小惑星が教えるホロスコープの深層|運命を左右するポイントを解説
記事更新日:2024年8月8日ホロスコープを深く理解するには、小惑星の力に注目する必要があります。
小さな天体は、私たちの性格や人生経路に重要な影響を与えていると考えられていますよ。
ホロスコープに小惑星を加えることで、生まれながらの特性や可能性、人生の重要な節目などがより詳細に明らかになります。
小惑星のエネルギーは、自分の本質的な部分に働きかけ、自己理解を深める手助けをしてくれます。
ホロスコープを読み解くと、天体の様子からさまざまな運勢を読み解くことが可能です。ホロスコープの基本となるのは太陽や12の星座ですが、小惑星もまた重要な要素となっています。ホロスコープをしっかりと活用したいのであれば、小惑星についてもひととおり理解しておいたほうがいいでしょう。
ホロスコープにおける小惑星とは、具体的にどういったものなのでしょうか。今回は、4代小惑星とよばれる代表的なものを中心に詳しく紹介をおこないます。しっかりと理解して、ホロスコープでの星占いに役立てましょう。
目次
ホロスコープ 小惑星
ホロスコープ小惑星について詳しく解説していきます。 ● ホロスコープと小惑星の関係について ● 小惑星の意味とは 順番にご紹介しますね。
ホロスコープと小惑星の関係について
小惑星は、通常のホロスコープに描かれる7つの主要な惑星に加えて、より詳細な個性を示すと考えられており、小惑星は個人の性格、ライフパターン、感情に影響を与えると理解されています。 各小惑星は固有の意味を持ち、ホロスコープの理解を深めます。 ケレス小惑星はフェミニンさを、ジュノーは人間関係を象徴し、パラスは知性、バルハウンヌルは創造性を表しますよ。 これらの小惑星が、ホロスコープ解釈に重要な洞察を与えるのです。 このように、小惑星はホロスコープの理解をより深化させ、個人の内的な側面をより豊かに描き出すことができるのです。
小惑星の意味とは?
小惑星は、一般的なホロスコープに加えて、より詳細で個性的な洞察を提供します。 例えば、ケレス小惑星はフェミニンな性質を、ジュノーは人間関係やパートナーシップを表します。 パラスは知性と知恵を、バルハウンヌルは創造性を象徴するなど、各小惑星がホロスコープの解釈に特有の視点を与えるのです。 つまり、小惑星はホロスコープをより豊かに理解するための重要なツールなのです。
ベスタ
ベスタ小惑星は、自己イメージ、自尊心、道徳観を表す重要な小惑星です。 詳しくご紹介しますね。 ● ベスタとはどんな小惑星? ● ベスタが持つ象徴的な意味とは? ● ベスタが仕事運や対人関係に与える影響 上記の順番で解説していきます。
ベスタとはどんな小惑星?
ベスタ小惑星は、ホロスコープにおいて自己イメージ、自尊心、信念体系を表す重要な小惑星です。 ベスタは、個人の価値観や道徳観を反映しており、自分自身をどのように捉え、自分の内なる火を守り育てるかを表します。 自分への忠実さや、自分の核となる部分への献身を表すといえるでしょう。 また、ベスタはパーソナリティの中心的な側面を表しており、自己確立や誠実さ、整合性のある行動をも表しています。 さらに、ベスタは仕事や生産性、効率性の象徴でもあり、自分の使命や役割を全う し、集中力と効率的な行動力を発揮することを示しています。 このように、ベスタ小惑星は個人の根源的なアイデンティティを表す重要な天体なのです。
ベスタが持つ象徴的な意味とは?
ベスタは、個人のコアとなる価値観や道徳観を反映します。 自分自身をどのように捉え、自分の内なる炎を守り抜くかを示しています。 つまり、自分への忠実さや自己実現に対する強い意欲を表しているのです。 さらに、ベスタは仕事や生産性、効率性の象徴でもあります。 自分の使命や役割を全うし、集中力と行動力を発揮することを表していますよ。 つまり、ベスタ小惑星は、個人の根源的なアイデンティティと、自己実現に向けた強い意志を象徴する天体なのです。
ベスタが仕事運や対人関係に与える影響
ベスタ小惑星は、個人の仕事や生産性、効率性を表す重要な天体です。 ベスタの位置やアスペクトから、その人の仕事への集中力や、目標達成に向けた強い意欲が示されます。 ベスタが強い人は、自分の使命や役割を全うするために懸命に働き、高い生産性を発揮できるでしょう。 一方で、ベスタは自己イメージや自尊心にも深くかかわっているため、対人関係にも影響を及ぼします。 ベスタが強い人は、自分の信念や価値観を大切にするので、対人関係において自己主張が強くなる傾向にあります。 適切な自己主張は良好な関係性につながりますが、過度な自己主張は対人トラブルの原因にもなり得るのです。 つまり、ベスタはキャリアと対人関係の両面に重要な役割を果たすのです。
セレス
セレス小惑星は、自己成長と豊かな内面の象徴で自分自身への愛や養育的な側面を表しています。 セレス小惑星については以下の通りです。 ● セレスの占いで知る運命 ● セレスの影響力とは? 順番に解説していきます。
セレスの占いで知る運命
セレス小惑星は、ホロスコープにおいて自己成長と豊かな内面の象徴として重要視されます。 セレスは、自己愛や自尊心、自己実現への欲求を表しています。 セレスが強い人は、自分の内なる資質や可能性を十分に発揮し、豊かな人生を送ることができるでしょう。 また、セレスはケアリングの精神を表す小惑星でもあります。 他者への思いやりや養育的な側面を表しており、人間関係においても重要な役割を果たします。 セレスが強い人は、家族や身内、パートナーなどに対し、深い愛情と献身的なサポートを発揮できます。 さらに、セレスは自己変容と成長の象徴でもあります。 自己理解を深め、新しい自分に生まれ変わっていく力を表しています。 人生の節目において自己変革を遂げ、より成熟した存在へと生まれ変われるのです。 つまり、セレス小惑星は、自己実現と自己変容の鍵を握る重要な天体です。
セレスの影響力とは?
セレス小惑星は、自己成長と内面の充実を表す重要な天体。 まず、セレスは自己理解と自己愛の源泉です。 セレスが強い人は、自分自身を深く受け入れ、大切にすることができるでしょう。 そして、その自己受容の力を基に、自分の可能性を最大限発揮することができます。 次に、セレスは思いやりの精神を表しています。 セレスが強い人は、家族や友人、パートナーなどに対し、深い愛情と献身的なサポートを発揮することができます。 他者への配慮と支援の心を備えているのです。 また、セレスは自己変容と成長の象徴でもあります。 セレス小惑星は、自己愛と他者愛、自己変容の源泉を表しており、個人の内面の充実と対人関係の構築に大きな影響を及ぼすのです。
ジュノー
ジュノーは正義、責任、リーダーシップを象徴する小惑星です。 詳しく解説しますね。 ● ジュノーの女神としての意味 ● ジュノーに関する恋愛運 順番にご紹介します。
ジュノーの女神としての意味
ジュノーは、古代ローマ神話における最高の女神です。 まず、ジュノーは婚姻と女性性の象徴で、彼女は夫婦関係における愛と忠誠心の守護神とされています。 次に、ジュノーは正義と責任の女神。 彼女は高い道徳性を持ち、不正を許さず、自身の行動に責任を持つことができます。 さらに、ジュノーはリーダーシップの女神でもあります。 彼女には勇気と決断力があり、部下やコミュニティをまとめ上げる力があります。 つまり、ジュノーは婚姻、女性性、正義、責任、リーダーシップなどの重要な概念を表す女神なのです。 ホロスコープのジュノーを理解することで、個人の人格的特徴や社会的役割を深く洞察できるのです。
ジュノーが関連する恋愛運
ホロスコープのジュノーが強い人は、恋愛面で興味深い特徴があります。 長期的な関係性を非常に重視し、パートナーに対して深い愛情と忠誠心を持ち続けます。 相手の気持ちを敏感に感じ取り、共感する力も備えているため、密接な絆を築けるでしょう。 一方で、ジュノーの強い人は、自分の理想とする恋愛観を大切にする傾向があります。 相手が自分の基準に合わない場合、厳しく関係を断つこともあります。 このように、長続きする真剣な関係を望みつつ、相手を受け入れるのが難しいという、一見矛盾した側面を持っているのが特徴です。 つまり、ジュノーの強い人は、パートナーシップを何よりも大切にし、相手の気持ちにも配慮しながら、自分の理想を追求し続ける傾向にあるのです。
キロン
キロンはごく小さな小惑星ながら、人間の内面的な課題や経験を象徴する重要な天体。 キロン小惑星については以下の通りです。 ● キロンのホロスコープでの位置付け ● キロンの象徴と表現方法 ● キロンの人生への影響 詳しく解説しますね。
キロンのホロスコープでの位置づけ
ホロスコープ上でのキロンの位置と相互作用は、以下のような意味合いを持っています。 ● 太陽、月、惑星とのアスペクト:過去の傷跡や自己受容の課題を示す ● 太陽:自己イメージ、アイデンティティの形成に関わる ● 月:感情面での傷つきやすさや癒しのプロセスを表す ● 火星:怒りや攻撃性への対処法に関わる ● 木星:人生観、目標設定などの精神的な成長に関連する ● 土星:責任感や現実認識の形成に関与する つまり、ホロスコープ上のキロンの位置や相互作用を分析することで、個人の内面的な課題やトラウマからの癒しの道のりが見えてきます。 これは自己理解を深めるうえで非常に重要な情報となります。
キロンの象徴と表現方法
キロンはホロスコープにおいて、人間の内面に潜む傷つきやすさと、それを癒していく力を象徴する天体です。 キロンは、神話に登場する賢者キロンの名前にちなんで命名された小惑星で神話では、キロンは傷つきながらも相手の痛みを共感的に理解することができる存在でした。 ホロスコープ上のキロンは、この神話のエッセンスを表しています 個人の内面に隠された傷跡を示し、それを癒し成長していく過程を象徴しているのです。 また、キロンは、自己受容や自己理解を促す力も持っています。 自分の弱さや傷つきやすさを認め、それを愛おしく受け入れていくことが、キロンが導く成長への道なのです。 このようにキロンは、人間の内面の深層にある傷跡と癒しのプロセスを象徴する重要な天体なのです。
キロンの人生への影響
キロンは過去の心の傷を表しています。 子供時代や家族、学校生活などで経験した傷つきやすい出来事が、キロンの位置から読み取れますよ。 これらの傷跡は、人間関係やキャリア、自己イメージの形成に深くかかわっています。 そしてキロンは、それらの傷跡を癒し成長していくプロセスも表しています。 自分を受け入れ、他者を理解する力がキロンには宿っています。 例えば、ケガや病気をきっかけに人生観が変わったり、辛い経験から共感力を身につけたりするのがその例です。 さらにキロンは、人生における転機や試練も示します。 失職や離婚、死別など、大きな変化を伴う出来事は、キロンとの関連で捉えられます。 しかしそれらの出来事は、新しい自分へとつながる機会でもあるのです。 つまり、ホロスコープのキロンを理解することで、自分自身の成長の軌跡を探ることができます。 内なる傷跡と癒しの旅路を丁寧に見つめ直すことで、より豊かな人生を送れるはずですよ。
太陽
太陽は自己表現、創造性、生命力を象徴する最も重要な天体です。 太陽については以下の通りです。 ● 太陽が小惑星や占星術に与える影響 ● 太陽と12正座の関係 ● 太陽の意味とホロスコープでの位置づけ 順番に解説しますね。
太陽が小惑星や占星術に与える影響
太陽は、ホロスコープの中心を占める最も重要な天体です。 太陽の位置や他の惑星・小惑星との関係性から、その人の個性や生き方の核心が見えてきます。 太陽の位置は、自己表現、創造性、生命力の源泉を示しています。 例えば、火の星座に位置すれば積極性が強調されるでしょう。 また、太陽とその他の天体の角度関係「アスペクト」は、太陽のエネルギーが他の要素とどう融合するかを表します。 調和的なアスペクトなら調和的な自己実現が、緊張関係なら葛藤が示されます。 さらに、太陽は占星術における「自我」「意識」「生命力」の中心的存在です。 他の惑星や小惑星は、太陽を軸に個性の様々な側面を表現しています。 太陽を起点とした全体像から、その人の人生観や価値観が浮かび上がるのです。
太陽と12星座の関係
太陽が位置する星座によって、その人の個性や生き方の根幹が大きく影響を受けます。 まず、火の星座(牡羊座、獅子座、射手座)に太陽があれば、その人は行動的で積極的な性格となります。 自己表現欲が強く、リーダーシップも発揮しやすいでしょう。 一方、水の星座(蟹座、さそり座、魚座)に太陽があれば、感情的で内面の世界を大切にする傾向にあり、他者への思いやりや創造性にも長けています。 また、地の星座(牡牛座、乙女座、山羊座)に太陽があれば、現実的で地に足のついた性格になります。 一方、風の星座(双子座、天秤座、水瓶座)に太陽があれば、知的好奇心が旺盛で、さまざまな分野に興味を持ち、コミュニケーション能力も高いでしょう。
太陽の意味とホロスコープでの位置づけ
太陽はホロスコープの中心を占める「自我」「自意識」「生命力」の象徴です。 太陽の星座によってその人の基本的な性格傾向が表れ、他の天体との関係から個性の複雑な側面が浮かび上がってきます。 例えば、太陽が火の星座(牡羊座、獅子座、射手座)にあれば、その人は活動的で積極的です。 一方、水の星座(蟹座、さそり座、魚座)なら感情的で内面的な一面が強くなります。 また、地の星座(牡牛座、乙女座、山羊座)では現実的で責任感があり、風の星座(双子座、天秤座、水瓶座)では知的好奇心が強くなるでしょう。 さらに、太陽は他の惑星や小惑星と様々な角度の関係「アスペクト」を持っています。 この関係性によって、太陽のエネルギーがどのように発露し、個性が形作られていくかが示されます。 順調なアスペクトなら調和的な自己実現が、困難なアスペクトなら葛藤が表れるのです。 つまり、ホロスコープの太陽は、その人の本質的な欲求や表現の仕方を映し出す重要なキーとなっているのです。 この太陽の位置とアスペクトを理解することで、自分自身の本質に迫ることができるでしょう。
火星
行動力、欲望、攻撃性の代表的な天体。 火星については以下の通りです。 ● 火星のエネルギーと活動領域 ● 火星の芸術や美的表現に対する影響 ● 火星が仕事や社会運に及ぼす影響 詳しく解説しますね。
火星のエネルギーと活動領域
火星のエネルギーが強ければ、その人は自己主張が強く、リーダーシップを発揮しやすくなります。 しかし、衝動的になったり、攻撃性が高まる可能性もあるでしょう。 火星のエネルギーは主に、スポーツ、戦闘、機械、建設、政治などの分野で発揮されます。物事を前に進めていく活動に適しています。 また、武力や勇気など、行動的で能動的な側面にも表れます。 一方、火星が弱い位置にあると、その人は受け身的になりがちです。 行動力や積極性が乏しく、自己主張が苦手になるかもしれません。 火星を活性化させるため、体を動かしたり、競争的な環境に身を置くなどして、火星のエネルギーを高めていく必要があります。 つまり、火星の強さや位置は、その人の行動様式や欲求の表れ方を決定づけるといえるでしょう。 自分の火星のあり方を理解し、うまく活用することが大切です。
火星の芸術や美的表現に対する影響
火星は、一般的に「男性的」「攻撃的」「激情的」というイメージが強い天体です。 しかし、その激しくダイナミックなエネルギーは、芸術家たちにとって重要な創造の源泉となってきました。 例えば絵画では、ルーベンスやゲルハルト・リヒターなどの表現主義的な画風に火星のタッチが感じられます。 荒々しい筆致や強烈な色使いは、火星のパワフルな力強さを象徴しています。 音楽の分野でも、ベートーヴェンやワーグナーといった作曲家たちの荒々しく激情的な楽曲には、火星のドラマティックな特徴が色濃く反映されており、交響曲やオペラなどの大がかりな作品では、火星のダイナミックな力強さが存分に発揮されているのがわかりますよね。 また、火星は純粋な美しさとは対極的な存在でもあります。 しかし、その激しく荒々しい側面こそが、逆説的に芸術家たちの創造性を刺激し、新しい表現様式を生み出す原動力となってきたのです。 つまり、火星のエネルギーは芸術の分野においても大きな影響力を持っているのだと言えるでしょう。
火星が仕事や社会運に及ぼす影響
火星が強い人は、仕事や社会で積極的に行動し、リーダーシップを発揮しやすい一方で、衝動的になりがちです。 一方、火星が弱い人は、受け身的で行動力が乏しく、自己主張も苦手です。 しかし、この火星のエネルギーは芸術の分野でも重要な役割を果たしています。 表現主義的な絵画やダイナミックな音楽など、火星のパワフルな力強さが反映されているのがわかります。 つまり、火星の特性は、仕事、社会、芸術など、多方面に影響を及ぼすのです。 その人の火星のあり方を理解し、うまく活用することが大切になってきます。
木星
木星は幸運や繁栄、寛大さを表す天体です。 木星について詳しくご紹介しますね。 ● 木星の芸術や創造性への影響 ● 木星がもたらす幸運の要素 順番に解説します。
木星の芸術や創造性への影響
木星は、創造性や想像力、芸術性を表す重要な天体です。 木星の影響を受けた作品には、壮大な規模感や崇高な精神性、豊かな発想力が宿っていることが多いのが特徴。 文学やシネマなどの分野でも、木星のグランデュールが大きな影響を及ぼしてきました。 登場人物の壮大な運命や、神話的な物語の世界観など、木星の持つ崇高さが色濃く反映されているのがわかります。 つまり、木星は芸術家たちの創造性を鼓舞し、作品の中に豊かな精神性と想像力を注ぎ込む原動力となってきたのです。
木星が人生にもたらす幸運の要素
木星は幸運や繁栄、寛大さを象徴する重要な天体です。 木星の寛容さと寛大さから生まれる機会の豊かさです。 仕事や学業、人間関係など、さまざまな場面で思わぬ好機が訪れ、発展的な展開を遂げることができるでしょう。 また、木星の寛容さから生まれる寛大な心情は、他者への思いやりや包容力を養うことにもつながります。 さらに、木星の高尚な精神性は、人生観の深化や価値観の転換にも影響を及ぼします。 物事を俯瞰的に捉え、人生の意味やゴールを見出すことができるようになります。 そうした洞察力と知性は、人生の充実につながっていきます。 つまり、木星の持つ幸福、機会、寛容さ、洞察力といった要素は、人生にさまざまな恩恵をもたらすのです。
4大小惑星
ホロスコープを読み解くためには、太陽や12星座以外にも4大小惑星が重要です。占星術で主に使用する小惑星は4つあり、具体的にはセレス、パラス、ジュノー、ベスタです。これらはいずれも、火星と木星の間にある小惑星群をさしています。ホロスコープで星占いをおこなうなら、これらが示す意味についてしっかりと理解しておきましょう。
セレス
4代小惑星とよばれるもののうち、セレスとはどのような小惑星なのでしょうか。ここでは、セレスについて由来や意味を紹介します。
豊穣の女神
セレスはギリシア神話のデーメーテールであり、豊穣をもたらす女神として考えられています。地母神であり、牡牛座的な性質をもっています。
無償の愛や教養の意味をもつ
セレスの影響が強いホロスコープがあらわれている人は、無償の愛や教養をもっていると考えられています。平和を好む傾向があり、優しさをもっています。実際、何かを育てたりじっくりと向き合ったりする必要のある仕事に向いている人が多いです。そういった傾向から、根気よくものごとに取り組むことができるという特徴ももっています。強い愛情をもっているため、社会に対してもさまざまなかかわりをもつことが可能です。セレスがもつ意味をまとめると、以下の要素があげられます。
【セレスがもつ意味】
・尽きない愛情 ・献身性 ・母性 ・生育 ・農耕 ・妊娠
パラス
つぎに、パラスがもつ意味について見てみましょう。パラスにもまたさまざまな意味があります。ここでは、パラスの由来や意味について紹介します。
智恵と戦争を司る女神
パラスは、ローマ神話のゼウスの娘です。父親の頭から、甲冑や槍、盾で武装した姿で生まれてきたという話が有名です。そういったことから、パラスは知恵と戦争を司る女神とされています。なお、パラスは女神であるアテナの別称ともいわれています。アテナは都市の守護女神として崇拝されており、創造性に富んで平和を愛する女神です。美しさもまたアテナの特徴のひとつといえます。
男性性と女性性の融合
パラスの傾向をもつ人は、中世的な特徴をもっています。たとえば、男女のどちらとでも同じようにコミュニケーションを図ることが可能です。違ったものを調和させたり組み合わせたりすることで、新たなものを生み出す力ももっています。そのため、芸術的な才能に優れている人が多いです。仕事上でもクリエイティブな職業についている人が多く、流行や新しいものに敏感な傾向があります。歳を重ねても自分の興味関心を貫いて若々しい雰囲気をもっている人が多いです。パラスがもつ意味をまとめると以下のとおりとなります。
【パラスがもつ意味】
・調和 ・知恵 ・恋人 ・学問 ・中世的 ・無邪気
ジュノー
ジュノーにはどのような意味があるのでしょうか。ジュノーもまたギリシア神話と深いかかわりがあります。ジュノーの由来や意味について詳しく見てみましょう。
ゼウスの正妻
ジュノーはギリシア神話のゼウスの妻にあたります。そのため、ギリシア名ではヘラとよばれています。
人間関係の形成
ジュノーが強くあらわれるホロスコープをもつ人は、男性性やリーダーシップの特徴をそなえています。自立精神が高く、強い影響力をもっています。実際に仕事においても、人をまとめるポジションについていたり起業していたりする人も多いです。ジュノーの傾向をもつ人は圧倒的な影響力をもっているため、その権利を失うことはありません。ジュノーが表す意味をまとめると、以下のようになります。
【ジュノーの意味】
・開拓 命令者 ・主張する権利 ・地位 ・リーダーシップ
ベスタ
4大小惑星の最後にあたるベスタには、どのような意味が込められているのでしょうか。ベスタの意味について見てみましょう。
聖火を守るかまどの女神
ベスタはギリシア神話で言うと、ヘスティアにあたります。ヘスティアは竃の火の女神です。そして、孤児を守る神ともいわれています。
犠牲や使命
ベスタは生活に欠かせないものをあらわしており、生活を成り立たせるための要素を示しています。ベスタの影響が強いホロスコープをもつ人は、奉仕性があるといえます。集中的に自分の役割を果たす力をもっており、何かのエキスパートとして活躍する人が多いです。ベスタの特徴をまとめると、次のようになります。
【ベスタの意味】
・家庭生活の中心 ・義務 ・稼ぎ手 ・犠牲 ・集中力
その他の小惑星
ホロスコープにおいては、4大小惑星外にも重要なものがあります。たとえば、キロンやリリスがそれにあたります。これらの小惑星にはどのような意味があるのでしょうか。ここでは、これらの小惑星の意味について詳しく紹介します。4大小惑星の意味をしっかりと把握したら、これらの小惑星も理解できるようにしておくとよいでしょう。
キロン
キロンは半魚人のケンタウロス族の一人です。癒しの意味をもっており、とくに心の傷を癒す力があるといわれています。また、予言という意味もあります。さらに、芸術的なイメージももっています。なお、キロンのギリシア名はケイローンです。ただし、キロンについては多くの議論があり、意味や解釈については諸説あります。
リリス
リリスは、月の遠地点とよばれる軌道上で地球から最も遠いところを示しています。「闇の月」や「黒い月」といった呼び方もあります。生と性の衝動を示しているといわれ、内に秘められた情欲を象徴します。セクシャルな魅力を示すともいわれています。
ホロスコープの小惑星にはさまざまなものがある
ホロスコープの小惑星には、いろいろな種類があります。そして、それぞれさまざまな意味をもっています。もしも自分のホロスコープにこれらの惑星があらわれているなら、しっかりと確認して意味を理解したいところです。そうすれば、自分自身の今後の生活に大きく役立てることができるでしょう。また、そうでなくても意味をきちんと覚えておくことで、さまざまな人の運勢について占うのにも活用できます。人生の中で何か困った場面が出たとしても、ホロスコープを活用すれば改善方法を見出すのに役立ちます。
ホロスコープを使った占いなら、それぞれの人について的確な診断をおこなうことが可能です。小惑星の読み取り方までしっかりとおさえて、効果的に占いをおこなってみてはいかがでしょうか。自分だけでなく、周囲の人について占ってあげれば、よろこばれる可能性も高いです。もちろん、ホロスコープにはいろいろなものがあり、一度で把握するのは難しいかもしれません。しかし、時間をかけて勉強すれば、必ずしっかりと頭に入れることができるはずです。ホロスコープの読み方を調べながら少しずつ練習していけば、的確な占いができるようになっていくでしょう。
まとめ
今回は、小惑星が教えるホロスコープの深層についてまとめました。 小惑星の役割に注目する必要があります。 特に重要なのは、小惑星が関わる「運命の節目」です。 ホロスコープ上の小惑星の位置関係から、人生の転機やパーソナリティの変化を読み取れます。 また、小惑星のエネルギーは、個性や才能、そして人生の方向性にも深く関わっています。例えば、創造性を表す小惑星の位置は、その人の芸術性を示すかもしれません。 また、小惑星には困難な面も表されます。 健康面や対人関係の課題などを、ホロスコープから見出すことができるのです。 つまり、小惑星を丁寧に分析することで、ホロスコープの奥深い意味が理解できます。 個人の運命を左右する重要なポイントを見逃すことなく、より的確な鑑定につなげられるのです。
- 通信講座のSARAスクール編集部
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心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。