タロット初心者向け!カードの選び方や占い方
記事更新日:2024年8月14日タロットカードでの占いは、初心者でも行うことができます。カードの種類や基本的な扱い方法を理解すれば、悩みに対する的確な答えを導き出すことも可能です。何か困ったことがあれば、占いを活用することで重要なヒントを得ることができるでしょう。
タロットカードの1枚1枚には異なった意味がありますが、最初はそれを気にしすぎなくても大丈夫です。タロット占いで重要なのは、直感です。今回は、初心者のタロットカードの選び方とともに、占いの基本的な方法について説明します。
目次
初心者におすすめのタロットカードの選び方
一口に「タロットカード」といっても、それにはいくつかの種類があります。タロットカードを使用するときは、自分が使うカードの特徴についてしっかり理解しましょう。
「マルセイユ版」と「ウェイト版」の違い
現在、一般的によく使用されているタロットカードは、「マルセイユ版」と「ウェイト版」の2つです。マルセイユ版は、ヨーロッパで古くから使用されてきた伝統あるタロットカードです。絵柄が古いため、直感的にカードの意味を読み解くには少し難しいかもしれません。一方、ウェイト版はイギリスやアメリカで広く普及したタロットカードです。マルセイユ版よりも新しく、絵柄から意味を感じやすいタロットカードです。とくにこだわりがなければ、初心者はウェイト版のタロットカードを使用するのとよいでしょう。
選び方のポイント
タロット占いで最も重要なのは、自分自身のフィーリングです。そのため、自分が使用するタロットカードを用意するときは、できれば実際に手に取って購入するものを決めたほうがよいでしょう。また、タロットカードは中古品ではなく、新品の商品を選ぶようにしてください。タロットカードはむやみに他人が触ると、その人の念が入ってしまいます。自分以外の誰かが使用していたカードでは、的確な占いの結果を得るのはなかなか大変です。さらに、タロットカードは扱いやすさも重要です。自分の手に収まるようなサイズのものを選ぶようにしてください。
解説書を用意する
タロットカードの枚数は非常に多く、それぞれに異なった意味があります。そのため、はじめから全ての意味を覚えるのは難しいです。タロットカードを購入したときに解説書がついていれば、それを常に手元に用意しておきましょう。解説書がない場合は、解説書を入手していつでも見られる状態にしておくことをおすすめします。
初心者におすすめの占い方(スプレッド)
タロットカードの占い方には、たくさんの種類があります。ここでは、代表的なタロットカードの占い方について紹介します。なお、タロットカードを並べることを、「スプレッド」と呼びます。
ワンカードスプレッド
ワンカードスプレッドは、1枚のカードで結果を占う方法です。まずは、占いたい内容を心の中で唱えながら、カードをシャッフルします。それが終わったら、カードを1枚引き抜きましょう。占いの答えがそのカードに込められています。カードがもつ意味から、どんな回答が得られたのかを直感的に理解します。
ツーカードスプレッド
ツーカードスプレッドでは、2枚のカードで、これから起こる「結果」とそれに対する「対応策」を導き出すことができます。カードのシャッフルを行ったら、その中からカードを2枚取り出します。そして、カードを裏返したままの状態で左右に並べます。これを表にすれば、左のカードが「結果」、右のカードが「対応策」を示しているということになります。仮に、占いで出た「結果」が悪いものだったとしても、「対応策」をきちんと講じれば、未来を良い方向へ変化させることが可能です。
スリーカードスプレッド
スリーカードスプレッドでは、3枚のカードを使用して「過去」「現在」「未来」について占います。シャッフルしたカードから好きなものを3枚選び、左から順番に横に並べましょう。これらのカードは、左から「過去」「現在」「未来」について表しています。具体的には、「過去」は対象となっている物事の原因、「現在」はいまの状況、「未来」はその後の動向や対策を示しています。スリーカードスプレッドは、占いたい物事についての流れをみることができるスプレッドです。なお、ここでいう「未来」とは、1ヶ月程度先のことを表しています。
シンプル・クロス・スプレッド
シンプル・クロス・スプレッドは、2枚のカードをクロスさせたスプレッドです。シャッフルが終わったタロットカードの中から2枚を選び、クロスさせた状態で上下に重ねて置きます。下に置くカードは縦向き、上に置くカードは横向きに配置してください。このとき、下にあるカードが現在の自分の状況です。そして、上にあるカードはその状況を妨害するものを表しています。この結果をみて、自分はこの先どのような対策をとるべきか考えることが大切です。
タロットでやってはいけないこと
タロットカードで占いを行うときは、やってはいけないこともあるので注意しましょう。誤ってそういった行動をとってしまうと、占いの精度が一気に落ちてしまいます。
あやふやな質問をする
タロット占いをするときは、基本的にはイエスかノーで答えられるような質問をしなければなりません。何を聞きたいのかが明確でない質問をしてしまうと、カードも何を答えるべきか迷ってしまいます。そうなると、当然悩みに対する正確な答えを導き出すのは難しくなります。質問内容があやふやだと感じたら、自分の置かれている状況を整理し、質問すべき内容を改めて考えてみましょう。
同じ質問を何度も占う
占いの結果に満足できない場合でも、何度も立て続けに同じ質問をカードに投げかけてはいけません。占いでは、常に現在の状況に最も適したカードが示されています。どうしても占いの結果に違和感がある場合は、カードを浄化することも大切です。水晶などを近くに置いて、カードをしっかり浄化しましょう。
カードや占いを疑う
タロット占いをするときは、カードを信頼することが重要です。「占いなんてあてにならない」といった気持ちが少しでもあると、それがカードにも伝わってしまいます。そうなると、カードも的確な答えを出すことはできません。また、カードがきちんと答えを出してくれたとしても、疑いの気持ちが強ければ、そこから正しくメッセージを読み解くことができなくなってしまいます。
他人にタロットカードを触らせる
すでに説明したとおり、タロットカードは他人に触らせるのはNGです。タロットカードをそのまま置いておくと、他人の手に触れてその人の念が入ってしまう可能性があるため注意しましょう。なお、他人を占うときであれば、その人にカードを触らせても問題ありません。
初心者でもタロットカードで占いをすることは可能!
初心者でもタロットカードを使って占いをするのは、難しいことではありません。カードの意味が分からない場合は、手元の解説書を読みながらしっかりカードからのメッセージを受け取るようにしましょう。スプレッドの方法は今回紹介したほかにもたくさんの種類があります。タロットカードの占い方に慣れてきたら、さまざまな方法を取り入れてみるのもおすすめです。自分に合った方法で、カードからより的確なメッセージを受け取りましょう。
タロットカードについて
タロットカードについては以下の通りです。 ● タロットカードの歴史と基本 ● 大アルカナと小アルカナの違い ● 各カードの意味と象徴 こちらを順に解説していきます。
タロットカードの歴史と基本
タロットカードの起源は古代エジプトやメソポタミアに遡ると言われており、500年以上の歴史を持つと考えられています。当初は占いや知恵の伝達のために用いられていたタロットは、時代とともに様々な形態へと進化を遂げてきました。 15世紀頃には、現代のタロットカードの原型となる「マルセイユ・タロット」が登場しました。大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の合計78枚のカードから成り、今日でも最も一般的なタロットの形式です。その後、ライダー・ウェイト・タロットをはじめ、さまざまなバリエーションのタロットカードが登場しています。 タロットカードの基本的な使い方は、カードをシャッフルしてから1枚ずつ引き、その意味を解釈することです。カードの組み合わせや順序によって、未来の事象や人間関係、内面の変化などを読み取れます。初心者にとっては、カードの意味を丁寧に学ぶことが大切です。 長い歴史を持つタロットカードは、人間の内面や人生に深くかかわる象徴的な存在として、現代でも多くの人々に親しまれ続けています。その奥深い世界に触れていくことは、自己理解を深める上でも興味深い体験となるはずです。
大アルカナと小アルカナの違い
タロットカードは、大アルカナと小アルカナの2つの要素から構成されています。その違いは以下のようにまとめられます。 大アルカナは、人生の根源的な出来事や、生命や存在の根源的な問題を表したカードです。全22枚のカードから成り、「愚者」「魔術師」「女教皇」などのように象徴的なイメージで知られています。人生の大きな転機や、人間の内面に深く関わる出来事を示すことが多いのが特徴です。 一方の小アルカナは、日常生活における具体的な出来事や感情を表したカードです。4つのスート(カップ、ペンタクル、ソード、ワンド)から成り、それぞれ10枚のナンバーカードと4枚の裁定カード(ページ、騎士、女王、王)で構成されます。恋愛、仕事、金銭など、生活の中で直面する出来事を表すカードが多いのが小アルカナです。 大アルカナは人生の全体の動きに対する見方を、小アルカナは日々の細かな変化を表すと言えます。両者を組み合わせて読み解くことで、人生の大きな流れと具体的な出来事との関係性を理解することができます。タロットリーディングの際は、この大アルカナと小アルカナの違いを意識して、全体のバランスを捉えることが重要となります。
各カードの意味と象徴
タロットカードには、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚の合計78枚のカードがありますが、それぞれのカードが持つ意味と象徴は幅広く存在します。 大アルカナの代表的なカードには、「愚者」「魔術師」「女教皇」「皇帝」「恋人」「死神」などがあります。これらのカードは、人生の大きな転機や、人間の内面に深く関わる出来事を表しています。例えば「愚者」は無欲と新しい可能性の始まりを、「皇帝」は権威と秩序を象徴します。 一方の小アルカナは、日常生活における具体的な状況を表します。スートごとに異なる性質を持っており、カップ(杯)は感情、ペンタクル(金貨)は現実世界、ソード(剣)は知性、ワンド(杖)は創造性を表しています。ナンバーカードは出来事の程度や傾向を、裁定カードは人物や役割を表します。 このように、タロットカードのそれぞれが固有の意味と象徴を持っているのです。リーディングの際は、カードの組み合わせや順序、状態など、様々な要素を総合的に捉えることが重要です。深層心理や無意識の領域にアプローチできるタロットは、自己理解を深める上で非常に有益な手段といえるでしょう。
タロットカードの選び方
タロットカードの選び方については以下の通りです。 ● 自分に合ったデッキ(カードセット)を選ぶ ● イメージやテーマ、質感などで選ぶ ● デッキの大きさ(22枚、78枚など) ● 質問に合わせた選び方 こちらを順に解説していきます。
自分に合ったデッキ(カードセット)を選ぶ
タロットカードを始める際、最初に直面する大きな選択肢が「自分に合ったデッキを選ぶこと」です。タロットデッキには様々な種類があり、それぞれ独特のイメージや象徴が描かれています。自分の好みやテイストに合ったデッキを選ぶことで、より深いリーディングが可能になります。 デッキを選ぶ際のポイントは以下の3つです。 1. イメージや絵柄の好み:写実的なデッキ、抽象的なデッキ、アーティスティックなデッキなど、自分の感性に合ったものを選びましょう。 2. テーマや背景:伝統的なタロット、神話モチーフ、自然モチーフなど、興味関心のあるテーマのデッキがおすすめです。 3. 使いやすさ:初心者の場合は、カードサイズや厚さ、カード番号の見やすさなど、取り扱いのしやすさも重要です。 また、デッキを変えることで、リーディングの視点が変わることもあります。同じ状況でも、デッキによってニュアンスの異なるメッセージを得られるのです。 自分に合ったデッキを見つけるには、実際に手に取って感触を確かめるのがおすすめです。デッキとの相性を確かめ、リーディングの質を高めていきましょう。
イメージやテーマ、質感などで選ぶ
タロットカードには幅広いデザインバリエーションがあり、イメージやテーマ、質感などによって選ぶことができます。 まずイメージやテーマで選ぶポイントとしては、伝統的なウェイト・スミス版、神話や民俗伝承をモチーフにしたデッキ、アーティスティックなイラストレーションのデッキなどがあげられます。自分の興味関心や精神性に合ったテーマのデッキを選ぶことで、より共鳴するリーディングが期待できます。 質感については、カードの素材感や厚さ、大きさなどを意識しましょう。厚手のカードは重厚感があり、薄手のカードは扱いやすさがあります。金箔やホログラムなど特殊加工されたデッキは、華やかな印象を与えます。カードを手に取った際の手触りや見た目の雰囲気も大切な選択ポイントです。 さらに、未知のデッキにチャレンジするのも面白いでしょう。慣れ親しんだデッキと雰囲気の異なる新しいデッキを試すことで、リーディングの幅が広がる可能性があります。 デッキ選びは、自分のパーソナリティや好みを最大限反映する重要な過程となります。様々なデッキを比べながら、自分に合ったものを見つけていきましょう。
デッキの大きさ(22枚、78枚など)
タロットカードには、主に2種類のデッキがあります。 一つは「大アルカナ」と呼ばれる22枚構成のシンプルなデッキです。このデッキは人生の大きなテーマや象徴的な意味を表しており、初心者向けの直感的なリーディングに適しています。 もう一つが「フルデッキ」で、大アルカナ22枚に加えて「小アルカナ」と呼ばれる56枚のカードが含まれる、合計78枚のデッキです。小アルカナには日常的な出来事や感情、選択肢などが表されているため、より具体的で詳細なリーディングができます。経験者向けのデッキといえるでしょう。 デッキのサイズ選びは、自分のスキルレベルやリーディングの目的に合わせて検討するのがよいでしょう。初心者には22枚の大アルカナが扱いやすく、経験者にはフルデッキの方が適しています。様々なデッキを試して、自分に合ったものを見つけていくのが面白いかもしれません。
質問に合わせた選び方
タロットカードを選ぶ際は、自分がどのようなことを知りたいかという目的を明確にすることが重要です。 まずは、大まかな問題の傾向を知りたい場合は、大アルカナのデッキが適しています。このデッキは22枚のカードで構成され、人生の大きな転機や象徴的な意味が表されています。したがって、人生の方向性や全体像を把握したい時に最適です。例えば、自分の人生の目標や人生観について知りたい時などに使うと良いでしょう。 一方、日常的な出来事や感情、選択肢に関する詳細な情報を求める場合は、小アルカナと呼ばれる56枚のカードが含まれている、78枚のフルデッキがお勧めです。小アルカナには具体的な状況や感情が表されているため、より細かい結果が得られます。例えば、恋愛面での悩みや仕事上のストレスなど、個人的な問題を知りたい際に適しています。 自分の知りたいことや経験レベルに合わせて、適切なタロットデッキを選ぶことが大切です。目的に沿ったリーディングを行うには、デッキの選び方が鍵となります。
タロット占いに必要なもの
タロット占いに必要なものは以下の通りです。 ● 占う際に必要な物(テーブルクロス、石など) ● カードをシャッフルする方法 ● カードを引く・並べる方法(3枚引き、クロス配置など) こちらを順に解説していきます。
占う際に必要な物(テーブルクロス、石など)
タロット占いを行う際には、いくつかの必需品があります。占いの雰囲気を醸し出し、リラックスした状態で占いができるよう、適切な小物を用意することが大切です。 まずは、占いのテーブルを覆うテーブルクロスが必要不可欠です。色や素材、模様などを選んで、占いの雰囲気に合わせましょう。落ち着いた色合いのものや、神秘的な模様のクロスを使うと良いでしょう。 次に、カードを置く台座としての役割を果たすカラーストーンが必要です。水晶や翡翠、アメジストなどの天然石が一般的です。石にはそれぞれ固有のエネルギーがあり、占いの目的に合わせて選ぶと良いでしょう。例えば、透明度の高い水晶は霊性を高めるのに適していますし、アメジストは精神的なバランスを保つのに適しています。 その他にも、線香やキャンドル、オイルなどを置くことで、より雰囲気のある占いの空間を演出できます。香りによって集中力を高めたり、光によって神秘的な雰囲気を醸し出したりするのです。 このように、占いに必要な小物を適切に準備することで、リラックスして自分とタロットとの対話ができます。
カードをシャッフルする方法
タロット占いでは、的確な結果を得るために、カードのシャッフル方法が重要になります。カードをしっかりとシャッフルすることで、占いを行う人の意識や潜在意識がカードに反映されるからです。 基本的なシャッフル方法としては、次のようなものが挙げられます。 1. リフルシャッフル カードを2つに分け、それぞれの山から1枚ずつ交互に落として重ねていきます。これを数回繰り返すことで、カードがしっかりとミックスされます。 2. オーバーハンドシャッフル カードの山を持ち上げ、上部の一群のカードを下に落とすというように、上下をひっくり返しながらシャッフルします。 3. ウェーブシャッフル カードをテーブルの上で波のようにゆっくりと動かし、カードをランダムに並べ替えていきます。 4. カットシャッフル カードの山を3つに分け、それぞれの山を入れ替えます。これを数回繰り返します。 このようにカードをしっかりとシャッフルすることで、占いを受ける人の状況やエネルギーが最大限カードに反映されます。 また、シャッフルの際には、自分のエネルギーを込めるため、カードに触れながらゆっくりと行うことをおすすめします。
カードを引く・並べる方法(3枚引き、クロス配置など)
タロット占いでは、カードを引いて並べる方法によって、占いの目的や深さが変わってきます。占いの目的に合わせて、適切な引き方や配置を選ぶことが重要です。 代表的な引き方として、3枚引きがあります。過去・現在・未来を表すカードを1枚ずつ引き、それぞれの意味を解釈します。このように3枚のカードから全体の流れを把握できるため、短期的な占いに適しています。 また、クロス配置と呼ばれる方法もあります。これは、中央に1枚、その上下左右に4枚のカードを配置する方法です。中央のカードが現在の状況を表し、周りのカードがその状況に影響を与える要因となります。全体の状況を総合的に理解できるため、長期的な占いに適しています。 このように、カードを引く枚数や配置を変えることで、占いの目的や深さを変えることができます。占いの目的に合わせて、適切な引き方や配置を選ぶことが重要です。 また、カードを引く際には、自分の意識やエネルギーを込めるために、ゆっくりとカードに触れながら行うことをおすすめします。
タロット占いの手順
タロット占いの手順は以下の通りです。 ● 質問の立て方 ● カードの解釈 ● カードの組み合わせ方 ● リーディングの流れ こちらを順に解説していきます。
質問の立て方
タロット占いを行う上で、適切な質問の立て方が重要です。質問の内容によって、占いの結果が大きく変わってくるためです。 まずは、明確な質問を立てることが重要です。「今後の人生の方向性は?」といった総合的な質問では、答えが漠然としてしまいます。代わりに、「この仕事を続けるべきか?」「次の6か月で恋愛面でどのように展開していくべきか?」といったように、具体的な質問を立てましょう。 次に、質問は現在や未来に関するものにしましょう。「なぜ過去にあんなことをしたのか?」といった過去に関する質問は、あまり有効ではありません。占いは現在の状況や今後の展開を探るものなので、質問は未来志向のものがよいでしょう。 また、肯定的な質問を心がけましょう。「仕事はうまくいかないのか?」といった否定形の質問では、必然的に否定的な結果が導き出される可能性があります。代わりに、「仕事はうまくいくだろうか?」といった肯定形の質問を立てましょう。 最後に、質問は開かれた形式にしましょう。「はい」か「いいえ」しか答えられないような「はい/いいえ」形式の質問では、情報が限られてしまいます。「どのように展開していくべきか?」「何を心がければよいか?」といった開かれた質問を立てましょう。 適切な質問を立てることで、タロット占いの精度が格段に高まります。質問の立て方に注意を払い、占いの目的に合った質問を立てることが重要です。
カードの解釈
タロット占いでは、引かれたカードの意味を正確に解釈することが重要です。カードの絵柄や番号、色彩などから、カードの示す意味を読み取る必要があります。 まず、カードの絵柄に着目しましょう。各カードには固有のシンボルや人物が描かれており、それらに込められた意味を理解することが大切です。例えば「愚者」は新しい挑戦や可能性を表し、「恋人」は愛と選択を意味するなど、絵柄から直接的な暗示を得ることができます。 次に、カードの番号にも注目しましょう。数字はそれぞれ固有の意味を持っており、カードの組み合わせを解釈する上で重要な手がかりになります。例えば「太陽」は10番目のカードで、完成や充足を表しますし、「塔」は16番目のカードで破滅や避けられない変化を意味します。 さらに、カードの色彩も見逃せません。赤は情熱や危険を、青は冷静さや精神性を示すなど、色にも固有のシンボリックな意味があります。カードの色がどのように組み合わさっているかも解釈の手掛かりになります。 最後に、カードの向きにも留意しましょう。逆位置のカードは、その意味が正位置とは逆になることが多いです。例えば「正義」が正位置なら公平さと正義を、逆位置なら不公平さや過激さを表すことになります。 カードの様々な要素を総合的に捉え、その意味を的確に解釈することが重要です。豊富な知識と創造的な洞察力を発揮し、占いの結果を導き出すことが求められます。
カードの組み合わせ方
タロット占いでは、一つのカードだけでなく、複数のカードの組み合わせから全体的な意味を読み取ることが重要です。カードの組み合わせ方には様々な手法がありますが、代表的なものをいくつか紹介します。 まず、3枚のカードを引く「3枚引き」があります。これは過去・現在・未来を表すカードの組み合わせで、過去からの流れの中で現在の状況がどのように未来に影響するかを示します。 次に、10枚のカードを引く「10枚引き」があります。これはより詳細な占いができ、人生の10の領域(仕事・財政・恋愛など)を丁寧に分析することができます。 他にも、「月の十字」と呼ばれる十字型のカードの並べ方もあります。中央のカードが現在の状況を表し、上下左右のカードがそれに影響を与える要因を表します。状況を立体的に捉えることができます。 また、「樹形図」と呼ばれる占いでは、カードを連なるように並べることで、状況の推移や因果関係を理解できます。 これらの手法は一例にすぎません。占いの目的やアプローチに応じて、様々なカードの組み合わせ方を用いることができます。重要なのは、カードの関連性を的確に把握し、全体像を描き出すことです。 カードの組み合わせ方を習得することで、より深い洞察力を発揮できるようになります。状況の複雑性を踏まえた上で、タロット占いの結果を丁寧に解釈していくことが大切です。
リーディングの流れ
タロット占いのリーディングには一般的な流れがあり、それに沿って占いを進めていくことが重要です。ここでは、そのプロセスを概説します。 まず初めに、占いの目的や占いを受ける人の悩みについて、詳細な情報収集を行います。クライアントの背景や関心事を理解することで、より的確なリーディングができるようになります。 次に、カードのシャッフルを行います。シャッフルの際は、カードに意識を向けたり、占いの問題に集中することで、カードに占いの意図を込めることができます。 カードを引き、それぞれの意味を解釈していきます。先述のように、カードの絵柄や番号、色彩などを総合的に捉え、全体としての意味を理解する必要があります。 そうして解釈したカードの意味を、相談者の状況に照らし合わせて説明していきます。状況の分析と提案を丁寧に行い、相談者の理解を深めていきます。 最後に、占いの結果を総括し、相談者にとって今後の方向性について助言します。相談者が占いの意味を十分に理解し、前向きな姿勢を持てるよう支援することが重要です。 このように、リーディングには一定の流れがあり、各プロセスを丁寧に踏まえていくことで、より効果的な占いが行えるようになります。
タロット初心者向けのコツ
タロット初心者向けのコツは以下の通りです。 ● 静かな環境を作る ● 自分の感覚を信じる ● 解釈は柔軟に ● 練習を重ねる こちらを順に解説していきます。
静かな環境を作る
タロット占いを始めるにあたって、初心者にとっては様々な課題があります。その中でも特に重要なのが、落ち着いた占いの環境を整備することです。 占いを行う際は、集中力と直感力が必要不可欠です。しかし、ノイズの多い環境では、心が落ち着かず、カードの意味を正確に捉えることが難しくなります。 そのため、まずは静かな場所で占いを行うことをおすすめします。部屋の照明を落とし、アロマキャンドルを灯すなどして、リラックスした雰囲気を作り出すと良いでしょう。音楽を流すのも効果的ですが、ジャンルや音量には気をつける必要があります。 また、占いの前には瞑想やヨガなどのリラクゼーション法を取り入れて、心身ともに落ち着いた状態を作り出すことも大切です。このように、占いに集中できる環境を整えることで、カードの意味をより深く理解できるでしょう。 さらに、初心者の場合は、周囲の人の影響を受けにくい環境を用意することも重要です。占いの結果に対して、他者の意見が入り込むと、自分の直感を見失いがちです。 安心して占いに取り組めるよう、静かで落ち着いた空間を確保することが、タロット初心者にとっての大きなヒントとなります。
自分の感覚を信じる
タロット占いを始める際、初心者がよくつまずくのが、カードの意味の解釈です。豊富な象徴や複雑な組み合わせから、正しい意味を見出すのは容易ではありません。 そこで重要なのが、自分の感覚を大切にすることです。タロットの知識は段階的に身につけていけば良いのですが、初めはそれよりも直感力を信頼することが肝心です。 カードを引いた瞬間に湧き上がる第一印象を大切にしましょう。カードの絵柄や色合い、配置など、様々な要素が直感を呼び起こします。それらをしっかりと受け止め、自分なりの解釈を行うことが重要です。 また、カードの意味を丁寧に学習していくプロセスでも、自分の感覚を無視してはいけません。書籍やウェブサイトで得た知識を、自分の経験や価値観に照らし合わせて消化していくことが大切です。 場合によっては、スタンダードな解釈とは異なる独自の視点が生まれるかもしれません。それを恐れずに受け入れ、自分なりの解釈を大切にすることで、タロットとの深い対話が生まれていきます。 初心者の段階では、知識よりも敏感な感受性が重要です。自分の直感を信頼しながら、タロットの世界を探求していくことで、より本質的な理解が得られるでしょう。
解釈は柔軟に
タロット占いを始める初心者にとって、カードの意味を正確に読み取ることは大きな課題となります。しかし、解釈の正解は一つではありません。むしろ柔軟な思考が重要です。 同じカードが出た場合でも、状況や気分、その時々の自分の体験によって、解釈は大きく変わってきます。初心者は、知識に縛られることなく、自分なりの視点を大切にすることが肝心です。 例えば、「塔」のカードが出た場合、一般的には破滅や災厄を意味するとされています。しかし、その時の自分の心境や問題の性質によっては、むしろ新しい地平が開かれる機会であると捉えることも可能です。 このように、カードの意味は固定的なものではなく、柔軟に解釈する必要があります。状況に応じて、常に新しい視点を持つよう心がけましょう。 また、複数のカードが組み合わさった時も、それぞれのカードの意味を機械的に足し合わせるのではなく、全体としての物語を読み取るよう心がけることが重要です。 初心者の段階では、正解を求めるよりも、自分なりの解釈を大切にしながら、柔軟な視点を持ち、その過程でタロットの奥深さに触れていきましょう。
練習を重ねる
タロット占いを始める際、継続的な練習も大切になります。初心者であっても、コツコツと練習を重ねることで、確実に成長していくことができます。 タロットを学ぶ上で、まず重要なのは、カードの意味や組み合わせを理解することです。書籍やウェブサイトなどで、豊富な知識を丁寧に身につけていきましょう。 その上で、実際にカードを引いて解釈する練習を行うことが不可欠です。自分や家族、友人に対してリーディングを行い、その都度カードの意味を確認し、解釈の仕方を学んでいきます。 特に、同じカードが繰り返し出た際には、その意味の違いに気づくことができるでしょう。また、複数のカードが組み合わさった時の解釈も、慣れが必要です。 日常生活でタロットカードを眺めたり、イメージを膨らませたりする習慣をつけると良いでしょう。カードの絵柄や象徴に親しむことで、直感力が養われていきます。 このように、知識と実践を組み合わせながら、継続的に練習を重ねていくことが、初心者がタロットの世界に精通していく上で不可欠です。焦らずに、着実に歩を進めていくことが重要です。
まとめ
タロット占いを始めるにあたって、初心者が意識しておくべきポイントをまとめると以下のようになります。 まず、自分に合ったタロットデッキを選ぶことが重要となります。デザインや質感、使いやすさなど、自分の感性に合ったものを選びましょう。 次に、カードの基本的な意味や組み合わせを理解する必要があります。書籍やウェブサイトなどで、順を追って丁寧に知識を身につけていきます。 そして何よりも大切なのは、実践を通じて経験を積むことです。自分や身内、友人に対してリーディングを行い、その都度、カードの解釈の仕方を学んでいきましょう。 同じカードが繰り返し出たり、複数のカードが組み合わさったりした際の解釈も、慣れが必要です。また、日常的にカードに親しむ習慣をつけることで、直感力も養われていきます。 初心者はどうしても正解を求めがちですが、むしろ柔軟な視点を持つことが大切です。状況や自分の気持ちに応じて、カードの意味を自由に解釈していくことが肝心です。 長い時間をかけて、着実に実践を重ねていくことで、タロットの奥深さに触れることができるはずです。焦らず、自分のペースで学習を進めていくことをおすすめします。
- 通信講座のSARAスクール編集部
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心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。