初心者必見!おすすめのカリグラフィーの練習方法とは?
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初心者必見!おすすめのカリグラフィーの練習方法とは?

初心者がカリグラフィーを始める場合、具体的にどのようにすればいいのでしょうか。初心者でも、しっかり勉強すればカリグラフィーの技術を身につけることは可能です。そのためにも、正しい方法を理解するようにしましょう。

今回は、初心者におすすめのカリグラフィーのやり方について紹介します。必要なものやポイントなどの基本を紹介するので、これからカリグラフィーを始めたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

初心者におすすめのカリグラフィーのやり方は?基本を徹底解説!

目次

カリグラフィーを始める前に知っておきたいこと

カリグラフィーを始める前に、その魅力や奥深さについて少し知っておくと、より意欲的に取り組むことができるでしょう。カリグラフィーは美しい文字を書くだけではなく、文字の歴史や文化背景までも学ぶことができる奥深い芸術です。 西洋の書道とも呼ばれるカリグラフィーは、2000年以上前の古代ローマ時代にまでさかのぼる歴史があります。時代とともに様々な書体が生まれ、それぞれに独自の特徴や用途があります。例えば、イタリック体やゴシック体、カッパープレート体など、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。 カリグラフィーを学ぶことで、建物やモニュメントに刻まれた文字を見ただけでその歴史や文化を感じ取れるようになるなど、日常生活の中でも新たな発見があるかもしれません。また、メッセージカードや招待状を手書きで美しく仕上げたり、インテリアとして飾ったりと、実用的な面でも楽しむことができます。

カリグラフィーを独学で始める際の注意点とコツ

独学でカリグラフィーを始める場合、いくつか注意点やコツがあります。これらを押さえておくことで、より効果的に練習を進めることができるでしょう。

たくさんの作品を見る

まずは、実際のカリグラフィー作品をたくさん見ることから始めましょう。本物の作品を見る機会は少ないかもしれませんが、書店や図書館、インターネットなどで多くの作品に触れることができます。様々な書体や表現方法を見ることで、カリグラフィーの世界の広さを感じ取ることができるでしょう。 東京の日本橋にあるワールド・アンティーク・ブック・プラザなど、古書や写本を扱う専門店を訪れるのも良い方法です。また、カトリック系の教会や大学の図書館などでも、時折資料の公開や展示が行われることがあります。これらの機会を逃さず、本物の写本や古い印刷物に触れることで、カリグラフィーの歴史や魅力をより深く理解することができます。

イメージトレーニングをする

実際に書く前に、ペンを持って紙の上を軽くなでるように動かし、文字を書くイメージを思い描いてみましょう。YouTubeなどの動画を参考にしながら、ペンの動きや力加減をイメージすることで、実際に書く際のコツをつかむことができます。 例えば、ファンデーショナル体の練習動画を見ながら、ペンの動きをイメージしてみましょう。一定の力でペン先の向きを固定して書いていく様子を観察し、自分の手で同じような動きができるようにイメージトレーニングを行います。 また、カッパープレート体のような、力の入れ具合で線の太さを調整する書体の動画を見ることで、筆圧のコントロール方法についてもイメージをつかむことができます。

とにかく手を動かす

カリグラフィーの上達には、とにかく練習あるのみです。初心者のうちは、文字を書く前に基本的な線の引き方から始めましょう。縦線、横線、斜め線などを繰り返し練習することで、ペンの扱いに慣れていきます。 毎日10分程度でも構いません。短い時間でも継続して練習することが大切です。日記をつけるような感覚で、1日の終わりにカリグラフィーの練習をする時間を設けるのもおすすめです。 練習の際は、ペン先の角度を一定に保ち、まっすぐな線を引けるように心がけましょう。これが美しい文字を書くための基礎となります。また、30度、45度などの斜め線も練習することで、様々な書体に対応できる基礎力が身につきます。

良いテキストを入手する

独学で学ぶ際には、良質なテキストを参考にすることが重要です。テキストを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。 ・書体の背景(歴史や由来、使われ方)の解説があること ・文字の書き順が明記されていること ・文字のお手本が掲載されていること できれば、これらの情報が1冊にまとまっているものを選ぶと便利です。日本語の書籍では情報が限られている場合もあるので、英語やフランス語の教本も視野に入れると良いでしょう。 おすすめの書籍として、デビッド・ハリスの「The Art of Calligraphy」があります。この本は書体の解説と1文字ずつの書き順、書き方が丁寧に解説されており、初心者にも分かりやすい内容となっています。PDF版が無料でダウンロードできるので、ぜひ参考にしてみてください。

書きやすい書体から始める

初心者がカリグラフィーを始める際は、書きやすく読みやすい書体から練習を始めることをおすすめします。例えば、ユマニスティック体やファンデーショナル体などがあります。これらの書体は、文字のプロポーションが整っており、初心者でも美しく書けているかどうかを判断しやすいという特徴があります。 斜めに傾いた書体(イタリック体やカッパープレート体など)は、文字の縦棒を同じ角度に保つのが難しいため、初心者にはやや難易度が高いかもしれません。まずは基本的な書体をマスターしてから、徐々に難易度の高い書体に挑戦していくのが良いでしょう。 ユマニスティック体やファンデーショナル体は、現代の新聞で使われている書体の元にもなっており、使用できる場面も幅広いです。これらの書体は長く愛され続けてきた理由があり、初心者が学ぶ上でも理想的な選択肢と言えます。

綺麗に書けているかどうかの判断基準を押さえる

自分の書いた文字が美しく書けているかどうかを判断する際には、以下の2つのポイントに注目しましょう。 ・文字のプロポーション ・文字間のスペーシング 文字のプロポーションは、O、I、Lの3つの文字を基準にして判断します。これらの文字を正しく書けるようになれば、他の文字も美しく書けるようになります。 文字間のスペーシングは、目を細めて全体を見たときに、行の黒みが一定になっているかどうかで判断します。実際の文字同士の間隔は同じではありませんが、視覚的に等間隔に見えることが重要です。 文字間のスペーシングを調整する際は、隣り合う文字の組み合わせによって以下のように調整します。 ・直線を使った文字同士の組み合わせ → 少し広めに ・直線と曲線の文字の組み合わせ → 普通 ・曲線と曲線の文字の組み合わせ → 少し狭く また、O の文字の丸の中の空間(カウンター)を基準として、文字のスペーシングを決めます。カウンター幅が広い書体は文字同士の間隔も広く、カウンター幅が狭い書体は文字同士の間隔を狭くするのが基本です。

練習は時間を決めて行う

カリグラフィーの練習は、時間を決めて行うことをおすすめします。長時間集中して練習すると疲れてしまい、挫折の原因になることもあります。短い時間でも毎日継続して練習することが、上達の秘訣です。 例えば、準備と練習で30分と決めて、時間が来たら終わりにするなど、生活の一部として習慣化することが大切です。休日など時間に余裕がある日は、前日までに練習時間を決めておくと良いでしょう。 「今日はこの文章を書き上げよう!」というような達成目標を設定すると、うまく書けないことでストレスを感じたり、終わらないことで疲れてしまったりする可能性があります。代わりに、時間を決めて練習することで、負担にならずに継続できます。

1日ワークショップに参加する

独学で練習を重ねた後、さらなるステップアップを目指すなら、1日ワークショップに参加することをおすすめします。プロの指導を直接受けることで、自分では気づきにくい点を修正したり、新たな技術を学んだりすることができます。 ワークショップでは、特に以下の点をチェックしてもらうと良いでしょう。 ・書く時の姿勢 ・ペンの持ち方やペンの角度 ・書くスピード ・筆圧 これらは自分では判断しにくい点であり、プロのアドバイスを受けることで大きく上達する可能性があります。また、文字のプロポーションやスペーシングについても確認してもらうと良いでしょう。 スポーツと同じように、間違った動きを後から修正するのは労力がかかります。たとえ独学でも、正しい「型」を身につけることを意識することが大切です。

カリグラフィーの具体的な練習方法

では、具体的にどのように練習を進めていけば良いのでしょうか。以下に、基本的な練習の流れを紹介します。

準備

まず、必要な道具と練習用紙を用意します。カリグラフィーに必要な基本的な道具は以下の通りです。 ・ペン(ペンホルダーとニブ) ・インク ・練習用紙 ペンホルダーには、ストレートホルダーとオブリークホルダーの2種類があります。初心者の場合は、ストレートホルダーから始めるのがおすすめです。ニブ(ペン先)は、書きたい書体によって選びます。例えば、カッパープレート体には先の尖ったポインテッドペンを使用します。 インクは、ブラックインクから始めるのが一般的です。アメリカ製のヒギンズや、日本の万年筆用インクなどが人気です。 練習用紙は、ある程度の厚みがあり、インクがにじみにくいものを選びましょう。初心者の場合、レポート用紙などの身近な紙から始めても構いません。 道具は利き手側にまとめて置き、使いやすいように配置しましょう。練習用紙は横向きに使い、書きたい書体とペン先を決めたら、文字の高さ(Xハイト)を等間隔で鉛筆で線を引いておきます。

練習開始

文字を書く前に、イメージトレーニングとペンにインクをつけて、まっすぐ線を引く練習を少し行います。これにより、ペンの扱いに慣れることができます。 ニブの真ん中にある穴(ヴェント)までインクをつけます。ヴェントに溜まったインクで文字を書くことができます。書くポイントは、筆圧をかけると太い線、力を抜いて普通に書くと細い線が書けることです。こうした強弱の差がカリグラフィーの魅力の一つです。

文字を書く

文字の練習は、以下の順序で進めていきます。 アルファベット26文字を一通り練習する AからZまでの文字を含む単語を練習する(例:Apple、Bee、Cat、Duckなど) 3. パングラムと呼ばれる、アルファベット26文字全てを含む文章を練習する パングラムの例 The quick brown fox jumps over a lazy dog. Pack my box with five dozen liquor jugs. How quickly daft jumping zebras vex. これらの文章を練習することで、全てのアルファベットを効率よく練習できます。 練習の際は、まず鉛筆で下書きをして、真っすぐ書けるようにアンダーラインを引いてから書いてみましょう。その後、インクをつけて清書します。緊張するかもしれませんが、丁寧に書くことを心がけましょう。インクが乾いたら、鉛筆の跡を消しゴムできれいに消して完成です。

片付け

練習が終わったら、道具のお手入れを忘れずに行いましょう。特にペン先は、使用後にしっかりと石鹸と水で洗い、乾かしてから保管することが大切です。インクの汚れが残っていると、ペン先の劣化や次回使用時の色混ざりの原因になる可能性があります。 古い歯ブラシなどを使って、ペン先の汚れをしっかりと落とし、水分を拭き取って乾かした状態で保管しましょう。道具のお手入れを丁寧に行うことは、美しい文字を書くための大切な儀式と考えましょう。

カリグラフィーの難易度と費用相場

カリグラフィーを始める際に気になるのが、難易度と費用です。これらについて簡単に説明しましょう。

書体による難易度の違い

カリグラフィーの難易度は、書体によって大きく異なります。初心者がカリグラフィーを始める際には、まずは難易度の低いイタリック体などの書体を選ぶことが重要です。難しすぎる書体を選ぶと、なかなか上達しないため、練習するのが嫌になってしまう可能性があります。 まずは簡単な書体を選び、練習を重ねていくことで、書体をマスターできるだけでなく、ペンの扱い方などのカリグラフィーの基本を身につけることができます。徐々に難易度の高い書体に挑戦していくことで、着実にスキルアップしていくことができるでしょう。

費用相場

カリグラフィーを始めるときに必要な金額は、どのような方法でカリグラフィーを学ぶかによっても異なります。 独学の場合 最もリーズナブルに始められる方法です。自分で道具や参考書などを揃える必要がありますが、最も安いものを選ぶと約3000円程度からカリグラフィーを始めることができます。ただし、道具の選び方や練習方法を自分で調べる必要があるため、時間がかかることがデメリットです。 通信講座の場合 自分のペースで学べるうえ、プロの指導を受けられるメリットがあります。費用は講座によって異なりますが、数万円から十数万円程度が一般的です。道具や教材が含まれていることも多いので、初心者にとっては安心な選択肢と言えるでしょう。 スクールに通う場合 直接指導を受けられるため、早く上達したい人にはおすすめです。費用はスクールの規模やカリキュラムによって大きく異なり、数万円から数十万円程度までさまざまです。一緒に学ぶ仲間ができることも魅力の一つです。 初心者の場合、まずは独学で基本的な技術を身につけてから、通信講座やスクールで本格的に学ぶという段階的なアプローチも効果的です。自分の目標や予算に合わせて、最適な学習方法を選びましょう。

カリグラフィーの上達のコツ

カリグラフィーの技術を向上させるためには、以下のようなコツを意識しながら練習を重ねていくことが大切です。

文字と文字の間隔を均一にする

カリグラフィーでは、個々の文字の美しさだけでなく、文字と文字の間隔にも注意を払う必要があります。初心者の場合、文字を書くことに集中するあまり、文字間のスペーシングを忘れがちです。しかし、適切な文字間隔を保つことで、全体的な美しさが大きく向上します。 練習の際は、一つの文字を書き終えたら、次の文字との間隔にも意識を向けるようにしましょう。目を細めて全体を見たときに、文字の黒みが均一に見えるように調整していきます。

文字の角度をそろえる

カリグラフィーの大きな特徴の一つが、文字に美しい角度をつけることです。特に斜体の書体では、全ての文字が同じ角度に揃っていることが重要です。 初心者のうちは、見た目の感覚だけで角度を揃えようとすると、どうしても不揃いになってしまいがちです。そのため、最初は分度器などを使って、一つ一つの文字の角度を測りながら練習するとよいでしょう。繰り返し練習することで、次第に目で見ただけで角度を揃えられるようになっていきます。

大文字、小文字の大きさをそれぞれそろえる

文字の大きさも、カリグラフィーの美しさを左右する重要な要素です。特に大文字と小文字が混在する場合、それぞれの大きさを揃えることが大切です。大文字は大文字同士で、小文字は小文字同士で高さを揃えるように意識しましょう。 練習の際は、ガイドラインを引いて文字の高さを揃えるようにします。アッセンダーライン(最も高い位置)、ベースライン(小文字の下のライン)、ディッセンダーライン(最も下のライン)などを意識して、文字を配置していきます。

姿勢に気を付ける

カリグラフィーを書く際の姿勢も、美しい文字を書くうえで重要な要素です。長時間集中して文字を書いていると、どうしても姿勢が崩れがちです。しかし、悪い姿勢で書き続けていると、肩こりや首の痛みの原因になるだけでなく、文字の質にも悪影響を及ぼします。 背筋を伸ばし、肩の力を抜いた状態で書くことを心がけましょう。また、机と椅子の高さが適切かどうかも確認してください。必要に応じて、傾斜のついた板を使用するなどして、快適な姿勢で練習できる環境を整えることも大切です。

書いたものを定期的に見返す

カリグラフィーの上達には、自己分析も重要です。練習の際は、書いたものを定期的に見返し、どこに問題があるのかをチェックする習慣をつけましょう。書きっぱなしではなく、どこで失敗したのか、なぜ美しくならなかったのかなどの反省点を見つけ出し、次回の練習に活かすことが上達への近道です。 また、時間を置いて過去の作品を見返すことで、自分の成長を実感することもできます。これは練習を続けるモチベーションにもつながります。

カリグラフィーをより深く学びたい方は資格取得もおすすめ

カリグラフィーにより深く取り組みたい方には、資格取得という選択肢もあります。日本デザインプランナー協会(JDP)が認定するカリグラフィーデザイナー資格認定試験の受講もおすすめです。この資格を取得することで、カリグラフィーの歴史や専門知識、技術を体系的に学ぶことができ、プロとしての活動の幅も広がります。 カリグラフィーデザイナー資格は、カリグラフィーの歴史、必要な道具、練習方法や上達するためのコツ、カリグラフィー業界の知識やアート作品、専門用語の知識など、カリグラフィーに関する幅広い知識を有していることを証明する資格です。資格取得後は、カリグラフィーデザイナーとして活躍でき、自宅やカルチャースクールなどで講師活動を行うこともできます。 資格試験では、イタリック体、ゴシック体、アンシャル体、ローマ大文字体、ブックハンド小文字体、フラクチャー体、カッパープレート体、ラスティック体などの様々な書体や、カリグラフィーに関する用語の知識が問われます。これらを学ぶ過程で、カリグラフィーへの理解がさらに深まることでしょう。

初心者がそろえる3点セット

カリグラフィーの初心者は、どのような道具をそろえたらいいのでしょうか。最初のうちは、基本のセットをそろえれば十分でしょう。よりカリグラフィーの技術を深めたいと思ったら、少しずつ道具を足していくことをおすすめします。ここでは、カリグラフィーのために初心者がそろえるとよい3つの道具について紹介します。

ペン

カリグラフィーを始めるなら、ペンは必須の道具です。ペンはカリグラフィー専用のものを選びましょう。専用のものといっても、それほど高いものを選ぶ必要はありません。数百円で購入できるものを選び、少しずつ練習を重ねましょう。

インク

カリグラフィーのペンは、インクを使うタイプになっています。そのため、ペンの他にインクも用意しなければなりません。インクは黒を用意すればよいですが、いろいろな装飾をしたいのであれば、カラフルなインクを用意してもよいでしょう。

カリグラフィーを始めるためには、文字を書くための紙も必要です。紙は最初の練習のためであれば、それほどこだわって用意する必要はありません。書きやすい紙を選ぶようにしましょう。

カリグラフィーの練習ポイント

カリグラフィーの練習を始めるときは、どのようなポイントに気を付けたらいいのでしょうか。カリグラフィーは、美しく文字を書き上げることが大切です。そのため、しっかりとポイントを意識して練習をおこないましょう。ここでは、カリグラヴフィーの練習ポイントについて紹介します。

文字と文字の間隔を均一にする

カリグラフィーの文字を書くときは、文字と文字の感覚をそろえることが大切です。均一になるように意識するだけでも、文字全体のバランスがよく見えます。間隔を均一にするためには、定規を使って長さをそろえることも効果的です。

文字の角度をそろえる

カリグラフィーでは、文字のひとつひとつの角度も重要です。角度がバラバラだと美しい文字を描くことができません。角度がそろっているだけでも、見栄えの良いカリグラフィーに近付けることができます。

大文字と小文字の大きさをそろえる

カリグラフィーの文字を書くときは、大文字と小文字それぞれについて大きさをそろえることが大切です。たとえば、大文字の中で小文字よりも小さく書かれている文字があると、明らかに不自然に見えてしまいます。

初心者が注意したいこと

カリグラフィーを始める場合、初心者が注意したいこともあります。カリグラフィーは、独特の技術が必要なものなので、初心者にとっては難しく感じられる部分も少なくありません。ここでは、カリグラフィーにおいて初心者が注意したいことについて紹介します。これからカリグラフィーの勉強を始めるなら、ひとつひとつ意識するようにしてみてください。

線の引き方から練習を始める

カリグラフィーを始めるときは、いきなりアルファベットを書き始めてはいけません。まずは線をきれいに引くための練習をすることが大切です。たしかに、カリグラフィーといえばアルファベットというイメージが強いので、ついアルファベットから書き始めてしまう人もいます。しかし、基本を押さえていないと、カリグラフィーがなかなか上達しない可能性があるので気を付けてください。

姿勢に気を付ける

カリグラフィーを書くときは、姿勢にも気を付けましょう。集中して取り組んでいると、姿勢が悪くなってしまうこともあります。しかし、美しい文字を書くためには、美しい姿勢を保つことも重要です。そのためには、いすや机の高さも一度正しい位置にあるか確認してみるとよいでしょう。

書いたものを定期的に見返す

カリグラフィーの上達を目指すなら、自分が書いたものを定期的に見直すことも必要です。ただ書くだけで済ませていると、自分の書き方の癖にも気が付くことができません。ときどき自分の作品を振り返って反省するようにしてみてください。

しっかりと練習する

カリグラフィーの技術をきちんと身につけるためには、とにかくしっかりと練習することが大切です。なかには、よい道具をひととおりそろえるだけで満足してしまう人もいます。しかし、カリグラフィーはよい道具があるだけではうまく書くことはできません。本人の実力が重要です。実力を身につけるためには、コツコツと練習するしかないということをしっかり理解しておきましょう。

テキストと演習が別々になっている本を選ぶ

カリグラフィーの練習をするなら、本を買って練習することも多いです。しかし、その場合でもテキストと練習ドリルが一緒になっているものは避けたほうがよいです。なぜなら、カリグラフィーは、見本を見ながら練習するのが基本だからです。後から困ることがないよう、テキストを購入するときは使い勝手も考慮して選ぶようにしてください。

初心者におすすめの学び方は?

初心者がカリグラフィーについて学ぶ場合、どのような学習方法があるのでしょうか。初心者向けの学び方は、大きく分けて3つあります。ここでは、それぞれについて説明するので、自分に合った方法を選べるようにしましょう。

独学

初心者がカリグラフィーを学ぶ方法としては、独学があります。独学なら勉強のための費用も安いので、気軽に始めることができるでしょう。ただし、細かいコツや注意点が分からないこともあるので、少し大変かもしれません。とはいえ、完全に自分のペースで学習できるので、時間の調整が難しい人にはおすすめです。

通信講座

カリグラフィーの学び方としては、通信講座もあります。通信講座ならプロの指導を受けつつ、自宅でマイペースに学習することができます。そのため、効率的にポイントを把握することが可能です。

スクール

カリグラフィーを学ぶ場合、スクールに通うというのもひとつの方法です。スクールなら、カリグラフィーの技術を手取り足取り教えてくれるため、初心者でもつまずきにくいでしょう。よって、早く上達したいなら、スクールはとてもおすすめです。ただし、通学することになるので、時間に余裕がないと難しいかもしれません。

カリグラフィーのやり方を押さえて始めてみよう

カリグラフィーのやり方を押さえて始めてみよう

カリグラフィーは、やり方を押さえれば初心者でも技術を上達させることが可能です。大切なのは、正しい方法でコツコツ練習を続けることでしょう。そのためには、自分に合った方法で勉強を始めることが重要です。さまざまな勉強方法があるので、自分の性格やライフスタイルに合うものを選んでみてください。カリグラフィーは慣れないうちは難しいですが、慣れてくれば少しずつ技術の上達を自覚できるはずです。目に見えて上達が分かるのでとても楽しいですよ。カリグラフィーについての基本ややり方を押さえて準備を整えたら、練習を少しずつ始めていきましょう。

まとめ

カリグラフィーは、始めてみると思いのほか奥深く、魅力的な芸術だと感じる方も多いでしょう。最初は道具の扱いや基本的な線の引き方から始め、徐々に文字や単語、文章へと練習を進めていくことで、確実に上達していくはずです。焦らずに、自分のペースで楽しみながら練習を続けることが大切です。 カリグラフィーを通じて、新たな自己表現の世界を発見し、日常生活にも彩りを添えてみてはいかがでしょうか。美しい文字を書く喜びは、きっとあなたの生活に新たな楽しみをもたらしてくれるでしょう。

通信講座のSARAスクール編集部
心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。
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