ワイヤーワークとは?ビーズアクセサリーで使用するワイヤーの種類やテクニックを解説
記事更新日:2024年8月27日ワイヤーワークとは、ワイヤーを使ってさまざまな形状のアクセサリーを作る技術です。
ビーズアクセサリーでは、ビーズを固定するためのワイヤーが重要な役割を果たします。
細やかな曲線や立体的なデザインを実現するため、硬質ワイヤーや柔軟なワイヤーなど、目的に応じて適切なワイヤーの種類を選択する必要があるでしょう。
ワイヤーワークのテクニックを習得すれば、ビーズアクセサリーのデザインの幅が大きく広がります。
ビーズアクセサリー作りをしていると、ワイヤーを使用する方法を見かけることも出てきます。テグスではなくワイヤーを使用する場合、どのようにしてアクセサリー作りをおこなうのか気になるという人もいるのではないでしょうか。ワイヤーを使うなら、ワイヤーを扱うための専用の道具も用意しなければなりません。
今回は、ビーズアクセサリー作りにおけるワイヤーワークについて解説します。ワイヤーの種類や特徴とともに扱い方などを説明するので、ワイヤーワークに興味をもっている場合はぜひ参考にしてください。
目次
ワイヤーワークとは
ワイヤーワークとは以下の通りです。 ・ワイヤーを使って自由な形状を作り出すこと ・ビーズアクセサリーのパーツ作りや、フレームワーク作りに活用 こちらを順にご紹介します。
ワイヤーを使って自由な形状を作り出すこと
ワイヤーワークは、ワイヤーを使ってさまざまな形状のアクセサリーやオブジェクトを作り出す技法です。 ワイヤーは金属素材で作られており、柔軟性と強度を兼ね備えているため、自由な形状を生み出すのに最適です。 ワイヤーを曲げたり、ねじったり、編んだりすることで、独創的な3Dの造形物を作り出すことができます。 ビーズアクセサリーの制作では、ビーズを固定するために、ワイヤーが欠かせません。 硬質なワイヤーを使えば立体的なデザインが実現でき、柔軟なワイヤーを使えば曲線的なフォルムが表現できます。 ワイヤーワークの魅力は、自由な発想と細かな手仕事から生み出される、唯一無二のオリジナルアクセサリーやオブジェクトを生み出せることです。 初心者でも簡単なテクニックから始められ、徐々に複雑な作品づくりに挑戦でき、ワイヤーを使いこなすスキルを磨けば、創造性を存分に発揮した作品が生み出せるでしょう。
ビーズアクセサリーのパーツ作りや、フレームワーク作りに活用
ワイヤーワークは、ビーズアクセサリー作りにおいて欠かすことのできない技法です。 ビーズを固定したり、アクセサリーのフレームを作るのにワイヤーが不可欠となります。 ビーズをつなげる際、ワイヤーが土台の役割を果たします。 柔軟なワイヤーを使えば、曲線的なデザインが可能になり、硬質なワイヤーを使えば立体的な作品を作れます。 ワイヤーの選択によってアクセサリーの形状を自在に変えられるのが大きな魅力です。 また、アクセサリーのパーツ作りにもワイヤーが使われます。 リングやイヤリングのフレームを作ったり、パーツを連結させたりするのにワイヤーが欠かせません。 ワイヤーワークのテクニックを磨くことで、オリジナリティ溢れるアクセサリーが生み出せるようになります。 初心者向けのワイヤーアクセサリーキットなどを使えば、簡単にワイヤーワークを始められます。 徐々にスキルを上げていけば、自分のアイデアを形にしたオリジナルのビーズアクセサリーを作れるようになるでしょう。
針金を使用して小物やアクセサリーを作ること
ワイヤーワークでは針金を使用するのがポイントで、針金によってさまざまな小物やアクセサリーを作成します。テグスだけでは作ることができないものも、ワイヤーワークなら簡単に作ることができる場合があります。ビーズアクセサリーを使って作品を作るなら、ワイヤーワークもぜひ取り入れてみるとよいでしょう。
ワイヤークラフトを作ることができる
ワイヤーワークで作ることができる作品は、ワイヤークラフトとよばれます。ワイヤークラフトにもさまざまな作品があるため、好みに合った作品を選んで実際に作ってみるとよいでしょう。ビーズを使用するワイヤークラフトは、一般的なワイヤークラフトに比べてもおしゃれで本格的な印象を出しやすいです。ビーズとワイヤーの組み合わせを楽しみながら、ワイヤークラフトを作ってみるのがおすすめです。
ビーズアクセサリー用ワイヤーの種類
ビーズアクセサリー用ワイヤーの種類は以下の通りです。 ・メッキワイヤー ・ステンレスワイヤー ・銅ワイヤー ・アルミワイヤー ・それぞれの特徴(硬さ、曲げやすさ、錆びやすさ、価格) こちらを順にご紹介します。
メッキワイヤー
ビーズアクセサリー作りには様々なタイプのワイヤーが使用されますが、その中でもメッキワイヤーは非常に人気があります。 メッキワイヤーは金属の表面に薄い金属の膜をコーティングした加工ワイヤーで、見た目の美しさと耐久性に優れています。 金メッキワイヤーは高級感があり、シルバーメッキワイヤーは落ち着いた印象を醸し出します。 メッキの種類によって色合いが異なるため、作品のイメージに合わせて選択できるのが魅力的です。 メッキにより、ワイヤー表面はスムーズで滑らかな質感になるため、ビーズのつなぎ目も目立ちにくくなります。 また、メッキワイヤーは酸化にも強く、長期的な使用にも耐えられます。 ビーズアクセサリーはよく着用するものですが、メッキワイヤーなら変色しにくく、作品の美しさを保ち続けられます。 初心者からプロまで愛用されるワイヤータイプといえるでしょう。
ステンレスワイヤー
ビーズアクセサリー作りに使用されるワイヤーの中で、ステンレスワイヤーは特に優れた特性を持っています。 ステンレスは高い強度と耐久性を兼ね備えた素材で、ビーズアクセサリーにぴったりです。 ステンレスワイヤーは錆びにくく、長期的な使用にも耐えられます。 汗や水に強いため、日常的に着用するビーズアクセサリーにも適しています。 また、ステンレスは金属アレルギーの心配が少ない素材なので、アレルギー体質の人にもおすすめです。 ステンレスワイヤーにはシルバーやゴールドのメッキ加工が施されたものもあり、高級感のあるアクセサリーを作れます。 メッキ加工されたものは、より美しい仕上がりになります。 一方で無加工のステンレスワイヤーは、素材の質感を活かした作品づくりに向いています。 硬めの質感のステンレスワイヤーは、立体的なデザインのアクセサリーに最適です。 曲げ加工しやすく、フレームづくりにも適しています。 ステンレスワイヤーは高い耐久性と美しさを兼ね備えた、ビーズアクセサリー作りに欠かせない素材と言えるでしょう。
銅ワイヤー
ビーズアクセサリー作りで使用されるワイヤーの中で、銅ワイヤーは特に注目を集めています。 銅は柔らかく曲げやすい性質を持ち、創造性豊かなデザインを生み出すのに最適な素材です。 銅ワイヤーは金属特有の温かみのある質感を持ち、手作り感があふれる作品を仕上げられます。 メッキされていない銅の自然な色合いは、シンプルでナチュラルな雰囲気のアクセサリーに適しています。 一方で、銅にメッキを施せば、ゴールドやシルバーのような高級感のある仕上がりも可能です。 銅ワイヤーは柔らかい性質から、ループやらせん状など、複雑な形状のパーツ作りに向いています。 手作業での加工が容易なため、初心者でも挑戦しやすいワイヤータイプです。 また、銅は比較的安価で手に入りやすいため、材料費の面でも魅力的です。 さらに銅は抗菌性があり、アレルギー反応を引き起こしにくいのも特徴です。 日常的に着用するビーズアクセサリーにぴったりの素材だと言えます。 銅ワイヤーを使えば、個性的で魅力的なアクセサリーを生み出せるでしょう。
アルミワイヤー
ビーズアクセサリー作りに使われるアルミワイヤーは、軽量でありながら高い強度を持つ素材として注目されています。 アルミは金属の中でも最も軽量な部類に入るため、長時間の着用でも負担が少なく、快適なアクセサリーを作れます。 アルミワイヤーは柔らかく曲げやすい性質があるため、複雑なデザインにも対応できるでしょう。 立体的なフォルムや繊細な造形など、幅広いスタイルのアクセサリーを手作りできます。 また、アルミはメッキしやすい素材なので、ゴールドやシルバーの艶やかな仕上がりのものも作れます。 さらにアルミは錆びにくく、劣化しにくいという特徴もあり、汗や水に強いため、日常的な使用にも耐えられます。金属アレルギーの心配も少ないので、アレルギー体質の人にもおすすめできます。 一般的にアルミワイヤーは低価格で手に入りやすく、初心者でも気軽に始められるのが魅力的です。 ビーズアクセサリーの素材として、軽さ、曲げやすさ、耐久性が高く評価されており、幅広い作品づくりに活用できる素晴らしいワイヤータイプだと言えるでしょう。
それぞれの特徴(硬さ、曲げやすさ、錆びやすさ、価格)
ビーズアクセサリー作りに使用されるワイヤーには、ステンレス、銅、アルミの3つの主要なタイプがあり、それぞれの特徴を簡単に整理すると以下の通りです。 ステンレスワイヤーは非常に硬く、曲げづらい素材です。 しかし錆びにくく、高い耐久性を持っています。 金属アレルギーの心配も少ない上、シルバーやゴールドのメッキ加工が施せるため、高級感のあるアクセサリーを作れ、価格はやや高めです。 一方、銅ワイヤーは柔らかく、手作業での加工が容易です。 温かみのある質感が特徴で、ナチュラルな雰囲気の作品向けで、アレルギー反応も起こしにくく、比較的安価です。 アルミワイヤーは軽量で曲げやすく、複雑なデザインにも対応でき、錆びにくく、アレルギーの心配も少ない素材で、価格も手ごろで、初心者向けにおすすめです。 このように、それぞれのワイヤーにはユニークな特性があり、作りたいアクセサリーのデザインや用途、価格帯によって使い分けるのがよいでしょう。 ビーズ作家はワイヤーの特徴を理解し、最適な素材を選択することが大切です。
ワイヤーワークの基本テクニック
ワイヤーワークの基本テクニックは以下の通りです。 ・ループを作る ・ターンを作る ・スパイラルを作る ・リンクを作る こちらを順にご紹介します。
ループを作る
ビーズアクセサリー作りの基本テクニックの1つに、ワイヤーを使ったループ作りがあります。 ループは、ピアスやブレスレット、ネックレスなどのパーツを接続したり、装飾を施したりする際に欠かせない技法です。 ループを作る手順は以下の通りです。 ・ワイヤーの端から約2cm分を直角に曲げる。 ・ラウンドノーズプライヤーなどを使って、曲げた部分を丸く整形する。 ・ワイヤーの軸を、ループの外周に沿うように丸めていく。 ・ループの大きさを調整しながら、ワイヤーの端をループの中心部分に巻き付ける。 ループの大きさは、使用するビーズやパーツのサイズに合わせて調整します。 丁寧に作れば、美しく整った円形のループができあがります。 ループ作りのコツは、プライヤーの使い方と巻きつける力加減です。 初めは小さなループから始め、慣れてきたら大きなループも作れるようになります。 ループは単独で使うこともできますし、複数個を組み合わせて装飾的なパーツを作ることもできます。 ビーズアクセサリーのデザインの幅を広げる重要なテクニックだと言えるでしょう。
ターンを作る
ビーズアクセサリー作りにおいて、ターンを作るテクニックは非常に重要です。 ターンとは、ワイヤーを方向転換させる技法のことで、さまざまな造形を生み出すためのベースとなります。 ターンを作る手順は以下の通りです。 ・ワイヤーの端から約2-3cmの部分を直角に曲げる。 ・ラウンドノーズプライヤーなどを使って、曲げた部分を丸く整形する。 ・ワイヤーの軸を、曲げた部分の外側に沿うように丸めていく。 ・ワイヤーの末端を、ターンの内側に巻きつける。 ターンの大きさは、使用するビーズやパーツのサイズに合わせて調整します。 優雅なカーブを描くターンは、装飾性の高いデザインを実現するのに欠かせません。 ターン作りのコツは、プライヤーの使い方と巻きつける力加減です。 初めは小さなターンから始め、慣れてきたら大きなターンも作れるようになり、ターンの数や角度を変えることで、様々な立体形状を表現できます。 ターンは、ビーズアクセサリーの中心的な構造パーツとして機能します。ループと組み合わせることで、さらに複雑な造形が可能になります。 ターン作りは、ワイヤーワークの基本テクニックの中でも重要なスキルだと言えるでしょう。
スパイラルを作る
ビーズアクセサリーのワイヤーワークにおいて、スパイラルを作るテクニックは華やかな装飾を生み出すのに欠かせません。 スパイラルは、ワイヤーを渦巻き状に巻き上げることで作られる立体的なパーツです。 スパイラルを作る手順は以下の通りです。 ・ワイヤーの端から約2-3cmの部分を直角に曲げる。 ・ラウンドノーズプライヤーなどを使って、曲げた部分を丸く整形する。 ・ワイヤーの軸を、曲げた部分の外側に沿うように丸めていく。 ・ワイヤーを渦巻き状に巻き上げていく。 ・最後にワイヤーの末端を、スパイラルの内側に巻きつける。 スパイラルの大きさや巻き方は、お好みで自由に調整でき、大きめのスパイラルはボリューム感があり、小さめのスパイラルは繊細な印象を与えます。 スパイラル作りのコツは、プライヤーの使い方と巻き上げる力加減です。 初めは小さなスパイラルから始め、慣れてきたら大きなスパイラルも作れるようになります。 スパイラルは、単体で使用したり、ループやターンと組み合わせたりと、様々な用途があります。 華やかな装飾性を発揮するスパイラルは、ビーズアクセサリー作りの必須テクニックの1つと言えるでしょう。
リンクを作る
ビーズアクセサリーのワイヤーワークにおいて、リンクを作るテクニックは非常に重要です。 リンクとは、2つ以上のパーツや装飾を連結させる技法のことで、作品の構造や動きを生み出す基礎となります。 リンクを作る手順は以下の通りです。 ・2本のワイヤーの端から約2-3cmの部分を直角に曲げる。 ・ラウンドノーズプライヤーなどを使って、曲げた部分を丸く整形する。 ・1本目のワイヤーの端を、2本目のワイヤーの曲げた部分に通す。 ・同様に、2本目のワイヤーの端を1本目の曲げた部分に通す。 ・2つのワイヤーがリンクするように留める。 リンクの大きさは、使用するビーズやパーツのサイズに合わせて調整し、コンパクトなリンクはスッキリとした印象を与え、大きめのリンクはボリューム感があります。 リンク作りのコツは、ワイヤーの曲げ方と留め方です。 初めは簡単なリンクから始め、慣れてきたら複雑なリンクも作れるようになります。 リンクを組み合わせることで、立体的な造形や可動性のある作品を実現できます。 リンクは、ビーズアクセサリーの構造を支える重要なテクニックです。 ループやターン、スパイラルなどの基本テクニックと組み合わせることで、創造性豊かなデザインが生み出せるでしょう。
ワイヤーワークのツール
ワイヤーワークのツールは以下の通りです。 ・ラウンドノーズプライヤー ・フラットノーズプライヤー ・ワイヤーカッター ・それぞれのツールの特徴と使い方 こちらを順にご紹介します。
ラウンドノーズプライヤー
ラウンドノーズプライヤーは、ワイヤーワークに欠かせない重要なツールです。 先端が丸みを帯びたこのプライヤーは、ワイヤーを柔らかくかつスムーズに曲げることができます。 ワイヤーの曲げ加工や成形に適しており、特に細いワイヤーを扱う際に威力を発揮します。 プライヤーの先端部分は滑らかで丸みを帯びているため、ワイヤーの表面を傷つけずに形状を整えることができます。 また、グリップ部分が広めに設計されているため、手に馴染みやすく安定した操作が可能です。 ラウンドノーズプライヤーは、複雑なデザインのジュエリーやオーナメント、アクセサリーなどを制作する際に必要不可欠なツールと言えるでしょう。
フラットノーズプライヤー
フラットノーズプライヤーは、ワイヤーワークを行う際に重要な道具の一つです。 このプライヤーの特徴は、先端部分が平らになっていることです。 平らな先端により、ワイヤーを正確に曲げることができます。 ワイヤーを90度など鋭角に曲げたい場合や、平面上でワイヤーを整形したい場合に威力を発揮します。 また、先端部分が平らであるため、ワイヤーの表面を傷つけにくくなっています。 傷つきにくいことで、仕上がりの美しさが損なわれません。 グリップ部分も広めに設計されているので、手の疲れも軽減されます。 フラットノーズプライヤーは、ジュエリーやアクセサリーの制作、オーナメントづくりなど、様々なワイヤーワークに活用できるツールです。 特に角度や平面性の調整が重要な場合に、このプライヤーは欠かせません。
ワイヤーカッター
ワイヤーカッターは、ワイヤーワークを行う上で必要不可欠なツールです。 このツールの主な役割は、ワイヤーを所望の長さに切断することです。 ワイヤーカッターには、様々な種類があり、用途に合わせて使い分けることができ、先端が鋭利な刃物タイプのものは、硬質のワイヤーを綺麗に切断できます。 一方、ロータリータイプのものは、軟質のワイヤーを滑らかに切断できます。 ワイヤーの長さを正確に調整することは、デザインの精度を高める上で重要です。 ワイヤーカッターを上手く使いこなすことで、ジュエリーやオーナメントなどのワイヤーワーク製品を美しく仕上げることができます。 また、ワイヤーカッターは手軽に携帯できるサイズ感が特徴で、ワークショップ以外の場所でも活用できます。 ワイヤーワークの現場で必携のツールと言えるでしょう。
それぞれのツールの特徴と使い方
ワイヤーワークを行う上で、以下の3つのツールがそれぞれ重要な役割を果たします。 ・ラウンドノーズプライヤー 先端が丸みを帯びたこのプライヤーは、ワイヤーを柔らかくかつスムーズに曲げることができます。 ワイヤーの成形に適しており、特に細いワイヤーを扱う際に威力を発揮します。 滑らかな先端で表面を傷つけずに形状を整えられるため、繊細なデザインの製作に活用されます。 ・フラットノーズプライヤー 先端が平らに設計されているため、ワイヤーを正確に90度など鋭角に曲げられます。 平面上でのワイヤー整形にも向いています。 先端が平らなので、ワイヤー表面への傷つきも軽減されます。 角度や平面性の調整が重要なワークに適しています。 ・ワイヤーカッター ワイヤーを所望の長さに切断できるツールです。 硬質ワイヤーには鋭利な刃物タイプ、軟質ワイヤーにはロータリータイプが適しています。デザインの精度を高めるのに不可欠なツールで、ワークショップ外でも手軽に携帯できます。
ワイヤーを活用したアクセサリー作り
ワイヤーを活用したアクセサリー作りは以下の通りです。 ・ネックレス ・ピアス ・リング ・ブレスレット こちらを順にご紹介します。
ネックレス
ワイヤーを活用すれば、アクセサリーの形状や装飾性を自由に表現できるため、オリジナリティ溢れるデザインが可能となります。 ネックレス作りでは、まずワイヤーの素材や太さを選びます。 金属のワイヤーなら硬さや質感を活かせ、ビーズやパーツを付けられるでしょう。 柔らかい素材なら自在に形状を変えられます。 次に、ワイヤーをラウンドノーズプライヤーで曲げ、好みのシルエットを作り、シンプルな波型や渦巻き状のデザインなど、自由な発想で形作れます。 平面的なデザインにするには、フラットノーズプライヤーが活躍します。 ワイヤーの自在な操作性と豊富な素材選択肢により、ネックレス作りは創造性を発揮できる魅力的なアクティビティです。
ピアス
ピアスづくりでは、まず耳の穴に適した細さのワイヤーを選びます。 金属製が一般的ですが、樹脂やナイロン製のものもあります。 穴の大きさに合わせて、適切な太さのワイヤーを選ぶことが大切です。 次に、ラウンドノーズプライヤーでワイヤーを丸く曲げていき、シンプルなフープ状のデザインから、立体的なデザインまで、自在に造形でき、パーツを組み合わせれば、さらに装飾性を高められます。 留め具の取り付けも重要です。ワイヤーの端をクリップやキャッチなどでしっかりと固定し、耳への負担を最小限に抑えます。 安全性と快適性を両立させるのがポイントです。 ピアスは身につける部位が限定的ですが、ワイヤーの操作性を最大限に活かせる魅力的なアクセサリーです。 個性的なデザインが作れ、自分らしさを表現できるのが大きな魅力と言えるでしょう。
リング
リング作りでは、まずワイヤーの材質と太さを選びます。 金属製なら硬さや質感を活かせ、装飾パーツを組み合わせられ、ソフトな素材なら自由に曲げられ、柔らかな印象のリングが作れます。 次に、指のサイズに合わせてワイヤーをフラットノーズプライヤーで丸く曲げていきます。 複雑な曲線を描くこともできますし、平面的な幾何学模様のようなデザインも可能です。 ワイヤーはリングの素材としても優れています。 指に馴染みやすく、柔軟性があるため、着け心地も良好です。 オリジナルデザインを気軽に試せるのが魅力で、趣味としても楽しめる手作りアクティビティです。
ブレスレット
ブレスレット作りでは、まず手首周りのサイズに合わせたワイヤー素材と太さを選びます。 金属製なら硬質感を生かし、パーツを組み合わせたデザインができ、ソフトな素材なら自由に成形でき、シンプルな巻きつき型も作れます。 次に、ラウンドノーズプライヤーなどを使ってワイヤーを曲げていき、シンプルな円環状のデザインから、複雑な立体造形まで、創造性を発揮でき、パーツを組み合わせれば、より装飾性の高いブレスレットが作れます。 ブレスレットは手首に身につけられるアクセサリーとして人気が高く、ワイヤーの特性を活かせば、個性的なデザインが作れるのが魅力です。 自分らしさを表現できるハンドメイド体験として楽しめます。
ビーズアクセサリーに使用するワイヤーの種類
ビーズアクセサリーを作る場合、使用するワイヤーにはいくつか種類があります。作りたい作品のデザインやビーズの穴の大きさなどを考慮して、それぞれに適したワイヤーを選ぶようにしましょう。ここでは、ビーズアクセサリーに使用するワイヤーについて、素材の種類に特化して紹介をおこないます。
ある程度の強度があるもの
ワイヤーワークで作品を作る場合、ある程度の強度がある針金なら問題なく対応できるケースも多いです。そのようなときに使用する針金の素材としては、ステンレス、アルミなどがあります。他にも真鍮を利用することもあります。ある程度の強度がある素材にもいくつかの種類があるので、好みや作品のタイプに応じて使い分けるとよいでしょう。
強度よりも見た目を重視したもの
ワイヤーの中には、見た目を重視して使用できるものもあります。たとえば、金線や銀線、アーティスティックワイヤーなどがあります。これらのワイヤーは強度の面で少し不安がある場合もありますが、そもそも強度が必要ないのであれば、見た目を重視してもよいでしょう。見た目のよいワイヤーを選ぶことで、作品の印象をより素敵に見せることができます。
ワイヤーワークのテクニックは?
ワイヤーワークをおこなう場合、さまざまな手法でワイヤーを扱う必要があります。ワイヤーワークのテクニックとしてはどのようなものがあるのでしょうか。テクニックというと難しそうに聞こえますが、実際は簡単な基本のテクニックだけでも十分対応可能です。ここでは、基本テクニックと応用テクニックの両方についてそれぞれ見てみましょう。
基本テクニック
ワイヤーワークの基本テクニックとしては、切ったり曲げたりする方法があります。他にもワイヤーを伸ばしたりねじったりすることもあるでしょう。さらに、ワイヤーを巻き付けて使用することもあります。簡単な方法でさまざまな表現をおこなうことが可能です。基本テクニックと取り入れるだけでも、ワイヤーワークを上手におこなうことができます。やはり基本が大事なので、基本テクニックを最初にしっかりと磨くことが重要です。そうすれば、難しい応用テクニックを取り入れる場合もスムーズにおこなえるようになるでしょう。
応用テクニック
ワイヤーワークの応用テクニックとしては、めがね留めやドロップ留めといった手法があります。他にもラッピングという手法もあります。応用テクニックといっても、それほど難しい技術が必要なわけではありません。基本テクニックの方法を理解していれば、十分おこなうことが可能です。応用テクニックも積極的に取り入れて、素敵な作品作りができるようにしていきましょう。
ワイヤーワークに必要な工具
ワイヤーワークに必要な工具としては、どのようなものがあるのでしょうか。ワイヤーワークをしっかりとおこなうためには、必要な工具をきちんと用意する必要があります。とはいえ、それほど特殊な道具を用意しなければならないわけではないので、面倒はありません。ここでは、ワイヤーワークに必要な工具について説明します。
最低限の道具は?
ワイヤーワークをおこなう場合、切ったり曲げたりするのに必要な最低限の道具があれば問題ありません。細いワイヤーを切れる道具であれば、もしかするともともと家庭にあるケースもあります。以下で具体的に必要な物を紹介するので、確認しながら用意するようにしてください。
ペンチ・やっとこ
ワイヤーワークをする際は、ペンチかやっとこを用意します。ペンかやっとこがあれば、ワイヤーを細かく曲げることができます。やわらかいワイヤーは手でもある程度曲げることができますが、アクセサリー作りでは細かい部分に適切に力を与える必要があるため、ペンチややっとこを使用するのが必須です。
ニッパー
ワイヤーを切るために、ニッパーも用意しましょう。ただし、ワイヤーをカットできるようになっているペンチをもっている場合は、わざわざニッパーは用意しなくて構いません。ニッパーを用意する場合は細目のワイヤーに対して切れ味のよいものを選ぶとよいでしょう。
ビーズを使ったワイヤーアクセサリーを作って楽しもう
ワイヤーを使用するワイヤークラフトでは、曲げたり切ったりというテクニックを使用することにより、さまざまな雰囲気を楽しむことが可能です。ビーズと組み合わせたワイヤーアクセサリーなら、ワイヤーのクールな雰囲気とビーズのさわやかな印象の両方を楽しめます。使用するビーズの種類はもちろん、ワイヤーの素材によっても異なるワイヤークラフトを作り上げることが可能です。テグスを使ってアクセサリーを作るときとも一味違う作品ができるので、とてもおすすめです。
ワイヤーを使用すれば、ビーズアクセサリーに必要な金具の代用とすることも可能です。ワイヤーは自分で自由に曲げたり切ったりできるので、使い方の幅が広いのがとても便利なポイントだといえます。ワイヤーを活用したビーズアクセサリーを作り、よりさまざまなアクセサリー作りを楽しめるようにしていってみてはいかがでしょうか。自分が扱える材料を増やしておけば、今後いろいろなアクセサリーを作ってみたいと思ったときにも役に立つこと間違いなしです。まずはビーズを使ったワイヤーアクセサリーを作って楽しみつつ、アクセサリー作りのレベルアップを目指していきましょう。
まとめ
ビーズアクセサリー作りには、さまざまなタイプのワイヤーが使用されます。 柔らかいフレキシブルワイヤーは、ビーズを連ねて曲線的な形状を作るのに適しています。 一方、硬質な彫金ワイヤーは、立体的なデザインを作るのに向いているでしょう。 ワイヤーの選択は、お好みのアクセサリーデザインによって変わってきます。 目的に合わせてワイヤーを使い分けることで、より創造性豊かなビーズアクセサリーを生み出すことができるのです。
- 通信講座のSARAスクール編集部
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心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。