカビや虫の原因になるため、乾燥した環境が理想です。温度は涼しく、直射日光を避けることで色褪せを防ぎます。 次に、毛糸は通気性のある袋や箱に入れて収納します。 毛糸が絡まらないように、整然と並べることが大切です。 また、防虫剤を使用することで、虫害を防ぐ効果があります。 定期的に毛糸の状態をチェックし、必要に応じて整理することも忘れずに。 これらの対策を講じることで、毛糸を長持ちさせることができます。

毛糸の管理に便利な道具とケース

毛糸の管理には、便利な道具やケースを活用すると効果的です。 これにより、湿気を防ぎつつ、毛糸が絡まるのを防げます。透明なケースを選ぶと、中身が見やすく、探しやすいです。 また、毛糸のラベルをつけると、色や種類を一目で確認できます。 さらに、毛糸巻き器やボビンを使うことで、毛糸をきれいに巻いて収納でき、絡まりを防ぐことができるでしょう。 最後に、クローゼットや棚に収納する際には、重さや大きさに応じて整理すると、アクセスがスムーズになります。 これらの道具を使うことで、毛糸の管理がより簡単で快適になります。

編み針や道具との相性

編み針や道具との相性は以下の通りです。 ・かぎ針との組み合わせで選ぶ毛糸 ・Cloverなどの人気ブランドの編み針 ・道具による編みやすさの変化 こちらを順にご紹介します。

かぎ針との組み合わせで選ぶ毛糸

編み針や道具との相性を考えることは、作品の仕上がりに大きく影響します。 特に、かぎ針との組み合わせで選ぶ毛糸にはいくつかのポイントがあります。 まず、毛糸の太さを確認しましょう。 かぎ針のサイズに合った太さの毛糸を選ぶことで、編みやすく、均一な仕上がりになります。 一般的には、毛糸のラベルに推奨される針のサイズが記載されています。 次に、毛糸の素材も重要です。 アクリルやウールなど、さまざまな素材がありますが、かぎ針での編み具合や雰囲気に合ったものを選ぶと良いでしょう。 例えば、柔らかいウールは温かみがあり、アクリルはカラフルで扱いやすいです。 最後に、毛糸の伸縮性や質感も考慮に入れましょう。 編みたい作品のスタイルに合った毛糸を選ぶことで、満足のいく仕上がりになります。 これらを意識して選ぶことで、より楽しい編み物ライフが楽しめます。

Cloverなどの人気ブランドの編み針

編み針や道具との相性を考える際、Cloverなどの人気ブランドの編み針は非常におすすめです。 Cloverの編み針は、使いやすさと品質の高さが特徴で、初心者から上級者まで幅広く支持されています。 Cloverのかぎ針は、手にフィットする形状や軽量なデザインが魅力です。 特に、針先が滑らかなので、毛糸がスムーズに滑り、編み目が均一に仕上がります。 また、豊富なサイズ展開があり、さまざまな毛糸に対応できるのもポイントです。 さらに、Cloverでは、竹製やアルミ製など、素材による特性も選べます。 竹製の針は、温もりがあり、しっかりした握り心地が特徴です。 アルミ製は軽量で、速いペースで編むのに適しています。 その他にも、Cloverの編み道具には、便利なマーカーやメジャーなどが揃っており、編み物をさらに楽しくしてくれます。 これらの理由から、Cloverは多くの編み物愛好者に愛されているブランドです。

道具による編みやすさの変化

編み針や道具の選び方は、編みやすさに大きく影響します。 まず、編み針の素材によって、滑りやすさや手に馴染む感じが異なるでしょう。 例えば、竹製の針は温かみがあり、毛糸が滑りにくく、安定した編み心地を提供します。 一方、アルミ製の針は滑らかで、速いペースで編むのに適しています。 さらに、針の太さや形状も重要です。 太い針を使うと、編み目がゆったりとし、軽やかな仕上がりになりますが、細い針は緻密な編み方に向いています。 加えて、かぎ針のサイズと毛糸の太さのバランスが取れていると、編みやすさが格段に向上します。 例えば、編み針の持ち方や力の入れ方を工夫することで、疲れにくくなるでしょう。 また、糸切りや目数カウンターなどの補助道具も、編み物をスムーズに進める手助けになります。 これらの要素を考慮することで、編み物の楽しさが倍増します。

編み物に使用する毛糸とは?

編み物に使用する毛糸とは、どのようなものなのでしょうか。編み物に使用する毛糸にはさまざまな種類がります。ここでは、編み物で使用する糸の基本的なタイプ分けについて確認しましょう。

さまざまなタイプがある

編み物に使用する糸にはさまざまな種類があります。たとえば、毛糸には太さが違うものが多くあります。加えて、素材や原料もさまざまです。さらには、紡績法も異なり、それによる特徴の違いも見られます。

タイプによってさまざまな違いがある

編み物のタイプがなぜ重要かと言えば、それぞれによって違う特徴があるからです。単に見た目の印象が違うというだけでなく、素材や紡績法によって肌触りや通気性も変化します。加えて、編み心地も大きく変化します。

毛糸の太さ

毛糸の太さの違いは、どのようになっているのでしょうか。ここでは、毛糸の基本的な太さの違いについて紹介します。毛糸の太さの違いがよく分からないという人は、ぜひ参考にしてみてください。

基本的な太さの種類

毛糸の中で最も太いものは、8mm以上の、「超極太」とよばれるものです。毛糸の太さは番手で表されることもありますが、超極太は0.3番手以上のものをさしています。次に太いのが「極々太」で4~5mm以上(1.2番手以上)のものです。その次は「極太」で3~4mmくらい(1.0~1.9番手くらい)となります。さらに続くのは「並太」で2.5~3mmくらい(1.9~2.9番手くらい)の太さです。さらに、3~3.5mmくらい(1.5~2番手くらい)の「太」、2mmくらいの「合太」が次に続きます。そして、「中細」になると、太さは1.5~1.6mmくらい(3.5~5番手くらい)となります。より細いものとしては1.2~1.3mmくらい(4.8~8番手くらい)の「合細」、1mmくらい(8~12番手くらい)の「極細」があります。

メーカーによって分類が違う

以上で紹介したとおり毛糸の太さは、大まかに決まっています。ただし、メーカーによっても分類は異なるので注意が必要です。毛糸の太さは6~12段階があり、正確な太さを把握するには番手をチェックするとよく分かります。番手表記は世界中で共通しているため、どこの毛糸を使用する場合でも同じ基準で毛糸を選ぶことが可能です。毛番手は「ラベル記載のメーター÷グラム」で計算できるので、正確な太さを知りたいときは計算してみるとよいでしょう。

毛糸の素材

毛糸には素材による違いもあります。素材が違うと特徴もまったく異なるので、注意が必要です。自分のイメージ通りの作品を仕上げるためには、毛糸の素材にも気を使いましょう。ここでは、毛糸の素材による違いについて紹介します。

動物繊維

動物繊維として代表的なのはウールです。ウールは動物の毛から作られた毛糸のことであり、アルパカやカシミアなどの動物の毛が使用されることが多いです。動物の毛を使用した毛糸は品質が高いですが、肌に身に着けるとチクチクすることもあります。また、動物繊維としては蚕の繭から作られるシルクもあります。

植物繊維

植物繊維としては、綿や麻があります。綿はコットンともよばれており、肌への刺激が少なめです。麻は通気性がいいため、夏に使用するのがおすすめです。ただし、植物繊維はすべりが悪いという特徴もあります。

化学繊維・人工繊維

毛糸は動物の毛や植物など自然のものではなく、人工的に作られるものもあります。たとえば、アクリルやポリエステルなどがそれにあたります。動物繊維や植物繊維に加えると安価で手に入りますが、品質では劣る面もあります。

毛糸の紡績方法

毛糸の種類は、紡績方法の違いでも分類可能です。毛糸の紡績方法にはどのような種類があるのでしょうか。ここでは毛糸の紡績方法の主な種類について紹介します。

ストレート

ストレートは、太さや撚りなどが均一になっている毛糸です。まっすぐなのが大きな特徴と言えます。

ツィード

ツィードは、繊維のかたまりや節が混ざった毛糸です。味があり、おしゃれな作品を作るときにも向いています。

モヘア

モヘアはアンゴラヤギの毛のことです。毛足が長い毛が混じっているのが特徴的です。間違えたときほどきにくいので、初心者には難易度が高い糸と言えます。

毛糸のラベルの見方

毛糸を選ぶときはラベルをしっかり確認することが大切です。ラベルにはさまざまな情報が記載されています。たとえば、素材、重量・メーター、参考使用針・ゲージなど、編み物の際には欠かせない情報が盛りだくさんです。色番やロットについても記載があります。ロットは、染色した窯の番号のことを示しており、ロットが違うと同じ色番でも微妙に色に差が出る場合があるので注意しなければなりません。面積が大きいものは色の違いがわかりやすいです。どうしてもロットが違う毛糸を使用せざるを得ない場合は、襟や裾、袖口など目立たないところに使用するとよいでしょう。

毛糸の選び方

毛糸を選ぶときはどのような点に注目したらいいのでしょうか。まず、毛糸選びの際は原料と肌触りが重要です。たとえば、同じウールであっても羊の種類や年齢などによっては、肌触りに大きな違いがでます。紡毛糸や梳毛糸といった違いもあるので、選ぶときには注意しましょう。特にマフラーやセーターなど、肌に直接触れるものは肌触りが重要です。できれば実際に触ってみて選ぶことをおすすめします。さらに、毛糸を選ぶときは、レシピや編み図に記載されているサイズやゲージを参考にすると間違いなく作品に合ったものを選べます。仕上げたいイメージに近いテイストの紡績法を選ぶと、完成した際の満足度も高くなるでしょう。

毛糸にはいろいろな種類がある!

毛糸にはいろいろな種類がある!

毛糸と一口にいっても、実はさまざまな種類があります。編み物をするときは、毛糸選びの段階から慎重に素材の特徴を吟味しなければなりません。素材の違いによって作品の仕上がりには大きな違いが出ます。せっかく作品を自分の手で作るのであれば、納得のいく状態に仕上げたいと思いますよね。そのためには、作業を始める前の毛糸選びがとても大切です。たくさんの種類があるので迷ってしまいますが、特徴をある程度理解しておけば、作りたい作品に合わせて毛糸を選ぶことが可能です。毛糸の種類はレシピ本や編み図にも記載されているため、まずはそれを参考にして毛糸を選ぶと間違いがありません。
もちろん、編み物に慣れてくれば手持ちの毛糸を組み合わせて作品を作ることもできるようになるでしょう。毛糸を実際に使用してみて特徴を理解できれば、より自分のイメージに合った毛糸を選べるようになっていきます。そうなればよりオリジナリティあふれる作品作りもできるようになっていくでしょう。毛糸選びの段階から素材の違いなどを楽しんで、編み物の上達をめざしていってみてください。

まとめ

編み物に使う毛糸には、ウール、アクリル、コットン、リネンなどがあります。 初心者には、アクリル糸がおすすめです。 軽くて扱いやすく、カラーバリエーションも豊富で、洗濯も簡単です。 また、太さは中細や太めの毛糸を選ぶと、編みやすさが増します。 撚りのかかり具合がしっかりしているものを選ぶと、編んでいる最中に糸がほつれにくくなります。 これらのポイントを考慮しながら、自分の好みに合った毛糸を選ぶことで、楽しい編み物ライフをスタートできるでしょう。

通信講座のSARAスクール編集部
心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。
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