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魚資格とは?資格の内容や難易度、役立つ仕事や場面について

魚好きの方ならば、一度は魚のさばき方や調理法、鮮魚の見分け方などを知りたいと思ったことがあるでしょう。

しかし、魚の調理には和食は初心者にとっては決して簡単ではありません。
魚の種類を見分けるのも難しいと感じる方が多いのではないでしょうか?

そこで役立つのが魚資格です。

魚資格を取得する過程で魚に関する多くの知識が身につくので、家庭の食卓はもちろん、釣り好きの方や魚に関係する仕事で大いに役立つでしょう。

本記事ではおすすめの魚資格や取得に向けた勉強方法、魚資格と合わせて取得したい資格などについてわかりやすく記載していますので、興味のある方は参考にしてください。

魚資格はどんな資格?

魚資格とは、状態のよい魚の見分け方・魚の調理法・魚のレシピ・魚に含まれる栄養などについて専門的な知識を有していることを対外的に証明するものです。
この章では、魚資格取得の概要をご紹介します。

魚資格を取得するメリット

魚資格を習得する過程で、料理の基礎知識や技術、魚に関する知識が身につくため、家庭の食卓はもちろんのこと、釣りや魚料理を提供する飲食店で活躍できるでしょう。
例えばスーパーや魚屋に買い物に行った際、現在旬の魚が何で、状態のよい魚はどれか、どのように料理すべきかすぐに見当つけられます。
釣り好きであれば、釣った魚をその場でさばいたり、すぐに調理したりすることも難しくなくなります。
飲食店で働きたい場合は、魚の調理法やレシピに詳しい証明となるため、採用率に影響するでしょう。

魚資格の難易度

全般的に、魚資格の難易度はそれほど高くありません。
魚に含まれる栄養素や魚の特徴、魚料理に関する知識が問われるため、継続的な学習は必要ですが、料理や釣りが好きな方であれば、楽しみながら知識を習得できるでしょう。
料理・調理に関しても専門スキルを必要とする訳でもありません。
具体的なレベル感や試験の資格取得までに要する時間は個々の資格によって異なるためひとくくりにはできませんが、魚に関連する仕事をする方だけでなく、趣味として楽しみたい方も取得を狙えます。

魚資格が活かせる場所・仕事

この章では、魚資格を活かせる場所や仕事について紹介します。
具体的に目標やイメージを明確化することで、資格取得のイメージを具体化できます。

日常の料理の献立に活かせる

魚資格を取得すれば、魚のさばき方・調理法・知識を毎日の献立に活かせます。
調理済の魚を購入するのではなく、鮮魚を購入して調理できれば、おいしさと食費の節約との両立にもつながります。
また、釣った魚をおいしく料理するのは、釣りの醍醐味の一つです。
したがって、魚資格を取得することで、普段の料理をワンランク上に引き上げられます。

飲食店で魚料理を提供する

魚料理の多い飲食店で働きたい場合や、働き始めたばかりの方にとって、魚資格の知識や技術は大きな助けとなるでしょう。
調理技術を発揮したり、同僚にアドバイスしたりすることで、顧客や同僚からの信頼獲得にもつながります。
資格を取得する過程で新しいレシピを考案する力も身につくため、持っておいて損はありません。

料理教室の講師

体系的に魚に関する知識を習得することで、生徒に教えるべき知識や技術を漏れることなく習得できます。
また、原理や基本を理解することで、生徒からの質問にもわかりやすく的確に回答できます。
生徒を集める際には、魚資格を取得していることを記載して生徒からの興味を惹くことも可能です。
すでに独学で講師をしている方も、魚資格を持つことで知識の偏りを解消できます。

鮮魚店

鮮魚店で働いている場合、すでに魚の目利きをすることはできるでしょうが、魚資格を持つことで料理法やオリジナルのレシピがすぐに思いつくようになれば、顧客にアドバイスすることもたやすくなります。
個人営業の魚屋だけでなく、スーパーやデパートの鮮魚コーナーなども活躍できるため、活かせる仕事がたくさんあります。

おすすめの魚資格

この章では、おすすめの魚資格を4つご紹介します。
一口に魚資格といっても様々なものがありますので、自分にとって必要なものを吟味しましょう。

シーフードソムリエ

実施 JSFCA(日本安全食料料理協会)
受験資格 なし
試験内容 魚の栄養素・白身魚と赤身魚の特徴・魚介類を使った料理技術
受験料 10,000円(税込)
試験日 年に6回(2月、4月、6月、8月、10月、12月の中旬)
受験会場 なし
※在宅受験を行い、期日までに解答用紙を提出する
合格基準 70%以上
合否の発表 試験から1〜2ヶ月後
資格名称 シーフードソムリエ

シーフードソムリエの資格は、普段料理に使われているようなシーフード食材の知識と料理法に加え、自分でオリジナルのレシピを考えられる人物を認定する資格です。
和食だけでなく、イタリア料理など日本人に身近な調理法はすべて含まれます。
資格取得に向けて学んでいく過程で、魚の基本的な扱い方や調理法を知ることができるので、ご家庭や料理教室、料理店など様々な場面で活躍できるでしょう。
オリジナルレシピを考案することは難しく感じるかもしれませんが、魚料理に関する知識や料理法を学んだ後であれば、魚を食材として活かす方法が自然と思いつくようになります。
合格後は、合格認定証や認定証カードを各5,500円支払うことで発行してもらえます。
家やお店に飾るなら合格認定証、持ち歩きたい場合は認定証カードがよいでしょう。

魚料理アドバイザー

実施 JIA(日本インストラクター協会)
受験資格 なし
試験内容 日本の魚食文化・魚食の歴史・新鮮な魚の見分け方・魚の調理法・旬な魚の見分け方
受験料 10,000円(税込)
試験日 年に6回(2月、4月、6月、8月、10月、12月の中旬)
受験会場 なし
※在宅受験を行い、期日までに解答用紙を提出する
合格基準 70%以上
合否の発表 試験から1〜2ヶ月後

魚料理アドバイザー資格では、魚料理をアドバイスできる立場となるべく日本国内の魚食の歴史や広範囲にわたる知識が問われます。。
シーフードソムリエと比べると、料理法だけでなく魚料理の歴史や魚自体の知識も問われる点、和食に重きをおいている点が大きな違いです。
和食の中で魚料理を活かしたい方、和食屋で働きたい方や魚を中心とした和食の料理教室を開きたい方におすすめです。
こちらも合格後は、合格認定証や認定証カードを各5,500円支払うことで発行してもらえます。

魚がしコンシェルジュ

実施 東京築地目利き協会
受験資格 なし
試験内容 ・筆記試験
・実技試験
※3日に渡る体験企画や講座に出席する必要あり
受験料 講座や企画、受験料を含めて39,800円(税込)
※定員は30名
試験日 不定期
※実施日はウェブサイトにて発表
受験会場 東京都の豊洲市場
合格基準 非公開
合否の発表 試験から約10日後

魚がしコンシェルジュの資格は、講座開始から試験にいたるまでの3日間がセットになっています。
魚がしコンシェルジュの資格は、東京都の豊洲市場で講師である仲卸から市場での購入方法や、座学で市場の歴史やそれぞれの食材の知識を学んだ後、筆記試験と実技試験が実施されます。
仲卸と接点ができること、協会と提携しているレストランで食事ができること、コンシェルジュのネットワークを活かしてワークショップや商品開発プロジェクトに参加できることなども含まれています。
魚好きで趣味に活かしたい方、魚に関わる事業に活かしたい方におすすめです。

日本さかな検定

実施 日本さかな検定協会
受験資格 なし
試験内容 1級から3級まであり、それぞれ試験内容が違う
受験料 受験料は受ける級によって違う
3級  5,200円(税込)
2級  6,300円(税込)
1級  8,200円(税込)
試験日 試験日は年に1回ほど
受験会場 なし
※オンラインで受験を受ける
合格基準 合格基準は受ける級によって違う。
3級:全100問中60問以上の正答者は合格
2級:全100問中70問以上の正答者は合格
1級:全100問中80問以上の正答者は合格
準1級認定:1級試験にて70問より79問までの正答者を認定
合否の発表 試験から約1ヶ月後

日本魚検定では1級から3級まで用意されており、級が上がるほど問われる知識が専門的になります。
全体的に魚と魚食文化について問われる形となり、調理法やさばき方などの実技試験はありません。
そのため、魚に関する知識を追求したい方におすすめです。

魚資格とあわせて取得したい資格

この章では、魚資格と合わせて取得したい資格をご紹介します。
魚料理を極めたい方におすすめです。

和食ソムリエ

実施 JSFCA(日本安全食料料理協会)が実施
受験資格 なし
試験内容 魚のさばき方・会席料理・伝統的な料理の味わい方など
受験料 10,000円(税込)
試験日 年に6回(2月、4月、6月、8月、10月、12月の中旬)
受験会場 なし
※在宅受験を行い、期日までに解答用紙を提出する
合格基準 70%以上
合否の発表 試験から1〜2ヶ月後

基本的な和食の知識、技能、技術が必要なので、魚資格と合わせることで和食としての魚料理の知識やオリジナルレシピを考える力、魚料理を生かした献立が得意となるでしょう。

日本料理ソムリエ

実施 JIA(日本インストラクター協会)
受験資格 なし
試験内容 だしについての知識・魚料理や寿司の食べ方と作り方・和食に合う食材など
受験料 10,000円(税込)
試験日 年に6回(2月、4月、6月、8月、10月、12月の中旬)
受験会場 なし
※在宅受験を行い、期日までに解答用紙を提出する
合格基準 70%以上
合否の発表 試験から1〜2ヶ月後

日本料理ソムリエは、日本料理に欠かせない出汁や調味料の知識、調理法の知識、調理具の知識や代表的な食材や料理について問われます。
魚資格と合わせることで、より洗練された魚料理や魚料理を中心とした献立が得意となるでしょう。

魚資格を習得する方法

魚資格を習得する方法を3つほど紹介します。
どの方法が自分に適しているか、費用も踏まえて選ぶとよいでしょう。

独学で学ぶ

独学で学ぶ場合、専門書籍やインターネットの情報などを使って学ぶことになるでしょう。
最も手軽に始められる方法ですが、魚資格は試験範囲が広いために試験対策が難しく多くの時間が必要になります。
すでにある程度の知識を持ち合わせている方でないと合格は難しいでしょう。

料理店などで働く

魚料理を提供する料理店で働けば、魚のさばき方や調理法、保存方法などは自然と身につきます。
ただし、働くお店にとって身につけられる技術に偏りができるでしょうし、魚の栄養素や魚食の歴史などは学びにくいでしょう。
そのため、結局は独学で足りない部分を学ぶか通信講座を受ける必要がでてきます。

料理店などで働く

通信講座を使えば最も効率よく学ぶことができます。
シーフードソムリエと魚料理アドバイザーは、学ぶのに充実した講座があり、コースによっては修了すれば試験を受けることなく資格を取得できるものもあります。
必ず習得できる方法が用意されているので、合否の心配をせず自分のペースで学ぶことができるでしょう。

魚資格取得におすすめの通信講座

魚資格を取得するのにおすすめの通信講座をご紹介します。
どちらも修了するだけで、シーフードソムリエと魚料理アドバイザーの資格を両方とも取得するコースが用意されています。

SARAスクール

SARAスクールでは最短2ヶ月で、シーフードソムリエと魚料理アドバイザーの資格を取得できます。

魚資格 基本コース

目指す資格:シーフードソムリエと魚料理アドバイザー
費用:59,800円
期間:6ヶ月(最短2ヶ月)
基本コースは初期費用を抑えたい方に向いています。
シーフードソムリエと魚料理アドバイザーの試験対策を両方できるので、どちらかを受ける方だけでなくどちらも取得したい方にも向いています。
実際の試験に関しては自ら申し込みする必要があり、どちらも試験費用として別途10,000円かかる点には注意してください。
勉強期間は最短で2ヶ月、ゆっくり学べば6ヶ月となっており、どちらの資格も偶数月に試験が行われています。

魚資格 プラチナコース

目指す資格:シーフードソムリエと魚料理アドバイザー
費用:79,800円
期間:6ヶ月(最短2ヶ月)
講座を受講し卒業試験をクリアするとシーフードソムリエと魚料理アドバイザーの両資格を取得できます。

諒設計アーキテクトラーニング

諒設計アーキテクトラーニングも最短2ヶ月で、シーフードソムリエと魚料理アドバイザーの資格を取得できます。

シーフードソムリエW資格取得講座 基本講座

目指す資格:シーフードソムリエと魚料理アドバイザー
費用:59,800円
期間:6ヶ月(最短2ヶ月)
諒設計アーキテクトラーニングの魚資格講座もSARAスクールと費用や取得できる資格は変わりません。
こちらもシーフードソムリエと魚料理アドバイザーの試験対策を両方できるのでお得です。
試験に関しては自ら申し込みする必要があり、どちらも試験費用として別途10,000円かかります。
分割払いが用意されており、3,300円×20回(初回4,276円)となっていますが、総額で66,976円と一括払いより高くなるので注意してください。

シーフードソムリエW資格取得講座 スペシャル講座

目指す資格:シーフードソムリエと魚料理アドバイザー
費用:79,800円
期間:6ヶ月(最短2ヶ月)
諒設計アーキテクトラーニングのスペシャル講座もSARAスクールのプラチナコースと同じで、講座を受講し卒業試験をクリアするとシーフードソムリエと魚料理アドバイザーの両資格を取得できます。
こちらも分割払いが用意されており、分割 3,800円×24回(初回3,891円)となっていますが、総額で91,291円と一括払いより高くなるので注意してください。

まとめ

魚料理を取得することで、主に和食のレパートリーを広げることが可能です。
普段の生活で献立のレパートリーが増えるのはもちろんですが、仕事にも魚資格を通じて取得した知識を活かすことが可能です。
具体的には魚の仕入れの際の選び方・保存の仕方・栄養素をふまえたメニューの提案・さばき方など、魚に関して習得できる内容は多岐にわたります。
魚料理は、近年日本だけでなく海外からも注目されています。
魚に関係する仕事だけでなく、食卓や釣り好きにとっても活かしやすい資格なので、興味のある方はぜひとも学んでみてください。
通信講座に興味がある方は、まずは無料の資料請求から始めるとよいでしょう。

通信講座のSARAスクール編集部
心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。
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