キャンドルのモールドを代用できるものとは?特徴や使い方を解説
記事更新日:2024年8月22日キャンドルを手作りする際、専用のモールドを用意できない場合でも、代替品を利用することができます。
代用品には缶詰の空き缶やスリーブ、アルミホイルなどがあり、それぞれ特徴があります。
一方、アルミホイルは自由な成型が可能です。
これらの代用品を上手に活用すれば、簡単にオリジナルのキャンドルを作ることができます。
キャンドルを手作りするときは、モールドが必要です。モールドを使用することでキャンドルをきれいに形づくることができます。そんなモールドとしては専用のものがありますが、家庭でキャンドルを作る場合は他のもので代用することも可能です。モールドを身近なもので代用すれば、より手軽にキャンドルを作りすることができますよ。
家庭でキャンドルを作る場合、何をモールドとして活用すればよいのでしょうか。今回は、家でモールドとして代用できるものとしてはどんなものがあるか紹介します。
目次
キャンドル作りにおける専用モールドの重要性
キャンドル作りにおいて、専用のモールドを使用することは非常に重要です。 専用のモールドを使うことで、キャンドルの形状や仕上がりを正確に制御できるためです。 まず、専用モールドを使うことで、美しく均一な形状のキャンドルを作ることができます。 キャンドルの形状は、ろうの流動性や固化の過程で大きく変化するため、専用のモールドがなければ歪みやムラが生じやすくなります。 一方で専用モールドを使えば、ろうが均等に広がり、綺麗な仕上がりが得られるでしょう。 次に、専用モールドを使うことで、ろうの量をコントロールできます。 キャンドルのサイズや燃焼時間を調整する上で、ろうの量を正確に管理することが重要です。 専用モールドを使えば、必要な量のろうを正確に注ぐことができ、無駄なく効率的にキャンドルを製作できます。 以上のように、キャンドル作りにおける専用モールドの利用は非常に重要です。 美しい仕上がりと正確な寸法管理、そして安全性の確保などの点で欠かすことのできない要素といえるでしょう。
キャンドルのモールドとして使えるもの
キャンドルのモールドとして使えるものは以下の通りです。 ・缶(空き缶、小缶、金属製の缶) ・瓶(瓶の種類(ガラス、プラスチック)、食品容器の再利用) ・シリコーン型(シリコーンの特性、シリコーン型の種類) ・段ボール(段ボールの厚みと固さ、簡易型作りの方法) ・アルミホイル(アルミホイルを使った自作型、型の作り方) こちらを順にご紹介します。
缶(空き缶、小缶、金属製の缶)
キャンドルのモールドとして、空き缶や小缶などの金属製の缶は優れた代替品となります。 缶は丈夫で再利用できるため、環境に配慮したキャンドル作りに適しています。 また、さまざまな形状の缶が手に入るので、オリジナルのキャンドルデザインを実現できるでしょう。 缶の質感を活かせば、インダストリアルな雰囲気のキャンドルを作ることも可能です。 缶を使う際の注意点は、ろうの熱により変形しないよう、厚手の金属製のものを選ぶことです。 また、缶の内側にアルミホイルなどをあらかじめ貼っておけば、ろうの漏れを防げます。 さらに、缶の上部を斜めに切ると、キャンドルの取り出しが容易になります。 このように、簡単に手に入る缶は、オリジナリティ溢れるキャンドルを手作りする際の優れたモールド代替品となります。 再利用できる点でも環境にやさしい選択肢といえるでしょう。
瓶(瓶の種類(ガラス、プラスチック)、食品容器の再利用)
キャンドルのモールドとして、ガラス瓶やプラスチック製の容器を再利用することができます。 ガラス瓶は、丈夫で耐熱性に優れているため、ろうの溶融に適しています。 ジャムやハチミツなどの空き瓶を利用すれば、様々な形状のキャンドルを作ることができるでしょう。 また、瓶の側面に模様を施したり、色付きのガラスを使えば、デコラティブなキャンドルを手作りできます。 一方、プラスチック製の容器もモールドとして活用できます。 食品用の空き容器は、形状が多様で手軽に入手できます。 プラスチックは軽量で割れにくいという利点があり、デザインの自由度も高いのが特徴です。 ただし、高温に弱いため、ろうの溶融に適しているかどうか事前に確認する必要があります。 このように、身近にある様々な瓶やプラスチックの容器をリサイクルすれば、オリジナリティ溢れるキャンドルを手作りできます。 環境配慮型のキャンドル作りに役立つでしょう。
シリコーン型(シリコーンの特性、シリコーン型の種類)
キャンドル作りでは、シリコーン製のモールドが優れた選択肢となります。 シリコーンは耐熱性に優れ、高温のろうに強く、繰り返し使えるため、キャンドル作りに最適な素材です。 シリコーン型にはさまざまな種類があります。 フレキシブルで柔軟なものから硬質なものまで、目的に合わせて選べるのが特徴です。 フレキシブルなタイプは、複雑な形状のキャンドルを作る際に便利です。 型から簡単に抜き取れるため、仕上がりが美しくなります。 一方、硬質なタイプは安定した形状を保ち、大きなキャンドルの作製に向いています。 また、シリコーン型は耐久性に優れ、長期的な使用が可能です。 ろうの残渣も簡単に洗い流せるため、手間いらずです。 さらに、シリコーン型には、キャンドルの型抜きに便利な取っ手が付いているものもあります。 このように、シリコーン型は高い機能性と汎用性を兼ね備えたキャンドル作りの必須アイテムといえるでしょう。 使いやすさと丈夫さから、初心者からプロまで幅広く活用されています。
段ボール(段ボールの厚みと固さ、簡易型作りの方法)
キャンドルのモールドとして、段ボールは簡易的で手軽な素材として活用できます。 段ボールは厚みと固さの程度が異なりますが、適切に選択すれば十分な強度を発揮し、ろうの溶融に耐えられるでしょう。 薄手の段ボールは柔軟性があり、複雑な形状のキャンドルを作る際に向いています。 一方、厚手の段ボールは固定的な形状を保つことができ、大型のキャンドル作りに適しています。 ただし、ろうの熱により変形するリスクがあるため、アルミホイルなどで内側を補強するとよいでしょう。 簡易的なキャンドルモールドを作るには、段ボールを輪切りにしたり、用途に合わせて適当な大きさに切り取り、テープやのりを使って固定すれば、手軽に自作のモールドが完成します。 このように、手に入りやすく、加工も容易な段ボールは、初心者から熟練者まで、様々なキャンドル作りに活用できる優れた素材です。 デザイン性や機能性も十分に発揮でき、しかも低コストで環境にもやさしい選択肢といえます。
アルミホイル(アルミホイルを使った自作型、型の作り方)
キャンドルのモールドとしてアルミホイルを活用するのは、手軽で低コストな選択肢の一つです。 アルミホイルは熱に強く、ろうの溶融に問題なく対応できます。 また、柔軟性も高いため、複雑な形状のキャンドルを作ることも可能です。 アルミホイルを使った自作型の作り方は簡単です。 まず、厚手のアルミホイルを使って、目的のキャンドルの形に合わせて型を作ります。 形状を整えた後は、接着剤やテープなどで固定します。 さらに、アルミホイルの内側をシリコーンスプレーなどでコーティングすることで、ロウがくっつきにくくなり、キャンドルの型抜きが容易になります。 アルミホイルのモールドは、ガラス容器やプラスチック製品と比べて、様々な形状に自由に作ることができる利点があるでしょう。 正方形や三角形、花びら型など、創造性を発揮して個性的なキャンドルを手作りできます。 コストが安く、簡単に作れるため、初心者のキャンドル作りにも最適です。
モールド代用品の選び方のポイント
モールド代用品の選び方のポイントは以下の通りです。 ・材質 ・サイズ ・柔軟性 ・耐熱性 こちらを順にご紹介します。
材質
キャンドル作りには高温のろうが使用されるため、モールドとなる素材は耐熱性に優れている必要があります。 シリコーン、アルミホイル、厚手の段ボールなどは、ろうの溶融温度に耐えられる素材といえます。 一方、プラスチックや紙など、耐熱性の低い素材は避けるべきです。 溶けたり変形してしまい、思わぬ事故につながる恐れがあります。 また、モールドからキャンドルを取り出しやすいかどうかも考慮すべきポイントです。 シリコーンなどのフレキシブルな素材は、硬質なものに比べて型からの取り出しが簡単です。 さらに、繰り返し使えるかどうかも重要です。シリコーンやアルミホイルは再利用可能ですが、段ボールなどは一回限りの使用となり、長期的な使用を考えると、耐久性の高い素材を選ぶことが望ましいでしょう。
サイズ
作りたいキャンドルのサイズに合ったモールドを選ぶことが重要です。 キャンドルが小さすぎると不自然な形状になったり、逆に大きすぎると扱いづらくなります。 適切なサイズのモールドを使うことで、理想的なキャンドルが仕上がります。 段ボールの場合は、厚さや強度の違いから、小型から大型まで様々なサイズのモールドが作れます。 アルミホイルも好みの厚さや大きさにカットできるので、フレキシブルに対応できるでしょう。 一方、既製品の容器をモールドとして流用する場合は、サイズ感に注意が必要です。 キャンドルを入れるのに十分な余裕が必要で、容器の大きさとろうの量のバランスを考慮しましょう。 また、高さも重要です。ロウが溢れ出たり、逆に低すぎてキャンドルが短すぎる結果になってしまうことがあります。 サイズ感を適切に設定することで、理想的なキャンドルの形状が得られます。 モールドの素材と同様に、用途に合った最適なサイズを選ぶことが、成功したキャンドル作りのポイントと言えるでしょう。
柔軟性
キャンドルを型から取り出す際、硬質な素材では破損や変形のリスクがあります。 一方、柔軟性に優れた素材は、キャンドルを優しく包み込むように取り出すことができます。 代表的なのがシリコーンやアルミホイルなどです。 これらは、成形性も高く柔軟性にも優れているため、複雑な形状のキャンドルの型作りに向いています。 一方、段ボールやガラスなどの硬質素材は、型から取り出す際にキャンドルが破損する恐れがあります。 特に、細かな凹凸のある型や薄肉のキャンドルを扱う場合は要注意です。 柔らかいシリコーンやアルミホイルは、型から簡単に外せるだけでなく、キャンドルの形状も整った状態で取り出せます。 これにより、ワックスの熱による変形を防ぐことができるでしょう。 また、繰り返し使用できるメリットもあります。
耐熱性
キャンドル作りでは高温のろうが使用されるため、モールドとなる素材には耐熱性が必要不可欠です。 溶けたり変形してしまうと、思わぬ事故につながる恐れがあります。 理想的な素材は、ろうの溶融点よりも高い耐熱温度を持つものです。 具体的には、シリコーンやアルミホイル、厚手の段ボールなどが挙げられます。 これらは、高温のろうに耐えられる素材といえます。 一方、プラスチックや紙など、熱に弱い素材は避けるべきです。 これらは溶けたり変形してしまい、キャンドルの形状を台無しにしてしまう可能性があります。 また、素材の厚さも耐熱性に大きく影響します。 同じ素材でも、薄いものは熱に弱く、厚手のものの方が耐熱性に優れています。 キャンドル作りには高温のろうが必要不可欠です。モールドの代用品を選ぶ際は、素材の耐熱性を十分に確認し、安全性と品質を両立させることが重要です。
モールド代用品を使ったキャンドル作り
モールド代用品を使ったキャンドル作りは以下の通りです。 ・適切な型の選定 ・ウィックの固定方法 ・注意点 こちらを順にご紹介します。
適切な型の選定
作りたいキャンドルのサイズに合ったモールドを選びます。 小さすぎると不自然な形になり、大きすぎると扱いづらくなり、キャンドルのサイズに合わせて、適切な大きさのモールドを選びましょう。 次に、素材の特性を考慮する必要があります。硬質な素材ではキャンドルを取り出す際に破損するリスクがありますが、柔軟な素材は型から優しく取り出せます。 シリコンやアルミホイルなどの柔軟素材が適しています。 これらのポイントを押さえて、適切なモールド代用品を選定することが、キャンドル作りの成功につながるでしょう。 サイズ感、素材特性、耐熱性を総合的に検討し、最適な型を見つけ出すことが重要です。
ウィックの固定方法
ウィックとは、キャンドルの芯になる素材のことで、通常は綿製のものが使用されます。 このウィックを適切に固定しないと、キャンドルの燃焼が不安定になり、形状が崩れてしまう可能性があります。 モールド代用品の場合、型の素材によってウィックの固定方法が異なります。 例えば、シリコーンやアルミホイルなどの柔らかい素材の場合は、ウィックを型の中心に立てて固定するのがいいでしょう。 ウィックを固定するための穴を開けたり、ウィックの周りにワックスを流し込むなどの方法があります。 一方、段ボールなどの硬質な素材の場合は、ウィックを型の底に固定すると良いでしょう。 ウィックの下部をしっかりと接着剤や両面テープなどで固定すれば、キャンドルの燃焼が安定します。 ウィックの固定は、キャンドルの品質に直結する重要な工程です。 モールド代用品の素材に合わせて、適切な固定方法を検討しましょう。
注意点
モールド代用品の材質によっては、有毒な成分が含まれている可能性があります。 特にプラスチック製品には注意が必要です。溶けたプラスチックのガスを吸い込むと危険です。 安全性の高い素材、例えばシリコーンやアルミホイルなどを使うことが重要です。 また、熱に弱い素材を使用すると、キャンドルを取り出す際に型が変形したり壊れたりする恐れがあります。 厚手の段ボールやアルミホイルなど、耐熱性の高い素材を選びましょう。 さらに、型の大きさとキャンドルの大きさが合っていないと、不自然な形状になったり、ろうの量が足りなかったりする可能性があります。 作りたいキャンドルのサイズに合わせて、適切なサイズの型を選ぶ必要があります。 これらの点に気をつけることで、安全かつ質の高いキャンドルを作ることができるでしょう。
応用 – 型デザインのアイデア
応用 – 型デザインのアイデアは以下の通りです。 ・モールド代用品を使ったオリジナル型作り ・型の変形・組み合わせ ・デコレーションの工夫 こちらを順にご紹介します。
モールド代用品を使ったオリジナル型作り
使用する素材を選びます。先述の通り、シリコーンやアルミホイル、厚手の段ボールなどが適しています。 素材の特性に合わせて、型の形状や製作方法を検討しましょう。 次に、作りたいキャンドルのイメージを具体化していきます。 シンプルな円形から、動物や花など立体的なデザインまで、様々な形状が考えられます。 デザインを描いたり、3Dモデリングソフトを使って形状をイメージすると良いでしょう。 その上で、デザインに合わせて型を製作していきます。 段ボールなら切り抜きや折り曲げ、シリコーンなら型取りなど、素材に応じた加工方法を検討し、ウィックの固定方法も忘れずに。 完成した型にろうを流し込み、オリジナルのキャンドルを作ることができます。 型のデザインを工夫することで、個性的で楽しいキャンドルづくりが可能になります。 モールド代用品を使えば、自由な発想でオリジナルの型を作れるのが魅力的です。
型の変形・組み合わせ
型の変形ですが、基本的な形状を少しアレンジすることで、個性的な仕上がりが実現できます。 例えば円形の型を楕円形に変形させたり、角を丸くしたりすると新鮮な印象になります。 また、複数の型を組み合わせるアプローチも面白いです。 二つ以上の型を重ね合わせることで、立体的なキャンドルが作れます。 例えば円形の型と三角形の型を組み合わせれば、ピラミッド型のキャンドルが完成します。 さらに、型の中に別の型を入れ子式に設置することで、中空のキャンドルを作ることもでき、外側の型とは別の形状の内側の型を使えば、興味深い デザインが生み出せます。 このように、型の変形や組み合わせを試すことで、オリジナリティ溢れるキャンドルを作ることができるでしょう。 素材やツールの特性を理解した上で、自由な発想を大切にすることが重要です。 モールド代用品の特性を最大限に活かし、楽しみながら創造性を発揮してみましょう。
デコレーションの工夫
キャンドルのデコレーションには、様々なアプローチがあります。 まず、型の表面に模様を施すことが考えられます。 型に刻印を施したり、シール等を貼り付けたりすれば、華やかな仕上がりが得られます。 また、完成したキャンドルにアクセサリーを付けるのも良いでしょう。 リボン、ビーズ、ドライフラワーなどを組み合わせることで、個性的なデザインが作れます。 ただし、火災のリスクを考慮し、安全面にも十分注意が必要です。 さらに、キャンドルの中にオブジェを埋め込むこともできます。 小さな飾り物や、メッセージが書かれた紙片など、様々なアイテムを内包させれば、楽しい演出が可能です。 デコレーションを施す際は、素材の特性や、キャンドルの使用目的を考慮することが重要です。 例えば、お子様向けのキャンドルならば、安全性の高い素材を使うなどの配慮が求められます。 モールド代用品を使ったキャンドル作りでは、デコレーションの工夫によって、一層魅力的な仕上がりを実現できるでしょう。
モールドとは?
キャンドルのモールドとは、どんなものなのでしょうか。「モールド」という呼び方は聞きなれないかもしれませんが、実際はキャンドルを使用するときに必ず使う物です。キャンドルのモールドについて確認しておきましょう。
キャンドル専用の容器
モールドとは、キャンドルのための専用の容器のことをいいます。キャンドルは固形ですが、キャンドルを作るうえでは液体状に一度溶かす必要があります。その溶かしたロウの形を決めるのがモールドです。モールドがあるおかげで、キャンドルはそれぞれの形状になることができています。
ロウを流し込んでキャンドルの型を決める
キャンドルを作る過程においては、モールドにロウを流し込んでキャンドルの形を作るのが一般的です。そのため、家庭でキャンドルを作る場合でも、モールドは必ず用意する必要があります。熱いロウを注ぐ場合は、モールドは耐熱性が高いものであると好ましいです。
モールドの代用となるもの
モールドを用意するといっても、家庭でキャンドルを作るときにわざわざ購入するのは少し大変ですよね。できれば何か代用できるものを探したいところです。そこでここでは、モールドの代用となるものについて紹介します。いずれもほとんどの家庭にはあるものなので、用意するのが簡単なものばかりです。代用となると耐熱性が心配になりますが、熱々のロウではなく少し冷ましたロウを注ぐようにすれば問題ない場合がほとんどです。
製氷皿
モールドの代わりとしては製氷機も利用できます。現在使用している製氷機を使用するのではなく、使っていない製氷機があればモールドとして活用してみるとよいでしょう。製氷機を使用すれば、小さなキャンドルやフローティングキャンドルを作るのに重宝するはずです。ただし、製氷機は熱いものを入れるために作られているわけではありません。そのため、熱々のロウではなくある程度冷ましたロウを注ぐようにしましょう。
トイレットペーパーの芯
モールドのように使えるものとしては、トイレットペーパーの芯もあげられます。もちろん、トイレットペーパーの芯はそのままでは底がなくてロウが漏れてしまいます。そのため、ラップやアルミホイルでふたを作ってガムテープでとめるようにするといいです。ロウが固まってキャンドルが完成したら、トイレットペーパーの芯を破いて中身を取り出します。トイレットペーパーの芯と似たものとしてはラップやアルミホイルの芯がありますが、こちらは固いためおキャンドルを取り出すときに破くのが難しいです。長いキャンドルを作りたいなら、トイレットペーパーを複数つなげてモールドを作ったほうがよいでしょう。
紙コップ
紙コップは、モールドの代用品の定番です。紙コップを二重にして使えば、比較的高温のワックスを注いでも大丈夫です。ただし、紙コップの場合も完成したキャンドルを取り出すときは破くので、繰り返し使用することはできません。紙コップにはいくつかサイズがあるので、完成イメージに近いものを選ぶようにするとよいでしょう。なお、注ぐロウの量を調整することでもキャンドルの出来上がりのサイズを変えることができます。
牛乳パック
牛乳パックは厚みがあり、しっかりとした作りになっているため、モールドにはぴったりです。ただし、底は凸凹しているため、底をきれいな平らに仕上げたい場合はイメージ通りのキャンドルにはできないかもしれません。その場合は牛乳パックの底に平らなものを敷くというのもひとつの方法です。牛乳パックなら高さのある大きめのキャンドル作りにも活用できます。
お菓子の空き箱
お菓子の空き箱も、サイズ感が合えばモールドとして使用できます。いろいろなサイズや形があるので、作りたいキャンドルのイメージに合わせて選んでみるとよいでしょう。ただし、お菓子の空き箱は、そのままロウを注ぐと染み出してしまうものが多いです。紙が薄い箱の場合はとくに注意してください。そのため、ガムテープなどを上手に使って補強してからロウを注ぐようにしたほうがよいでしょう。
モールドを選ぶポイント
モールドの代用品としては、ほかにもさまざまなものが利用できます。形や大きさのイメージさえ合えば、大抵のものはモールドとして使えます。ただし、モールドを選ぶときにはいくつか気をつけるべきポイントがあります。ここではモールド選びのポイントについて説明するので、自分でモールドを探すときにはぜひ参考にしてみてください。
デザインを決めてから想像と近い型を探す
モールドは完成したキャンドルの形を作る重要な部分です。そのため、モールドを探すときはあらかじめキャンドルのデザインをイメージしておくことが大切です。「どういった形でどのくらいのサイズのキャンドルにしたい」という明確なイメージがあれば、それに合ったモールドを探しやすくなります。たしかにあまりも特殊な形をイメージしてしまうと、なかなかよいモールドに出会えないかもしれません。とはいえ、できるだけデザインを最初に決めておくとモールド選びが楽になります。
下が開くものまたは押し出せるものがよい
ロウをモールドに入れて固めたあとは、そこから取り出す必要があります。そのため、できれば下が開くようなモールドを用意すると、取り出すのがとても簡単です。それ以外でも、押し出して取り出せるタイプのモールドであれば、スムーズにキャンドルを引き出せるので便利です。
破ってとれるものもOK
モールドはキャンドルをきれいに仕上げるためのものです。そのため、モールドは破けるものを選ぶと選んでおくと便利です。キャンドルができたら使い捨てられるようなモールドであれば、取り出すときもキャンドルをきれいに取り出すことに集中できます。紙製のものはもちろん、パックのようなものでも破られるので便利です。同じキャンドルを複数個作りたい場合は、同じ形のものをいくつか用意するとよいでしょう。
キャンドルはモールドを代用して賢く作ろう!
モールドは、キャンドル作りにおいて無くてはならない重要なアイテムです。家でキャンドルを作るなら、モールドを身近なもので代用できないか考えてみましょう。使わない容器であれば何でも使える可能性があります。いろいろな容器を使うことができれば、多様な形のキャンドルを作って楽しめますよ。アイデア次第で工夫ができるのもまたキャンドル作りの醍醐味でもあります。形とともに色や香りまでこだわりをもてば、自分だけのオリジナルキャンドルが完成するでしょう。専用のモールドを購入してもいいですが、せっかくなら自分にしかできないアイデアを楽しんでみてはいかがでしょうか。キャンドルを手作りするなら、モールド探しの段階からデザインを考えて、魅力あるキャンドル作りをしてみてください。
まとめ
キャンドルのモールドとして使えるおすすめの代用品には、缶詰の空き缶、紙コップ、アルミホイル、シリコン製のベイキングカップなどがあります。 缶詰の空き缶は丈夫で再利用できる一方、形状が限られます。 紙コップは手軽で使い捨てできますが、高温にはあまり強くありません。 アルミホイルは自由な形状が作れますが、剥がれやすいという問題があります。 シリコンカップは柔軟性があり、アーティスティックな仕上がりが得られます。 用途や好みに合わせて、これらの中から最適なキャンドルモールド代替品を見つけてみましょう。
- 通信講座のSARAスクール編集部
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心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。