ファッションセンスが磨かれる!刺繍の資格で充実の趣味を
しかし、細かい作業の発生する刺繍は何となく難しそうと、尻込みしている人もいるのではないでしょうか。ここでは、刺繍の魅力や刺繍のスキルが身に付く資格についてご紹介します。
刺繍とは?
刺繍とは、針と糸を用いて布地に平面や立体の装飾を施す手芸のことです。針と糸で作られた刺繍が一般的ですが、ビーズやスパンコールなどを用いて装飾するのも刺繍に含まれます。
刺繍の起源
刺繍の歴史は古く、古代エジプト時代のピラミッドからもビーズの刺繍布が発掘されています。古代オリエント時代に最も盛んとなり、バビロニア人によって刺繍の型が完成されたとされています。そして、古代ギリシャや古代ローマ時代、ヘレニズム文化、東ローマ帝国時代へと引き継がれていったといわれているのです。
さらに、17世紀になると、フランスの宮廷を中心に衣服やカーテンなどに豪華な刺繍が施されるようになりました。上流階級のものであった刺繍も、近世には庶民の手芸として楽しまれるようになり、民族衣装にも盛んに取り入れられるようになったのです。
刺繍の種類は世界でいろいろ
刺繍の文化は世界中に広まっており、ヨーロッパからアジアまで多くの人々に親しまれています。ハンガリーの「カロチャ刺繍」やノルウェーの「ハーダンガー刺繍」、フランスの「オートクチュール刺繍」、タイの「ヤオ刺繍」、日本の「日本刺繍」など、国や土地の文化を豊かに表現する刺繍が世界各地に存在します。
刺繍は刺し方で表現を変えられる
刺繍は、刺し方によってさまざまな表情を見せます。まっすぐに縫うストレートステッチを基本に、線を刺繍するときに用いるランニングステッチ、ボリューム感を持たせるためのフレンチノットステッチなど、表現に合わせた多様な刺し方が存在します。
刺繍に必要な道具は?
刺繍をする際に必要となる道具は以下のとおりです。
- 刺繍針
- 布
- はさみ
- 刺繍糸
- 刺繍枠
- チャコペン
- チャコペーパー
特に針は、通常の縫い針では刺繍がしにくいため、専用の刺繍針が必要です。
刺繍でどんな作品ができる?
針、糸、布と、最小限の道具で、自由な表現ができる刺繍。では、刺繍が上達すると、どのような作品を生み出すことができるのでしょうか。
アクセサリー
刺繍で、ピアスやブローチ、ボタン、ヘアゴムなどのアクセサリーを作ることができます。コロンと小さくかわいらしいアクセサリーは、初心者にも作りやすくおすすめです。
つけ襟
カットソーやカーディガンに合わせてコーディネートするとおしゃれなつけ襟。このつけ襟にワンポイントとしてオリジナルの刺繍を加えると、さらにセンスが上がります。スパンコールやビーズも活用すると、きらりと光る個性的なつけ襟になるでしょう。
ハンカチ
刺繍小物の定番のハンカチも、初心者におすすめです。自分だけのオリジナルの模様をステッチしたり、愛するペットの顔をステッチしたりして、世界にひとつだけのハンカチを作ることができます。
アート作品
刺繍の技術を用いてアート作品を作り上げることもできます。広大な布地をキャンバスに見立てて、創造力豊かに針と糸でアートを表現してみましょう。
刺繍の魅力とは?
愛らしい見た目にほっこりする刺繍ですが、刺繍の魅力にはどのようなものがあるのでしょうか。
さまざまな作品が作れる
刺繍は同じ図柄であっても、糸の素材や色を変えたり、ステッチを使い分けたりすることで、まったく異なる作品に仕上がります。自由な発想を活かしてさまざまな刺繍を作り、その作品を日頃のアイテムに取り入れるとおしゃれ度がアップします。
刺繍に没頭して一人の時間を楽しめる
刺繍は、一人で黙々と作品に向かい合うもの。仕事や育児などで疲れているときでも、刺繍に没頭して一人の時間を楽しみ、リフレッシュすることができます。ワンポイント刺繍なら手軽に短時間ででき、大型の作品であれば時間をかけながら作り上げられるので、自分のスキルや気分に合わせて作り分けられるのも魅力です。
脳が活性化する
デザインのアイディアを考えて、細かく糸を刺していく刺繍は、脳の活性化につながるとされています。視神経や思考力に刺激を与えながら、繊細に手先を動かすため、脳を活性化するための要素が盛りだくさんです。
オリジナル作品が家族や友人に喜ばれる
自分で作った刺繍は世界にひとつだけの作品になります。真心込めて作ったオリジナル作品を家族や友人にプレゼントすると、喜ばれることは間違いありません。
丁寧に学べる!SARAの刺繍資格講座
刺繍は独学でも学べますが、ゼロからやり方を一人で学ぶのは難しいものです。SARAの刺繍資格講座は、刺繍の基礎知識やさまざまな刺し方など、初心者からプロのレベルまでしっかり学べます。
1日30分の勉強を半年間続けるだけでカリキュラムを修了できるため、仕事や育児で忙しい方でも続けやすいのがメリットです。プラチナコースの講座修了後には、日本生活環境支援協会(JLESA)主催の「刺繍アドバイザー」、日本インストラクター技術協会(JIA)主催の「刺繍デザイナー」の2資格を取得できます。
刺繍のスキルを磨いて生活を豊かに
かわいらしい作品を作り上げられる刺繍は、趣味としても人気が高いものです。スキルを磨けば趣味の範囲だけでなく、カルチャースクールの講師など、仕事につなげることもできるでしょう。
刺繍を始めてみたいという方は、体系的な知識と技術が学べるSARAの刺繍資格講座をチェックしてみてくださいね。