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タロットカードの選び方|選ぶ際のポイントや注意点について解説!

タロットカードを選ぶ際のポイントは、自分の趣味や価値観に合ったものを選ぶことです。
デザインや雰囲気、カードの持つ意味などを検討し、自分に合ったカードを見つけましょう。
また、レベルに応じたカードを選ぶことも大切です。
初心者は基本的な78枚のタロットデッキから始め、徐々に複雑なものに移行していくのがよいでしょう。
さらに、カードの質や使いやすさにも注意を払いましょう。
選ぶ際は、直感的に引かれるカードを選ぶのがおすすめです。
タロットカードによる占いを取り入れると、日常の悩みをうまく乗り切れる方法を見出しやすくなります。1人で悩むよりも、さまざまな気付きを得られるようになるため非常に心強いです。ただし、タロット占いを始めるときは、タロットカードの選び方も重要です。
タロットカードからより効果的なメッセージを受け取るためには、どのようなカードを選ぶべきなのでしょうか。今回は、タロット占いを始める際のカードの選び方のポイントについて紹介します。

タロットカードの正しい選び方は?選ぶポイントを紹介

タロットデッキの種類と特徴

タロットデッキの種類と特徴は以下の通りです。 ・代表的なタロットデッキ ・デッキごとの違いと魅力 こちらを順にご紹介します。

代表的なタロットデッキ

代表的なタロットデッキには、ライダー・ウェイト・タロット、マルセイユタロット、オスワルド・ワース・タロットなどがあります。 また、ライダー・ウェイト・タロットは最も一般的で、デザインが分かりやすい初心者向けのデッキです。 マルセイユタロットはヨーロッパ伝統のデッキで、絵柄がシンプルですが奥が深い印象があります。 オスワルド・ワース・タロットはエジプト神話をモチーフにしたもので、神秘的な雰囲気があるでしょう。 これらのデッキはそれぞれ特徴があり、目的や好みに合わせて選ぶことができます。 以下で詳しく解説していきます。

ライダー・ウェイト・タロット

ライダー・ウェイト・タロットは、20世紀初頭に英国の研究者アーサー・エドワード・ウェイトとイラストレーターパメラ・コールマン・スミスが共同で制作したタロットデッキです。 このデッキは現在最も一般的に使用されているタロットデッキの1つです。 特徴としては、絵柄がシンプルで分かりやすいことが挙げられ、大アルカナはアレゴリーを表し、小アルカナはスートごとに異なるシンボルを使用しています。 また、カードには詳細な描写があり、積極的な解釈が可能です。 ライダー・ウェイト・タロットは占いや自己理解だけでなく、物語やイメージワークにも活用され、直感的に答えが見つかるため、初心者にも扱いやすいでしょう。 一方で、豊かな象徴性ゆえに、経験を積んだ人にも十分な深みがあると言えます。 このデッキは、タロット入門から本格的な占いまで、幅広い用途で活用できる万能性を持っているのが特徴です。 タロット初心者にはとてもおすすめのデッキだといえるでしょう。

マルセイユタロット

マルセイユタロットは、フランス南部のマルセイユで生み出された伝統的なタロットデッキです。 15世紀頃に生まれたといわれており、ヨーロッパで最古のタロットデッキの1つだと考えられています。 このデッキの最大の特徴は、絵柄がシンプルかつシンボリックであることです。 大アルカナのカードはアレゴリーを表すのに対し、小アルカナのカードはスートごとに数字とシンボルのみで構成され、このような素朴な表現は、直観的な解釈を促すと評価されています。 また、マルセイユタロットは神秘的で古典的な雰囲気を持っているのも魅力の1つです。 カードのデザインは時代を感じさせ、占いの歴史を感じさせてくれます。 さらに、このデッキは、ライダー・ウェイト・タロットに比べると解釈が難しいと言われています。 しかし、経験を積んだ占い師にとっては、その奥深さが魅力となるでしょう。 マルセイユタロットは、伝統的なヨーロッパの占いの世界を味わえる貴重なデッキと言えるでしょう。 タロットの歴史に興味がある人や、シンプルながらも深い判断が得られることを望む人におすすめです。

オラクルカード

オラクルカードは、タロットカードとは異なるカテゴリーのカードデッキです。 タロットカードが78枚の固定構造を持つのに対し、オラクルカードは様々な枚数で構成されており、統一された体系を持たない自由な形式のカードです。 オラクルカードの特徴は、タロットカードに比べてより直観的で祈りや瞑想に適したカードであることです。 タロットほど固定観念に縛られずに、その時々の気持ちに合わせて自由に解釈することができるでしょう。 また、オラクルカードにはテーマ別に様々なラインナップが存在し、人生の指針を示すもの、自然や動物をモチーフにしたもの、精神性を高めるものなど、目的に応じて選択できるのが特徴です。 オラクルカードは、タロットカードのように占いに特化したものではありませんが、自己理解やスピリチュアルな成長に役立てることができます。 カード1枚1枚から受け取りメッセージを大切にしながら、自分なりの解釈を見出していくことが重要です。 初心者からベテランまで幅広い層に人気のあるオラクルカードは、タロットと異なる新鮮な切り口で自分を見つめ直すきっかけになるでしょう。

デッキごとの違いと魅力

ライダー・ウェイト・タロットは分かりやすい絵柄と解釈の深さが魅力です。 マルセイユタロットは古典的な雰囲気と素朴なシンボリズムが特徴です。 一方オラクルカードは、自由な形式と直観的なメッセージが強みです。 これらのデッキは、占いの手法やアプローチの違いから、利用目的や解釈の仕方も異なり初心者からベテランまで、自分の好みや状況に合わせてデッキを選ぶことができ、それぞれのデッキが持つ固有の魅力を感じ取ることで、より豊かな自己理解が得られるでしょう。 以下で詳しく解説していきます。

イラストレーションの違い

タロットデッキやオラクルカードの中で、イラストレーションの違いは非常に重要な要素となっています。 それぞれのデッキが持つ独特の雰囲気やテイストは、ユーザーの解釈やメッセージの受け取り方に大きな影響を与えるでしょう。 ライダー・ウェイト・タロットは、絵柄が象徴的かつ物語性に富んでいます。 また、カードには深い意味が込められ、ユーザーの想像力を掻き立てます。 一方で、マルセイユタロットは素朴で抽象的な表現が特徴的です。 シンプルながらも示唆に富んだシンボリズムが魅力となっています。 さらに、オラクルカードはさらに多様なアプローチを見せ、自然をモチーフにしたものや、ペインティングのような繊細な絵柄のものなど、幅広いバリエーションがあり、それぞれのテーマに沿った抽象的でスピリチュアルな雰囲気が特徴的です。 これらのイラストレーションの違いは、ユーザーの感情的な反応にも影響し、ライダー・ウェイト・タロットのように物語性のある絵柄は、ユーザーの想像力を掻き立て、より深い判断を生み出し、一方で、マルセイユタロットやオラクルカードのように象徴的な表現は、より直観的な解釈を促すのです。 ユーザーは自分に合ったデッキを選ぶことで、より豊かな体験を得ることができます。 イラストレーションの魅力を感じ取りながら、自己理解を深めていくのが賢明でしょう。

テーマや象徴性の違い

ライダー・ウェイト・タロットは、伝統的な宗教・神話・占星術といった古代の知恵を色濃く反映し、大アルカナのカードには、光と闇、生と死、過去と未来といった普遍的な人生のテーマが表現されています。 また、小アルカナはより具体的な生活の場面を表しており、ユーザーの日常的な課題に対するガイダンスを提供します。 一方、マルセイユタロットは、より民俗的で素朴なシンボリズムが特徴的です。 カードには王侯貴族や庶民など、社会の縮図が描かれていて、富や力、愛といった人間関係のテーマが強調されており、現実世界への判断を促します。 オラクルカードはさらに自由な形式を取っていて、自然、動物、精神性、創造性など、多岐にわたるテーマが展開され、カード1枚1枚が固有のメッセージを持ち、ユーザーの直感的な洞察を刺激します。 これらのテーマや象徴性の違いは、ユーザーの関心や課題に合わせたアプローチを可能にしてくれるでしょう。 ライダー・ウェイト・タロットは人生の根源的な問題に取り組むのに適しており、マルセイユタロットは現実的な課題解決に役立ちます。 一方オラクルカードは、スピリチュアルな成長を促すのに適しているのです。 ユーザーはそれぞれのデッキが持つ独自のテーマと象徴性を理解し、自身のニーズに合ったものを選択することが重要です。

扱いやすさや解釈の違い

ライダー・ウェイト・タロットは、伝統的な構造と解釈が確立されているため、初心者にもおすすめです。 大アルカナと小アルカナの関係性や、各カードの意味合いが明確に定義されているので、ゆっくりと学習を重ねていくことができるでしょう。 また、多くの参考書や解説資料が揃っているため、理解を深めるのに適しています。 一方、マルセイユタロットは、より直感的な解釈が求められます。カードの象徴性が抽象的で、状況に応じた柔軟な解釈が必要となり、そのため、経験を積んだ占い師やタロットのマスターに向いている傾向があり、直感力と判断力を磨くことで、より深い判断が得られるでしょう。 オラクルカードは、さらにオープンエンドな構造を持っています。 各カードが独立したメッセージを発し、ユーザーの直感に訴えかけ、初心者でも比較的簡単に扱えますが、豊かな自己表現力とともに、自分なりの解釈を見出す必要があるでしょう。 これらの扱いやすさや解釈の違いは、ユーザーのスキルレベルや目的に合わせて、適したデッキを選ぶ際の大きな指標となり、初心者であれば、ライダー・ウェイト・タロットから始めるのが賢明でしょう。 一方で、より深い判断を求める場合は、マルセイユタロットやオラクルカードが適しているかもしれません。 ユーザーは自分に合ったデッキを見つけ出し、その特徴を十分に理解することで、より豊かな体験を得ることができるのです。

タロットデッキの選び方のポイント

タロットデッキの選び方のポイントは以下の通りです。 ・自己理解と直感を大切にする ・イメージ性とメッセージ性を確認する ・デッキ選びのヒントとなる要素 こちらを順にご紹介します。

自己理解と直感を大切にする

タロットデッキを選ぶ際のポイントは、自己理解と直感を大切にすることです。 自分に合ったデッキを見つけ出すには、自分の性格や関心、目的をよく知ることが重要になります。 まずは、自分の性格や傾向を考え、論理的で理性的な人であれば、ライダー・ウェイト・タロットのような伝統的なデッキが適しているかもしれません。 一方で、感性的で直観的な人は、マルセイユタロットやオラクルカードなど、よりオープンエンドな表現が魅力的だと感じるでしょう。 次に、現在の自分の課題や関心事を振り返ってみましょう。 人生の根源的なテーマに取り組みたいのであれば、ライダー・ウェイト・タロットが最適です。 一方で、現実世界の課題解決に役立つ洞察を求めているのであれば、マルセイユタロットが適しています。 スピリチュアルな成長を目指しているのであれば、オラクルカードがおすすめです。 そして何よりも、直感的な引力を感じるデッキを選ぶことが大切です。 手にしたときに心が踊るような、そんなデッキに出会うことが、最良の選択につながるでしょう。 単なる見た目の美しさだけでなく、カードの持つ雰囲気や象徴性が自分に響くかどうかを感じ取ってみましょう。 こうした自己理解と直感を大切にすることで、ユーザーはきっと自分だけの特別なタロットデッキとの出会いを見つけ出すことができるはずです。 デッキとの出会いは、きっと新たな自己発見や成長への扉を開いてくれるでしょう。

イメージ性とメッセージ性を確認する

タロットデッキを選ぶ際のポイントとして、イメージ性とメッセージ性を確認することが重要です。 まずはカードのイメージ性に注目しましょう。 伝統的なデッキ、例えばライダー・ウェイト・タロットは、歴史的な象徴性や細密な図柄が特徴です。 一方、マルセイユタロットなどは、より抽象的で象徴的な表現が特徴的です。 オラクルカードは、さらにイメージが自由な表現を持っています。 ユーザー自身が引かれるイメージは人それぞれ異なるため、実際にカードを手に取って確認することが大切です。 カードを見た瞬間に心を動かされるような、そんなデッキを選ぶことをおすすめします。 次にメッセージ性にも注目しましょう。 伝統的なタロットデッキは、人生の根源的なテーマを扱う傾向にあるでしょう。 一方で、より特化したテーマを扱うデッキも多数存在します。 例えば、仕事や恋愛、スピリチュアリティなどに特化したものもあります。 ユーザー自身の関心事やニーズに合ったテーマを扱うデッキを選ぶことで、より的確な判断を得ることができるでしょう。 また、デッキのテーマ性とユーザーの目的が一致していれば、よりスムーズな占いが行えます。 イメージ性とメッセージ性を確認しながら、自分に合ったタロットデッキを選択することが大切です。

デッキ選びのヒントとなる要素

タロットデッキを選ぶ際のポイントは、デッキ選びのヒントとなる様々な要素を考慮することです。 まず、デッキのスタイルやイラストレーションに注目し、伝統的なスタイルのライダー・ウェイト・タロットやマルセイユタロットは、歴史的な象徴性が強く、難解な側面もありますが、知的好奇心を刺激します。 一方、モダンなイラストレーションのデッキは、より親しみやすく、スピリチュアルな感性を引き出してくれるかもしれません。 次に、デッキのテーマに目を向けると、人生の根源的なテーマを扱う汎用的なデッキから、特定の分野に特化したデッキまで、様々な選択肢があり、自分の興味関心やニーズに合致したテーマのデッキを選ぶことで、より的確な判断を得られるでしょう。 また、デッキの解説書の内容にも注目し、解説の深さや豊富さ、読みやすさなどは、使いやすさに大きな影響を与えます。 初心者の方は、わかりやすい解説書を持つデッキがおすすめです。 さらに、デッキを実際に手に取って、カードの感触やエネルギーを感じることも重要です。 自分の直感に響くデッキを見つけることで、より深い体験ができるはずです。 これらの要素を総合的に考慮し、自分の嗜好やニーズに最も合ったデッキを見つけ出すことが大切です。

タロットデッキ選びの際の注意点

タロットデッキ選びの際の注意点は以下の通りです。 ・先入観に囚われない ・試してみることが重要 ・変化の受け入れ こちらを順にご紹介します。

先入観に囚われない

タロットデッキを選ぶ際の注意点として、先入観に囚われないことが重要です。 また、多くのタロットユーザーは、伝統的なデッキ、特にライダー・ウェイト・タロットに親しんでいる傾向にあります。 確かに、この歴史的なデッキには深い象徴性や意味合いがあり、初心者にも学びやすいという利点があります。 しかし、先入観にとらわれすぎると、それ以外のデッキの魅力を見逃してしまう可能性があるでしょう。 例えば、抽象的なイメージのマルセイユタロットは、より感覚的な体験を提供してくれるかもしれません。 あるいは、特定のテーマに特化したデッキは、ユーザーの関心に合致した深い判断をもたらしてくれるかもしれません。 このように、自分の先入観にとらわれずに、さまざまなデッキに目を向けることが重要です。 新しいデッキとの出会いは、思わぬ発見や判断をもたらすかもしれません。 ただし、それぞれのデッキには一長一短があるため、自分に合ったものを見つけ出す努力も欠かせません。 自分の嗜好や目的に合わせて、柔軟に考えながらデッキを探索していくことが賢明です。 先入観に囚われずに、広い視野でデッキの可能性を探索することで、きっと最適なデッキとの出会いが待っているはずです。

試してみることが重要

タロットデッキを選ぶ際の重要なポイントの1つは、実際に試してみることです。 多くのタロットユーザーは、デッキのイラストレーションや解説書の内容、テーマなどを参考にして選んでいきますが、実際に手にとって使ってみないと分からないこともあります。 例えば、デッキのカードの大きさや厚さ、用紙の質感などは、実際に触れてみないと分かりません。 また、カードのイメージとユーザー自身の感性がマッチするかどうかも、実際に引いてみないとわかりません。 さらに、デッキの扱いやすさ、リーディングへの適合性なども、使ってみることで初めてわかってくるでしょう。 自分の手に馴染むデッキを見つけることは、タロットとの深い対話を実現するためにとても重要です。 また、デッキを試してみることで、自分の好みやニーズをより明確に理解できるようになります。 様々なデッキを比較検討しながら、自分に合ったものを見つけ出すプロセスは、タロットとの対話を深める上でも意義のあるものとなります。 ですので、デッキを選ぶ際は、実際に手に取って触れてみることをお勧めし、そうすることで、デッキとの相性を体感し、最適なものを見つけ出すことができるでしょう。 この試行錯誤の過程こそが、タロットの世界を味わい、自己理解を深めていく上で大切なのです。

変化の受け入れ

タロットデッキを選ぶ際には、変化を受け入れることが重要です。 タロットは古くから伝えられてきた知恵の体系ですが、時代とともに新しいデッキが生み出され続けて、伝統的なデッキに傾倒しがちな人も多いでしょうが、変化に対して開かれた心を持つことが大切です。 なぜなら、新しいデッキには、時代とともに変化する人々の価値観や感性が反映されているからです。 古典的なデッキにはない、新たな洞察や視点が得られる可能性があるでしょう。 例えば、ジェンダーやマイノリティの視点を取り入れたデッキは、従来の男性中心的な解釈に捉われない判断を提供してくれるかもしれません。 また、デジタル時代を反映したモダンなデッキは、私たちの生活に寄り添う深い判断をもたらしてくれるかもしれません。 このように、新しいデッキに触れることで、自分の固定観念を見直し、より柔軟な視野を獲得することができるでしょう。 変化への寛容な姿勢は、タロットとの対話を深め、自己理解を豊かにしていく上で不可欠なのです。 もちろん、伝統的なデッキの価値を否定するわけではありません。 むしろ、古典と新しい潮流を柔軟に組み合わせ、自分なりの解釈を見出していくことが重要です。

タロットカードの選び方

タロットカードの正しい選び方は?選ぶポイントを紹介

一口にタロットカードといっても、それには2つの種類があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったタロットカードを選びましょう。

「ウェイト版」と「マルセイユ版」が基本

現在、世界で広く流通しているタロットカードは、「ウェイト版」と「マルセイユ版」の2種類です。ウェイト版は、20世紀になってからイギリスで発売された比較的新しいタロットカードです。発売した会社の名前が「ライダー社」だったことから、「ライダー版」と呼ばれることもあります。アール・ヌーヴォー調と呼ばれる絵柄で、初心者でもカードの意味を理解しやすいといわれています。 一方、マルセイユ版は、歴史の長いタロットカードです。マルセイユ版は、18世紀頃からフランスで作られるようになったカードです。その頃は、ちょうどフランス革命の時期にあたり、印刷技術が飛躍的に進歩したことから、マルセイユ版タロットカードが大量生産されるようになりました。ただし、この頃の技術は木版印刷だったため、絵柄もウェイト版に比べると単純で、絵を見ただけでは意味がつかめないカードも多いです。

ウェイト版とマルセイユ版の違い

ウェイト版とマルセイユ版のカードの構成は基本的に同じですが、1つだけ大きな違いがあります。タロットカードは、全部で78枚ありますが、これはさらに22枚の大アルカナと56枚の小アルカナに分かれます。このうち、大アルカナの順番が、ウェイト版とマルセイユ版では少し異なっています。ウェイト版の大アルカナは、8番目が「力」、11番目が「正義」となっていますが、マルセイユ版はこの逆で、8番目が「正義」、11番目が「力」となっています。

初心者にはウェイト版がおすすめ

タロットカードのウェイト版とマルセイユ版は、基本的なところはどちらも同じです。ただし、マルセイユ版は古くから使われてきたということもあり、少し絵柄などが見づらい部分があります。そのため、カードの意味がまだよく分からない初心者のうちは、ウェイト版を使用するのがおすすめです。ただし、ウェイト版を選ぶ場合でも、絵柄をみただけでそのカードの意味を完全に理解するのは困難です。そのため、どのカードを選ぶとしても、必ず手元に解説書を用意した状態でタロットカードを扱うようにしましょう。

タロットカードを選ぶポイント

タロットカードの選び方は、非常に重要です。占いで今後長く使うカードになりますから、自分に合ったものを慎重に探しましょう。タロットカード選びのポイントとしては、以下のことがあげられます。

自分の波長に合うタロットを探す

購入するタロットカードを探すときは、できる限り実際に手に取った上で選ぶようにしましょう。タロット占いでは自分自身の直感が大切です。それは、占いの最中だけの問題ではありません。占いの精度をより高めたいという思いがあるならば、タロットカードをそろえるところから直感を働かせることが重要です。実際に触ってみて「これだ!」と感じるカードを見つけてください。

タロットの大きさを確認する

カード選びでは、その大きさも考慮することが必要になります。一般的なタロットカードの大きさには、3つの種類があります。このうち、中間のサイズがもっとも一般的なサイズとされています。中間のサイズは、縦120センチ、横66センチです。これよりも大きいものは、縦148センチ、横80センチのグランデと呼ばれるサイズで、反対に一番小さいものは、縦80センチ、横44センチのミニと呼ばれるサイズです。一般的に、大人であれば中間のサイズが使いやすいでしょう。手が小さい人や子どもが使用する場合は、ミニのほうが使いやすいかもしれません。ただし、タロットカードの値段は、一般的なサイズのものが一番高価です。グランデやミニのほうが安価で購入しやすいので、実際に手にとってみた上でどれを選ぶか決めるのがよいでしょう。

中古品は避ける

タロットカードを購入する際は、中古品は避けて新しいものを購入するようにしましょう。タロットカードには持ち主の念が宿っています。そのため、中古品のタロットカードを購入してしまうと、前の持ち主の思いがついたカードを使用することになってしまいます。前の持ち主と新しい持ち主の2人の念を感じれば、カードも混乱してしまうはずです。そうなれば、占いによって的確な答えを導き出すことも難しくなってしまいます。もちろん、カードをしっかり休ませたり、水晶などで浄化したりしながら使用していれば、そのうち前の持ち主の念が薄れていく可能性はあります。しかし、せっかくタロット占いを始めるなら、最初からしっかり占いの効果を感じたいものです。こういった事情を考慮し、タロットカードを購入する際は、必ず新しいものを選ぶことをおすすめします。

日本語の解説書を用意する

一般的に流通しているタロットカードは、海外製のものがほとんどです。タロットカードはもともとヨーロッパで発祥したものなので、当然といえば当然です。タロットカードを購入すると、ほとんどの場合、解説書がついています。しかし、タロットカードが海外製なら解説書も外国語です。そのため、海外製のタロットカードを購入するときは、日本語で書かれたタロットカードの解説書を別途用意する必要があります。たしかに、タロットカードで占いを行う際は直感を大切にするため、解説書がなければ占うことができないということはありません。しかし、より正確にカードからのメッセージを受け取るためには、できる限り解説書を手元に用意しておいたほうがよいでしょう。解説書にもさまざまな種類があるため、実際に書店などで手に取ってページをめくり、理解しやすいものを選ぶのがおすすめです。なお、販売店のサービスなどで、タロットカードを購入すると、日本語の簡易的な説明が書かれた薄い冊子をもらえることもあります。ただし、これには、必要最低限のことしか書かれていない場合がほとんどです。そのため、頼れる解説書を1冊用意することが望ましいといえます。

タロットカードの選び方で重要なのは自分に合ったものを探すこと

タロットカードの選び方で重要なのは自分に合ったものを探すこと

タロットカードには、さまざまな種類があります。タロットカードを選ぶときはその特徴を理解した上で、実際に手に取りながら自分の直感を信じて選ぶことが大切です。タロットカードはインターネットの通販などでも手に入れることができますが、できる限り実際の店舗で購入することをおすすめします。購入したカードがイメージしたものと違った場合、占いの効果も半減してしまうかもしれません。せっかくならカードからのメッセージを受け取って、悩みの解消にしっかり役立てたいですよね。自分にぴったりのタロットカードを見つけることで、タロット占いの効果を最大限発揮できるようにしましょう

まとめ

自分好みのタロットデッキを見つけることは、タロットとの深い対話を楽しむ上で非常に重要です。 タロットは、豊かな想像力と創造性を育むツールですが、デッキによってイメージや解釈が大きく異なります。 自分に馴染むデッキを見つけることで、より効果的にタロットの判断を活用できるようになるでしょう。 まず、自分の価値観や感性に合ったデッキのイメージを見つけることが大切です。 カードのイラストや色彩、テーマなどに惹かれるものがあれば、それがおそらく自分に合っているでしょう。 次に、実際にデッキを手に取って触れてみましょう。 カードの質感や扱いやすさ、リーディングへの適合性を確認することで、自分に最適なデッキを見つけられます。 そして何より、デッキとの対話を通じて、自分の内なる世界を探求し、新しい自分との出会いを楽しむことが大切です。 自分好みのデッキと出会うことで、より深い判断と気づきが得られるはずです。 タロットは、単なる占いの道具ではありません。むしろ、自己理解を深めるための強力なツールなのです。 自分にピッタリのデッキと出会い、タロットの世界を堪能することで、人生をより創造的に生きていくことができるでしょう。 是非、自分好みのデッキを見つけて、タロットとの楽しい対話を始めてみてください。

通信講座のSARAスクール編集部
心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。
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