ハンドメイド販売の税金や確定申告とは?種類や申告方法・節税対策を解説
記事更新日:2024年8月22日ハンドメイド製品の売上には、税金の支払い義務があります。
個人事業主として確定申告が必要となり、売上額や必要経費などを申告することで、適切な納税を行う必要があります。
確定申告には様々な種類があり、個人の状況に合わせて選択する必要があります。
また、節税対策として、経費の確定や青色申告の利用など、賢明な対策を講じることで、適切な税額を算出できるでしょう。
ハンドメイド販売を行う上で、これらの税務面での知識を持つことが重要となります。
ハンドメイド作品の販売で利益が出たら、税金や確定申告について考えておきましょう。収益が出たら必ず所得税を支払わなければならないため、確定申告は必須です。所得によっては確定申告が必要ない場合もありますが、基本的には必要なものなのでしっかり確認しておくべきです。
ハンドメイドの販売における確定申告では、具体的にどのような点に注意すべきなのでしょうか。今回は、ハンドメイドの販売の税金や確定申告についての基本を紹介します。
目次
ハンドメイド販売を行う際の税務上の注意点
ハンドメイド販売を行う際には、いくつかの税務上の注意点があります。 第一に、売上金額に応じて、個人事業主としての確定申告が必要となります。 申告には青色・白色申告の2種類があり、売上規模や必要経費の把握度合いに応じて選択する必要があるでしょう。 また、消費税の納税義務についても確認が必要です。 一定の年間売上高を超えた場合は、消費税の納税が義務付けられます。 さらに、ハンドメイド用の材料費や製作に要した経費を適切に記録・申告することで、節税効果が期待できます。 これらの対策を講じることで、ハンドメイド販売を円滑に行いつつ、適正な納税を行うことができるでしょう。
確定申告の重要性
ハンドメイド販売を行う上で、確定申告の重要性は非常に高いといえます。 確定申告では、年間の売上金額や必要経費を正確に申告し、適切な所得税や住民税の納税を行う必要があります。 申告を行わない場合、後々大きな税金の支払いを求められるリスクがあるでしょう。 さらに、確定申告を行うことで、事業所得や雑所得として扱われ、事業主としての扱いを受けられます。 これにより、青色申告制度の適用や、事業に関する各種控除の適用が受けられるなど、様々な税務上のメリットが得られます。 したがって、ハンドメイド販売を行う個人事業主にとって、確実な確定申告の実施は非常に重要であるといえるでしょう。
ハンドメイド販売における税金
ハンドメイド販売における税金は以下の通りです。 ・消費税(軽減税率の適用など) ・所得税(必要経費、青色申告など) ・その他の税金(住民税など) こちらを順にご紹介します。
消費税(軽減税率の適用など)
ハンドメイド販売における消費税は大切な問題です。 原則として、年間の課税売上高が1,000万円を超えた場合、消費税の納税義務が発生します。 ただし、軽減税率制度の適用を受けることで、一部の商品については8%の税率が適用されるでしょう。 具体的には、食品や書籍、新聞などが該当します。 一方、それ以外の一般的な商品については、通常の10%の消費税率が適用されているでしょう。 消費税の申告・納付は、年4回の予定納税と年1回の確定申告で行います。 予定納税では、売上や仕入れの概算額に基づいて納税し、確定申告では実績に合わせて調整します。 これらの手続きを適切に行うことで、消費税の過不足なく納付できるようになります。 ハンドメイド販売の際は、消費税の仕組みを理解し、確実な対応が重要です。
所得税(必要経費、青色申告など)
ハンドメイド販売における所得税の対応も重要です。 ハンドメイド販売の収入は、事業所得や雑所得として扱われ、所得税の課税対象となります。 所得税の申告に際しては、売上金額から必要経費を差し引いて、適正な所得金額を算出することが肝心です。 必要経費には、材料費、光熱費、保険料、送料など、販売活動に関連する費用が含まれます。 これらの経費を適切に記録・申告することで、所得金額を抑え、節税効果が得られます。 さらに、青色申告制度の適用を受ければ、簡便な記帳方法の採用や各種の税額控除が受けられるでしょう。 これにより、税務面での管理が容易になり、さらなる節税が可能となります。 ハンドメイド販売を行う個人事業主にとって、適切な所得税申告は重要な責務です。 必要経費の管理と青色申告の活用が、効果的な税対策につながるでしょう。
その他の税金(住民税など)
ハンドメイド販売における税金の対応では、所得税や消費税以外にも、住民税の納付が必要となるでしょう。 住民税は、前年の所得に応じて支払う地方税で、個人住民税と事業所得に係る法人住民税があります。 個人住民税は、前年の所得税額に応じて納付する市区町村民税と都道府県民税から成ります。 事業所得がある場合は、事業所得に係る法人住民税も納付する必要があるでしょう。 これらの住民税は、所得税と同様、確定申告の際に合わせて申告・納付します。 住民税の税率は地域によって異なるため、居住地の自治体の情報を確認して適切に納税しましょう。 また、ハンドメイド販売が軌道に乗ってきた場合は、個人事業者として社会保険への加入も検討する必要があります。 年金、健康保険、雇用保険などの社会保険料は、事業所得に応じて納付することになります。 ハンドメイド販売においては、確定申告時の所得税、消費税、住民税、社会保険料などの納税義務を正しく理解し、適切に対応することが重要です。
確定申告の手順
確定申告の手順は以下の通りです。 ・必要書類の準備(売上、経費など) ・申告期限と場所 ・電子申告とマイナンバーの活用 こちらを順にご紹介します。
必要書類の準備(売上、経費など)
必要な書類の準備が重要です。 売上に関する帳簿や領収書、経費に関する領収書や明細書など、所得や必要経費を証明する書類を全て用意します。 これらの書類は、税務署への申告内容を裏付ける重要な資料となるでしょう。 次に、前年の所得税額や源泉徴収票、さらには今年の予定納税額などの情報を確認します。 これらの情報を基に、確定申告書の作成を行います。 所得の計算では、売上から必要経費を差し引いて、適正な所得金額を算出します。 必要経費には、材料費、光熱費、梱包費、送料などが含まれるでしょう。 これらの経費を適切に記録し、申告することで、節税効果が期待できます。 このように、確定申告には細かな準備が必要となり、書類の整理と正確な所得計算が、適切な申告につながるでしょう。
申告期限と場所
ハンドメイド販売における確定申告の申告期限と提出場所は以下の通りです。 確定申告の申告期限は、原則として毎年2月16日から3月15日までの1カ月間となります。 所得税、消費税、住民税などを一括して申告・納付する必要があります。 申告場所は、主に以下の3つの方法があります。 ・税務署への直接提出 自身で税務署に持参するか、郵送で提出する方法です。 税務署の窓口で相談しながら申告できるため、初めての人にもおすすめです。 ・e-Taxによるオンライン申告 国税庁のe-Tax(電子申告)サービスを利用して、インターネットから申告・納付する方法です。 簡単で便利ですが、事前に電子証明書の取得が必要です。 ・税理士への委託 税理士に申告業務を依頼する方法です。 税理士に一任するため、手続きが煩わしい人におすすめです。ただし、税理士費用がかかります。 期限に余裕を持って準備を進め、自身のスキルや環境に合わせて申告方法を選択しましょう。 期限に遅れると、加算税の対象となるため十分注意が必要です。
電子申告とマイナンバーの活用
ハンドメイド販売における確定申告の際、電子申告(e-Tax)とマイナンバーの活用がおすすめです。 まずe-Taxによる電子申告は、非常に便利な方法です。 パソコンやスマートフォンからいつでも申告できるほか、必要書類のデータ入力も簡単です。 さらに、申告内容のチェックや修正、申告状況の確認など、オンラインで様々な手続きができます。 電子申告を行うには、事前にe-Taxの利用者識別番号の取得が必要となります。 これには、マイナンバーカードやマイナンバー通知カードが不可欠です。 マイナンバーは、所得税や住民税の申告で必要不可欠な情報となっているため、活用することで手続きがスムーズになります。 さらに、マイナポータルでは、確定申告に必要な各種情報を確認できるでしょう。 前年分の源泉徴収票やe-Taxの申告履歴など、自身の税務情報をいつでも確認できるため便利です。 このように、e-Taxとマイナンバーを活用することで、確定申告の手続きがより簡単かつ正確に行えます。 手続きに不安がある場合は、税務署や税理士に相談することをおすすめします。
税金の節税対策
税金の節税対策は以下の通りです。 ・必要経費の適切な計上 ・軽減税率の活用 ・青色申告制度の活用 こちらを順にご紹介します。
必要経費の適切な計上
ハンドメイド販売における税金の節税対策として、必要経費の適切な計上が重要です。 必要経費とは、事業活動に伴う支出のうち、所得計算上控除が認められる費用のことです。 材料費、梱包費、運送費、光熱費、通信費、減価償却費など、事業に必要不可欠な様々な経費が含まれます。 これらの経費を適切に記録し、申告時に必要経費として計上することで、課税所得を引き下げることができます。 つまり、節税につながるのです。一方で、経費と認められない私的な支出は除外する必要があるでしょう。 経費の計上には注意が必要で、領収書や帳簿の保管、区分経理など、記録の適正化が重要です。 また、経費の判断基準や算出方法についても、税務署の見解を確認しましょう。 さらに、経費の性質に応じて、それぞれの控除方法を理解することも重要です。 例えば、減価償却費の扱いや、事業に使用した自動車の経費処理など、細かなルールがあります。 適切な経費管理と申告によって、確定申告時の節税効果が期待できるでしょう。
軽減税率の活用
ハンドメイド販売における税金の節税対策として、軽減税率の活用が有効です。 消費税の軽減税率制度は、一般的な10%の税率ではなく、8%の軽減税率が適用される商品・サービスがあります。 ハンドメイド品は、通常、軽減税率の対象となります。 軽減税率の適用を受けるためには、商品価格に明確に8%の消費税を表示し、顧客に伝えることが重要です。 また、帳簿管理においても、通常税率分と軽減税率分を区分して記録する必要があります。 さらに、消費税の申告・納付の際も、通常税率分と軽減税率分を区別して申告する必要があるでしょう。 これにより、支払った消費税のうち、軽減税率分を還付申告することができ、節税効果が期待できます。 ただし、軽減税率の適用基準については複雑な部分もあるため、必要に応じて税務署や専門家に相談するのがよいでしょう。 適切に軽減税率制度を活用することで、ハンドメイド販売における消費税負担を軽減でき、経営の効率化につながります。
青色申告制度の活用
ハンドメイド販売における税金の節税対策として、青色申告制度の活用が有効です。 青色申告制度とは、正規の簿記の原則に基づいて経理を行い、申告する制度です。 通常の白色申告と比べ、青色申告には様々な税務上の特典があります。 まず、必要経費の範囲が広がり、より多くの経費を控除できるようになります。 例えば、自動車の経費や交際費、研究開発費などが対象となります。 これにより、節税効果が期待できるでしょう。 また、青色申告特別控除という所得控除も受けられます。 これは、所得税の計算上、一定の金額を控除することができる制度です。 さらに、事業者にとって重要な、青色事業専従者控除の適用も受けられます。 これにより、家族従業員の給与が必要経費として扱えるようになります。 ただし、青色申告を行うには、複式簿記の経理を行い、帳簿書類を適切に保管する必要があるでしょう。 したがって、事前に税務署への承認申請が必要となります。 適切に青色申告制度を活用することで、経営の効率化と節税効果が期待できるでしょう。
税務トラブルへの対応
税務トラブルへの対応は以下の通りです。 ・税務署からの指摘への対応方法 ・確定申告の修正申告 こちらを順にご紹介します。
税務署からの指摘への対応方法
ハンドメイド販売における税務トラブルへの対応として、税務署からの指摘への適切な対応が重要です。 税務署から指摘を受けた場合、まずは冷静に対応することが大切です。 情報を整理し、指摘の内容や根拠を正確に把握します。 次に、必要に応じて税理士や専門家に相談し、指摘内容の妥当性や問題点を確認します。 専門家の助言を得ることで、適切な対応策を検討することができるでしょう。 その上で、税務署に対して誠実に対応することが重要です。 指摘内容に問題がある場合は、根拠を示して反論します。 一方で、指摘が正しい場合は、速やかに修正申告や納税を行う必要があります。 加えて、今回の指摘を活かし、再発防止のための経理体制の改善に取り組むことも重要です。 適切な記録管理や、申告漏れのチェック体制を構築することで、今後の税務トラブルを未然に防ぐことができます。 税務トラブルへの適切な対応と改善により、ハンドメイド事業の健全な経営を維持することができるでしょう。
確定申告の修正申告
ハンドメイド販売における税務トラブルへの対応として、確定申告の修正申告が重要な対策の1つです。 修正申告とは、一度提出した確定申告書の内容に誤りがあった場合に、その誤りを正して再提出する制度です。 これにより、過少申告や過大申告による税金の過不足を補正することができます。 修正申告には、通常の申告期限から5年以内であれば行うことができるでしょう。 ただし、税務署から指摘を受けた場合は、その指摘内容に基づいて速やかに修正申告を行う必要があります。 修正申告を行う際は、申告内容の誤りを正確に特定し、修正後の税額計算を慎重に行う必要があります。 また、修正申告書の提出に加え、過去に納付した税金の過払い分の還付請求も忘れずに行いましょう。 修正申告の手続きには専門的な知識が必要なため、税理士に相談するなど、専門家の助言を得ることをおすすめします。 適切な修正申告を行うことで、税務トラブルを解決し、事業経営の健全化につなげることができるでしょう。
ハンドメイドの確定申告
ハンドメイドの販売で収益を上げた場合、税金の申告はどのようにおこなえばよいのでしょうか。実は、それはそれぞれの人の状況によって異なります。ハンドメイドの作品の販売を始めたら、まずは自分がどの状況に当てはまるのか確かめておきましょう。
ハンドメイド作品の販売が副業の場合
会社員として働いており、ハンドメイド作品の販売を副業としている場合は、売上の状況によって確定申告が必要かどうか異なります。具体的には、ハンドメイド作品の販売によって20万円以上の利益が出た場合に申告が必要となります。ただし、ハンドメイド作品の販売だけで20万円に到達しなくても、その他雑所得と合わせて20万円を超える場合は確定申告が必要になるので注意しましょう。なお、会社員が確定申告をおこなうと、そのことが会社に知られてしまう可能性もあります。所属している会社が副業を禁止している場合は、問題となることもあります。ハンドメイド作品の販売を始める際は、あらかじめよく確認しておいたほうがよいでしょう。
ハンドメイド作品の販売による収入しかない場合
専業主婦などで会社に所属していないという場合は、ハンドメイド作品の販売による所得が38万円以上になると確定申告が必要となります。とくに家族の扶養に入っている人の場合は、税金だけでなく社会保険料にも影響が及ぶこともあるので十分注意しましょう。
収入ではなく所得がカギ
確定申告の基準となるのは、あくまでも収入ではなく所得です。これらにはどういった違いがあるのでしょうか。くわしく確認しておきましょう。
収入から必要経費を引いた額
所得とは、実際に手元に入った収入から必要経費を引いた金額のことです。そのため、経費が多ければそれだけ税金を少なくおさえることができます。
経費の出し方
経費とは、具体的にはどういったものが含まれるのでしょうか。ハンドメイドを作る工程や販売に関する費用なら経費に含めることができるので、しっかり覚えておきましょう。
*材料費、作業用のデスク等の道具費
ハンドメイドの材料費や作業のために必要な道具などの購入費用は、全て経費として計上することができます。ボタン1つから作業用デスクまで全て経費として認められるので、かかった金額をもれなく申告できるように準備しておく必要があります。
*販売手数料、振込手数料、作品送料
経費としては、販売にかかった手数料も含めることができます。たとえば、販売手数料、振込手数料、作品送料などは全て経費です。
*作品の制作に必要な交通費
作品の制作にあたって交通費がかかった場合は、それも経費として計上できます。ただし、きちんと作品の制作との関連性を示せなければ経費として認められません。たとえば、作品作りの講習会に参加した場合であれば、交通費が経費として認められるでしょう。
*講座や情報交換の参加費
講習会や講座の参加費もまた経費として認められます。情報交換会などであれば、飲食にかかった費用も経費にできます。参加費や飲食費用についても、ハンドメイドと関係があるということをきちんと示せるように資料をとっておいたほうがよいです。
おさえておきたいポイント
ハンドメイド作品の販売について確定申告をする際は、おさえておくべきポイントがいくつかあります。適切に確定申告をおこなうためにも、ポイントをしっかりおさえておきましょう。
領収証やレシートは必ずとっておく
経費を計上するためには、領収書やレシートが必要です。実際にお金を支払ったとしても、これがなければ経費として認めてもらうことができないので注意しましょう。領収証とレシートのどちらかさえあれば問題ないので、必ず大切に保管しておくようにしてください。確定申告の時期になって慌てることがないよう、できれば月ごとや内容別に分けておくと便利です。
レッスン料や講座料なども所得となる
注意すべきなのはハンドメイド作品の販売で得た所得以外にも、収入は全て確定申告が必要だという点です。ととえば、ハンドメイドについて講座を開いたりした場合に受け取ったレッスン料や講座料があれば、それもしっかりと計上する必要があります。いつどのようなレッスンや講座をおこなったかについてしっかりメモや資料を残しておくようにしましょう。
ハンドメイドで確定申告に悩んだ場合
ハンドメイド販売による収入が上がってくると、確定申告が難しくて悩んでしまう方も多いです。確定申告に悩んだ場合は、信頼できる相手に相談をおこないましょう。確定申告には専門家がいるので、1人で迷わずに相談したほうが安心です。なお、相談する場合でもなるべく予備知識があったほうが話は通じやすいので、相談の前に確定申告に関する本などを読んで勉強しておくとよいです。
税務署は無料で相談が可能
確定申告をする場所は税務署です。そのため、税務署に行けばいつでも確定申告に関する相談ができます。相談料はかかりませんし、丁寧に教えてもらえるのでしっかり活用しましょう。税務署によっては確定申告の方法についてレクチャーする講座を定期的におこなっている場合もあります。個別に相談するのはあまり気が進まないという場合や何を聞いたらよいのかも分からないという場合は、こういった講座をうまく活用してみるとよいでしょう。
不明な点は税理士に尋ねる
確定申告についてより詳しく相談したいという場合は、税理士に頼るのも1つの手です。税理士に相談するとなれば基本的には費用がかかりますが、全てをしっかり任せられるという点はとても魅力的です。税理士なら確定申告の手続きそのものを依頼することも可能なので、一度検討してみるとよいでしょう。
ハンドメイドの販売で収入を得たら税金のことを意識しよう
収入があれば、それに対して税金を支払うのが基本です。会社員として働いていると自ら確定申告をおこなう必要は無いのであまりピンとこないかもしれません。しかし、自分で個別に収入を得た場合はしっかりと確定申告する必要があるので注意しましょう。確定申告が必要であるにも関わらず確定申告をしないと、脱税につながります。そうなると、追加の税金の支払いを求められることに加え、社会的な信用を落とすことにもなってしまいます。会社員の場合、仮にそれが勤務先に伝わるとすれば問題がかなり大きくなってしまうので大変です。くれぐれも気を付けるようにしましょう。
確定申告はとても重要なものなので、ハンドメイド作品の販売を始めるなら必ず方法を理解しておきましょう。一通り方法を理解してしまえば、あとは毎年同じように計上していくだけです。慣れるまでは難しく感じますが、やり方を覚えてしまえば大丈夫なので、最初のうちにしっかり確定申告について確認しておきましょう。
まとめ
ハンドメイド販売を行う上で、税務面への適切な対応は重要ですが、それ以上に創作の楽しみを損なうことのないよう気を付ける必要があります。 確定申告や消費税の納付など、必要な手続きは確実に行いましょう。 一方で、過度な税務的な煩雑さに惑わされることなく、ハンドメイドの醍醐味を損なわないよう心がけましょう。 経費の把握や青色申告の活用など、節税対策にも取り組みつつ、自身のペースで販売活動を楽しむことが重要です。 税務面での責任は果たしつつ、ハンドメイドの創造性を最大限発揮することで、充実した販売活動につなげていくことができるでしょう。
- 通信講座のSARAスクール編集部
-
心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。