刺繍糸の取り方は?基本的な使い方や選び方!
記事更新日:2024年9月30日刺繍糸は、刺繍や手芸に欠かせないアイテムです。
色や質感、太さによってさまざまな表現が可能で、作品の印象を大きく変えます。
初心者から上級者まで、正しい取り方や使い方を知ることで、より楽しくスムーズに刺繍を楽しめるでしょう。
刺繍糸を使って刺繍をするときは、刺繍に合わせて刺繍糸の本数を決めます。刺繍糸を束からとるには、どのような取り方をしたらいいのでしょうか。刺繍糸は絡まりやすいので、正しい取り方をしないと刺繍糸が絡まってしまうことがあります。せっかくの刺繍糸が絡まってしまっては、刺繍もきれいに出来ない恐れがあるので要注意です。
今回は、刺繍糸の基本の取り方や使い方について解説します。刺繍糸の扱い方に慣れていない人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
刺繍糸の取り方と使い方の基本
刺繍糸の取り方と使い方の基本は以下の通りです。 ・刺繍糸の種類と選び方 ・使い始めに必要な道具 ・刺繍糸のサイズと本数について こちらを順にご紹介します。
刺繍糸の種類と選び方
刺繍糸はさまざまな種類があり、選び方によって作品の印象が大きく変わります。 一般的な種類には、コットン、ポリエステル、ウール、シルクがあります。 コットン糸は扱いやすく、初心者に最適です。 一方、シルク糸は光沢があり、上品な仕上がりになるでしょう。 刺繍糸の取り方は、まず糸を適切な長さに切り、針に通し、糸の先端を少しだけほつれさせ、結び目を作ると抜けにくくなります。 使い方としては、基本的なステッチを練習し、徐々に複雑な技法に挑戦していくのが良いでしょう。 色や素材の組み合わせで、個性的な作品を楽しんでください。
使い始めに必要な道具
刺繍を始める際には、基本的な道具を揃えることが大切です。 まず、刺繍糸が必要です。 コットン糸は初心者におすすめで、扱いやすく豊富な色が揃っています。 次に、刺繍針です。 針の太さは糸の種類によって異なるため、糸に合った針を選びましょう。 さらに、刺繍枠も役立ちます。 布をしっかりと固定し、作業をしやすくします。 布地は、刺繍に適したキャンバスやリネンを選ぶと良いでしょう。 ハサミも必須で、糸を切る際に使います。 また、チャコペンや鉛筆でデザインを布に描くと、より正確に刺繍ができるでしょう。 これらの道具を揃えれば、刺繍の基本がスタートできます。
刺繍糸のサイズと本数について
刺繍糸のサイズや本数は、作品の仕上がりに大きく影響します。 一般的に、刺繍糸は太さや本数によって異なる種類があります。 コットン糸の場合、6本の細い糸が束になっており、必要に応じて本数を調整できるでしょう。 初心者には、1本または2本で始めると扱いやすいでしょう。 糸のサイズは、太さによって表現できるディテールや質感が変わります。 細い糸は細かい刺繍に適し、太い糸はボリューム感を出したい時に使い、サテンステッチなどの平らな刺繍には太い糸が向いています。 刺繍プロジェクトに応じて、本数やサイズを選ぶことが重要です。 全体のバランスを考え、色や質感の組み合わせを楽しむことで、より魅力的な作品を作り出せます。
刺繍糸の選び方
刺繍糸の選び方は以下の通りです。 ・人気のある刺繍糸のメーカー ・種類ごとの特徴と魅力 ・初心者におすすめの刺繍糸 こちらを順にご紹介しましう。
人気のある刺繍糸のメーカー
刺繍糸を選ぶ際は、用途やデザインに応じて色や素材を考慮することが重要です。 人気のある刺繍糸メーカーには、DMC、Anchor、Gutermannなどがあります。 これらのメーカーは、豊富なカラーバリエーションと高品質な糸を提供しており、初心者からプロまで幅広く支持されています。 DMCは特に、色数が多く、光沢のあるコットン糸が人気です。 Anchorも、カラフルな糸を取り揃え、発色が良いことで知られています。 Gutermannは、特にしなやかさと強度があり、刺繍だけでなく縫製にも適しています。 選ぶ際には、作品のテーマや使用する技法を考慮し、糸の質感や色合いを試してみることが大切です。
種類ごとの特徴と魅力
刺繍糸にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴と魅力があります。 ・コットン糸 最も一般的な糸で、扱いやすく、色数が豊富です。 肌触りが良く、洗濯にも強いため、日常使いのアイテムに最適です。 ・ポリエステル糸 強度があり、色褪せにくいのが特徴です。 光沢があり、滑らかな仕上がりになるため、特に装飾的な刺繍に向いています。 ・ウール糸 ふんわりとした質感が魅力で、温かみのある作品に仕上がります。 特に冬物のアイテムやファブリックにおすすめです。 ・シルク糸 高級感があり、光沢が美しいため、特別な作品や贈り物にぴったりです。 扱いは難しいですが、仕上がりは抜群です。 それぞれの糸の特性を理解し、作品に応じて選ぶことで、刺繍の楽しさと表現力が広がります。
初心者におすすめの刺繍糸
初心者におすすめの刺繍糸は、扱いやすさと手に入れやすさがポイントです。 以下の糸をぜひ試してみてください。 ・DMCコットン糸 6本撚りのコットン糸で、豊富な色数が魅力です。 柔らかく、刺繍の初心者でも扱いやすいので、基本のステッチを練習するのに最適です。 ・Anchorコットン糸 DMCと同様に人気があり、発色が良く、質感も抜群です。 初心者でも安心して使えるため、さまざまなプロジェクトに対応できます。 ・ポリエステル糸 強度があり、洗濯にも耐えるため、日常使いのアイテムにぴったりです。 光沢があり、滑らかな仕上がりが楽しめます。 ・刺繍キット 初心者向けの刺繍キットには、必要な糸や布、針が揃っているため、手軽に始められます。特に、図案付きのものを選ぶと、安心して取り組めるでしょう。 これらの糸を使って、楽しい刺繍の世界に飛び込んでみてください。
刺繍糸の解き方と絡まない方法
刺繍糸の解き方と絡まない方法は以下の通りです。 ・刺繍糸が絡まる理由 ・絡まりを防ぐ準備とコツ ・刺繍糸の解き方と注意点 こちらを順にご紹介します。
刺繍糸が絡まる理由
刺繍糸が絡まる理由はいくつかあります。 まず、糸の長さが長すぎると、作業中に動かす際に絡まりやすくなります。 また、糸を扱う際に無理に引っ張ったり、布にこすれたりすると、糸がねじれて絡む原因になるでしょう。 さらに、糸の質や素材によっても絡まりやすさが異なります。 特に、柔らかい糸はねじれやすい傾向があります。 絡まないための対策としては、まず糸の長さを30〜50センチ程度に切ることが効果的です。 また、糸を針に通す際に、少し引っ張りながら通すと、自然な状態を保てます。 作業中は、糸を軽く持ちながら、無理に引っ張らないように心掛けましょう。 最後に、使用後は糸をしっかりと整理しておくことで、次回の作業がスムーズになります。
絡まりを防ぐ準備とコツ
刺繍糸の絡まりを防ぐためには、事前の準備とちょっとしたコツが重要です。 ・適切な糸の長さ 糸は30〜50センチ程度にカットすると絡まりにくくなります。 長すぎると動かす際に絡まりやすくなるため、適度な長さを心掛けましょう。 ・糸の扱い方 糸を針に通す際は、先端を少しほつれてから通すと、スムーズに引き抜けます。 また、作業中は糸を軽く引っ張りながら、無理に引かないようにすることが大切です。 ・布の固定 刺繍枠を使って布をしっかり固定すると、糸の動きが安定し、絡まりにくくなります。 布が動くと糸も絡まりがちです。 ・使用後の整理 使用後は糸をきれいに巻き取り、絡まらないように保管します。 小さな糸巻きや袋に入れると、次回の作業がスムーズになります。 これらのポイントを実践することで、刺繍糸の絡まりを減らし、快適に刺繍を楽しむことができるでしょう。
刺繍糸の解き方と注意点
刺繍糸が絡まった場合の解き方には、いくつかのコツと注意点があります。 まず、絡まった部分を見つけたら、無理に引っ張らず、丁寧に糸をほぐすことが大切です。 指先で軽くつまんで、絡まりの原因となる部分をゆっくりと引き伸ばしながら解いていきましょう。 次に、解きにくい場合は、ピンセットや細い針を使って、絡まった部分を少しずつほぐすと良いでしょう。 この際、糸が傷まないように注意しながら作業を進めます。 また、解いた後は、糸の状態を確認し、ほつれや傷がないかチェックしましょう。 傷がある場合は、その部分をカットして使用することをおすすめします。 最後に、絡まるのを防ぐために、次回からは糸の長さを適切に保ち、作業中は丁寧に扱うことが重要です。
刺繍糸のやり方とテクニック
刺繍糸のやり方とテクニックは以下の通りです。 ・基本のステッチと刺し方 ・人気の技法とアレンジ ・刺繍糸でできるモチーフ こちらを順にご紹介します。
基本のステッチと刺し方
刺繍の基本的なステッチを覚えることで、さまざまなデザインに挑戦できます。 ここでは、初心者におすすめの基本ステッチとその刺し方を紹介します。 ・直線ステッチ 最もシンプルなステッチです。 針を布の裏から表に出し、次に布の表から裏に戻します。 これを繰り返して直線を作ります。 ・サテンステッチ 密なラインを作るためのステッチです。 まず、外周を直線ステッチで囲み、その中を針を上下に動かしながら埋めていきます。 均一に糸を配置することがポイントです。 ・バックステッチ 線を描くように刺すステッチ。 針を布の裏から出し、少し離れた位置に戻した後、前のステッチの終点に針を戻します。 これを繰り返すことで、連続した線が出来ます。 ・フレンチノット 小さな点を表現するためのステッチです。 針を布に刺した後、糸を数回巻きつけ、針を布に戻します。 最後に糸を引っ張ると、立体的なノットができます。 これらの基本ステッチをマスターすれば、さまざまな刺繍デザインに応用できます。
人気の技法とアレンジ
刺繍にはさまざまな技法があり、自分のスタイルに合わせたアレンジが楽しめます。 ここでは、人気の技法とそのアレンジ方法を紹介します。 ・フレンチノット 小さな点を作る技法で、花の中心や装飾に使われます。 糸を数回巻きつけてから刺すことで、立体感が出ます。 アレンジとして、色やサイズを変えると、より多様な表現が可能です。 ・サテンステッチ 面を埋める技法で、光沢感が魅力です。 基本的なサテンステッチに加え、色のグラデーションを作ることで、立体感や深みを持たせることができます。 ・チェーンステッチ 鎖のような形を作る技法で、デザインに動きを与えます。 アレンジとして、間隔を変えたり、色をランダムにすることで、独自のパターンを楽しめます。 ・刺しゅうビーズ 刺繍にビーズを加えることで、華やかさをアップできます。 ビーズを使った刺繍は、特にアクセサリーや衣類におすすめです。 これらの技法を組み合わせたりアレンジすることで、オリジナルの刺繍作品が生まれます。
刺繍糸でできるモチーフ
刺繍糸を使って作れるモチーフは多岐にわたり、初心者から上級者まで楽しめるものがたくさんあります。 ここでは、人気のモチーフをいくつか紹介します。 ・花 シンプルな花のモチーフは、刺繍初心者に最適です。 サテンステッチやフレンチノットを組み合わせることで、立体的で美しい花を作れます。 ・リーフ 葉っぱのデザインは、色やステッチのバリエーションが豊富です。 バックステッチやチェーンステッチで描くと、自然な感じが出ます。 ・動物 小さな動物のモチーフも人気です。 シンプルな形で、刺繍糸の色を変えることで、可愛らしい表現ができます。 特に、刺繍キットには動物モチーフが多く含まれています。 ・星や月 幾何学的な形のモチーフは、さまざまな技法で表現できます。 ビーズや金糸を加えると、キラキラとした華やかさが増します。 ・文字 自分の名前や好きな言葉を刺繍するのも楽しいです。 太さやフォントを工夫することで、個性的な作品が作れます。 これらのモチーフを使って、オリジナルの刺繍作品を楽しんでみてください。
刺繍糸の使い方とフロー
刺繍糸の使い方とフローは以下の通りです。 ・クロスステッチの基本ステップ ・刺繍キットの使い方 ・作品の仕上がりを左右するポイント こちらを順にご紹介します。
クロスステッチの基本ステップ
刺繍糸の使い方とフロー 刺繍糸は、刺繍の基本材料です。 まず、糸を選び、必要な長さにカットします。 一般的には約60cmが適切です。 次に、糸の端を軽くほぐし、針に通します。この際、糸を2本取りにすることが多いです。 クロスステッチの基本ステップは以下の通りです。 ・デザインの準備 刺繍布に刺繍図を写します。 ・糸の準備 選んだ糸を2本取りにして針に通します。 ・スタート 布の裏から針を刺し、表に出します。 ・クロスを作る 斜めに2つのステッチを行い、十字を作ります。 ・糸を進める 次のステッチに進む際は、隣のマスに移動します。 ・終了 最後は裏で糸を結び、余分な糸をカットします。 この流れで、初心者でも簡単にクロスステッチが楽しめます。
刺繍キットの使い方
刺繍糸の使い方とフロー 刺繍キットは、初心者でも簡単に楽しめる便利なアイテムです。 まず、キットに含まれる材料を確認します。一般的には、刺繍布、刺繍糸、針、説明書が含まれています。 ・材料の準備 刺繍布を平らにし、必要な糸の色を選びます。 ・糸のカット 糸を約60cmにカットし、2本取りにします。 ・針に通す 糸の端をほぐし、針に通します。 ・デザインの確認 説明書を参考に、刺繍する位置やデザインを確認します。 ・刺繍開始 布の裏から針を刺し、表に出します。 指定されたステッチ方法で刺繍を進 めます。 ・終了処理 刺繍が完成したら、裏で糸を結び、余分な糸をカットします。 これで、刺繍キットを使った作品が完成します。
作品の仕上がりを左右するポイント
刺繍糸の使い方とフローは、作品の仕上がりに大きく影響します。 まず、糸を選ぶ際は、色や太さを考慮し、デザインに合った糸を選ぶことで作品の雰囲気が決まります。 次に、糸の準備です。 必要な長さにカットし、先端をほつれないように処理します。 針に糸を通す際は、糸のしなやかさを活かすために、ゆっくりと通します。 刺繍のステッチは、基本的なものから始め、徐々に複雑な技法に挑戦しましょう。 仕上げには、裏面の処理も重要です。糸の端をしっかりと固定し、作品全体を整えます。 これらのポイントを押さえることで、満足のいく刺繍作品が完成します。
刺繍糸は何本取りすればいい?
刺繍糸で刺繍をおこなうときは、もともとの束から必要な本数の刺繍糸を引き抜いて使用します。具体的には、刺繍糸は何本取りすればいいのでしょうか。初めての刺繍となると、刺繍糸をとる本数を迷ってしまう人も少なくないでしょう。ここでは、刺繍糸は何本取りをするのがよいのかについて説明します。
バリエーション
そもそも刺繍糸は何本取りをするのが基本なのでしょうか。刺繍糸のとり方は、1本取りから6本取りまでバリエーションがあります。そのため、刺繍糸をとるときは、これらのバリエーションから選んでとることになります。どのとり方をするかは、作品によっても異なります。特にオリジナルの作品作りをするときは、それぞれの本数でどのような刺繍ができるのかについて把握しておく必要があります。そうすれば、刺繍に合った本数できれいな作品を完成させることができますよ。その点を理解しておくことがまずは大切だといえるでしょう。
基本のとり方
刺繍糸のとり方は、2~3本でとるのが一般的です。刺繍糸をとる本数に迷うときは、2~3本を目安にすれば間違いになることはないでしょう。もちろん、オリジナルの作品作りをするのであれば、好きな本数を選んでしまっても構いません。一般的な刺繍も2~3本の糸で刺されていることが多いです。2~3本で刺す刺繍を基本として、自分の中でもイメージをもてるようにしておきましょう。
指示があればそれに従う
刺繍糸のとり方は、刺繍本に指示があるケースもあります。その場合は、刺繍本の指示に沿った本数で刺繍糸をとるようにしましょう。刺繍本に記載があるなら、その本数が最もその作品をきれいに仕上げられる本数です。あえてアレンジするのもひとつの方法ではありますが、まずは指示通りの本数で作ってみるとよいでしょう。そうすれば、「この本数ならこれくらいの刺繍になる」ということを明確に意識できるようになります。
本数は作品の印象に影響する
そもそも刺繍糸の本数は、それほど重要なものなのかと疑問に思っている人もいるかもしれません。刺繍糸の本数は、どれほどの影響を作品に与えるのでしょうか。刺繍糸をとった本数は、作品の印象に大きな影響を与えます。たとえば、少ない本数で刺繍をすれば、作品は繊細な印象に仕上がるでしょう。その反対に、本数が多ければ密度が濃くてしっかりとした印象の作品になるはずです。刺繍の図柄ももちろん重要ですが、そのイメージは刺繍糸の本数によっても大きく変化することがあると理解しておきましょう。
汎用性が高い糸は?
そもそも刺繍糸は、どの糸を使うのがいいのでしょうか。刺繍糸は25番が最も一般的であり、汎用性も高いです。25番は6本で1束になっているので、好きなとり方で調整することができます。刺繍糸の選び方にも迷う場合は25番の糸を選んでおけば困ることはないでしょう。特に作る作品を決めていないときに素敵な糸を見つけた場合も、ひとまず25番を選ぶようにするといいです。25番なら必ず取り扱いがあるはずなので、入手しやすいです。
刺繍糸のとり方とコツ
刺繍糸をとるときは、どのようにするとスムーズにできるのでしょうか。刺繍糸は細くて絡みやすいので、上手にとるのはなかなか難しいですよね。刺繍糸をとるときはどうしたらいいのかについて、ここではコツを紹介します。刺繍糸のとり方に悩んだときはぜひ参考にしてみてください。
そっと糸を抜く
束の状態から刺繍糸を抜くときは、そっと糸を引き抜くようにしましょう。このとき、端から抜くのではなく折って山になったところから引き抜くようにすると絡まりにくいです。力を入れ過ぎても絡まる原因になるので、優しくゆっくりと引き抜くことを意識してください。
40~50cn程度でカットする
刺繍糸を引き抜くときは、刺繍糸を短めにカットしておくことも大切です。あまり長い状態のままだと、絡まってしまう原因となるので気を付けましょう。具体的には、40~50cm程度でカットするのが目安です。これくらいの長さなら、刺繍を始めた後もちょうどよく使用することができるでしょう。
必要な本数を1本ずつ引き抜く
刺繍糸の束から数本の糸を引き抜きたい場合でも、基本的には1本ずつ引き抜いたほうがいいです。糸をカットしたうえで、1本ずつ引き抜いていく必要があります。一気に複数の糸を引き抜いてしまうと、糸が絡まる可能性があるので注意が必要となります。必要な本数を引き抜いたら、糸を綺麗にそろえて整えましょう。なお、6本取りをする場合でも、糸は束のまま使うのではなく、1本ずつ引き抜いてきれいにそろえてから使用したほうがいいです。ちょっとしたひと手間をかけることにより、刺繍もよりきれいに完成させやすくなります。
作品に始める前にやっておきたいこと
刺繍糸をとった後は、作品作りを始める前にやっておきたいことがあります。それは、刺繍糸を使ったサンプル作りです。一度サンプルを作ってみることにより、どの本数でどのような作品を作ることができるのかという目安をつかむことができます。糸がよく見えるようなシンプルな布を用意し、簡単なステッチをしてみましょう。少しステッチすれば雰囲気がつかめるので、それほどの手間はかかりません。このようにして把握しておくことにより、より刺繍糸を美しく見せることができるようになります。
刺繍糸の取り方や使い方を理解して刺繍をしよう
刺繍糸を使うときは、取り方や使い方について理解しておく必要があります。刺繍糸は購入してそのまま使えるとは限りません。刺繍の作品の出来上がりのイメージに合わせて本数を決める必要があります。刺繍糸の本数によっては、同じ図案を使っても異なる印象になるので注意が必要です。図柄によって適した糸の本数は異なるため、しっかりとそれぞれの違いを理解しておかなければなりません。実際にそれぞれの本数を使って刺繍をしてみれば、その差は歴然です。そのため、一度試してみると、刺繍糸を選んだり、糸をとったりするときの参考になります。
刺繍糸にはさまざまな色の種類がありますが、番手によって本数も異なります。何も知らないまま刺繍糸を購入するとなると、本数までに気が回らないかもしれませんね。しかし、刺繍する際に刺繍糸を扱うときは本数もとても重要だといえます。刺繍糸の色をももちろん大切ですが、本数も意識することでより素敵な作品作りができるようになるでしょう。刺繍糸はメーカーによって質感や肌触りも異なります。そのため、いろいろなメーカーの刺繍糸を比べて好みのものを見つけてみるとよいのではないでしょうか。刺繍糸の取り方や使い方をマスターしてより素敵な刺繍ができるようにステップアップしていきましょう。
まとめ
刺繍糸を選ぶ際は、用途やデザインに応じて色や素材を考慮しましょう。 基本的には、糸の太さや質感が作品に影響を与えます。 取り方としては、まず糸を適切な長さに切り、針に通します。 結び目を作ることで、糸が抜けにくくなるでしょう。 刺繍を始める際は、基本的なステッチを練習し、徐々に技術を向上させていくと良いでしょう。 初心者は、コットンやポリエステルの糸を選ぶと扱いやすくおすすめです。 これらを意識して、楽しい刺繍の世界を広げていきましょう。
- 通信講座のSARAスクール編集部
-
心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。