宝石の資格で趣味や仕事の幅が広がる！

宝石とは？

ダイヤモンドやルビーなど、世の中にはさまざまな宝石が存在します。宝石は希少性が高く美しい天然鉱物で、鉱物の硬さの尺度である「モース硬度」が7以上の物と定義されています。

宝石の種類

宝石は、製造方法や状態によって、下記のように分類されています。

・天然宝石
研磨やカットを除いて、人為的な操作がなされていない宝石を天然宝石といいます。
・処理宝石
天然宝石に人工処理（トリートメント）を施した宝石を処理宝石といいます。
・人工宝石
人工宝石とは、天然宝石と化学成分や物理的な特性、内部構造などを一致させて科学的に生み出された宝石のことをいいます。
・人造宝石
天然宝石とは異なる物質で作り出した宝石を人造宝石といいます。
・模造宝石
ガラスやプラスチック、陶器などを使用して、天然宝石を模して作り出した宝石を、模造宝石といいます。

取引上の呼び方

宝石を取引する際は、「貴石」と「半貴石」という呼び方が用いられます。
貴石とは、一般的にダイヤモンド、ルビー、サファイヤ、エメラルドの四大宝石のことを指し、硬度や希少性、外観の美しさが極めて優れている宝石のことをいいます。
半貴石は、貴石以外のすべての宝石が分類されます。

宝石の購入で必要になるもの

宝石を購入する際には、「鑑別書」や「鑑定書」といった書類が渡されます。鑑別書とは、宝石の科学データや加工履歴が記載された書類で、鑑定書はダイヤモンドの重量や品質などが記載されたものです。
これらの書類がなければ本物の宝石と証明することができないため、必ず受け取り、保管しておくようにしましょう。

宝石の魅力とは？

美しい輝きを放つ宝石の魅力は、どのような点にあるのでしょうか。

変わらない美しさ

宝石のいつまでも変わらない美しさと輝きは、多くの人々の心を魅了します。丁寧に磨き上げることによって光り輝く宝石は、いつの世でも人の心を惑わせる存在です。

お守りとして身に付ける人も

暗闇や動物の襲撃、死の恐怖から身を守るために、美しい石を身に付けたのがジュエリーの始まりともいわれています。
ジュエリーの原点を大切にし、今でもお守りとして身に付ける人は多くいます。宝石にはそれぞれ石に込められた意味の石言葉が定められているため、それらになぞらえて身に付けて楽しむこともできます。

自分を輝かせてくれる

いつだって美しく輝いていたいという人にとって、宝石はその輝きを何倍にも強化してくれる存在です。自分で努力して手に入れた宝石や、愛する人から贈られた宝石であれば、揺るぎない自信を輝きに変えることができるでしょう。

愛の証として贈り物にも喜ばれる

結婚指輪や婚約指輪など、古代ローマより、愛する人に宝石を贈る習慣があったといわれています。変わらない美しさを保つ宝石に、人は永遠の愛を見いだしてきたのかもしれません。
愛する人への贈り物としてはもちろんのこと、永遠の絆で結ばれた家族への贈り物としても喜ばれます。

宝石の資格が活かせるフィールドとは？

宝石に関する資格を取得すると、以下のようなフィールドで活躍することができます。

宝石鑑定アドバイザーになる

「宝石鑑定アドバイザー」の資格を取得することで、宝石の見分け方、産出国、価値などの基礎知識を有していることを証明できます。宝石鑑定アドバイザーは、自身の宝石選びにも活かしたり、カルチャースクールの講師などとして活躍したりすることができます。

鉱石セラピストとして活躍

宝石の歴史、種類、色、加工方法などの幅広い知識を有していることを証明できる「鉱石セラピスト」の資格を取得することで、専門の講師として活動することも可能です。

ジュエリーデザイナーとして独立する

宝石に関する専門知識を活かして、ジュエリーデザイナーを目指すのも夢ではありません。宝石の特徴や価値を踏まえた上で、美しいアクセサリーをデザインすることができます。

おしゃれのセンスが磨ける

宝石に詳しくなることで、おしゃれのセンスを磨くことができます。宝石を購入する際に目利きができるようになりますし、ファッションに適したジュエリーを選ぶ力が養われます。